リクルートエージェントの評判・口コミでわかった使うべき人!利用時のポイント・注意点も解説

リクルートエージェントは、人材業界大手の株式会社リクルートホールディングスが提供する転職サービスで、求職者の年間登録数が約125万人、年間決定数が約5万人と、日本最大級の実績があります。

業界・業種や地域に制限なく幅広い求人を保有しているほか、一般的に公開されていない非公開求人も多数取り扱っているのが魅力です。

この記事では、リクルートエージェントの強みや使うべき人、口コミなどをまとめています。登録しようか迷っている人はぜひ参考にしてください。

リクルートエージェントの強み・使うべき人

まずリクルートエージェントの強みと使うべき人を解説します。

強み・使うべき人① 業界No.1の取り扱い求人数

リクルートエージェントの強みの1つ目は、業界トップの取り扱い求人数です。

以下は、各大手転職エージェントの取り扱い求人数を示した表です。

公開求人数 非公開求人数
リクルートエージェント 約33万件 約27.6万件
dodaエージェント 合計 約21.6万件
マイナビエージェント 約4.4万件 非公開

(2023年3月1日時点)

リクルートエージェントは他のエージェントサービスと比べて、取り扱い求人数が圧倒的に多いことがわかります。

求人内容は、IT・通信、医薬、建築・不動産、金融、商社など業界を問わず、職種も営業、ITエンジニア、管理部門などさまざまです。

非公開求人も約27.6万件と多数取り扱っているため、他の転職サービスでは出会えない求人が見つかる可能性も高いでしょう。

リクルートエージェントは、数多くの選択肢の中から自分に合った求人を選びたい人は使うべきです。

強み・使うべき人② 転職を成功に導く手厚いサポート体制

リクルートエージェントは、単に企業と求職者を仲介するだけでなく、求職者が満足できる転職活動を行えるよう、さまざまなサポートをしてくれます。

代表的なサービスは、以下の通りです。

  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 面接指導
  • 転職イベントやセミナー

初めての転職活動で職務経歴書の書き方がわからない場合でも、キャリアアドバイザーが丁寧に指導してくれます。

また、転職活動のプロとして、アピールすべきポイントを教えてくれたり、読みやすい書類になるようなアドバイスももらえます。

面接指導では、面接に臨むにあたっての大切な心構えや、服装、話し方のポイント、応募先企業でよく聞かれる質問まで丁寧な指導が受けられます。

サポート面が充実しているため、リクルートエージェントは転職活動に自信をもって挑みたい人は使うべきです。

強み・使うべき人③ 企業側との交渉力

企業側との高い交渉力もリクルートエージェントの魅力です。

リクルートエージェントには、2種類のプロフェッショナルが存在します。

キャリアアドバイザー(CA) 求職者側のサポート担当者
リクルーティングアドバイザー(RA) 企業側のサポート担当者

求職者からの要望をキャリアアドバイザーが企業担当のリクルーティングアドバイザーに伝えて交渉します。

リクルーティングエージェントは普段から企業と密な連携を図っているため、企業の採用状況や交渉できる条件の範囲などをある程度把握したうえで、交渉することができます

結果として、求職者と企業の双方が納得できる条件を導くことができるのです。

実際に、リクルートエージェントを利用した転職者のうち62.7%が年収アップを実現したとのデータがあります。

転職者の年収増減のグラフ

厚生労働省の個人調査によると、転職者のうち賃金が増加した割合は39.0%であるため、リクルートエージェント経由の転職がいかに年収アップに効果的かがわかります。

年収以外にも、入社時期や働き方などの交渉も期待できるので、自分で条件を伝えるのが苦手な人は使うべきです。

リクルートエージェントの良い評判口コミ

リクルートエージェントの良い評判

次に、実施にリクルートエージェントを活用した方の声をみてみましょう。

リクルートエージェントに関する良い評判として、特に多かった口コミを3つ紹介します。

良い評判① 担当者の対応が良い

リクルートエージェントの口コミを調べた結果、担当者の対応の良さに関する口コミが多数ありました。

このほかにも、「CAのアドバイスがよかった」「やはり大手は優秀な人ですごい」といった意見も見られました。

キャリアアドバイザーの丁寧な対応プロとしての的確なアドバイスが評価されているようです。

転職活動に不安がありプロに寄り添ってほしい方には、ぴったりのサービスといえます。

