
マイナビエージェントに詳しい池田です。
この記事は、マイナビエージェントを使うかどうか迷っている人のための解説記事です。
私は、転職活動時にマイナビエージェントを使ったことがあるのと同時に、企業側としても採用人事として利用させてもらったことがあります。
私の実体験に加えて、大量の評判口コミを分析してわかった、マイナビエージェントに「向いている人」、「向いていない人」をズバリ教えます。
転職経験は3回。前職では、ITソフトウェア開発企業で採用人事を務める。現在は、現役で人事の仕事をしつつ、転職支援サービスの専門家として活動中。
マイナビエージェントに向いている人
ズバリ、マイナビエージェントに向いている人を教えます。当てはまる人はものは試しで登録してみると良いでしょう。
- 20代や第二新卒で転職を考えている人
- 充実したサポートを受けたい初めての転職組
- 転職で年収をアップさせたい人
20代や第二新卒で転職を考えている人
マイナビエージェントの最大の特徴・強みは、「20代や第二新卒の転職に強い」という点にあります。
事実、2021年12月に実施されたGMOリサーチの調査において、マイナビエージェントは『20代の転職エージェント満足度No.1』を獲得しています。
マイナビエージェントが20代や第二新卒の転職に強い理由としては、運営元のマイナビ社が古くから新卒採用支援事業を展開してきたこともあり、独自のノウハウを有しているからです。
実際に私たちが実施した年代別アンケート結果によると、マイナビエージェントの利用満足度が最も高かったのは20代という結果が出ました。
▼マイナビエージェント利用経験者による総合評価(年代別)
年代 | 総合評価(5段階) |
---|---|
20代 | 3.53 |
30代 | 3.33 |
40代 | 3.25 |
また、20代の中でも「第二新卒としてマイナビエージェントを使って転職した」という声も多くあります。

第二新卒として利用しました。一年会社に勤めただけの自分に転職先など見つかるか不安でしたが希望の条件で転職先が見つかり本当に助かりました。
実際に、マイナビエージェントの保有する求人のうち、「第二新卒歓迎」で絞り込んだところ、求人はこれだけありました。
公開求人と非公開求人をあわせて8,519件の求人がありました(2023年9月現在)。
企業側の視点にも着目しましょう。多くの企業から「マイナビ社は若年層の採用に強い」と認知されているため、若年層を対象とした求人も集まりやすいのです。実際に私も、前職では若手を採用したいときにマイナビエージェントを使っていました。
そのため、20代や第二新卒の人であれば、マイナビエージェントは登録必須の転職エージェントの1つと言っても過言ではありません。
充実したサポートを受けたい初めての転職組
2023年オリコン顧客満足度調査で転職エージェント第1位を獲得しているマイナビエージェントのキャッチフレーズは、「じっくり聴く転職エージェント」です。
その言葉の通り、担当のキャリアアドバイザーのサポートは手厚いことが強みです。自分のやりたいことがよくわからないという人にも、話をよく聴いてくれ寄り添ったサポートをしてくれます。
そのため、初めての転職で「転職活動のはじめ方がわからない」「自分の強みがわからない」といった方に向いています。
実際に、マイナビエージェントの公式ページには「はじめての転職成功ガイド」という特設ページがあり、「はじめての転職でのポイント」「就職と転職の違い」「転職活動の流れ」など詳しく解説されていて、初めての転職組に優しい印象があります。
マイナビエージェントで初めての転職をした人たちからはこんな口コミが届いています。

電話やメール等、その時々のタイミングにあったアプローチをしてくれるのでこちらも助かりました。求人への質問もすぐに確認して回答をくれたので、大きな不安を感じることなく選考に進むことができました。

