
こんにちは。転職活動中の佐藤と申します。
今回は、株式会社アトラエが運営する転職サイトのGreen(グリーン)へ登録して使ってみました。この記事では自分の体験談や感じたこと、評判口コミからわかるGreenの良い点・悪い点や注意点などを紹介します。
これからGreenを使ってみようか悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
29歳。Web業界歴は3年。社員数20名のベンチャー企業に所属。直近は、Web制作のディレクション業務を行っている。
より高いスキルを身に付けたく、上場を見据えた成長企業への転職を目標に活動している。
結論:IT/Web業界希望でマイペースに転職活動したい人へおすすめ!
Greenを使ってみて、このタイプの人に向いていると感じました。
- IT/Web業界への転職を考えている
- IT/Web業界の経験やスキルがある
- マイペースに就活したい
まずGreenはIT/Web業界への転職を考えている人に向いています。実際に使ってみてIT/Web業界の求人が豊富なことに驚きました。
自分が利用した時はIT/Web業界の求人は約2.6万件もあったため、この求人数なら自分の求める条件にマッチした企業と出会える確率は高いと感じました。
2023年8月現在
また、利用してみて色々な求人を見ていく中で、Greenの求人のほとんどが中途採用の即戦力を求めている企業であることがわかりました。
そのためIT/Web業界へ転職希望で、ある程度の経験やスキルを持っている人も向いていると感じました。
2023年8月現在
そして、Greenは転職サイトのため、求人検索から企業とのやり取りまで全て自分で行う必要があります。が、逆に言えば自分のペースで進められるマイペースに転職活動したい人にも向いています。
「早く転職したいから、どんどん応募して進めたい!」という人も「そこまで転職することに焦っていないから、じっくり求人を探して進めていきたい」という人も、自分の転職スタイルに合わせてペースを決められます。
▼転職サイトと転職エージェントの応募の仕方
転職サイト(Greenなど) | 自分のペースで求人を選んで応募できる |
---|---|
転職エージェント | 担当コンサルタントから応募を急かされることがある |
マイペースにIT/Web業界の仕事を見つけるなら
Greenに無料登録(スマホからでもOK)半数以上がエンジニア・技術職の求人
Greenの求人を調べてみたところ、全29,285求人のうち16,350求人が「エンジニア・技術職(システム/ネットワーク)」の職を募集していました(2023年8月現在)。
もう少し詳しく分類するとこのようになります。
2023年8月現在
IT/Web業界を希望する人の中でも、特にエンジニアはGreenを使うべきだと感じました。「他の求人サイトには出していないけど、Greenには出している」という求人が多く存在します。
エンジニアの転職なら
Greenに無料登録(スマホからでもOK)転職サイトGreenに向いていない人の特徴
Greenを使ってみて、この3つタイプに当てはまる人は向いていないと感じました。
- IT/Web業界以外の求人を探している
- 自分に向いてる仕事がわからない
- 詳しい人にキャリア相談をしたい
- 経験やスキルがない
Greenの全体的な求人数のうち、IT/Web業界の求人が大半を占めています。すなわちIT/Web業界以外の求人が他の転職サイトに比べ少ないです。
そのためIT/Web業界以外の求人を探している人は他の転職サイトを利用した方が、より多くの求人の中から自分にマッチした求人を探せます。
また転職活動を進める際に「自分に向いている仕事がわからない、自分一人では不安を感じるため転職活動に詳しい人に相談をしたい」という人は転職サイトよりも、転職エージェントの利用が向いています。
転職エージェントであれば、転職に詳しいプロの担当者が求人紹介やサポートをしてくれます。基本的に利用料金は無料のため、一度試しに無料相談をしてみるのもおすすめです。
▼転職サイトと転職エージェントのサポート
転職サイト(Greenなど) | 自分一人でレジュメの作成から応募まで完結させる |
---|---|
転職エージェント | 求人紹介、レジュメ添削、面接対策をしてもらえる |
最後に調べてみて分かったのですが、Greenで採用するには企業側は高い初期費用を支払っています。
企業側は、そのコストに見合った即戦力となる人材を求めているため、経験やスキルがない未経験や第二新卒はGreen経由だと厳しいです。(応募しても落ちまくることが多々...)