良い評判② 求人数が多く質が高い

リクルートエージェントの良い評判として、紹介してくれる求人数の多さと質の高さをあげる方もいらっしゃいました。

他にも、「求人数超多い」「圧倒的な求人数で、外資・業界未経験でもチャレンジ可能な企業を紹介してくれる」といった意見もみられました。

多くの求人から自分に合った企業を見つけたい、他のエージェントでは取り扱っていない求人を探したいといった方に、リクルートエージェントはおすすめと言えそうです。

リクルートエージェントの悪い評判口コミ

リクルートエージェントの悪い評判

リクルートエージェンの悪い評判も見つけました。

悪い評判① 担当者からの連絡が多く過ぎる

口コミを調べた結果、担当者からの連絡がしつこいという悪い口コミが目立ちました。

早期に転職を成功させようというエージェント側の意向が強すぎるのか、連絡の頻度が多すぎる、しつこいと感じる方もいるようです。

このトラブルを防ぐために、希望する連絡の頻度や時間帯などを、あらかじめ担当者に伝えるようにしましょう。現職中で多忙な方、連絡できる時間帯が限られている方などは、事情を共有することで配慮してもらえます。

「エージェントに転職を急かされているようで気になる」という方は、同じリクルート社が提供する「リクナビNEXT」がおすすめです。

リクナビNEXTは、多数の求人票を掲載する求人サイトです。エージェントがつかず、自分のペースで求人を検索し、応募できます。エージェントからの丁寧なサポートは受けられませんが、マイペースに転職活動を進めたい方にはおすすめです。

悪い評判② 希望に合わない求人を紹介される

リクルートエージェントについて、希望に合わない求人を紹介されるという口コミも見受けられます。

紹介される求人数は多いものの、自分の希望に合致していないと感じる方もいるようです。

この問題が生じる原因として、2つ考えられます。

一つ目に、求職者側の希望が正確に担当者に伝わっていないことです。

転職に際して重要視している希望条件を、細かに担当者に伝えるようにしましょう。業務内容や賃金、労働時間、休日や福利厚生はもちろんのこと、業界規模や社風など、絶対にこだわりたい条件を明示しておけば、希望と異なる求人の紹介は減るでしょう。

二つ目に、担当者が転職の選択肢を広げるために紹介していることです。

求職者は、自分の経験から次の転職先を考えます。一方で転職エージェントは、多数の転職者を支援してきた経験から、本人も気づいていない可能性を見出して、求人を紹介する場合もあります。

客観的な視点から紹介される求人を知ることで、新たな転職の選択肢が広がるかもしれません。希望条件以外の紹介が不要な方は、その旨をはっきり担当者に伝えましょう。

リクルートエージェントを利用するときの注意点

リクルートエージェントを利用するときの注意点

続いて、リクルートエージェントを利用するときの注意点を3つ紹介します。

ポイントを押さえて、エージェントサービスを有効に活用してください。

注意点① サポート期間が3か月に限られている

リクルートエージェントでサービスを受けられる期間は、原則3か月です。選考途中などの場合を除き、3か月以降はサービスを受けられなくなるため、注意が必要です。

そのため、リクルートエージェントへの登録は、転職意向を固めて積極的に動き始める時期にするとよいでしょう。まだ転職を決めかねている方、長期間かけてじっくりと転職活動に取り組みたい方にとっては、ミスマッチになる可能性があります。 

注意点② 転職の軸をしっかり定めておく

サービスの利用を開始したら、転職に際して絶対に譲れないポイント、重視したい条件などをしっかりと決めておきましょう。

リクルートエージェントは、3か月のサービス期間内での転職活動を成功に導くために、幅広い視点から多様な求人を紹介してくれます。自分自身の転職の軸がないと、応募先を決めかねたり、本当に希望する内容と異なる求人に応募してしまったりすることがあります。

担当者の勧められるがままに転職活動を進めてしまわないよう、あくまでも転職の舵取りは自分自身だと心得てください。

注意点③ 相性の悪い担当者にあたる可能性もある

リクルートエージェントでは、専属のキャリアアドバイザーが活動をサポートしてくれます。

なかには、自分と相性が良くないと感じる担当者がつく場合もあります。違和感を感じたら、遠慮せず担当者の変更を申し出ましょう。

直接担当者に言いづらい場合は、お問い合わせ窓口から変更希望を伝えることもできます。短い3か月間のサービス期間中に、無理をして合わない担当者支援してもらう必要はありません。

