20代転職におすすめの職種7選|未経験でも目指せる職種を紹介

20代での転職経験は2回。キャリアコンサルタントの池田が解説します。

本記事では、20代で転職を考えている方に、未経験でもチャレンジできるおすすめの職種を紹介します。

最初に7つのおすすめ職種を紹介したあとに、そもそもの「職種の選び方」についても解説していきます。

筆者(池田)のプロフィール
IT企業で採用人事を務める傍ら、国家資格キャリアコンサルタントを活かして多くの人の転職相談に応じている。

20代転職におすすめの職種7選

「未経験OKの求人数が多い」「未経験でも挑戦しやすい」「高年収を狙える」「ワークライフバランス」という4つの軸で、20代転職におすすめの職種7選をご紹介します。

気になる職種については、詳しい解説に進んでください。

20代転職におすすめの職種7選比較表

>>営業職への転職について詳しく解説

>>ITエンジニアへの転職について詳しく解説

>>事務職への転職について詳しく解説

>>コンサルタント職への転職について詳しく解説

>>マーケティング職への転職について詳しく解説

>>経理・財務への転職について詳しく解説

>>人事職への転職について詳しく解説

営業職を選んで転職する

営業職とは、自社のサービスや商品をお客様に提案して売る仕事です。お客様のニーズを的確に捉え、サービスや商品の魅力をわかりやすく伝え、お客様の課題解決となる提案をします。

業界知識や商品知識については入社してから覚えていってくれれば良いという会社が多いため、未経験歓迎の求人が多く、20代の転職に向いている職種です。「モノを売れる人材」というのはどこの会社に行っても重宝されるので、長期的なキャリアを見据えても20代のうちに「営業力」をつけておくことは損にはなりません。

お客様の心を動かす必要があるため、コミュニケーション力、交渉力が必要です。また、ニーズの把握が重要であるため、課題発見力やヒヤリング力が求められます。

成果がわかりやすく、目標を達成したかどうかがはっきりと数字でわかるため、自分の実力を正しく評価してもらいたいという方に向いています。会社によってはインセンティブ制度が設けられている場合もあり、成果が給与に直結しやすい職種です。

一方で、ノルマが厳しく設定されている会社もあるため、プレッシャーを感じやすい職種でもあります。結果を出すことには苦労が伴うことは理解しておく必要があります。

▼20代で営業職に転職した人の声

企画職から営業へ転職(24歳/男性)
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転職前:旅行会社の企画職
転職後:機械系商社の営業

Q:職種を変える転職を決意した理由は?
営業をやってみたくて自分の市場価値を上げるため。 給与も低かったのでなるべく給与の高い業界にいきたかったので。

Q:未経験で転職を成功させるためにやっていたことは?
希望の業界で働く知り合いがいたので、相談にのってもらいアドバイスをもらったことでスムーズに選考が進みました。また応募書類を転職エージェントと一緒になって添削に時間をかけたりしていたので書類の突破率も高かったです。

Q:現在の職種に満足していますか?
満足しています。 BtoBの営業をやりたかったのもあり、仕事における人脈もかなり広がったので。 人と関わることが好きで営業職が向いてるなと実感したので。 また給与も上がり働き方もフレキシブルになったので満足しています。

看護師から営業へ転職(26歳/女性)
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転職前:病棟での看護師
転職後:メーカーの営業

Q:職種を変える転職を決意した理由は?
看護師は何年後でも戻れる仕事だし、病院は特殊な環境なので、看護師以外の仕事を知らないままいるのも浮世離れしている気がして、20代のうちに転職してみようと思いました。

Q:未経験で転職を成功させるためにやっていたことは?
未経験転職なので、経験について話すよりも、一緒に働きたいと思ってもらえるような人柄や清潔感を出すほうが強いと思いました。

Q:転職したことや今の職種に満足していますか?
戻りたくなるときもありますが、転職後プライベートも充実し、新しい人間関係もできたので、満足さもあります。20代であればやり直しもきくので、転職自体に後悔はありません。