▼【企業目線】Greenと転職エージェントの初期費用の違い
Green | 60万円〜120万円 |
---|---|
転職エージェント | 初期費用無料のエージェントがほとんど |
未経験やスキルのない方は転職エージェントを使うのもありですが、まずはその企業へ直接応募してみましょう。直接応募の場合は問題の採用コストが無くなるため、企業側も採用するハードルがグンと下がります。
転職サイトGreenで転職活動してみた体験談(佐藤・29歳)
それでは、自分がGreenを使ってみた感想を体験談としてお伝えします。
まずGreenを使おうと思った理由を3つ紹介します。
-
- IT/Web業界の求人が多い
- 他のサイトよりお堅い企業が少なそう
- 転職が決まったらアマゾンギフト券をもらえる!(おまけ)
自分はIT/Web業界希望のため、IT/Web業界に強いと公式が明言しているGreenを選びました。
これまでの経験から上限関係がガチガチのお堅い企業が苦手だと感じたため、公式サイトの「転職をカジュアルに。」って言葉を見て、お堅い企業が苦手な自分にピッタリだと感じました!
おまけですがGreen経由で応募した企業から内定が出た場合に申請をすると、祝い金としてアマゾンギフト券がもらえます。
転職が決まったら転職活動を頑張った自分へ、ご褒美を買おうと思っています!
Greenの使い方(登録〜ログイン〜職務経歴書作成〜応募の流れ)
Greenに登録したところから紹介していきます。登録はサイトまたはアプリから、以下の手順で簡単にできます。
- 各ストアからアプリをダウンロード
- メールアドレス・パスワードを登録
- 希望勤務地/経験職種/年数を選択
- 会員登録完了
- プロフィールを埋める(職務経歴書の作成)
- 求人を検索する
- 応募しつつ、スカウトも待つ
- 直接企業とやり取りをする
- カジュアル面談もしくは選考に進む
IT/Web業界の求人が多い
Greenの求人はIT/Web・通信・インターネット系の業界が2.6万件と多いのですが、その中でも細かく分類するとどんな業界が多いか、調べてまとめてみました!
※2023年8月現在
自分の場合、IT/Web業界全体で幅広く求人を探そうとしていたので、このあたりの細かい数字は気にならなかったですが、「自分はIoTをやるんだ!」「VR業界で活躍したい!」と具体的に決まっている人は上記の数字を参考にすると良いでしょう。
ベンチャー企業の求人が多い
Green内ではベンチャー企業やスタートアップの企業が多かったのでまとめてみました。
※2023年8月現在
Green内で「ベンチャー」という言葉を検索しただけでも1万以上の求人が確認できました。
転職者の応募数が増える1~3月・5月~6月・9月~10月の期間はさらに増えます。
少数精鋭の企業で働きたい!すぐに結果が反映される仕事に就きたい!と考えている方は参考にGreenで転職活動を進めてみてください。
サイトが見やすく、使いやすい
転職サイトは自分で企業研究や応募、面接の時間調整などをする必要があるため、サイトの見やすさはとても大切です。
Greenは会社情報の探しやすさから、メッセージのやりとりまでとても簡単で使いやすかったです!
特にメッセージ画面からすぐに会社の情報を確認できたり、応募条件を閲覧できたりするため、メッセージの返信に迷うことがなかったです。
またアプリ版もあるため、スマホからもすぐに返信できるなど、SNSやLINEのように使える点がとても利用しやすいと感じました。アプリはiOS版、Android版どちらも使えます。
応募の際にメッセージを入れると通過率が高い
ここでGreenで応募する際に、企業からの反応が良くなるコツを紹介したいと思います!
Greenでは企業へ応募をする際に、自分が伝えたいメッセージを入力できます。デフォルト文のままでも送れるのですが、あまり企業の反応はよくありません...
メッセージをデフォルト文で送るのと「自分の実績やスキル、志望動機など」を書いて送るのでは、企業の反応が違いました。
自分が思うに応募を見る企業の求人担当者も人間なので、メッセージ文で印象が大きく変わるのだと思います。
もし自分が求人担当だったらデフォルト文の人より、少しでも自分の実績やスキルなどを書いている人の方が、メッセージから熱意が感じられ好印象を受けます。
応募の際は企業の求人担当者に少しでも興味を持ってもらうために、実績やスキル、志望動機など何かメッセージに記載して応募することをおすすめします!
