転職できる限界年齢はいつまで?転職成功者が多い年齢と理由を解説

編集部の石崎です!

転職しようと思っても、「結局何歳までに転職したらいいのかわからない」という方もいるのではないでしょうか?

この記事では、転職の適齢期や、転職で求められることについて解説していきます。

結論:転職に年齢の限界・リミットはない、年齢よりもスキル・経験が重要

結論、転職に年齢の限界やリミットはあまりありません。

どちらかというとスキルがあるかどうかによって決まります。

中途採用をするとき、経験・スキルを求める採用担当者が多い

転職組を採用するときに重要視すること

人事・採用担当者を経験したことがある55名の方に調査をしたところ、転職者を採用するときにもっとも重要視するところはスキル(70.9%)でした。

また、ここでいうスキルは資格や検定のことではなく、仕事で何ができるかということです。

例えば、次のようなことがあげられます。

  • プロジェクト管理能力
  • セールス力や特定のプログラミング言語のプロなど職種の専門性
  • マネジメント経験の有無

なぜスキルが求められるかというと、企業側は「即戦力」を求めているからです。

新卒の時とは違い、中途採用者に1から教育を行う余裕があまりないというのが一つの理由でしょう。

コミュニケーション力と価値観・人間性がどの年代の転職でも大事な理由

その次にコミュニケーション力と価値観・人間性が重要視されています。

新卒だけでなく、中途採用においてもコミュニケーション力が重要と言われていますが、「そもそもコミュニケーション力っていまいちなにかわからない」という方もいると思います。

簡単に説明すると以下の3つの力のことです。

  • 自分が何を考えているかをしっかり言語化する力
  • 相手に合わせてわかりやすい言葉で伝える力
  • 相手に1番伝わりやすい手段(メール・電話・資料)を使い分けて伝える力

また、価値観・人間性も大事になってきます。仕事は結局人と人とで行うことなので、転職時の年齢問わず、いわゆる人間力があるかどうかも大事になってきます。

逆に価値観が合わない状態だと、お互いにうまく仕事を回しにくいです。

転職をしたいあなたが仮に転職に成功できたとしても、自分と合わない職場に転職してしまうと、結局居づらくなってまた転職となってしまうかもしれません。

それだとせっかく転職することができても、お互いの時間の無駄になってしまいかねません。なので、人事側から見ても、人間性を大事にしていると言えます。

自分に何ができるか、社風と合っているかどうかを転職前にチェックしよう

以上のことから転職時には年齢も多少は見られますが、スキルや経験・人間性の方が重要視されます。

なので、まずは自分のスキルを磨くこと、転職先の社風と自分の価値観が合っているか確認するようにしましょう。

ただ、転職時の年齢は見られてるのも事実です。特に未経験の転職希望者は年齢が見られる可能性が高いです。

実際に次の章で、未経験の転職希望者は何歳まで採用を検討するか確認していきましょう。

未経験職種へ転職するなら30歳までがリミット説

未経験で転職するなら何歳までに転職すればいいか

人事・採用担当者の55名の方に、未経験者の転職はいつまでにすればいいかアンケートを取ったところ、上記の結果になりました。上位3つに絞って、なぜこの結果になったか解説していきます。

28~30歳が最も多い理由

意欲やポテンシャルの観点と、一から育成するコストなどの観点から、転職適齢期は30歳までという意見がありました。簡単に採用担当者の意見をいくつか紹介します。

38歳・女性 未経験から一人前になるには2年以上かかるため、30歳以下の方を採用します。
50歳・女性 まだ育てやすい年齢でもあり、柔軟な対応ができつつも、基本的なビジネスマナーは備わっているため、ホスピタリティとして期待できるからです。
36歳・女性 30歳までは色んなことに挑戦して良いと思う。業務にもよるが、しっかり教えられる人間がいるときはあまり年齢を気にする事はない。
40歳・男性 育成する側の社員が30代以上となるため。
また、新しいことへの柔軟性や吸収力を考慮すると、20代までと考えます。