自分が納得できる転職活動を進められるよう、主体的に動きましょう。

リクルートエージェントを上手に活用するポイント

リクルートエージェントを上手に活用するポイント

次に、リクルートエージェントを上手に活用するポイントを3つご紹介します。大手ならではの豊富なサービスを十分に生かしましょう。

ポイント① 無料セミナーやイベントに積極的に参加する

リクルートエージェントの魅力として、登録者が無料で参加できるイベントやセミナーがあります。例えば、以下のような内容です。

  • 未経験の職種・業界に転職する際のポイント
  • 第二新卒向け 転職活動の進め方
  • 自己分析セミナー

テーマや開催頻度が豊富で、オンラインで参加できるものも多数あります。転職支援のプロから役立つ情報を積極的に入手し、自身の転職活動に生かしてください。

ポイント② 職務経歴書の添削サービスを利用する

担当のキャリアアドバイザーに、職務経歴書の添削を依頼しましょう。

リクルートエージェントには、これまで多くの求職者をサポートしてきたノウハウが蓄積されています。企業が職務経歴書の中で重視するポイントや、書類選考に通過しやすい経歴書の傾向なども把握しています。

プロのノウハウを借りて、職務経歴書のブラッシュアップをしましょう。自分自身のキャリアを棚卸する機会にもなります。

ポイント③ 企業宛ての推薦書をチェックする

リクルートエージェントでは、求職者が企業に応募する際、本人の職歴や良い点を伝えるために「推薦書」を添付して送付してくれます。

担当者から見た求職者の推薦ポイントをまとめてくれる、うれしいサービスです。

応募する際には、ぜひ担当者が記載した推薦書を見せてもらうようにしましょう。担当者の認識に誤りがあったり、職務経歴書の内容を転記しただけだったりする場合があります。

「推薦書の内容を把握したうえで面接に臨みたい」と伝えて推薦書を確認し、変更の希望があれば依頼しましょう。

リクルートエージェントを利用する流れ


リクルートエージェントを利用する流れ

最後に、リクルートエージェントを利用する流れをご紹介します。申込から転職活動の終了までは、以下の流れで進みます。

  1. サービスの申し込み
  2. キャリアアドバイザーとの面談
  3. 応募先の決定
  4. 応募・選考
  5. 内定承諾・入社

それぞれ解説します。

1.サービスの申し込み

まずはオンライン上で、会員登録を行います。リクルートエージェントの公式サイトから、転職支援サービスの申し込みをしましょう。
リクルートエージェントの会員登録画面

(引用:リクルートエージェント公式サイト

希望条件やプロフィールなどの基本情報を入力してください。

申込の際、リクナビNEXTへの同時登録も可能です。企業からのスカウトを受けられるサービスもあるため、転職先の選択肢を広げたい方におすすめです。

2.キャリアアドバイザーとの面談

会員登録後、専任のキャリアアドバイザーと面談を実施します。

ご自身のキャリアの詳細や、具体的な希望条件、転職の時期、転職活動を進めるにあたっての希望などを確認します。面談は、リクルートキャリアの各拠点での対面実施、または電話やオンラインでも可能です。

3.応募先の決定

次に、実際に応募する企業を選定します。
キャリアアドバイザーから紹介される求人のほか、自身でも専用のアプリを使った求人検索が可能です。

リクルートキャリアは、一般的に公開されていない非公開求人を多く保有しています。積極的に自分の希望に合う求人を探しましょう。勤務地や職種、業界、年収などでの条件を指定して、求人の絞り込みが簡単にできます。

4.応募・選考

候補となる企業が決まったら、まずは書類応募です。担当のアドバイザーが推薦書をつけて、企業に提出します。面接に進む場合は、キャリアアドバイザーが企業との日程調整を代行してくれます。
アプリから各求人の選考状況が確認できるため、複数社に応募している場合でも状況把握が簡単です。

リクルートエージェント登録者専用アプリ

(引用:RECRUIT AGENT 登録者専用アプリ

面接に行く前に、キャリアアドバイザーから企業の特徴に沿ったアドバイスをもらいましょう。これまでの経験から、対象企業でよく質問される内容や、面接の雰囲気などを確認できます。

5.内定承諾・入社

無事に選考に合格したら、内定承諾をして入社を迎えます。もし希望条件が異なる場合などは、キャリアアドバイザーから年収や入社時期などを交渉してくれます。

また、入社日までのサポートしてくれるため、転職活動が初めての方も安心です。最後までサービスを最大限活用してください。