以下の例文のような感じで送ると今までの実績やスキル、志望動機を伝えられます。「どうやって書けばいいのかわからない...」という方は、応募の際に参考にしてみてください。
<例文> スケジュール管理や全体を見渡す力、ボトルネックとなる問題を早期に発見できることが強みだと自負しております。 貴社を志望した理由としましては、今まで経験した業務内容と近く、早い段階で戦力になれるのではないかと思ったこと、そして貴社が制作しているWebに感銘を受け、制作に関わりたいと強く感じていることが理由です。 面談の機会を頂けますように、よろしくお願いいたします。 |
「気になる(スカウト)」で応募しても落ちることはある
Greenには「企業からの気になる」というスカウト機能があり、自分に興味を持ってくれた企業を知ることができます。
これは企業側が自分のプロフィールを見て、気になったら届く企業からのアプローチです。
が、登録したてでプロフィールがスカスカな状態にもかかわらず、企業から「気になる」が届きました。自分的には「きちんと見ているのかな?機械的っぽいな」と感じました。
登録してすぐに届いた「気になる」には、過度に期待しない方がいいかもしれませんね。
そして、スカウトされたとしても、選考の過程で落ちることはあります。気を抜かずに対策をしておくことが重要です。
企業からスカウトをもらうコツ!
中には自分のプロフィールをしっかり見てくれている企業があるのも事実です。そこで企業からのスカウトを受けるためのコツを紹介します!
企業側がスカウトを行う際に、企業側の求人担当者も条件を指定して検索を行います。検索条件は年齢や年収、指定のキーワードなどです。
この検索には職務経歴に記載した内容もヒットするため、スキルも細かいことまで記載しましょう。キーワードが多いほど記載することでヒットする確率が上がり、より多くの企業の目に留まりやすくなります。
【企業目線】スカウトは毎月400通無料・「気になる」は無制限
企業側の視点が気になったので、知り合いの人事(採用担当)に、スカウトと「気になる」機能をどう使っているのかを聞いてみました。
企業側には、Greenから4つのプランが提示されているんですが、どのプランを選んだとしても、スカウトは毎月400通無料で送ることができます。
400通ってありがたいんですけど、結構多いんで使い切るのが正直大変です。だから、確度が低くても送っちゃうことも担当者によってはありますよね。求職者からすると、的はずれなスカウトだって思うこともあるんじゃないでしょうか。
あと、「気になる」は無制限です。ざっくり検索をかけて、一括でやってます。リアクションあったらラッキー、みたいな感じです。
▼企業側管理画面
どうやら、スカウトをもらったり、「気になる」をもらったとしても喜んでる場合じゃなさそうです。
本当にこの企業に自分がフィットしているのかどうか、熱量を持ってスカウトしてくれてるのかどうか、一つ一つよく吟味していく必要がありますね。
ブロック企業設定でバレる心配はなくなる
Greenを利用している人で自社バレが心配な方も、バレるのを防いで活動する方法があります!それは「ブロック企業設定」で設定した企業からの検索にヒットしないようにすることです。
- Greenに自分が現在勤務している会社
- 過去勤めていた会社
これらのバレたくない企業がある場合は設定で、その企業に対し自分のプロフィールを非表示にして活動しましょう。自分は自社バレが嫌だったので、アプリを入れて即設定しました。
おかげで快適にGreenが使えました!
