この記事では、第二新卒・既卒向けの転職エージェント「マイナビジョブ20's(トゥエンティーズ)」を実際に利用してみた感想を紹介します。
第二新卒として転職を試みた2人の経験を踏まえて、「どういう人がマイナビジョブ20'sに向いているか」について解説していきます。

24歳。埼玉県在住の田上です。私はマイナビジョブ20'sを使って良かったのでみなさんにおすすめしたいです。(私の体験談)

25歳。神奈川県在住の川島です。マイナビジョブ20'sは正直おすすめしません。(私の体験談)
結論:マイナビジョブ20'sに登録して良かった点・悪かった点
2人の体験談についてそれぞれ詳しくお伝えする前に、2人の意見をまとめて、マイナビジョブ20'sに登録して悪かった点と良かった点を整理しました。
先に体験談を読みたい方はこちら↓↓
>>詳しい体験談(おすすめする派)
>>詳しい体験談(おすすめしない派)
マイナビジョブ20'sに登録して良かった点
- アドバイザーが良き理解者となってくれる
- 東京・大阪ならこだわり条件を設けても求人が見つかる
- 求人票に「おすすめポイント」がついていて求人を探しやすい
- 第二新卒・未経験転職に向いている
マイナビジョブ20'sに登録して悪かった点
- 東京・大阪以外だとなかなか紹介をしてもらえない
- 300万円台の求人が多く、年収を大きく上げたい人には向いていない
マイナビジョブ20'sをおすすめする人・おすすめしない人
2人の体験談を踏まえて、編集部が独自調査した結果、マイナビジョブ20'sをおすすめする人・おすすめしない人はこのようになりました。
>>詳しい体験談(おすすめする派)
>>詳しい体験談(おすすめしない派)
おすすめする人:「第二新卒・未経験OKで転職したい」かつ「東京・大阪の企業で働きたい」
マイナビジョブ20'sは、20代の転職支援に完全特化しています。そのため、未経験でも応募できるポテンシャル重視の求人を豊富に取り扱っており、未経験OKの求人は全体の75%以上となります。
一方で、川島さんの体験談にもあった通り、東京・大阪以外だと求人数の少なさがネックとなってしまいます。
そのため、「第二新卒・未経験OKで転職したい」かつ「東京・大阪の企業で働きたい」という方に向いています。
登録自体は3分で完了するので、まずは無料登録をして、アドバイザーの方との面談に進みましょう。面談も準備するものは特になく、気軽な気持ちで臨めますよ。
紹介される求人数に不安がある方は、転職エージェントの併用をおすすめします。
第二新卒・未経験OKでも求人数の多い大手転職エージェントに登録することをおすすめします。
おすすめしない人:「東京・大阪以外の企業で働きたい人」
マイナビジョブ20'sの求人は、東京や大阪に集中しているため、それ以外の地域で働きたい人は、他の転職エージェントを使うことをおすすめします。
大手転職エージェントであれば、第二新卒の求人は多数あります。
第二新卒におすすめ転職エージェント | 特徴 | リンク |
---|---|---|
リクルートエージェント | ■転職支援実績NO.1 株式会社リクルートが運営する転職支援実績NO.1、日本最大級の転職エージェントサービス。若手層~中堅・管理職層までの幅広い経験者、全国を対象。 |
公式 詳細 |
doda | ■会員登録者数750万人 会員登録者数750万人と日本最大級。ユーザーに合わせて求人をレコメンド。dodaの会員は、転職が未経験もしくは1回という人が78%。 |
|
ハタラクティブ | ■フリーター・既卒・第二新卒に特化 スマホでのオンライン面談、1社ごとの履歴書添削や面接対策を実施しており、就職成功率は80.4%。8割以上の企業が未経験OK、最短2週間で内定も可能。 |
公式 詳細 |
リクルートエージェントとdodaは、大手ということもあり、これまで培ってきたノウハウをもとに転職支援もばっちり行ってくれます。
ハタラクティブは第二新卒専門で、登録してからスピード対応してくれ、じっくり相談に乗ってくれます。
効率的な情報収集という点でも、2,3つ登録して、転職活動を進めていくことが望ましいでしょう。