▼20代で営業職に転職するときにおすすめの転職エージェント

転職エージェント 特徴 リンク
リクルートエージェントリクルートエージェント 未経験OK営業職求人数がダントツの3632件
転職支援実績NO.1、日本最大級の転職エージェントサービス。第二新卒や20代転職の利用者も多数。迷ったら、リクルートエージェントを選ぼう。
マイナビエージェントマイナビエージェント 20代向けの求人が多数
20代の登録者数が多く、20代向けの求人が多いのが特徴。はじめての転職でも、キャリアアドバイザーが丁寧にサポート。

ITエンジニア職を選んで転職する

ITエンジニアとは、IT(情報技術)全般を取り扱う仕事で、主にネットワークの構築やソフトウェアの開発、システムの運用・保守などを行います。

ITエンジニアは即戦力人材が優先されるため、スキルだけでなく実務経験も重視されますが、20代であればポテンシャル採用(潜在能力や将来性を重視する採用)がされやすく、独学やスクール等でスキルを習得すれば、未経験からの転職も十分に狙えます。また、近年はIT業界の人材不足が深刻化しており、ITエンジニアの需要は今後も高まることが予測されるため、20代の転職としてITエンジニアはおすすめです。

ITエンジニアは直感に頼るのではなく、物事を体系的に整理して筋道を立てることが求められるため、論理的思考⼒が必要です。また、開発や運用を進めるにあたり、ドキュメントの作成が必要となる場面も多いため、ドキュメント作成スキルも求められます。

ITエンジニアは、重要なプロダクトを作り上げるというやりがいがあり、将来的に⾼収⼊や独立も狙える点が魅力です。

ただし、細かい作業が多く、地道な作業や調査が苦手な方には向いていません。また、常にスキルを向上していく必要があるため、そもそもITに興味がない方も不向きと言えるでしょう。

▼20代でITエンジニア職に転職した人の声

機械エンジニアからゲームプログラマへ転職(28歳/男性)
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転職前:機械エンジニアで機械の設計
転職後:プログラマでゲームの製作

Q:ITエンジニアを志望した理由は?
今より年収アップが期待できそうだったからです。さらに仕事も自分向きだと思ったからです。

Q:未経験で転職を成功させるためにやっていたことは?
転職エージェントに登録して待っているだけで優良求人をわんさか紹介してくれましたので良かったと思います。

Q:転職したことや今の職種に満足していますか?
見事に年収アップを果たしたので転職の結果には満足しています。仕事も自分に向いている仕事で本当に良かったです。

販売員からITエンジニアへ転職(23歳/女性)
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転職前:家電量販店の販売員
転職後:インフラエンジニア

Q:インフラエンジニアを志望した理由は?
転職エージェントの適職診断でインフラエンジニアに向いていると言われ、将来的にもインフラエンジニアの職が失われることは無いだろうということで未経験だったが転職しました。

Q:どんな心構えで転職活動をしていましたか?
20代前半なんて3年勤めて無理だと思って辞めたとしてもまだ転職口はあると気楽に考えて転職しました。

Q:今の職種に満足していますか?
見事に年収アップを果たしたので転職の結果には満足しています。仕事も自分に向いている仕事で本当に良かったです。

▼20代でITエンジニアに転職するときにおすすめの転職エージェント

転職エージェント 特徴 リンク
レバテックキャリアレバテックキャリア 未経験OKのITエンジニア求人が2181件も
IT・Web業界のエンジニア求人情報を取り扱う業界最大級の転職エージェント。未経験でもOKな仕事を、IT専門担当者が紹介してくれる。
マイナビITエージェントマイナビITエージェント 20代の若手ITエンジニアの転職支援に力を入れている
大手マイナビグループで、非公開求人や独占求人の数が多い。

事務職を選んで転職する

事務職とは、書類の作成や整理、データ入力や電話対応などの事務的な業務全般を行う仕事です。営業職や販売職といった、最前線で活躍する人たちの後方支援の役割を果たします。

事務職は⾼度なスキルを求められることが少なく、未経験からでも挑戦しやすいため、20代の転職に向いています。事務職はどこの会社でも必要不可欠な存在であるため、20代のうちに経験を積んでおけば、安定して働くことができるでしょう。