Greenでの転職活動の結果報告
ありがたいことに、20社以上の会社からスカウトをもらうことができたので、そのうち興味のあった3社に返信して、オンライン面談をすることになりました。
1社目(A社)は、食に関するアプリを開発・提供している会社で、プロダクトマネージャー候補としてお話をいただきました。面談してみて、ちょっと自分とは合わないなと思って応募するのをやめてしまいました。というのも、完全フルリモートで勤務している会社で、自分はPMの仕事をするなら対面でコミュニケーションを取らないと成果を出すのが難しいなと感じたからです。
2社目(B社)は、医療系でtoB開発事業を行っている会社でした。社員数も200人くらいで、今までの会社に比べて大きかったので、雰囲気合うかな?と心配していたんですが、面談してくれたマネージャーの方と意気投合して、お互いの苦労話で話が盛り上がってしまい...面接に進むことになりました。
3社目(C社)は、EC事業をメインでやっている会社でした。まだ社員数5人くらいで、少数精鋭でやってるみたいで、社長が直接面談してくれました。事業にかける想いがめちゃくちゃ熱量が高くて、この人のもとで働けたら楽しそうだなあと思いました。でも、ぶっちゃけ残業が多いということを聞いて、応募は保留にしました。
その他にも、私はWantedlyとリクルートエージェントを使って転職活動を進めていました。Wantedlyでも3社と面談をして、リクルートエージェント経由だと1社だけ受けました。
結果的に、B社とWantedly経由のD社から内定をもらうことができました。B社は年収550万円、D社は500万円でした。この50万円の差は結構大きいですが、私は最終的にD社に転職することになりました。D社は私の興味レベルの高いゲーム事業をやっている会社で、新しいプロジェクトがどんどん生まれている成長企業だというところが魅力でした。新規プロジェクトの立ち上げをいくつも経験すれば、大きなキャリアアップにつながると考えたので、目先の50万円には目をつぶりました。
企業 | 結果 | |
---|---|---|
Green | A社: 食関連アプリ |
面談後辞退 |
B社: 医療系toB開発 |
内定辞退 | |
C社: EC事業 |
面談後保留 | |
Wantedly | D社: ゲーム開発 |
内定・入社 |
E社: エンタメ系 |
選考不合格 | |
F社: SNSコンサル |
選考不合格 | |
リクルートエージェント | G社: Webメディア |
選考不合格 |
最終的にはWantedlyで見つけた会社に転職することにはなりましたが、Greenで出会った企業もそれぞれ魅力があって、自分がどんな企業に評価してもらえるのかがわかって良かったです。複数のサービスを利用したからこそ、比較検討ができて良い転職先を見つけることができたのだと思います。
転職サイトGreenを使ってみた感想
ここまで自分がGreenを利用した際に感じたことを紹介してきました。ここでは良かった点・あまり良くなかった点と、メリット・デメリットをまとめてみました。
まずIT/Web業界でカジュアルな雰囲気のスタートアップやベンチャーの求人が多く良かったです!
Greenのコンセプトが「IT/Web特化」ということもあり総合的な転職サイトよりも、そういった人材を求めている求人が多くありました。
社内の雰囲気を感じられる写真が多く、自分がそこで働くイメージができたりしました。さらにスタートアップやベンチャーの求人が目立ち、お堅い企業が苦手な自分にあった転職サイトだと感じました。
逆にあまり良くなかった点は「企業からの気になる」が機械的な感じのところです。
自分は企業の担当者が特定の条件で検索してヒットした人のプロフィールを実際に見てから、気になった人へアプローチしているのだと思っていました。
が、実際に使ってみてスカスカのプロフィールでも「気になる」が届いたため、プロフィールを見ずに機械的に送っている感じがして不信感を覚えました。
Greenの良い評判・口コミ
私以外にも、Greenを使ったことがある人の声を聞いてみました。まずは良い評判・口コミを紹介します。
良い評判・口コミ① 魅力的な企業が多い
Greenには、他転職サイトに比べて魅力的な企業が多いという口コミがありました。
ITベンチャーの求人が多く、ほかのサイトならあまり見れないような職種の求人が多かったし給料提示が高いところが多かった。(20代女性)
ベンチャーやスタートアップ企業が多いけど、その分ノリにノッてる成長企業が多い。成長企業に身をおいて、自分自身も成長したいという人にはかなり向いているかと思います。(20代女性)
IT・WEB系に転職すると決めている人にとっては、一番いいサイトでおすすめです。転職後に人事に聞いたんですが、エンジニアの求人はGreenだけ求人サイトで出して、あとはスカウトサービスだったそうです。こちらからアクションできるという意味ではエンジニアにとって貴重なサイトだと思います。(40代男性)