担当者さんが優しく親身になって希望などを聞いてくれてとても頼りになりました。
マイナビエージェントは、内定後のアフターフォローが充実している点も魅力です。転職先との入社可能日の調整や、自分ではなかなか言い出しづらい条件面の交渉はもちろんのこと、現職での退職交渉や退職手続き等のフォローも充実しています。
初めての転職活動で注意すべきなのが「焦り」です。「今の会社を辞めたい」という気持ちが強すぎて、早く転職したいと思う人もいるかもしれませんが、勝手がわからない初めての転職では、じっくりと焦らずに転職活動を進めていく必要があります。
一部の転職エージェントでは、面談や選考対策などのサポートに期限が設けられており、期限を過ぎると基本的にサポートを受けられなくなります。しかし、マイナビエージェントはサポートに期限が無いので、自分のペースでじっくりと転職活動を進めることが可能です。
転職エージェント | サポート期限 |
---|---|
マイナビエージェント | 無期限 |
リクルートエージェント | 3ヶ月(目安) |
丁寧なヒヤリングの上で求人が紹介されているので、ミスマッチも少なく、転職後の定着率はなんと97.5%という結果を出しています。
転職後は新しい環境に馴染めず思い悩んでしまう人も少なくありませんが、実はマイナビエージェントであれば転職後の不安に関する相談も行っているため、入職後も安心です。
私は、5年前になりますが、第二新卒としてマイナビエージェントを利用しました。当時、社会人経験もさほどなかった私ですが、今までやってきた経験や現職の会社を選んだ理由などをじっくり聞いてくれて、思考を整理してもらった記憶があります。当時「じっくり聴く」というキャッチコピーがあったかは覚えていませんが、マイナビエージェントの特徴として長年引き継がれているものなのだと思います。
転職で年収をUPさせたい人
令和3年雇用動向調査結果の概要|厚生労働省によると、2021年の転職者のうち転職によって賃金が増えた方は34.6%でした。
一方で、マイナビエージェントを利用し、2021年10月〜2022年9月の間に転職が決まった方で転職前の年収額を上回った割合は61.1%で、日本全体と比較すると高い結果が出ています。
これは、マイナビエージェントが、求職者と企業の双方が納得できるマッチングを実現できている証とも言えるでしょう。
具体的に、年収アップ事例が公式ページにも公開されています。
転職の軸の一つに「年収を今よりも上げたい」が含まれる人は、マイナビエージェントを利用することをおすすめします。
マイナビエージェントに向いていない人
逆に、マイナビエージェントに向いていない人を教えます。当てはまる人は、別の転職サービスを使ったほうがいいです。
- 35歳以上の人
- ハイクラス求人を探している人
- 大量の求人の中から理想の1社を絞り込みたい人
35歳以上の人
このデータからわかるように、マイナビエージェントの登録者の8割以上が34歳以下です。
35歳以上の登録者は少ないため、企業側の認識としても、「34歳以下の若手を採用するための転職エージェント」というイメージがあります。企業側の思惑とミスマッチしてしまう可能性が高いので、35歳以上の方にはマイナビエージェントをおすすめしません。
35歳以上の人の口コミは、悪い意見のものが多かったです。