30歳以降になると、どうしても自分の価値観が形成されてしまう傾向にあります。

なので、一から育成をしようとしても、20代の方と比べると柔軟性や吸収力が劣る人が多くなりがちです

当然その分育成コストもかかってしまうので、30歳までが妥当と考える人事の方が多い印象でした。

また、会社によっては、働いている社員の方が全体的に若かったりするので、「入社後の指導を考えると若い方がいい」という意見も挙げられていました。

最後に給与についてです。未経験での採用となると、もちろんゼロからのスタートとなり、給与もそこまで出せない状況が発生してしまいます。なので、30歳以降になると、本人が希望する給与とマッチしないということが多々あるようです。

以上のような理由で、「未経験で転職するなら30歳までがリミット」という割合が最も多い結果となっています。

34~35歳が次に多い理由

「30歳までが転職のリミット」という意見とはうって変わって、未経験で転職できる年齢は34~35歳までという意見が2番目に多かったです。

40歳・女性 未経験職種の場合、35歳までが新しい業界、業務について吸収できる限界だとおもうため。
45歳・男性 人材業界で一般的に若手とされている年齢が35歳であり、それ以上を超えると教育が難しいと感じるため。
39歳・男性 大きく2点ございます。
・今後、キャリアアップをしていくための下積みを行うのにかかる年数を考慮するとこのあたりの年齢となるため。
・キャリアチェンジとなるので、相応の賃金を提供することが困難なレベルになるのが、おそらくこのあたりの年齢となるため。
48歳・女性 まだまだ、その人の意欲が高ければ違う仕事でも身につけられる年代である。
42歳・男性 未経験者の場合イチからなので、ある程度の記憶力が必要となります。その場合、年齢的な部分で物覚えの善し悪しに限界があると思いますので、35歳までが一つの判断基準なのかなと考えています。

記憶力や給与、あらゆる吸収力に関して、35歳までが限界であると感じている意見が多かったです。

また、それ以上歳を重ねると、成長スピードが遅くなってしまう可能性があり、結果として会社の利益に還元しにくいのではないかと考えている方が見受けられました。

さらに、この年齢を超えてしまうと、教育が難しいという意見もあります。なぜなら、この段階である程度経験を積んでいるのと、追加で教育にコストがかかるからです。中には教育は新卒までで、中途採用は必要でないと言う方もいるくらいです。

以上のことから、「35歳までが転職の限界」と考える人事の方が、2番目に多かったです。

40歳以上でも転職は問題ないけれど、少し危惧している部分はある

 

40歳以上であっても、未経験の転職に寛容な企業があります。おそらくその背景としては、少子高齢化による人材不足が挙げられます

かつては、中途採用の場合において、「35歳以下まで」というように求人に年齢制限が記載されていることも多かったようです。しかし、これでは労働者の雇用機会が不平等ですよね。

こういったことも踏まえ、「労働者の募集及び採用の際には、原則として年齢を不問としなければならない」と2007年に雇用対策法が改正され、義務化されました。

加えて、内閣府の統計調査によると、今後日本の人口は減少していく一方です。

少子高齢化のイメージ

出典:内閣府

こういったことからも、労働力を確保するため、40代の未経験であっても採用するという人事の方もいました。

加えて40代以上の方は、2~30代と比較してもスキルや経験値が高い傾向にあります。全く違う職種からの転職であっても、培ってきた経験を元に、企業側がこれまで解決できなかった問題も解決できる可能性があったりします。マネージャー経験などは、どの仕事をやるにしても活かされることが多いですよね。

ただし、経験が長く、未経験転職であるゆえに、人事・採用担当の方からは以下のようなことが懸念点として上がっています。

54歳/男性 40代になると多くの方は自分の「価値観絶対主義」が多く、当社の価値観を理解しようとする努力は認めますが、本人が困った時に自己価値観で判断してしまう方が多いのです。
40歳/女性 やはり40代以降、歳をとるにつれて向上心もなくなってくると思います。
若いうちの方が向上心があると思うんでなんとなく30位です。
22歳/女性 前職や社会人としての経験が時より新しい場所ではあまり通用しないことがあります。良いところは充分生かしつつもふさわしい適応能力がまだあるのは30代までかと思うので、40代以降は積極的には採用していません。

上司と部下という関係性がある限り、上司が年下部下が年上ということがありえます。そうなると、部下の方が今までやってきたスキルや経験が豊富なケースが多いので、年下の上司側からすると扱いにくいということにもなりえます。