おすすめする派の体験談:第二新卒で働きたい会社が見つかった

24歳。埼玉県在住の田上です。私がマイナビジョブ20'sをおすすめする理由を説明していきます。
私はマイナビジョブ20'sで転職に成功しました。東京23区の会社で、リモートワーク可、第二新卒OKというのが私の条件だったのですが、ぴったりの会社に転職することができました。
個別ヒヤリングで私のことを理解してもらえた
マイナビジョブ20'sに申し込むと、アドバイザーの方との面談が組まれます。この面談は、オンラインで行われるため、営業所まで足を運ぶ必要はありません。
私を出迎えてくれたのは、20代後半くらいの眼鏡がよく似合う素敵な女性の方でした。
何を聞かれるのかなとドキドキ緊張していたのですが、まず最初にマイナビジョブ20'sのサービスの内容や流れについて丁寧に説明してくれました。
聞かれたのは、「今までどんな仕事をしてきたか」「なぜその会社に入ったのか」「これからどんなことをしていきたいのか」「仕事を選ぶ上でのこだわりポイントはどこか」などです。
「これからどんなことをしていきたいのか」については、正直自分の中でも悩みがあったので、そのまま打ち明けました。そうしたら、いくつか実際の求人を見せてもらい、「これは興味ある?」「これはどう?」と聞いてくださり、やりたいことが徐々に明確になっていきました。
人当たりがよく、共感力の高い方で、私が今の会社を辞めたい理由を話したときも「そうですよね。それはつらいですよね」と私に寄り添った形で話を聞いてくれました。すごく安心しました。
リモートワーク可の求人もあった
私は、学生の頃から満員電車が苦手で、気分が悪くなって一日何も手がつかないということもありました。
新卒で入った会社は、最初はリモートワークだったんですが、徐々に方針が変わっていって、原則出社となってしまいました。私にとってはかなり辛く、それが転職したいと思った一番大きな理由でした。
週5リモートでなくてもいいので、ハイブリッドで勤務できる会社を探そうと思っていました。
第二新卒歓迎、未経験OKでリモートワーク相談可となるとだいぶ求人数が絞られてしまうかと思っていたのですが、すぐに5社ほど紹介してもらうことができました(しかも大手)。
うち興味が湧いた会社が3社あったので、実際に応募してみることにしました。
面接の際には、アドバイザーの方が職務経歴書の添削をしてくれたり、面接対策として実際に想定される質問をいくつかいただくことができました。
自分で探す場合も、おすすめポイントがあるので探しやすい
マイナビジョブ20'sは、「おすすめポイント」として、その求人の魅力を簡単にまとめてくれています。
「その企業がどうしておすすめなのか」を記載してくれるので、応募するかどうかの判断材料にもできそうですよね。
例えばこの求人であれば、おすすめポイントを見てこんなことを考えられそうです。
- 未経験でもちゃんと研修があるからチャレンジできそう
- 資格が無料で取れるから経済的な負担が少ない
- プロジェクトが終わったら1週間休みだから旅行に行けそう
おすすめポイントの下のタグにも「中途入社5割以上」や「職種未経験OK」などの表記があるので、今の自分と照らし合わせて応募するかどうか決めるといいかもしれません。
詳細の求人内容はここでは伏せますが、他にも次のようなことが詳しく記載されていました。
- 仕事内容
- 必要なスキル
- 求める人物像
情報が非常に詳しくまとまっているので、参考にしやすいです。
おすすめしない派の体験談:面談の連絡など一切音沙汰なし

25歳。神奈川県在住の川島です。私がマイナビジョブ20'sをおすすめしない理由を説明していきます。
登録までは簡単に行うことができ、自動で求人をいくつか送ってくれるので最初は便利だなあと思っていました。
しかし、登録しても全然連絡が来ないのです。そもそも保有している求人が他の転職エージェントと比べて少ないことが原因です。
詳しく時系列でお話していきましょう。
マイナビジョブ20'sの登録自体は3分あればできてカンタン!
