市場価値を高めて学歴社会にリベンジできる、Enjinでの働き方

成長めざましく、若手が生き生きと活躍している企業を紹介するこの企画。今回は、企業や医療機関のPR事業を手掛けて、近年急激に成長している株式会社Enjinを取材させていただきました。

株式会社Enjinとは

株式会社Enjinは、企業や医療機関を中心に5,000社以上のPRやブランディングを手掛けてきたPR会社です。それぞれのクライアントの現状・経営課題・要望・ブランディング戦略などに合わせたメディアを選定して直接アプローチを行い、これまでメディアに取り上げられる機会が少なかった企業や医療機関のメディア露出を実現してきました。

社員の平均年齢が27.5歳という若く勢いのある会社で、メディアと企業をダイレクトにつなぐマッチングサービス「メディチョク」の提供を開始したり、売上・社員数ともに右肩上がりで成長したりと、その注目度は高まっています。

2023年3月にはアズ・ワールドコムジャパン株式会社をEnjinグループとして迎え入れたことで、グローバルネットワークと多様な業務領域を駆使し、カスタマイズされたPR⽀援が可能になっています。

会社名 株式会社Enjin(Enjin Co., Ltd.)
住所 東京都中央区銀座5-13-16 ヒューリック銀座イーストビル8F
(7Fはスタジオ・受付)
事業内容 PR事業
・ストラテジックPRサービス
・ダイレクトブランディングサービス
・PRプラットフォームサービス
設立 2007年3月(創業は2006年6月)
公式ページ https://www.y-enjin.co.jp/

今回は、株式会社Enjinの執行役員・事業本部長である小川浩平さんに、「他社の3倍のスピードで成長できる」「自分自身の市場価値を高めて立派な人間になることができる」という若手社員の育成や活躍についてお話を聞かせていただきました。

また、会社の基盤となっている「OHANA(※)」という考え方や、新たな人材を採用するにあたって、求めている人物像についてもお話を伺っています。
(※)オハナ:ハワイ語で「家族」

本日お話を伺った方
株式会社Enjin執行役員・事業本部長の小川浩平さん

株式会社Enjin
執行役員 事業本部長

小川 浩平さん

「メディチョク」などを通じて、企業のPRをサポート

株式会社Enjinが提供するメディアマッチングサービス「メディチョク」のイメージ写真
▲メディアマッチングサービス「メディチョク」のサービスイメージ

編集部

最初に、Enjinさんの事業内容についてお聞かせいただけますか?

小川さん

PR会社として、企業や医療機関の広報部門を担当させていただいています。クライアントの現状や経営課題などをヒアリングした上で、メディア選定、メディアへのアプローチ、撮影の手配などをトータルサポートして、ご要望に沿ったメディア露出につなげることが主な業務です。

2020年からは、メディアと企業をダイレクトにつなぐメディアマッチングプラットフォーム「メディチョク」の企画・運営も行っています。

編集部

どういった企業・医療機関を対象とされていらっしゃいますか?

小川さん

近頃は大手企業や有名企業であるクライアントも増えていますが、もともとは中小企業やベンチャー企業のPRを専門としていました。

日本の企業数の99.7%は中小企業もしくは小規模事業者です。日本は中小企業に支えられている国だといっても過言ではありません。それにもかかわらず、メディアに取り上げられるのは大手企業や変わった事業をされているようなスタートアップ企業ばかりです。

メディアが多くの人の興味・関心を集める企業を取り上げるのは当たり前ですが、中小企業や小さな地元企業にも素晴らしい技術や魅力を持った会社は数多くあります。日本を盛り上げて成長させていくためにも、「こういう企業や仕事があります」「こういう経営者がこんな思いを持ってやっています」ということを、多くの方に知っていただく機会を創出するというのが私たちの業務です。

編集部

メディア露出を通じて、企業や医療機関のPRやブランディングを行っていらっしゃるわけですね。

売上高は3年で倍以上、社員数は10年で10倍に

株式会社Enjinのミーティング風景

編集部

まず、成長企業というテーマでお話を伺わせていただきます。Enjinさんのめざましい成長ぶりが伝わるような具体的な数字というのはありますか?