こちらの要望を一切満たしてないのに相手の都合のみで紹介を押し付けてくるので紹介された企業を受けたいとは思えなかった。
こちらの口コミを見ると、「マイナビエージェントの担当者が悪い」とも捉えることはできますが、「40代の要望に叶う求人が無かったから、しかたなく要望とはズレた求人を紹介した」とマイナビエージェント側も努力をしてくれた結果なのでは?と考えることもできます。
35歳以上の人は、マイナビエージェントとの相性は良くないので、以下の転職エージェントやスカウト型転職サービスを検討してみましょう。
転職エージェント | おすすめする理由 |
---|---|
リクルートエージェント | 支援実績トップクラス。どの年代にもおすすめ。 |
doda | 会員登録者数750万人。求人検索機能も充実。 |
ビズリーチ | ハイクラス向け。一部有料。優良企業やヘッドハンターからスカウトが届く。 |
リクルートダイレクトスカウト | ハイクラス向けスカウト型転職サービス。完全無料。審査無し。 |
ハイクラス求人を探している人
ハイクラス転職をしたい人にはマイナビエージェントは向いていません。
マイナビエージェントで求人検索をした際、こだわり条件「管理職・マネージャー」をチェックしてみると、求人数はぐっと減り、全体の3.1%しか表示されない結果となってしまいました。
この結果からわかるように、マイナビエージェントの求人は「メンバークラス」が多く、次に「リーダークラス」が少しあるという感じです。
若手でハイクラス転職を実現したいなら、AMBIの利用をおすすめします。30代以降でハイクラス転職をしたいなら、ビズリーチをおすすめします。
転職サービス | おすすめする理由 |
---|---|
AMBI | スカウト型ハイクラス向け転職サービス。20代から30代前半向けの求人が多い。 |
ビズリーチ | スカウト型ハイクラス向け転職サービス。35歳以上のミドル層を対象とした求人が多い。 |
私の経験で言えば、企業側で「マネージャー職を募集したい!」となったとき、「じゃあマイナビエージェントさんに相談してみよう」となったことは1回もありません。マイナビエージェントさんにお願いしようとなるのは、「活きがいい若手がほしい!」というときですからね。
大量の求人の中から理想の1社を絞り込みたい人
マイナビエージェントは、大手の他の転職エージェントと比べると、求人数で劣っています。
転職エージェント | 求人数 |
---|---|
リクルートエージェント | 785,491件 |
doda | 247,990件 |
マイナビエージェント | 66,168件 |
※2023年9月時点
単純に、求人数が多ければ、それだけ自分にマッチした求人と出会える確率も高くなります。多くの求人の中から、自分の運命の1社を見つけたい方は、リクルートエージェントやdodaをおすすめします。
ただ、リクルートエージェントやdodaには、ハイクラス求人や35歳以上向け求人も多く含まれているので、求人数もおのずと増えているとも言えます。20代の一般的な転職を考えれば、マイナビエージェントでも「求人数に満足している」という口コミもあるくらい、十分な数字だとも言えます。

見切れないほどの求人数があり、迷うことが多かったが少なくてがっかりした経験はなかった

スキル的に紹介できる求人数は少ないだろうと予想していたが、希望条件にほぼほぼ合った求人を多数紹介してくれた
マイナビエージェントは使える?良い評判口コミ
本章では、マイナビエージェントの良い評判をご紹介します。
良い評判① 面談などの対応が丁寧でアドバイスをもらえる
マイナビエージェントの口コミを調べた結果、担当者の対応の丁寧さや親切さを評価する口コミが多くありました。

担当者の方と話すことで、自分が転職で求めているものは何なのか、次第にクリアになっていったので、ヒヤリングしてもらってよかったです。面接への不安も聞いてくれ、アドバイスももらうことができました。

電話やメール等、その時々のタイミングにあったアプローチをしてくれるのでこちらも助かりました。求人への質問もすぐに確認して回答をくれたので、大きな不安を感じることなく選考に進むことができました。
マイナビエージェントは、若年層や転職経験の少ない人をターゲットにしていることもあり、サポートの丁寧さや親切さには定評があるようです。
そのため、20代の人や初めての転職で不安を抱えている人には、特におすすめの転職エージェントと言えるでしょう。
キャリアアドバイザーは、各業界・職種の転職事情に通じた専任の方が就くことになります。自分の業界・職種ならではの悩みに応えてくれるからこそ、良い口コミが多いのだとも考えられます。
良い評判② 求人の質が高く、好条件の求人を紹介してもらえる
マイナビエージェントの口コミの中には、求人の質の高さを評価する口コミも多く見られました。

求人の質が高く営業の職種で多数仕事がありました。メーカーの営業などもたくさんあって年収も高く良かったです。

100件近く求人を紹介してくれました。希望条件の比較対象もわかりやすく表示されていたので20件まで絞ることができました。
マイナビエージェントは、全国にマイナビ独自のコネクションを広げていることもあり、保有している求人の質には定評があるようです。
そのため、求人の数よりも質を重視する人におすすめです。
▼紹介実績企業例
良い評判③ 担当者からの連絡スピードが早く安心する
返信やフィードバックなど、担当者からのレスポンスが早いという口コミが多くありました。