IT・Web業界に絞って転職活動をするのであれば、成長中の優良企業と出会えるチャンスがGreenにはありそうです。
Greenを使った6名の調査員に聞いた結果はこちらです。
魅力的な求人が多いと思う人が多数派でした。
これには私も同意します。「前年度140%UP」とか「社員数は3年で10名から100名に」などと書かれている企業が多く、勢いのある企業が多いなと感じました。
良い評判・口コミ② 転職後の自分がイメージできる
転職後の自分がイメージできるから、応募先を選びやすいという声がありました。
求人のコメントには実際の社員の方のコメントを掲載しているものもあり、信頼できるものが多いです。(20代女性)
単に求人情報を羅列しているだけではなくて、「この仕事で得られるもの」という項目もあるので、転職後のキャリアアップのイメージがしやすい。(30代男性)
写真が多く、直感的にイメージできる。インタビューや社員の声も読めるので、自分の場合、ぶっちゃけブラックじゃないかどうかのジャッジの参考にしていた。(30代男性)
Greenは、一般的な求人サイトに比べて、「社員の方のコメント」「インタビュー」「この仕事で得られるもの」など、転職後の自分をイメージするための情報が充実しています。
Greenを使った6名の調査員に、転職後の自分をイメージできるような「企業の魅力を知れる情報が十分にあると思うか」を聞いてみました。
不十分だと感じた人も中にはいましたが、「まあある」と答えた人がほとんどでした。
私の場合、インタビューはいろんな企業のものを読みましたね。中の人の生の言葉を聞くことができて良いと思います。定量的な求人情報では知ることのできない部分がわかると思いますよ。
▼インタビュー記事
Greenの悪い評判・口コミ
次に、悪い評判・口コミを紹介します。
悪い評判・口コミ① 自分で応募からメッセージまで1通りの作業をする必要がある
Greenは転職サイトのため、転職活動は全て自分で進める必要があります。この部分をデメリットに感じる人もいるようです。
初めての転職活動にはおすすめしないです。初めての場合なら、エージェントで担当の人からいろいろ教えてもらいながら進めると勉強になります。併用もいいかもですね。(30代男性)
書類選考で落とされまくったので、今は使っていないです。落ちまくっててもサポートしてくれないので、結局自分には合っていないと思って使うのをやめました。(20代男性)
誰かに相談したり、サポートしてもらうことができなくて困りました。なので、私の場合リクルートエージェントを併用していました。(20代女性)
自分一人で転職活動を進めていかないといけないので、うまくいっていないときに解決する方法が見つけられずに困ったという声がありました。
Greenを使った6名の調査員にも、困ったことがあるかを聞いてみました。
困ったことがある人とそうでない人が半々でした。
私の場合、転職は2回目だったので、特にサポートは要らないかなと思って、エージェントには登録しませんでした。
でも、初めての転職の場合、キャリアアドバイザーからアドバイスがもらえる転職エージェントの検討もした方がいいと思います。
悪い評判・口コミ② 未経験者は厳しい
Greenには、未経験者歓迎の求人は多くありません。そのため、未経験だと厳しいという口コミが多くありました。
第二新卒や他の職種からの転職でGreenを使おうとすると、苦労します。もともとWeb業界で働いていた人が、同じ業界の中で転職をする場合に向いている。(30代女性)
求人ページを見る限りだと、やる気があって理念共感してたら入れそうな錯覚が起きるのだけど、実際のところは経験が無いと落とされる。(30代女性)
かなりの経験者でないといけないような募集が多いように感じるので応募しづらい。(20代女性)
私の場合、一応Web業界に3年いたので、応募できるなと思える求人はいくつもありましたが、未経験や第二新卒で、経験やスキルが無い人の転職が厳しいと言えます。
こちら、Greenの企業向けページなんですが、「経験者採用に特化した求人メディア」と大々的に謳っています。企業からすると、Greenは「経験者を採用するためのツール」なわけです。
▼企業向けページ
未経験や第二新卒で転職したい人は、未経験や第二新卒の求人が多い総合的な転職サイトの利用がおすすめです。
Greenで転職に成功した人たちの属性
Greenのユーザー属性を「転職することができた人」に限って見ていきましょう。
職種:エンジニアとクリエイティブで半数を超える
職種について、最も多いのはエンジニアで31%です。求人数もエンジニアが最も多いですし、エンジニアで転職したい人にはGreenはかなりおすすめできると言えるでしょう。
ただ少数派だからと言って転職ができないわけではありません。私も非エンジニアですが、たくさんスカウトはもらうことはできましたよ。