マイナビジョブ20'sへの登録はわかりやすく簡単にできます。
まずは公式HPから登録します。次のページから基本的に行うのですが、たった4ステップで終わります。おそらく3分もかからないでしょう。
ここまで登録し終わったら、自分のスマホに認証コードが届くので、それを入力していったん終了です。
Web履歴書の作成や職務経歴書の作成などの細かい作業はあるのですが、登録自体は難しくなく、問題ないです。
求人は東京・大阪がメインで、数も限られているので紹介してもらえない確率が高い
登録した後は、自動で求人が送られるようになるので、すごく便利だなと思いました。
しかし、登録したはいいものの「思ったよりも全然求人が紹介されない」と感じました。
試しに求人の数について、公式ページの検索機能で調べてみました。求人数は全国で約5,400件(※)ほどだそうです。
※非公開案件も合わせればもう少しあるかも。
そのうち東京都が2,010件、大阪府が1,270件ほどを占めており、都市圏が中心です。私は神奈川県に住んでおり、横浜の企業に絞って探していたので、なかなか紹介されないのも仕方ないなと思いました。
つまり、東京や大阪などの首都圏以外の地域にはそもそも求人があまりないため、マイナビジョブ20'sに登録しても求人を紹介してもらえないことになってしまうのです。
マイナビジョブ20'sだけに登録して第二新卒の転職活動を進めていくのは難しいと言えます。
マイナビジョブ20'sに登録して2週間経っても音沙汰なし
他の転職エージェントであれば、遅くても登録した次の日、早ければ登録して5分で連絡が来ました。
ところが、マイナビジョブ20'sの場合、2週間経っても連絡が来ませんでした。
しびれを切らして、直接マイナビジョブ20'sに問い合わせてみたところ、次のような返信がきました。
私はマイページで「3ヶ月以内に転職したい」「今の会社に勤務して約1年」と申告していました。その他の希望条件も良い条件に設定していたため、紹介できる求人がなく、連絡してもらえなかったのかもしれません。
ただ、他の転職エージェントでは即対応してもらえたことを踏まえると、もう少し早く連絡してくれてもよかったのではと思います。
一方「すぐにでも転職したい」「スキルはある程度兼ね備えている」「3年ぐらい今の会社に勤めている」という方は、すぐに求人を紹介してもらえる可能性はあるので、登録してみてもいいかもしれません。
また、先ほど書いたとおり、「そもそも求人数が少ない」のも理由のひとつに挙げられると思われます。
そのため、別の転職エージェントにも登録することが必須となってきます。
大手企業の求人を多数取り扱っているが、年収は300万円台が多い傾向
求人数こそ大手の転職エージェントと比べるとあまり多くは感じませんが、年収や企業の規模などをみてみると、優良な求人が多数見られます。
第二新卒でも、トップメーカーや商社、安定した大手企業の子会社やグループ企業など、取り扱っている企業は多種多様です。
あくまで一例ですが、例えば次のような企業がありました。新卒の時に行けなかった憧れの大手を狙いたい方にもチャンスがあると言えます。
また、研修制度が充実していたり、社宅・家賃補助制度などの福利厚生もしっかり整備されている求人が多く見られました。
その反面、年収に関しては300万円台の求人が80%を占めています。
人によるとは思いますが、マイナビジョブ20'sに限らず、第二新卒での転職は年収が現状よりも下がる、ないしは現状維持という場合が多いです。
特に異業種に転職しようと考えている方は、ほぼ必ずといっていいほど年収が下がると見込んでおいた方がいいでしょう。
なぜなら、結局のところは自身が持っているスキルで給与が決まってしまうからです。
加えて、会社によって覚えなければならない仕事や業務内容が変わってきます。そのため、前職の経験・スキルを活かしにくいことが往々にしてあるのです。
なので、転職時の年収ではなく、転職後1〜5年ほどの長期的な目線で考えるようにしましょう。マイナビジョブ20'sの求人には年収モデルが記載されており、参考になります。
例えば、次のような年収モデルがあります。
<とある企業の施工管理職>
年収例 | |
---|---|
2年目 | 420万円/25歳(入社2年目)/月給26万円+諸手当 |
8年目 | 650万円/32歳(入社8年目)/月給35万円+諸手当 |
6年目 | 800万円/48歳(入社6年目)/月給38万円+諸手当 |
入社後の努力によって年収も変わってくるので、数年先の年収を見据えて転職活動するといいでしょう。
マイナビジョブ20'sの転職の流れと転職のポイントを一挙公開!