面接があったらその日のうちにフィードバックの連絡をいただけました。

担当によるかと思いますが、自分の担当の方はかなりレスポンスが早かったです。質問に対しても基本的にはその日中にお返事をいただいていました。(すぐ回答できないものも、時間がかかる旨を連絡いただけていたので安心感がありました)
これはもちろん、担当者次第ということではありますが、レスポンスが早く不安なく転職活動を進められたという声が多くありました。
私個人の経験で言えば、最初の面談をしたその日のうちに求人を紹介してもらえて驚いたのが記憶に残っています。私の場合、一日でも早く転職をしてしまいたかったので、素早い対応はありがたかったですね。
マイナビエージェントはひどい?悪い評判口コミ
続いて、マイナビエージェントの悪い評判をご紹介します。
悪い評判① 微妙な担当者に当たってしまうことがある
マイナビエージェントの口コミを調べた結果、微妙な担当者に当たってしまったという口コミが多くありました。

対応が悪いし話を聞いていなくて的外れの求人ばっかり紹介してきている。

スキルの棚卸しはしてくれたが、希望業界を伝えた際、それは難しいのではとの返答。他エージェントで希望業界に転職できたため、エージェントの質には満足していない。
丁寧なサポートに定評があるマイナビエージェントですが、中には専門家としてのスキルが不足している担当者も存在するようです。
ただ、担当者の当たり外れは、どの転職エージェントを利用しても起こり得ることです。
もし質の悪い担当者に当たってしまったり、担当者との相性が合わないと感じたりした場合には、遠慮なく担当者の変更を申し出ましょう。
マイナビエージェントの場合、担当変更についてはオープンに受け付けているのが特徴で、「転職エージェントの担当変更をする方法!スムーズに変更するための文例」という記事もあるくらい、気軽に担当変更を申し出ることができる風土があります。
悪い評判② 断られたり連絡が来なかったり、求人紹介をしてもらえなかった
マイナビエージェントの口コミの中には、登録したけど断られた、連絡がこないといったものがありました。

転職意欲高かったのに、マイナビエージェントの登録断られました。短期離職が多いことが原因だと思いますが、それぞれにちゃんとした理由があるので、そこを理解してサポートしてほしかったです。

途中から、マイナビエージェントから全く連絡こなくなりました。私のことはあきらめて他の方のサポートした方がいいと思ったのでしょう。
マイナビエージェントに限らず、転職エージェントは求人紹介を断るケースがあります。どのような場合に断られるのか、マイナビエージェントは公表はしていませんが、経歴・スキル・年齢が関係してくると考えられます。
特に、マイナビエージェントは20代向けの求人が多いため、40代や50代となると断られる可能性が高まってしまうでしょう。詳しくはこちらの記事を読んでください。
悪い評判③ 未経験歓迎が本当に未経験歓迎ではない
マイナビエージェントは、20代〜30代前半をターゲットにしていることもあり、未経験求人も多く保有しています。
「であれば私にもチャンスがあるかも」と思ったのに、結局のところ経験者を優遇している実態があるという口コミがありました。