年齢:25〜39歳が約80%を占める
Greenで転職をした人は、25〜39歳がボリュームゾーンです。20代前半は5%と少なく、経験者ではないとGreenで転職は難しいことを物語っています。
一方で私のように、20代後半はかなり転職者が多いので、少し経験を積んで、違う環境でもチャレンジしてみたい!という若手におすすめです。私は29歳なのでちょうどボリュームゾーンで安心しました。
年収:300〜600万円の人が多い
最後に年収についてです。結構バラけていますが、年収300〜600万円の人が多いと言えるでしょう。
700万円以上のハイクラスの方は、Greenではなく違う転職サービス(ビズリーチなど)を使うことをおすすめします。
Greenを利用する際の注意点
実際にGreenを利用してみて「ココには注意した方がいい!」と感じたことを紹介します。これからGreenを使おうと思っている人は参考にしてください。
1.求人に偏りがある
すでに紹介したようにGreenはIT/Web業界の求人数が多く、その他の業界・職種の求人は少ないです。
そのためIT/Web業界以外を希望している人は、他の転職サイトを使うとより多くの求人に出会えます。
また「具体的な業界が決まっていないけど、どんな求人があるか見たいな」という方も、様々な求人が見られ全体的な求人数が多い転職サイトの利用がおすすめです。
2.企業から気になるが届いたからといって必ず選考が有利になる訳じゃない
Greenを利用する前は「気になる」が届いたら選考を有利に進めると思っていました。しかし実際に使ってみて、企業からの「気になる」が届いても必ず有利になる訳じゃないと感じました。
登録直後に「気になる」は機械的に送られている感じがして、自分のプロフィールをしっかり読んだうえで判断している感じがしません。
そのため「気になる」が届いたからといって、必ず選考が有利になるという訳ではないと思います。
ちなみにGreenを使った6名の調査員に、「気になる」が届いた場合、選考が有利になると感じたかどうか聞いてみました。
やはり、有利にならないと答えた人が多い結果となりました。
全ての企業がからの「気になる」が意味がない訳ではないと思いますが、気になるは求人探しの際の参考程度に考えておくと良いでしょう。
3.自分から行動しないと転職できない
Greenだけではありませんが、転職サイトを見てるだけでは転職できません。自分から行動し、求人探しや面接をして内定を勝ち取らないと転職はできません。
実際に、Greenで転職を成功させた人がどれくらい応募したかを示すデータがこちらです。
公式サイトによると、
1社内定を目指すなら7社、2社内定を目指すなら倍の14社を目安に応募するのが良さそうです。
とのことです。結局のところ、何社も受けてみないと転職は成功しません。スピーディーに行動に移していくことが大切です。
転職サイトは無料かつ手軽に使えるため便利ですが、自ら行動できない人が転職サイトを使っても時間の無駄になりますよ。
「転職したいけど、なかなか行動に移せない」という方は転職サイトよりも強制力がある転職エージェントの利用がおすすめです。
現状と同じ実績・スキルで転職活動をするなら、1秒でも早い方がいいです。同じ実績・スキルを持つ人が応募した際には、最終的な判断基準として見られるのは「年齢」です。
若い人材の方が将来性がありますからね。
4.地方の求人が少ない
Greenで全体の求人数は 29,285件です。そのうち勤務地が東京の求人は21,394企業。(※2023年8月現在)
つまり、約73%が都内の企業ということです。
※2023年8月現在
このようにGreenの求人は7割以上が都内のため、地方の求人は少なくなっています。
しかし、今はリモートワークや在宅勤務も可能な会社が増えています。特にGreenはIT・Web系の求人が多いので、リモートワークを導入している会社が多く、勤務地にとらわれない求人もあります。勤務地だけで諦めないで募集求人の名前をしっかり確認しておくと良いですよ。
5.大手企業の求人が少ない
Greenはベンチャー企業やスタートアップ企業が多く、大手企業の求人は少ないです。
※2023年8月現在
そのため上場している大企業で働きたい、数百人が働いている規模の会社で経験を積みたい、と考えている人には向いていないかも。
大手企業を探している人は別の転職サービスと併用しながら使っていくのが望ましいでしょう。
Greenで転職を成功させるためのコツ
Greenで転職を成功させるためには4つのコツがあります。以下の4つのコツを押さえてGreenで転職を成功させましょう。
▼Greenで転職を成功させるコツ
- プロフィールはしっかり書く
- 「気になる」ボタンをどんどん使おう
- 気になる・スカウトの受信設定を済ませておこう
- 事前にどんな求人を探すか検討をつけておく
- 求人には早めに応募する
- 良い求人に出会うために、転職サイトは複数使おう!