事務職の大半の業務はPCを用いるため、WordやExcelなどの基本的なPCスキルは必須と言えます。また、一定レベルの正確性とスピードも求められます。

仕事内容は地味ですが、多くの⼈の縁の下の⼒持ちになることができ、感謝されやすい点が魅力です。コツコツと作業を進めるのが苦にならないような方に向いています

逆に、細かい作業が苦手な方には事務職は向いていません。また、事務職は1日のほとんどをイスに座って過ごすことになるため、じっとしているのが苦手な方にも不向きと言えます。

▼20代で事務職に転職した人の声

販売員から事務職へ転職(29歳/男性)
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転職前:接客を中心とした販売員
転職後:外注業務に関する事務

Q:職種を変えて転職しようと思った理由は?
これまでしていた販売員の仕事はずっと立ちっぱなしなので、体力的に辛かったというのとリモート勤務がしてみたかったので転職を決めました。

Q:未経験で転職を成功させるためにやっていたことは?
未経験で転職となるとやはりスキルの心配があったので、事務職で必要なExcelやWordを一通り勉強してスキルを身につけました。また、単にスキルだけをアピールするのではなく、基本的な人として大切なことや熱意をうまく伝えられるかが転職成功への秘訣だと思っています。

Q:事務職に転職したことに満足していますか?
満足しています。リモート勤務の仕事になったことで、比較的自由に働くことができていますし、給料も上がりました。未経験なので初めは色々と大変でしたが、独学で身につけたスキルも生かすことができていますし、満足しています。

飲食勤務から事務職へ転職(24歳/女性)
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転職前:飲食・販売
転職後:事務・コンサルタント補佐

Q:職種を変えて転職しようと思った理由は?
自分の強みを活かした仕事をしていきたいと思い、決意しました。

Q:どのように転職活動をしていましたか?
転職を決意してから希望の会社を見つけるまで時間がかかりましたが、その分妥協せず、様々なサイトを比較しながら自分の求める条件に合う企業を探しました。

Q:今の職種、仕事に満足していますか?
とても満足しています。自分のスキルを活かして取引先の役に立ている実感が強く感じられます。また、直属の上司との相性も良く働きやすい環境です。

▼20代で事務職に転職するときにおすすめの転職エージェント

転職エージェント 特徴 リンク
dodadoda 未経験OKの事務職求人が2214件も
ワークライフバランスを重視する人におすすめの求人が多いのが特徴的。スキルゼロから応募ができる求人も。
20代の転職相談所20代の転職相談所 20代・第二新卒特化の転職エージェント
希望の働き方を登録すると、理想の職場からオファーが届く仕組みがある。リモート希望者は登録すべき。

コンサルタント職を選んで転職する

コンサルタントとは、専門的な知識やスキルを活かし、依頼主に対して助言や診断を行う仕事です。一口にコンサルタントと言っても、戦略・IT・財務・人事など、その種類は多岐にわたります。

コンサルタントの需要は年々高まっており、AIに代替される可能性も低いため、将来性の見込める仕事です。20代のうちにコンサルタントとしての経験を積んでおけば、30代以降のキャリアの選択肢も広がるでしょう。

コンサルタントは依頼主に対して最適な解決策を提示するため、論理的思考⼒やプレゼンテーション能力が求められます。依頼主の要望や課題を正しく理解するための質問⼒も必要です。

コンサルタントは、⾃分の提案で依頼主の変⾰に貢献できるというやりがいがあり、様々な業界やプロジェクトで経験を積みたい方に適しています。また、平均年収が高く、高収入を狙いたい方にもおすすめです。

ただし、コンサルタントは常に高い成果が求められるため、激務になることも多く、プレッシャーの大きい仕事でもあります。そのため、高度な知識やスキルだけでなく、体力や精神的なタフさも必要です。

▼20代でコンサルタント職に転職した人の声

大学事務員からWEB広告コンサルタントへ転職(28歳/女性)
女性のアイコン
転職前:国立大学医学部の事務員
転職後:広告代理店のWEB広告運用者

Q:他の職種への転職を決意した理由は?
以前の職場での事務職は、毎日の仕事内容がほぼ同じで、環境があまり刺激的ではなかったため、自己成長の機会を逃していると感じました。そのため、新たなチャレンジを求め、未経験の職種に挑戦することを決意しました。