小川さん

数字でいいますと、売上高は2019年5月期の12億5,100万円から、2022年5月期は30億6,500万円、2023年5月期は第3四半期終了時点で23億9,000万円と、ここ数年ほどで倍以上になっています(※)。また、私が入社した2013年時点では20数名だった社員数も、10年で約10倍に増えました。
※参考:株式会社Enjin公式サイト「経営成績」

編集部

成長の要因はどういったところにあるのでしょうか?

小川さん

第1にいえるのは、社員全員の頑張りです。社員たちが頑張れる仕組みを会社がいろいろと用意してはいるものの、やはり皆さんの自発的な頑張りがいちばんの成長要因だと思います。

コロナ禍でも売上を落とさなかったマインドセットと即時対応

編集部

社員の方の頑張りで、壁やピンチを乗り越えた、大きく成長できたというエピソードがありましたら教えてください。

小川さん

例えば、コロナ禍のときですね。ちょうど弊社は上場準備中だったのですが、アポイント数が減ったり、メディアからクライアントへの取材予定が延期になったりと、いろいろなことが起こりました。

当社以外の他の多くの企業も、営業においてアポイントがとれない、クライアントと接触できないという難しい状況に陥っていたと思います。そのとき、私たちは、これは「ピンチではなくチャンス」だと思いました。弊社にはそういう思考の方向性、マインドセットがあります。

こういう状況だから仕方ないと、足を止めてしまうことは簡単です。ですが、それでは私達もクライアントも成長がストップしてしまいます。逆にここを乗り越えることができたら、自分たちの経験値にもなり、クライアントの信頼もより強固になると考えていました。

編集部

前向きなマインドセットのもと、その時期を乗り越えたということですね。

小川さん

はい、乗り越える施策として、すぐにオンラインで商談ができる環境を構築しました。加えて、幹部メンバーが10日間ほどの短期間で、Enjinの世界観をオンライン上につくりこむことに成功しました。

当時、会社単位でスタジオなどをつくりこんだ、オンラインでの商談環境を用意している会社というのはほとんどなかったと思います。結果として、売り上げを落とすどころかさらに成長することができ、2021年6月に無事上場することができました。

対メディアの営業力とノウハウで普通の会社のメディア露出を実現

株式会社Enjinのミーティング風景

編集部

Enjinさんの強みとして人の力というのを強く感じますが、ビジネスモデルや事業内容における他社との差別化要因、強みを教えていただけますか?

小川さん

メディアに取り上げられるのは、際立った特徴がある、あるいはテレビや雑誌に取り上げることでウケる要素がある人や会社に限られがちです。しかし、世の中の多くの人や企業は、そうではありません。ごく普通の人であったり、仕事人であったり、会社であったりがほとんどです。

こうした企業を著名なメディアに露出させるのはとても難しいことなのですが、私たちはそれを成功させるノウハウを持っています。これが圧倒的な差別化要因であり、強みですね。

編集部

ごく普通の会社をメディアに露出させる秘訣というのは何なのでしょうか?

小川さん

簡単にいえば、これまでに積み上げてきたメディアとのコネクションとノウハウです。「対象となる企業の良さを見つけて、メディアに売り込む」という一般的なPR会社のやり方とは、まったく異なったアプローチをしています。

くわしいアプローチの仕方はお教えできませんが、メディアに対するコミュニケーション力とノウハウを持っているというのが強みです。そのため、メディア折衝は限られたメンバーしか行っていません。

クライアントの数・会社規模の増大とともに事業を拡大中

編集部

Enjinさんの今後の展開としては、どのようなビジョンを描いていらっしゃるのでしょうか?