マイナビジョブ20'sの面談から内定までの流れ
- 申込み
- 個別カウンセリング
- 求人に応募
- 面接
- 内定・入社
求人の中には非公開求人も混じっていることがあるので、見逃さずチェックしておきましょう。
面接対策はもちろん、日程調整から入社準備に至るまで、希望に応じて専任の担当者がサポートします。また、無料で様々なセミナーを開催しているので、参加してみるといいでしょう。
非公開求人とは、一般に求人情報誌などに出していない企業の求人です。採用人数が少なかったり、待遇や年収が良いため、求人が集中しすぎないようにあえて公開していません。
また、企業側も特にマッチした人材を求めているので、エージェントに依頼します。
条件の良い非公開求人は、一般的にはすでに実績のある経験者の転職向けです。
一般的な転職エージェントだと未経験OKの非公開求人はありませんが、マイナビジョブ20'sでは特に20代をターゲットにした非公開求人を紹介してくれます。
カウンセリング前に適性診断を受けるため、自分の強みを知ることができる
マイナビジョブ20'sのHPによると、適性診断は次のようなものだそうです。
「マイナビジョブ20's適性診断」とは、自分と仕事の関わり方をもう一度整理して捉え直すために、受検者が自身の行動スタイルと照らし合わしながらテストに回答していき、仕事にまつわるみなさんの特徴を客観的に測定するテストです。
仕事をする上でみなさんそれぞれのパーソナリティがどのような強みになるかを分析するための手助けとなります。
適性診断を受けることで、第二新卒で面接を受ける際により具体的な自己PRを書くことができます。また、自分が向いている仕事探しに役立てることができます。
なお、このツールは面接が確約になった人のみ受けられるサービスだそうです。
第二新卒の転職は短期集中のため、複数の転職エージェントに登録しよう
以上を踏まえると、マイナビジョブ20'sのみに登録するのではなく、他の転職エージェントにも複数登録した方が、第二新卒の転職活動を効率的に転職活動を進めることができます。
新卒採用と第二新卒の転職活動は別物です。第二新卒の就活は短期集中です!
第二新卒というのは、そもそも中途採用です。そのため、内定承諾期間も面接回数も新卒の時とは全く異なります。簡単に図で解説します。
新卒 | 第二新卒 | |
---|---|---|
就活期間 | 1〜2ヶ月ほど | 1〜2週間 |
内定の応募期間 | 1〜2ヶ月ほど | 3日〜1週間 |
面接回数 | 2〜5回 | 1〜2回 |
見ていただくとわかるように、就活の期間が非常に短いんです。
なので第二新卒で重要なのは、自分が応募したい求人をできるだけかき集め、同時並行で応募から面接まで進めていくことになってきます。
なぜなら、「内定をもらったけど他の企業も見たいのでちょっと待ってほしい」ということがしづらいからです。
ではこれらを踏まえて、「どういうふうに求人を集めていくか」を知りたいところですが、ここは少しコツがあります。
それは、第二新卒に特化した転職エージェントと、大手の転職エージェントのそれぞれに複数登録しておくことです。
第二新卒だからといって、第二新卒に特化した転職エージェントに必ず登録しなければいけないわけではありません。
もちろん第二新卒に特化している転職エージェントの方が、未経験でもチャレンジできる求人や第二新卒を歓迎している企業の数は多いです。
しかし、多くの転職エージェントも肝心の求人数は2,000〜4,000件ほどです。
それと比べて、いわゆる大手の転職エージェント、例えばリクルートエージェントは11万件ほどの求人を保有しています。
dodaも7〜8万件ほど取り扱っていることからわかるように、大手の転職エージェントは保有している求人の数が全然違います。
もちろんその中には第二新卒の求人も含まれていることが多いです。なのでどちらにも登録しておくことで、結果的に自分が希望する求人を見つけやすくなります。