Q:未経験で転職を成功させるためにやっていたことは?
私は未経験で即戦力にはなれないかもしれませんが、学びへの貪欲さと過去の経験から得た教訓に基づくアピール、そして素直で飾らない人間性に焦点を当てて面接に臨みました。これらの要素が好印象を与えたと感じています。

Q:転職して満足していますか?
未経験での転職には大変満足しています。最初は右も左もわからない状態からのスタートでしたし、厳しい業界での挑戦もありましたが、その分自身のスキルと経験の幅が大きく広がりました。未経験でもある程度のレベルまで成長することができるという自信がつきました。苦労したことも多かったですが、それが私の成長に繋がったと感じています。

銀行員からコンサルタントへ転職(27歳/男性)
女性のアイコン
転職前:地方銀行の銀行員
転職後:外国の会計財務労務に関するコンサル業

Q:コンサルタント職を志望した理由は?
一番の理由はコンサル業が未経験者でも可能だったということです。簿記や税務の知識は銀行業務を通して習得していましたが、それ以外にはこれといったスキルが無かったので、未経験者でも可能なコンサル業に転職しました。

Q:未経験で転職を成功させるためにやっていたことは?
まずは気になる業種や仕事があれば転職サイトに登録することです。転職サイトからは多くの求人を紹介されますが、その中で自分に適していたり相性の良いと思われる仕事を見つけてとにかく数多く応募したことが良かったと思います。

Q:転職して満足していますか?
転職してよかったです。転職によって収入アップとなり、何よりも自分の中で転職に対するとらえ方が変わったのが良かったと思います。転職前は転職は仰々しいものだと思っていましたが、いざ転職してみると転職は簡単だということが分かり、転職をうまく活用することでキャリアアップを図ることが出来るということも分かりました。

▼20代でコンサルタント職に転職するときにおすすめの転職エージェント

転職エージェント 特徴 リンク
リクルートエージェントリクルートエージェント 未経験OKコンサルタント求人数が497件と多数
転職支援実績NO.1、日本最大級の転職エージェントサービスで、第二新卒や20代の転職にも十分に対応できる。迷ったら、リクルートエージェントを選ぼう。
リクルートダイレクトスカウトリクルートダイレクトスカウト コンサルタント経験者ならおすすめ
ハイクラス人材に特化した会員制転職スカウトサービス。経験者なら理想の企業からオファーがもらえる可能性大。

マーケティング職を選んで転職する

マーケティングとは、自社の商品やサービスが継続的に売れるための仕組みを作る仕事です。具体的には、 市場の調査や分析、商品・サービスの企画や宣伝などを通じて、販売戦略を練ったり販売促進活動を行ったりします。

マーケティングは専門的な知識が求められるため、年齢が高くなるにつれ、未経験からの転職は難易度が上がると言われています。その点、20代であればポテンシャル採用がされやすいため、マーケティングに興味があるのであれば、20代のうちに転職するのがおすすめです。

マーケティングは市場の調査や分析を行うための分析⼒や、常にトレンドを把握するための情報収集⼒が求められます。また、自らアイデアを発想し、それを実行する企画⼒も必要です。

マーケティングは販売戦略に直接携わるため、結果が数字に反映されやすく、やりがいを感じやすい点が魅力です。分析や調査をする機会が多いため、数字やデータに基づいて仕事をするのが得意な方に向いています

逆に、分析や数字が苦手な方には、マーケティングは向いていません。また、常に情報収集が必要なため、トレンドに興味がない方も不向きと言えます。

▼20代でマーケティング職に転職した人の声

営業から広告マーケターへ転職(26歳/男性)
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転職前:ルート営業
転職後:マーケティング 広告制作

Q:転職を決意した理由は?
元々興味があって、実際に就職したらその興味が明確に「やりたい」に変わったため。

Q:未経験で転職を成功させるためにやっていたことは?
現職の棚卸で、「どんな意図を持ってどんな動きをしたか」を戦略として自分の言葉で語れるようにした。 また、未経験だったが実際に広告のラフなども作って面接で提案した。