未経験可能と書かれている求人も大体が暗黙の了解で経験者を採用していると思う。そのため、応募したものの音沙汰がない会社が多かった。

求人の量は十分ですが、未経験歓迎などの文言と実際の求人内容が異なるところがマイナスポイント。
ただし、これは半分しょうがないことでもあります。「未経験歓迎」とは、「経験者よりも未経験者が良い」という意味では決してありません。「未経験者よりも経験者の方がいいけど、未経験でも構わない」という意味であることがほとんどです。
未経験で転職する場合は、どの転職エージェントを使ったとしても、苦労することは理解しておいた方がよいでしょう。
より未経験に特化した転職エージェントを使いたい場合は、「キャリアスタート」や「UZUZ」をおすすめします。
マイナビエージェントの料金
マイナビエージェントは、全てのサービスが完全無料で利用可能となっています。
基本的に転職エージェントは成功報酬型(転職成功時に企業側から成果報酬を受け取る仕組み)であるため、求職者側に料金が発生することはありません。
中には、一部のサービスが有料になっている転職エージェントもありますが、マイナビエージェントは公式サイト内でも「登録から転職成功に至るまで、利用者に料金を請求することは一切ない」旨の記載があるため、安心してサービスを利用できます(参照:公式サイト『マイナビエージェントに関するFAQ』)。
マイナビエージェントが扱う求人の傾向
大解剖にする
本章では、マイナビエージェントが扱う求人の傾向をご紹介します。
具体的には、下記の通りです。
ターゲット層 | 20代~30代前半 |
---|---|
強い業種 | ・メーカー/製造業 ・IT/通信業界 ・広告/ゲーム業界 |
強い職種 | ・IT技術職 ・経営/企画職 ・管理/事務職 ・営業職 |
対応地域 | 全国(※地方にも強い) |
メインの年収帯 | 400~600万円 |
マイナビエージェントは、ほぼ全ての業種や職種を取り扱う総合型の転職エージェントですが、特に製造業やIT業界、IT技術職や企画・事務職、営業職に強い傾向が見られます。
また、マイナビエージェントは20代~30代前半の若年層をメインターゲットにしていることもあり、年収400~600万円の求人が最も多く、逆に年収800万円以上のハイクラス求人は少ないようです。
マイナビエージェントのメリット
本章では、マイナビエージェントのメリットをご紹介します。
具体的には、以下の3つです。
- 独占求人が豊富に取り揃えられている
- すぐに求人を紹介してもらえる
- 充実したアフターフォローを受けられる
メリット① 独占求人が豊富に取り揃えられている
マイナビエージェントの1つ目のメリットは、「独占求人が豊富に取り揃えられている」ことです。
独占求人とは、他社では一切取り扱っていない、その転職エージェントだけが取り扱っている求人のことを指します。
非公開求人は求人情報が非公開にはなっていても、実際には複数の転職エージェントが取り扱っているケースは珍しくはありません。そのため、非公開求人の紹介を受けて応募してみたものの、書類選考であっさり落とされたという経験をした人も多いかと思います。
その点、独占求人はその転職エージェントのみが取り扱っている求人であるため、他社経由での応募者がおらず、紹介を受けた時点で面接まで進める可能性が高くなります。
前述の通り、マイナビエージェントは運営元がマイナビ社であるため、独自のコネクションを活かした独占求人を数多く保有しており、その点が大きなメリットとして挙げられるでしょう。
メリット② 面談後すぐに求人を紹介してもらえる
マイナビエージェントの2つ目のメリットは、「面談後すぐに求人を紹介してもらえる」ことです。
マイナビエージェントに登録後は、まずはキャリアアドバイザーとの面談が行われますが、面談後にすぐに求人を紹介してもらえます。もちろん登録者の希望や転職市場の状況によっては、今すぐの求人紹介が難しい場合もありますが、多くの人は当日中、もしくは数日中に求人の紹介があるようです。
そのため、転職意欲が高い人やすぐにでも転職したい人にとっては、すぐに転職活動を始めることができ、その点もメリットと言えるでしょう。
メリット③ 充実したアフターフォローを受けられる
マイナビエージェントの3つ目のメリットは、「充実したアフターフォローを受けられる」ことです。