小川さん

中小・中堅企業のPRやブランディングを中心に行ってきましたが、弊社が上場させていただいたことによって、嬉しいことに大きな企業からの引き合いも増えてきました。また、10年来のお付き合いをさせていただくうちに成長されて、会社規模がずいぶん大きくなったクライアントもいらっしゃいます。

メディアと企業広報の方とのマッチングプラットフォーム「メディチョク」は、ありがたいことに大手企業の広報担当の方も多く利用してくださっており、そこから派生して「会社全体のPR戦略を考えてほしい」というオーダーを受けることも少なくありません。

中小・中堅企業中心というところから、クライアントとともに成長させていただき、大手企業向けにどんどん事業を拡大している状況です。

編集部

クライアントの規模が変わることで、業務内容にも変化が起きていらっしゃるのでしょうか?

小川さん

これまでは、PR戦略はパッケージ化したものを中心に提供してきました。ところが、クライアントの会社規模が大きくなるにつれて、その企業に合わせた戦略というのが求められるようになってきています。

そういったご要望に応えるため、PR戦略の構築などに強いアズ・ワールドコムジャパン株式会社というPR会社を2023年3月に子会社化させていただきました。その結果、企業規模が大きいクライアントに対しても戦略PRを提供することができるようになっています。

アズ・ワールドコムジャパンで対応させていただいているクライアントは、皆さんが知っているような大手企業ばかりです。また、当社で現在お付き合いさせていただいているクライアントの中でも、ご要望がある場合には、アズ・ワールドコムジャパンにて対応をさせていただいています。

編集部

対メディアの営業力とノウハウ、それに前向きなマインドセットとマンパワーで成長を遂げて、今はクライアントの数がどんどん増え、同時にクライアントの会社規模もどんどん大きくなってきているということですね。

若手が経験値を積んで他社の3倍成長できる会社

株式会社Enjinの社員たち

編集部

ここからは、もう1つの特集テーマである若手活躍についてお話を伺わせてください。Enjinさんは、社全体の平均年齢がお若いそうですが、新卒で入られる方が多いということでしょうか?

小川さん

はい、社員の平均年齢は27.5歳です。

新卒採用がメインではありますが、転職で中途入社してこられる方も少なからずいらっしゃいます。ちなみに私も転職組です。転職組は、プロフェッショナル人材の方と第2新卒の方がいらっしゃって、第2新卒の方はこれまたお若い方が多くいらっしゃいます。

全体的に若い会社ではありますが、クライアントからは、実際の年齢や経験年数よりも上に見えることや、若手社員の働きぶりに対してお褒めの言葉をいただくことが多くあります。入社2年目、3年目の社員が、「え!?20代後半かと思った」「5年目とかじゃないの?」と良い意味での驚きの言葉をよくいただいています。

編集部

入社2年目で、クライアントが想定する5年目相当の仕事ができているということですね。

小川さん

そういうことになります。一般的には、新卒入社3年目前後の社員は、その人の育成などにかかる経費や給与を上回るほどの利益を会社にもたらせていない「赤字社員」だという会社さんが多くあると聞いています。

しかし、Enjinでは新卒社員でも入社から丸1年たてば、2年目から「黒字社員」になります。一般的には3年かかる成長段階に1年で達するわけですから、「他の会社の3倍成長できる」と言い換えが可能なのではないでしょうか。それぐらいの経験値が積める会社だと考えています。

経営者と直接対峙する業務を通じて経験値はうなぎのぼり

編集部

Enjinさんの若手が速いスピードで成長をしていける要因を教えてください。

小川さん

いちばん大きいのは、経営者の方と直接対峙することができる仕事だという点です。経営者というのは、会社の利益を上げるということを常に念頭に置いていらっしゃいます。PRやブランディングに関しても、会社の利益につなげるためにご依頼いただいているわけです。

厳しい方が多いですし、厳しいお言葉をいただくことも多々あります。そうした経験を新卒1年目2年目から積むことで、仕事に対する考え方や向き合い方が自然と変わっていくのではないでしょうか。