Q:転職して満足していますか?
実際に「やりたかった」ことができるようになったのでまずそこに満足しているが、業界大手に転職できたのでさらに満足感がある。

事務からWebマーケターへ転職(22歳/女性)
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転職前:事務
転職後:Webマーケター

Q:職種を変えたいと思った理由は?
事務の仕事はやることが決まっており、このままやっていても特に成長もなければもう覚えることもなくて退屈だからです。

Q:マーケティング職を選んだ理由は?
マーケティングはどんな仕事であっても必要な手順で、結局はものやサービスをつくったら売らなければならないからです。

Q:マーケティング職に転職して満足していますか?
転職して結果的には良かったと思います。前よりも仕事をしていて新しく覚えることや自発的に考えることが多いからです。

▼20代でマーケター職に転職するときにおすすめの転職エージェント

転職エージェント 特徴 リンク
リクルートエージェントリクルートエージェント 未経験OKマーケティング職求人数が286件
転職支援実績NO.1、日本最大級の転職エージェントサービスで、第二新卒や20代の転職にも十分に対応できる。迷ったら、リクルートエージェントを選ぼう。
リクルートダイレクトスカウトリクルートダイレクトスカウト マーケティング経験者ならおすすめ
ハイクラス人材に特化した会員制転職スカウトサービス。経験者なら理想の企業からオファーがもらえる可能性大。

経理・財務職を選んで転職する

経理・財務とは、自社のお金の流れを数値化し管理する仕事です。具体的には、日々の取引を記録し、決算書・申告書を作成する他、経営に関わる資料の作成などを行います。

経理・財務は会計や簿記、税法をはじめとした専門的な知識が求められますが、20代のうちはポテンシャル採用がされやすく、経験やスキルが不足していても転職は可能です。会計に関する知識は汎用性が高く、業種が変わってもこれまでの知識や経験を活かしやすいため、20代のうちに経理・財務の経験を積んでおけば、30代以降の活躍の場も広がるでしょう。

経理・財務はお金を扱うことになるため、細かい業務ができる⼒と正確性が必要です。決算や申告には期限があるため、情報処理スピードも求められます

経理・財務は自社のお金を管理する関係上、経営層の近くで仕事に取り組むことも多く、経営⽬線で仕事ができる点が魅力です。

一方、細かい作業や数字に苦手意識がある方には、経理・財務は不向きです。また、基本的に法律やルールに基づいて作業を進めていくことになるため、創造性を活かした仕事がしたい人にも不向きと言えます。

▼20代で経理職に転職した人の声

営業から経理へ転職(28歳/男性)
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転職前:人材派遣の営業
転職後:一般企業の経理

Q:経理職への転職を決意した理由は?
人材派遣の営業をしている中で、事務系専門職人材の強さを目の前で感じました。また、経理職へはもともと興味がありました。

Q:未経験で転職がうまくいった理由は?
人材業界で就業をしていたため、エージェントの使い方や求人の見極め、面接などは自身で対策ができたので、職種未経験でも他の候補者よりもよく見えたと思われます。

Q:経理職へ転職して満足していますか?
未経験職種なだけに、最初は苦労をしたが、業務を一周・二周とこなしていく中で、知識と実務がつながる点もありスキルアップをしている瞬間を感じています。

エンジニアから経理へ転職(25歳/女性)
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転職前:セキュリティエンジニア
転職後:経理・労務・総務代行業

Q:職種を変えたいと思った理由は?
エンジニアが向いていなかったが、資料作成や調整業務は好きだったためです。

Q:未経験で転職を成功させるためにやっていたことは?
自分が優れている点のアピール(業務改善力がある、パソコンスキルが高い等)をしました。

Q:経理職に転職して満足していますか?
満足しています。未経験だからこそ学ぶことが多く刺激がたくさんあるし、スキルアップのための資格の勉強も捗ります。

▼20代で経理・財務職に転職するときにおすすめの転職エージェント

転職エージェント 特徴 リンク
dodadoda 未経験OKの経理・財務職求人が214件
ワークライフバランスを重視する人におすすめの求人が多いのが特徴的。スキルゼロから応募ができる求人も。
リクルートエージェントリクルートエージェント 転職支援実績NO.1、日本最大級の転職エージェントサービス
すべての職種において、求人数が多い。経理・財務職を中心に、幅広い職種を見たいならリクルートエージェント一択。