マイナビエージェントは、内定後のアフターフォローが充実している点も魅力です。転職先との入社可能日の調整や、自分ではなかなか言い出しづらい条件面の交渉はもちろんのこと、現職での退職交渉や退職手続き等のフォローも充実しています。
また、転職後は新しい環境に馴染めず思い悩んでしまう人も少なくありませんが、マイナビエージェントであれば転職後の不安に関する相談も行っているため、入職後も安心です。
マイナビエージェントのデメリット
続いて、マイナビエージェントのデメリットをご紹介します。
具体的には、以下の3つです。
- 紹介できる求人がないと、サービスの利用自体ができない
- 担当者の年齢層が若い
- 担当者によっては連絡頻度が高い
デメリット① 紹介できる求人がないと、サービスの利用自体ができない
マイナビエージェントの1つ目のデメリットは、「紹介できる求人がないと、サービスの利用自体ができない」ことです。
マイナビエージェントは「年齢が高い」「空白期間が長い」などの理由によって、紹介できる求人がない場合には、残念ながらサービスの利用自体ができません。実際、公式サイト内にも「希望や年齢・経験のバランスなどによっては、サービスの提供ができない場合がある」旨の記載があります(参照:公式サイト『マイナビエージェントに関するFAQ』)。
万が一マイナビエージェントが利用できなかった場合には、「リクルートエージェント」や「doda」といった、他の転職エージェントの利用も検討する必要があるでしょう。
デメリット② 担当者の年齢層が若い
マイナビエージェントの2つ目のデメリットは、「担当者の年齢層が若い」ことです。
マイナビエージェントは20代や第二新卒といった、若年層の転職に力を入れていることもあり、担当者も若い人が多い傾向にあります。そのため、人によっては「担当者に相談しづらい」「担当者が頼りない」と感じてしまうことがあるかもしれません。
もちろん担当者とは合う合わないの相性の問題もあるため、年齢だけで一概には判断できませんが、マイナビエージェントにはベテランの担当者も在籍しているため、もし若い担当者を好まないのであれば担当者の変更を申し出ましょう。
デメリット③ 担当者によっては連絡頻度が高い
マイナビエージェントの3つ目のデメリットは、「担当者によっては連絡頻度が高い」ことです。
前述の良い口コミにもある通り、マイナビエージェントはサポートの丁寧さや親切さには定評があります。しかしながら、人によっては担当者の熱心さが、逆に負担に感じてしまうこともあるようです。
もし連絡頻度の高さが負担であれば、勤務時間内は連絡を控えてもらったり、連絡手段をメールに限定してもらったりするなど、担当者と一度相談してみることをおすすめします。
マイナビエージェントを利用するときの注意点
マイナビエージェントの利用を検討しているのであれば、登録前に知っておくべき注意点がいくつか存在します。
そこで本章では、マイナビエージェントを利用するときの注意点について解説します。
注意点① リクルートエージェントやdodaに比べると、求人数は少ない
マイナビエージェントの求人数は、非公開求人も含めて約4万件と豊富ですが、他の大手転職エージェントに比べると求人数自体は少ない点に注意が必要です。
■大手転職エージェントの求人数
転職エージェント | 求人数(非公開求人含む) |
---|---|
リクルートエージェント | 約59万件 |
doda | 約21万件 |
マイナビエージェント | 約4万件 |
(※2023年8月時点)
マイナビエージェントは求人の数よりも質を重視しているため、他の大手転職エージェントと比較すると、求人数の部分では少し見劣りしてしまうのは、ある意味致し方ない部分ではあります。
より多くの求人情報を集めて選択肢を広げたい人であれば、「リクルートエージェント」や「doda」といった、他の転職エージェントも併用して転職活動を進めるのがいいでしょう。
注意点② 中年層の転職には向かない
マイナビエージェントは、20代や第二新卒といった若年層(20代~30代前半)の転職に注力していることもあり、中年層(30代後半~60代前半)の人の転職には向いていないと言えます。
そのため、35歳以上の人やハイキャリアの求人を探している人は、マイナビエージェントに登録しても希望の求人がなかなか見つからない可能性があります。場合によっては、登録を断られるケースもあるため、注意が必要です。
マイナビエージェントを上手に活用するポイント
せっかくマイナビエージェントに登録するのであれば、なるべく上手に活用して、効率的に転職活動を進めたいと考える人も多いでしょう。