となると、社内の雰囲気や人間関係がギクシャクしてしまい、円滑に仕事が回らない可能性があるのです。

転職している人の年齢層・平均年齢

ここからは転職に成功している人の年齢層や平均年齢について解説していきます。

年齢を重ねるにつれて転職率はだんだん下がっている

厚生労働省が発表している資料によると、年齢別に転職している人の割合は以下のようになっています。

年齢別の転職に関するグラフ

出典:厚生労働省

年齢別だと、男性の場合年齢が上がるにつれて転職が減っていきます。

一方女性は30歳手前で転職率が上がっています。女性の場合は出産がありますので、20代後半で一度休職・あるいは退職し、出産を経た後に再度転職する人が多いから、急にグッと上がっていると考えられます。

ただし、その後は男性と同様に横ばいになり、下降傾向になっていきます。

男女ともに共通している理由は、年齢が上がるにつれて、そもそもの転職の難易度がどんどん上がるからです。

先程グラフで示した通り、最も重要視するのは、スキルや経験と答えた人が70%ほどいて、未経験の転職なら30歳までと考えている人が4割弱もいるのです。

とはいっても転職ができないわけではなく、転職エージェントを利用すれば、条件や希望、年齢に応じた求人を紹介してくれるので、不安な方がいれば転職エージェントに相談してみるといいでしょう。

おすすめの転職エージェントは求人数が8~10万件ほどある以下の2つです。

>>リクルートエージェント

>>doda

転職成功者の平均年齢は32歳

大手の転職エージェントであるdodaが発表した情報によると、転職に成功している人の平均年齢は以下のようになりました。

dodaが発表した転職成功者の平均年齢のイメージ

男女ともに大体30代前半であることが多いです。

先程の人事の意見も踏まえると、だんだん歳を重ねるごとに転職の難易度も上がるのは間違いないです。

であるとするならば、早め早めの行動をすることはもちろん必須になってきます。目安としては、30歳までを一つの目標として転職することをおすすめします。

ただし、40代の採用にも積極的な企業があるように、あくまでこの数値は平均なので無理に転職を進める必要はありません。

焦って転職をしても失敗してしまう可能性が高いので、平均にとらわれず、自分のペースで転職を進めていくようにしましょう。

転職するとき各年代で求められるスキル・経験は違う

転職する際に年齢によって求められるスキルは異なってきます。順に紹介していきます。

20代の転職ではスキルよりもポテンシャルや意欲が重要!

人事・採用担当から見て、20代の転職で求めることについて何件か紹介します。

32歳/女性 20代は社会人経験が未熟なため、人間性を最も重要視する。求める人物象は「人の話をしっかりと聞ける、失敗を素直に認める、我慢強さ・やる気」を感じられる人材
40歳/女性 やはり20代の若い人を採用するときには1番必要なのは将来性と向上心だと思います。働きたいと言う意欲もとても大事だと思います。
28歳/女性 人間性がしっかりとしており、誠実で素直な姿勢があること。勉強することに抵抗がなく、向上心があること。
40歳/男性 謙虚さ、人から学ぼうとする態度。上っ面のスキルなんていりません。まずは人として立派な人材が欲しい。
30歳/男性 20代の転職に関しては、特にスキルを求めていないです。どれだけ向上心があって、やる気があるか。またどれだけ素直かみています。また将来どこのポジションにつきたいかは大きいです。

20代はまだまだスキルや経験が浅い傾向にあります

なのでスキルというよりも、どちらかというと上記のように、ポテンシャルや意欲があるかどうかといったところが見られます。

もちろんスキルはあるに越したことはないので、自分が今持っているスキルはしっかり伝えるようにしましょう。

その他にも、転職希望者の地頭も見られていることが多いです。なぜなら、3~40代と比べてスキルが浅い分、言われたことを正確に理解することができる力があるかが重要になってくるからです。

以上のことから、20代の転職では、「素直さ」「ポテンシャル」「理解力」が主に見られると思っておくといいでしょう。

30代の転職はスキル・経験に加えてリーダー性があるかを見られる!