人事職を選んで転職する

人事とは、自社の人材管理を行う仕事です。具体的には、人材の採用や育成、評価などに携わり、自社内の人材を戦略的に管理していきます。

人事も経理・財務と同様、専門的な知識が必要ですが、20代であればポテンシャル採用がされやすく、未経験でも転職は十分に可能です。汎用性が高く、業種が変わってもこれまでの知識や経験を活かしやすい点も、経理・財務と同様です。

人事は社内の様々な人と接する機会が多いため、ある程度のコミュニケーション能力が求められます。また、人事の業務は多岐にわたり、期限が設けられていることも多いため、マルチタスク能力やスケジュール管理能力も必要です。

人事は会社にとって最も重要なリソースである「ヒト」に関わる部分を扱うこともあり、多くの⼈と接することができ、直接感謝される機会が多い点が魅力です。

一方で、人事は社内の様々な人と協力しながら業務を進めていかなければならないため、周囲との連携が苦手な方には不向きと言えます。また、成果が出るまでに数年以上かかるケースも多いため、短期間で成果を出したいという方にも不向きと言えるでしょう。

▼20代で人事職に転職した人の声

学習塾から人事へ転職(29歳/女性)
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転職前:学習塾勤務
転職後:人材業界の中途採用

Q:転職を決意した理由は?
前職ではルーティンワークが多く、よくも悪くも現状維持が一番よしとされていた状況でした。せっかくの20代をこのまま過ごしていいのか、このまま働くことはできるが、もっと自分のスキルや経験を身につけたいと感じたことがきっかけで転職しました。

Q:人事という職種を選んだ理由は?
人に関わる仕事にはもともと興味や関心があったので、人材業界をメインに転職活動を行いました。人が成長する姿や、人の人生に関わる仕事ができるかどうかを軸にしていました。

Q:経理職へ転職して満足していますか?
転職してよかったと感じます。現職では前職よりも様々な経験ができたり、多くの人と関わることが増え、自分の仕事のやり方や立ち回り方、知識の幅が広がったためです。前職よりも明らかに労働時間は増えましたが、一度きりの人生なので楽しもうという気持ちのほうが強いです。

ITエンジニアから人事へ転職(26歳/男性)
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転職前:ソフトウェア開発
転職後:IT企業の人事

Q:職種を変えたいと思った理由は?
残業や勤務外の勉強時間など、働き方に違和感を覚え、コーポレート職を志しました。

Q:未経験で転職を成功させるためにやっていたことは?
転職前と転職を志す職業について、明確な理由を持つことが一番良いと思います。たとえ未経験でも、相手が納得する理由を説明することができれば、可能性はあると思います。

Q:人事職に転職して満足していますか?
満足しています。転職先でも転職前の知見を活かすことができ、なおかつ働き方が改善されたので満足しています。

▼20代で人事職に転職するときにおすすめの転職エージェント

転職エージェント 特徴 リンク
dodadoda 未経験OKの人事職求人が362件
ワークライフバランスを重視する人におすすめの求人が多いのが特徴的。スキルゼロから応募ができる求人も。
リクルートエージェントリクルートエージェント 転職支援実績NO.1、日本最大級の転職エージェントサービス
すべての職種において、求人数が多い。人事職を中心に、幅広い職種を見たいならリクルートエージェント一択。

20代の転職では、自己分析して自分に合う職種を見つけよう

ここまで、7つの職種について紹介してきましたが、それぞれ人によって合う合わないがあります。まずは自己分析をしてから職種を探すことが大切です。

自分に合った職種を見つけるには、3つのステップがあります。

  1. 自分が今できることって何だろう?と考える
  2. 自分が楽しいと思えることって何だろう?と考える
  3. 1,2に合致しそうな職種を一覧表から探す

    26歳男性Aさんの例を見ながらステップを追っていきましょう。

    社会人歴3年、法人営業職をやってきました。営業職が向いてないんじゃないかと思って、転職を考えています。おすすめの職種はありますか?