そこで本章では、マイナビエージェントを上手に活用するポイントについて解説します。
ポイント① 転職意欲の高さをアピールする
前述の通り、担当者から転職意欲が低いと判断されてしまうと、対応を後回しにされる可能性があります。そのため、転職意欲の高さをアピールすることが大切となります。
具体的には、面談で「希望の転職先が見つかれば、すぐにでも転職したい」旨を伝えたり、こちらから定期的に担当者に連絡を入れたりして、積極性をアピールしていきましょう。
転職エージェント側としても、転職意欲の高い人間に求人を紹介した方が雇用契約の成立に繋がりやすいため、転職意欲の高さをアピールすれば、優先して求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。
ポイント② 推薦状を確認する
転職エージェント経由で求人に応募する際は、担当者が企業向けに推薦状を書いてくれますが、推薦状は事前に確認するようにしましょう。
というのも、中には職務経歴書の内容を書き写しただけのような、雑な推薦状を作成する担当者も存在するからです。
いい加減な推薦状では、かえって選考で不利になる可能性があります。そのような事態を避けるためにも、推薦状は事前に確認させてもらいましょう。
ポイント③ 複数の転職エージェントに登録する
マイナビエージェントだけでも十分な求人数がありますが、できれば転職エージェントは複数社に登録することをおすすめします。
というのも、複数の転職エージェントに登録すれば、単純に選択肢が増えるだけでなく、別の視点で転職ノウハウを学べたり、他と比較することで担当者の良し悪しを判断しやすくなったりするからです。
転職エージェントは全て無料で利用できるため、転職活動を効率的に進めたいのであれば、複数の転職エージェントに登録しておきましょう。
ポイント④ 登録情報を充実させる
マイナビエージェントに登録後は、学歴や職歴、自己PRなどの各種情報を登録することになりますが、登録情報はなるべく充実させておくことをおすすめします。
というのも、登録情報に未入力項目があったり記載内容が不十分であったりすると、転職意欲が低いとみなされてしまう恐れがあるからです。
よって、転職意欲の高さをアピールする意味でも、登録情報はなるべく充実させておきましょう。なお、登録情報はいつでも変更が可能なため、最初から完璧を目指さずに随時見直してブラッシュアップしていく形でも問題ありません。
ポイント⑤ 面談時に転職の軸をしっかりと伝える
なるべく希望に沿った求人の紹介を受けるためには、面談時に転職の軸をしっかりと伝えることが大切となります。
マイナビエージェントに登録後は、最初にキャリアアドバイザーとの面談が行われますが、その際は転職の方向性や転職先を選ぶ際に重視する条件などをしっかりと伝えておきましょう。事前に転職の軸をしっかりと伝えておくことで、お互いの認識にズレが生じることも少なく、希望に近い求人の紹介を受けることが可能となります。
なお、なるべく条件の良い求人の紹介を受けることを目的として、スキルや経歴を誇張したり適当に取りつくろったりするのは厳禁です。そのような方法で求人の紹介を受けたとしても、ミスマッチが生じる可能性が高く、転職エージェントからの信用も失ってしまうでしょう。
ポイント⑥ マイナビエージェントの特色を把握する
マイナビエージェントを上手に活用するためには、マイナビエージェントの特色を把握することも必要です。
マイナビエージェントは20代~30代前半の若年層の転職に強いことは有名ですが、それ以外にも製造業やIT技術職に強いなど、マイナビエージェントならではの特色があります。
そういった特色を事前に把握しておけば、マイナビエージェントで足りない部分は他のサービスを活用して補うなど、臨機応変な対応が取りやすくなるでしょう。
ポイント⑦ スカウト機能も活用する
登録時に、スカウト機能を利用するかどうかを選択することができます。
利用すると、マイナビエージェントが提携している転職エージェントに匿名レジュメを公開することになります。自分の経歴を見て、興味を持ってもらえるとスカウトメールが届きます。
自分の市場価値も知ることができるので、迷ったらスカウト機能は利用しておくと良いです。
マイナビエージェントを利用する流れ(登録〜面談〜紹介)
最後に、マイナビエージェントを利用する流れについてご紹介します。
具体的には、以下の通りです。