人事・採用担当から見て、30代の転職で求めることについて何件か紹介します。

45歳/女性 10年後どこまで登りたいのかいえる方
即戦力でどのくらい持ってるスキルで貢献できるか
36歳/男性 ある程度の社会経験・スキルを求められるので、自分裁量でどれだけの仕事がこなせるかが重要。
52歳/男性 リーダー要素を持ち合わせているかがポイントになります。あとはしっかり意見を論理的に言えるか。
40歳/女性 ある程度の将来や先を見て、自律的に行動ができる。または自律的行動を起こすための活動をしている人材を求めています。
38歳/女性 仕事に関するスキルや知識はそれなりにある前提で採用するので、即戦力になるかどうか、コミュニケーション能力があるかどうかです。
念の為に転職理由も聞きます。


30代は20代と違い、ある程度経験を積んできていることから、やはりスキルを見られる割合は高くなってきます。

また、スキルに加えて、「自律しているかどうか」「リーダー要素があるか」といったところを見られているようです。

企業からすると、一つの目標に向かってチームを統率して引っ張っていく人材はどうしても不足しがちです。時と場合によっては、売り上げ・利益に大きく関わってくるところでもあるため、このようなところが見られています。

自分の役割をしっかり認識した上で、自分から行動を起こすことができること、加えてチームを引っ張っていけるかどうかが、30代には求められているのです。

40代の転職はスキル・経験・・リーダーシップに加え、リーダー候補を育成できるかが重要

人事・採用担当から見て、40代の転職で求めることについて何件か紹介します。

52歳/女性 下記3点。
・即戦力となるか
・今まで培ってきた知見やノウハウを良い意味で還元できるか
・指向性がはっきりしているか(技術スペシャリストなのか、プロジェクトマネージャーなのか、管理職なのか)
53歳/男性 マネジメント経験があり、目利きがあり、リーダーの育成ができる経営の視点をもっている。
46歳/女性 その分野での即戦力になり得る、且つ人材育成の経験があるかを求める。今後の会社のリーダーとして部下から信頼を得られる人か、リーダーの能力があるかなど、内面に関しても重要視する。
48歳/男性 即戦力になり、まとめる力や周りをサポートする器の大きさ人間性が充分備わっているか。
57歳/女性 マネジメント経験か、リーダー経験があり、計画に基づいてチームで仕事するスタイルがある方。技術系であれば、既存の技術者よりも高い技術力が、必要。

40代であれば、内面が重要であることは言うまでもなく、スキル・マネジメントやリーダー経験があることも必須になってきます。

加えて、人材育成ができるかどうかというところも重要になってきます。自分のスキルを高めて、リーダーシップを高めるというのも必要なのですが、下の世代を育てなければ新たなリーダーが育たなくなってしまいます。

なので、人材育成ができるかどうかも、40代の転職においては評価ポイントになる可能性が高いです。

さらにいうと、今まで培ってきた知見やノウハウの他に、どういう人脈を築き上げてきたかも転職で見られることもあります。

なぜなら人脈が多い方だと、いろんな人脈を元に思わぬところでビジネスチャンスを広げられる可能性があるからです。そうすると企業に利益がもたらされることになり、重宝されやすいんです。

まとめると、40代に求められていることは、スキル・マネジメント・リーダー経験に加え、人材育成ができるか、人脈があるかどうかになってきます。

転職のタイミング・何歳までに転職すべきか悩んだらエージェントに聞いてみるのもあり

女性が人差し指を立てているイメージ

転職で求められる年代がわかったのは良いものの、いつまでに転職したらいいのか・何歳までに転職したらいいかわからないという方も中にはいるかと思います。

加えて、どのスキルが自分には足りていないのかわからないこともありますよね。そんな時は転職エージェントに相談することも一つの手です。

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例えば、同業種で転職するべきか、未経験の分野に転職しても問題ないか、といったことについて意見をもらうことができるので、次に自分が何をすべきかが見えやすいです。

もちろんあまりキャリアに自信がない方であっても、しっかり相談に乗ってくれますので、まずは登録してどんな求人があるのか聞いてみるのも一つの手でしょう。

その際、年齢に応じておすすめの転職エージェントは異なってくるので、自分にあったものを利用することが重要です。

年代別におすすめの転職エージェントを紹介するので、まずは登録して、転職できそうか相談してみるといいでしょう。

>>20代ならマイナビエージェント

>>30代ならリクルートエージェント

>>40代ならJACリクルートメント