プロフィールはしっかり埋める
Greenでは名前や希望職種など、プロフィールを入力する項目がいくつかあります。
マイページ内でプロフィールを埋めていくことができるので、なるべく全て埋めるようにしましょう。
特に実績や経歴は自分をアピールできる良い機会なので、時間はかかってもしっかりと書いておくべきです。
プロフィールは一度記載すれば、継続して使用できるので、最初はざっくりと書いておいて後から直していく、という記入のやり方でもOKです。とにかく埋められる項目は全て埋めておき、後から追記・整理していきましょう。
公式サイトにも、プロフィールの書き方が解説されていますので、ぜひ参考にしましょう。
「気になる」ボタンを活用する
Greenは他の転職サイトとは違い、応募とは別の「気になる」ボタンがあります。
「応募までは踏み切れないけど、話を聞いてみたい...」
「とりあえず応募条件が気になったからキープしておきたい!」
という時に使います。
応募先の企業も、転職者に対して「気になる」を送ることができます。
「気になる」ボタンを押すと応募先にも通知が行き、両者が「気になる」でマッチするとそのまま面談や面接にも進むことができます。
企業によっては「とりあえず面接とは別にお話をしましょう」と提案してくれるので、応募先の条件の確認や、自分が考えていた仕事内容とギャップがないかなどを確認できます。
プロフィールが完成したら、とりあえず「気になる」を送っておくと、思わぬ良い縁があるかもしれませんよ。
お気に入りやブックマークする感覚で「気になる」ボタンを押しておきましょう。
気になる・スカウトの受信設定を済ませておく
「気になる」は企業側からも送られてきますが、他にも「スカウト」も送られてきます。
スカウトは企業側が転職者のプロフィールを見て「面接しませんか?」「うちに来ませんか?」と提案してくれるもの。
その通知を逃さないように、通知の受信設定を済ませておきましょう。
通知設定は、「設定」から「気になる・スカウト/ブロック企業」「気になる・スカウト受信」の項目で「受け取る」を設定しておくだけでOKです。
事前にどんな求人を探すか検討をつけておく
事前にどんな求人を探すか、自分なりに方向性を考えておきましょう。
GreenはIT・Web系が多め、とはいえその中でも職種や業種、どの規模の会社に行きたいか、ポジションなど様々です。
自分の経験を活かして仕事を見つけていくのか、未経験からチャレンジするのか、自分が将来どうなりたいか、具体的な考えをもっておきましょう。
すると求人を見つける時に見つけやすくなりますし、面談で自分の考えとギャップがないか、など見極めることもできます。
求人には早めに応募する
求人には早めに応募するようにしましょう。
Greenには自分で転職しようと主体的に取り組んでいる方が多く、人気の求人は早くに締め切ってしまいます。
じっくり選ぶことも大切ですが、「これだ!」と思った求人にはなるべく早く応募するようにしておきましょう。
また「どうしても決めきれない!」という場合には「気になる」ボタンを使ってとりあえずアピールしておくことも大切です。募集先が気になるに気づいてスカウトしてくれることもあるので、チャンスは逃さないようにしましょう。
良い求人に出会うために、転職サイトは複数使おう!
ここまでGreenだけを利用した体験談を紹介してきましたが、転職サイトを利用する際は複数使ってみる方が良いなと感じました。
GreenにはIT/Web業界のベンチャーの求人が多くあり、そこを目指している自分には魅力的な転職サイトでした。が、Greenにはない求人が、他の転職サイトにある可能性は十分あります。
Greenに関するQ&A
ここでは、Greenについてよくある質問についてまとめました。
Q.Greenは転職エージェントとは違いますか?
Greenは、転職エージェントではなく転職サイトの一つです。転職エージェントは、企業と自分の間に担当者が付き、企業の紹介ややり取りの代行をしてくれます。Greenのような転職サイトでは、間に介在するものはなく、自分で直接企業に応募してやり取りすることになります。
Q.未経験OKの求人はありますか?
全29,285求人のうち、「職種未経験歓迎」の求人は2,241件ありました(2023年8月現在)。全体の8%しかないので、職種未経験の人にとっては、マッチングしにくい転職サイトと言えるかもしれません。
Q.Greenを退会したい
こちらから退会手続きを行うことができます。
IT/Web業界への転職を考えている人は
Greenに無料登録(スマホからでもOK)