①まずは公式サイトから、申し込みを行いましょう。申し込み自体は3分程度で完了します。申し込みから5営業日以内に連絡がきますので、そこで面談の日程を決めましょう。
②キャリアアドバイザーとの面談によって、今後の方針を決定していくことになるため、面談時は自分の希望をしっかりと伝えましょう。なお、面談は電話やオンラインでも可能です。
③面談の内容を基に、求人の紹介を受けられます。面談当日にそのまま求人を紹介してもらえるケースもあれば、後日にメールや電話で紹介を受けるケースもあります。
④気になる求人には、積極的に応募していきましょう。自ら求人検索をして希望の案件を探して応募することも可能です。マイナビエージェントは応募書類の添削も行ってくれるため、書類選考に不安がある人は事前に添削してもらいましょう。
⑤書類選考に通過したら、いよいよ面接です。マイナビエージェントでは、模擬面接などの面接対策も入念に行なってくれるので、自信を持って面接に臨めます。
⑥面接に合格したら、晴れて内定です。マイナビエージェントは年収交渉や入社日調整といった、内定後のサポートも充実しているため、転職が初めての人でも安心です。
マイナビグループの他サービスとの違い
株式会社マイナビは、マイナビエージェントだけでなく様々な転職支援サービスを展開しています。
マイナビ転職との違い
マイナビ転職は、転職サイトです。自分で求人を検索して、転職サイトを通じて直接企業に応募することになります。マイナビエージェントは転職エージェントなので、キャリアアドバイザーが面談や企業の紹介をしてくれます。
マイナビITエージェントとの違い
マイナビITエージェントは、IT/WEB業界・エンジニア職に特化した転職エージェントです。20〜30代のエンジニアにおすすめです。
マイナビ転職エージェントサーチとの違い
マイナビ転職エージェントサーチは転職エージェントが保有する求人情報や、転職エージェント自体を検索できる転職サイトとなっています。ハイクラス求人も多く取り扱っているため、35歳以上の人はマイナビ転職エージェントサーチの活用を検討するのもいいでしょう。
マイナビ新卒紹介との違い
マイナビ新卒紹介は、マイナビエージェントと同様、転職エージェントですが、新卒学生向けのサービスとなります。
マイナビエージェントに関するQ&A
本章では参考として、マイナビエージェントに関してのよくある質問をQ&A形式でご紹介します。
Q1.30代40代でも登録できる?
年齢制限はないため、登録自体は年齢に関係なく誰でも行うことが可能です。
ただし、マイナビエージェントは若年層をメインターゲットにしている関係上、登録者の8割近くが35歳未満の人たちが占めています(参照:公式サイト『採用企業の皆さまへ』)。そのため、35歳以上の人は登録自体はできても、その後に十分な求人の紹介を受けられない可能性があり、その点はあらかじめ認識しておく必要があるでしょう。
また、場合によっては紹介を断られることもあります。
Q2.今すぐの転職でなくても登録できる?
可能です。
マイナビエージェントでは、仮に今すぐの転職を検討していなかったとしても、最初の面談時に「本当に転職すべきか?」といったキャリアに関する相談もすることができます。
もちろん登録したからといって転職を強要されることはないため、今後のキャリアに悩んでいるのであれば、一度登録だけでもしてみましょう。
Q3.フリーターやニートでも登録できる?
登録自体はできます。ただし、紹介を断られる場合があります。
年齢・職歴・スキルによって、断られる可能性は変わってきます。
Q4.登録後に連絡がこない場合は?
1週間待っても連絡がこない場合には、以下の問い合わせフォームから運営に問い合わせてみましょう。
マイナビエージェントは仮に現時点で紹介できる求人がなかったとしても、運営側から何らかの連絡があります。よって、登録後に連絡がこない場合には登録情報に不備がある、あるいは登録手続きが完了していない可能性があるため、一度問い合わせてみることをおすすめします。
なお、連絡が迷惑メールに振り分けられている可能性もあるため、念のため迷惑メールフォルダーも確認しておきましょう。
Q5.マイページにログインするには?
マイページは、初回面談の案内があってから、発行されます。登録したIDとパスワードを入力してログインしましょう。
Q6.マイナビエージェントを退会するには?
担当のキャリアアドバイザーに退会の旨を申し出ましょう。もしくは、こちらで退会の手続きができます。