    まずは、①自分が今できることを考えてみましょう。自分が人よりもできるなと思えることはありますか?

    あまり思いつかないです。そもそも、押しが弱いと先輩から指摘されてて、営業成績が悪いんです。

    実績が無くても大丈夫です。今の仕事のことだけじゃなくてもいいので、今までの人生で何か褒められた経験を思い出してみましょう。説明がうまいとか、相談しやすいとか、アイデアマンと言われるとか、どんなことでも大丈夫です。

    だとしたら、相談しやすいとはよく言われます。Aさんと話していると、モヤモヤした悩みがクリアになっていくと言われることがあります。

    それって、Aさんの何の力が発揮されてるんでしょうかね?

    そうですね、強いて言えば、質問力とか論理的思考力とかだと思います。相談してくる人って感情的になってるんですよね。そこで「なんでそう思うの?」とか「今できることって何があると思う?」って順序立てて質問していくと、その人自身が自分で答えを見つけることがよくあるんです。

    なるほど。質問力と論理的思考力ですね。では、②仕事をしていて、自分が楽しいと思えることってどんなものがありますか

    楽しいことですか、自分はうまくいかないことばっかりなので、良い思い出があまりありません。例えばどういうことでしょう。

    抽象的なもので構いません。相手に喜ばれた時、成果が出た時、自分の意見が通った時、数字を分析している時など、自分が当てはまるものは無いでしょうか。

    そうですね、自分の意見が通った時に近いんですが、単にものが売れるんじゃなくて、自分が付加価値を付けた提案をお客様に受け入れてもらえたときが嬉しいです。楽しいと思えた瞬間も、少しはありましたね。

    自分の提案を受け入れてもらえたときですね。では、「質問力」「論理的思考力」を活かして、「自分が提案できる仕事」おすすめ職種7選から探してみましょう。

    コンサルタントはどうでしょうか?少し当てはまっている気がします。

    そうですね、十分当てはまると思いますよ。コンサルタントは「質問」を通じてお客様の悩みを聞き出し、「論理的思考力」を活かしてお客様に戦略を「提案する」仕事ですからね。

    ありがとうございます。興味が湧いてきたので、コンサルタントについて、もっと詳しく調べてみたいと思います。

    1〜3のステップを踏むことで、Aさんはコンサルタントの道を探ってみることにしました。

    これは、実際にあった事例で、Aさんは見事コンサルタント職で仕事を見つけ、現在いきいきと働いています。

    ただ、1〜3のステップは、自分ひとりで考えるのが実は難しかったりします。自己分析ではありつつも、自分自身のことはそんなによくわかっていないことも多いのです。

    自分で考えてみてうまくいかなかった場合は、転職エージェントに登録してコンサルタントに相談してみるのもありです。転職エージェントのコンサルタントは、無料で一緒に自己分析を行ってくれ、結果として選んだ職種について求人を紹介してくれます。

    ▼20代転職におすすめの転職エージェント

    転職エージェント 特徴 リンク
    リクルートエージェント 転職支援実績NO.1
    株式会社リクルートが運営する転職支援実績NO.1、日本最大級の転職エージェントサービス。全国の20代、第二新卒に対応。
    公式
    詳細
    doda 会員登録者数750万人
    会員登録者数750万人と日本最大級。ユーザーに合わせて求人をレコメンド。ワークライフバランスの取れた求人が多数。
    マイナビエージェント 20代の登録者数が多い
    株式会社マイナビが運営する転職エージェントサービス。2023年 オリコン顧客満足度調査 転職エージェント 第1位。
    公式
    詳細
    20代の転職相談所 20代の転職に完全特化
    20代の転職支援に特化した転職エージェント。希望の働き方を登録すると、マッチした求人がレコメンドされる。
    公式
    詳細

