リクルートダイレクトスカウトでの転職活動が、在職中の会社にバレないか気になる人も多いのではないでしょうか?
結論、対策をすれば、バレることはほとんどありません。逆に言えば、バレる可能性はゼロだとは言い切ることもできません。
この記事では、なぜ転職活動がバレてしまうのかや、バレない対策は何かなどについて解説していきます。
リクルートダイレクトスカウトの利用が現職にバレる可能性はある?
まず結論として、リクルートダイレクトスカウトでの転職活動は、基本的にはバレることはありません。
なぜかというと、リクルートダイレクトスカウトで公開されるレジュメには、求職者の名前や顔写真は公開されないためです。公開されるのは、経歴とスキルのみなので、個人が特定されることはなかなかないと言えるでしょう。
しかし、まれにバレてしまう場合もあります。
ここからは、どうしてバレてしまうのか、理由を解説していきます。
今の職場にバレてしまう理由、流れ
バレてしまう理由の説明の前に、リクルートダイレクトスカウトのサービスについて簡単に説明します。
1 | 求職者がリクルートダイレクトスカウトに登録 |
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2 | 求職者が職務経歴書などのレジュメを書いて提出 |
3 | 企業が求めている人材をサイト内で検索 |
そこで、今の企業にバレてしまう理由としては、この「3.企業が求めている人材をサイト内で検索」で、企業が職務履歴の情報などから個人を特定してしまう可能性があるのです。
もちろん、スカウトの段階では名前や顔写真は公開されていませんが、
「職務経歴、似たものを見たことがあるな」
「もしかしたら〇〇さんかも?」
といった感じで見つかってしまうという可能性があるということなのです。
しかし、この後説明する「ブロック機能」を使えば、100%とは言い切ることができませんが、このようにバレる可能性を低くすることができます。
ブロック機能で今の会社にバレなくする方法
在職中の転職活動をバレないようにするためには、特定の企業をブロックする機能を使うべきです。
このブロック機能を使えば、自分のことを知っている会社や行きたくない会社をブロックでき、企業からの求職者の検索に引っ掛からなくなります。
そのため、バレる可能性をほとんどゼロにでき、余計なことを気にせず転職活動に取り組むことができるのです。
ここからは、ブロック機能でバレにくくする方法を具体的に解説していきます。
企業ブロック設定【画像付き解説】
ブロック機能を使う際は、「企業ブロック設定」を変更する必要があります。
「企業ブロック設定」とは、リクルートダイレクトスカウトに登録した後、職務経歴書を公開したくない企業名を検索してブロックできる機能のことです。
この「企業ブロック設定」に利用制限はなく、この機能を使うことで、現在の職場に転職活動がバレなくなるのです。
1.設定画面から「企業ブロック設定」の「変更する」ボタンをクリック
2.企業名を検索、「設定する」ボタンをクリック
3.設定画面からブロックされているかを確認
「企業ブロック設定」を変更する際に、今の会社など検索したい企業名が出てこない場合、「リクルートダイレクトスカウトの利用がないその時点ではない企業」ということになります。
しかし、今の会社がリクルートダイレクトスカウトを利用し始める可能性もあるので、転職活動中はこまめなチェックが必要と言えるでしょう。
ヘッドハンターもブロックできる【ヘッドハンターとは】
企業を直接ブロックするだけではなくて、リクルートダイレクトスカウトにいるヘッドハンターをブロックすることもできます。
ヘッドハンターとは、あなたが公開する経歴を見て、ヘッドハンターの担当する会社の求人にマッチするものがないか探す、プロのスカウト担当者のことです。
ヘッドハンターは非公開求人も抱えていることもあります。
そのようなヘッドハンターが、あなたの今の会社などを担当している可能性もあり、非公開求人をのぞいて、取り扱っている案件を求職者も閲覧できます。
サイト内で求人案件を検索してみて、今の会社の求人を担当するヘッドハンターがいれば、そのヘッドハンターもブロックしておきましょう。
いずれにせよ、「企業ブロック設定」をしておけば、ほとんどバレることはないでしょう。
企業ブロックをしてもバレることはあるのか
この「企業ブロック設定」さえ行えば、会社側の検索結果には出なくなるので、ほとんどバレる可能性はないと言えます。設定さえできれば、あとは余計な心配をせず利用することができるでしょう。
それでもバレる可能性があるのはこのような場合が考えられます。
- 「企業ブロック設定」の変更を忘れていた
- 今の会社が転職活動中にリクルートダイレクトスカウトを利用し始め、「企業ブロック設定」の変更をする前に見つけられた
- 「企業ブロック設定」を変更したけど、突然会社の名前が変わってブロックから外れた
- 自分で転職活動していることを話してしまった
- 転職活動の電話対応を聞かれた
このようなことも起こり得るため、「企業ブロック設定」という機能があっても、転職活動が絶対にバレないとは言い切ることができません。
それでも「100%バレたくない!」という人は、職務経歴書を完全に非公開にすることもできます。しかし、完全に非公開にするとスカウトのオファーは来なくなるため、転職活動が前に進まなくなります。
自分で求人を探して応募はできるものの、スカウトサイトを使う意味がなくなってしまいます。そのような場合は以下の方法で転職活動を進めるのがおすすめです。
- 企業に直接応募をする
- スカウトサービスの無い転職サイトを利用する
リクルートダイレクトスカウトに登録していることがバレたらどうなる?
このようにリクルートダイレクトスカウトでの転職活動がバレても、原則クビになることありません。人事の採用担当が見つけても特に何もせず、また、あなたの社内評価にも影響が出ない場合が多いです。
現役の人事担当者からはこのような声が上がっています。
現役の人事担当者の声
- Aさん「特に何もしない」
- Bさん「転職活動していることは言わず、その人の上司に様子を聞いて、職場環境の改善に努める」
- Cさん「優秀な人材の場合、見つけたらその人の直属の上司に伝える。その場合、上司は直接問いただすことはせず、職場環境の改善に動くというケースが多い」
転職活動をしていることが分かっても、本人に注意することはありません。また、仕事の上司ではなく人事が見つけただけなら、社内評価にも影響ないことが多いと言えるでしょう。
会社にバレずに転職をしたい人は直接応募しよう
転職活動していることが会社にバレたとしても、特に求職者に悪影響が出ることはありません。
しかし、バレてしまうと何となく今の会社の居心地が悪くなるように感じる人も多くいるでしょう。「絶対にバレたくない」という人は直接応募するのがおすすめです。
転職サイト、エージェントも企業ブロック機能はあるところが多いとは言え、企業側が求職者を検索できる場合が多いので「絶対にバレない」という保証はできません。
「何があっても絶対にバレたくない」という人は、企業に直接応募したり、SNSで求人募集をしている企業にアプローチしてみたりすることをおすすめします。