編集部

新卒1年目から、そうした重要な業務を任せていることに何か理由はあるのでしょうか。

小川さん

もちろん、いきなり経営者の方と対峙する業務を任せるわけではありません。こういう課題を課して、こういう経験をしてもらって、ここまでできるようになったら経営者の方の前に出しても恥ずかしくない、という成長スキームが会社の中でしっかりと用意されています。

入社1年目から全員が「ここまでできるようになったら」をクリアできるわけではないですが、多くの若手が1年ほどで一定水準までたどり着いてくれています。とにかく努力をする、地頭の良さを活かす、先輩にも同行してもらって自分の経験値を貯めていくなど、アプローチの仕方はさまざまです。

そのため、たどり着く速度や達成レベルにも差が出ますが、基準をクリアして経営者の方と対峙するところまでいった若手社員は、皆さんそこからすごい勢いで経験値が上がっていっています。

編集部

Enjinさんの若手の中で、こういう人がこんなふうに活躍しているという具体例を1つ教えてください。

小川さん

社内でいろいろな基準を設けていて、入社時期に関わらずその基準をクリアした人には権限をどんどん委譲できるような仕組みの組織マネジメントを行っています。そうした中で、分析力と行動力が素晴らしく、入社1年半で肩書きがついたメンバーもいます。その社員はその後、最短でチームメンバーをもつようになり、2023年7月現在、入社4年目で役職者として活躍しています。

前職のことを忘れて会社のやり方を受諾することが転職成功のカギ

株式会社Enjinの全社イベント(創立記念日)の様子

編集部

転職で中途入社された方についても、どのようにスキームの中で成長して現場で活躍できるようになるのかを教えていただけますでしょうか?

小川さん

基本的には新卒と同じです。私は転職して入社してくる方には「今までの経験は未来で役に立つから、いったん忘れましょう」と事前に伝えています。

前職における活躍やノウハウは、前職の会社や人間関係を基盤として培われた信頼や実績であって、新しく行くところでは役に立たないことが多いです。同じ業種ならわかりませんが、違う業界に飛び込む場合はなおさらその可能性が高く、個人的には無価値だといってもよいほどだと思っています。

ただし、前職で積んできた経験は、のちのちには絶対に生きてきます。

まずは、前職のことを一旦すべて忘れて、転職した先の企業文化やノウハウを素直に取り入れてやっていくことが大切だと思います。そうして、新しい会社で信頼を得る努力と行動を積み重ねて十分に成長したあとで、前職での経験を組み合わせることで、その人のやり方、カラー、良さというのが出せるようになるのだと思います。

あとは、若手に限ったことではないのですが、弊社の社員たちがビジネス面だけでなく、さまざまな側面から「社会に役立つ人間」になって自分の価値を高めていけるよう、地域のごみ拾い活動や寄付活動など、社会貢献活動の経験も継続的に積んでもらっています。

OHANAで、おしみなく与え合い支え合う関係を築く

株式会社Enjinのオフィスの壁面
▲Enjinさんのオフィスには、考え方の基盤となっている「OHANA」の文字が描かれている

編集部

新卒・中途入社に関わらず、若手をサポートする仕組みや風土がありましたら教えてください。

小川さん

「情報は与えましょう」という文化があります。いろいろな会社の話を聞くと、他社では業務の進め方や有効なやり方などについて社内で共有をしない、隠すという社員が多くいらっしゃると聞いています。それに対して、弊社では「情報は包み隠さず与え合う」という文化が根付いています。

このやり方が良かったというのがあれば社内で共有しますし、形にして残すべき情報であればマニュアル化を上司に提案することも珍しくありません。また、マニュアル化されると、上司は「〇〇が作ったマニュアルだ」というのを公表します。Rマークがつくようなものですから、提案した社員はやはり嬉しいようです。

人に惜しみなく与えるという働きかけは、私が入社した当時からずっと積極的に行われていますので、企業文化として浸透してきているのではないかと思います。

編集部

核となるキーワードはありますか?