    もっと自己分析に取り組んでみたい方はこちらも参照してください。

    未経験の職種でも、20代で転職できる

    以下は、20代前半・20代後半で転職をする人の、職種(仕事内容)と業界(事業内容)に関して、未経験か同じかを調べたグラフです。これをみると、同業種×同職種は20代前半でたった8.8%、20代後半でも10.4%です。

    そして、注目すべきは異業種×異職種の100%全くの未経験で転職するケースが20代前半で52%、後半でも39%いるということです。

    20代で転職をする人の業界業種(データ引用元:リクルートエージェント転職決定社データ分析

    20代で転職する人のほとんどが未経験ですので、そもそも採用側や転職支援サービス側も、20代は未経験で当たり前。という認識です。そのため、「3年頑張るべき」「すぐに辞めたら不利になる」という考えは持たなくて大丈夫です。

    転職しよう!と思ったタイミングが転職すべき時です。

    【年代別】20代前半・20代後半で変わる未経験転職のポイント

    20代前半・後半の未経験転職でおさせるべきポイント

    次に、年齢別の注意点を解説します。

    20代前半と後半では、企業が求職者に求めるものが異なります。未経験者を採用する企業側の視点に立って、選考対策を実施しましょう。

    20代前半の方|ポテンシャルの高さを見せる

    20代前半の未経験募集は、人柄や今後の伸びしろなどを重視するポテンシャル採用がほとんどです。業務経験の多さが問われない代わりに、「これから成長して活躍できるか」が最も問われる内容といえます。

    20代前半の方の面接では、以下の点に注意してください。

    • 自分と異なる意見にも素直に耳を傾ける姿勢を見せる
    • 困難に立ち向かう覚悟を見せる
    • 前職や現職に対するネガティブな発言を繰り返さない

    新しいことに挑戦する際には、素直さやタフさが必要です。周囲の人や環境を悪くいう他責発言はマイナスに捉えられるので、ポジティブに仕事に臨む姿勢を見せましょう

    20代後半の方|ビジネスマンとしての実績を見せる

    20代後半の未経験募集は、ビジネスマンとしての基礎力や一定の実績を求められます。未経験職種への応募だとしても、これまでの経験を応用できる可能性や、ポータブルスキルの高さを見せる必要があります。

    20代後半の方の面接では、以下の点に注意してください。

    • 業務経験の中で得た学びを「強み」として語る
    • コミュニケーション能力や課題解決力など、汎用性の高いポータブルスキルをアピールする
    • 自分のキャリアプランをベースに明確な志望動機を伝える

    単にポテンシャルが高いだけでなく、すでにビジネスで一定の成果を残したこと、思い付きではなく明確なビジョンの中で未経験転職することをアピールしてください。

    【男女別】20代の未経験転職でおさえるべきポイント

    20代男性・女性の未経験転職でおさえるべきポイント

    次に、男性・女性別で注意すべきポイントをお伝えします。

    性別によって転職活動に差が出ることはありません。一方で、今後のキャリアや生活を考えたときに、男女で気にする内容が異なる場合もあります。それぞれの傾向をもとに、ポイントを解説します。

    男性の方|キャリアプランを明確にしておく

    転職市場において、20代男性の未経験採用ニーズは高い傾向にあります。企業としては、今後長く活躍してくれそうな若い人材を、早めに確保しておきたいという狙いがあります。

    未経験の応募でも、複数の内定を獲得できる可能性があるでしょう。「自分が将来どんなふうに働きたいか」のキャリアプランを考えて、入社企業を決定することが大切です。

    「なんとなく楽しそうだから」「面接官の雰囲気が良さそうだったから」というあいまいな理由で転職先を決めてしまわないよう、しっかりと転職の基準を決めておきましょう。

    女性の方|ライフプランを考慮して転職先を選ぶ

    女性のキャリアを考えるうえで、ライフプランの見通しは大切です。今すぐに結婚・出産の予定はなくても、今後自分がどのような生活を送っていきたいか、転職を機に考えておくと良いでしょう。

    最近では、性別に関係なく役職者を選出する企業、活躍する女性社員が増えています。将来自分が希望する働き方を想像し、転職先を決定してください。