小川さん

「OHANA(オハナ)」ですね。ハワイ語で、家族という意味があります。血縁関係だけに限らず、経済的にも精神的にもつながりを持って助け合うという意味合いでの「家族」をOHANAといいます。

仕事に費やす時間というのは、往々にして家族といる時間より長いですよね。それならば、働く環境でOHANA的なコミュニティを形成して、お互いに支え合い、与え合うという関係を築けたほうが幸福だと思っています。

弊社代表の本田が『幸せな会社の作り方~SDGs時代のウェルビーイング経営の教科書~』というウェルビーイングの書籍を出しているのですが、人生はやはり幸福なものにしたいですし、そのためには「OHANA」「おしみなく与える」という考え方が重要になってくると考えています。

特別休暇の付与と帰省交通費の補助を受けられる「親孝行休暇」

編集部

OHANAという考え方に基づいた制度や福利厚生がありましたら、教えてください。

小川さん

いちばん象徴的なものでいうと「親孝行休暇」です。年に2回、親御さんのお誕生日または命日に、特別休暇の付与と帰省交通費の補助をしています。

家族や親というのは、いわばOHANAの基盤です。私達は親がいなければ生まれていないわけですから、親を大切することは生まれてきた者の義務だと思っています。親を大切にせずに、周りの人と支え合ったり、会社でOHANA的なコミュニティを形成したりできるわけがありません。

親を大切にするなんて当たり前のように聞こえてしまいますよね。しかし、社会人になって地方から東京に出てきた若者に「月に何回、親に連絡をしますか」「年に何回、親と会っていますか」と聞いたとき、数回ないしは全然連絡をとれていないという人は案外多いのではないでしょうか。

そこで、Enjinでは「実家が遠方のため、帰省日数も費用もかかるので帰りづらい」という人でも親に会いに行けるよう、親孝行休暇を設けています。制度を利用した社員が「親にこんなことをしてきました!」といった報告を社内ツールに投稿して、投稿を見た周りもほっこりして幸せな気持ちになるなど、良い波及効果も生んでいます。

編集部

社内スキームを構築し、OHANA的なコミュニティの中で誰もが情報を与え合い支え合っていることが、若手の活躍につながっているというわけですね。そして、ある一定レベルに達して経営者の方たちに対峙するようになることで、さらに経験値を積んでレベルアップを加速させていくという仕組みがよく理解できました。

市場価値を高め立派な人間になりたいという人はEnjinへ

株式会社Enjinのオフィス内観
▲上質なものに日常的に触れられるオフィス

編集部

この記事を通してEnjinさんに興味を持ったという方に向けて、何かお伝えしたいことはありますか?

小川さん

仮に弊社で丸3年、真剣に仕事に向き合って取り組むことをしていただければ、自分の市場評価・社会的な価値は間違いなく上がると思います。

2023年のデータによると、世界の都市総合力ランキングで東京は3位にランクインしており、銀座は東京の中でも中心地です。若くして銀座で勤務し、日常的にそこに集う人たちを目にして、交わって、自分もその一員になるということは、大きな刺激・経験につながります。

Enjinのオフィスも高級家具など良いものしか置かないようにしていますし、業務内容も会社の経営者に直接会うことができるという刺激に満ちたものです。

上質なものや洗練された人たちに常に触れている環境に身を置くと、それが当たり前になり、いつの間にか自分が快適さを感じるコンフォートゾーンが変わってきます。弊社で真剣に仕事に向き合うということは、ワンランク上のコンフォートゾーンに身を置き、そこにふさわしい仕事の仕方や立ち居振る舞いができるように食らいつくということでもあります。

そのため、弊社に入社して1年たつと、ほとんどの方の顔つきや雰囲気がガラッと変わるんです。

編集部

市場価値が上がるということですね。

学歴社会の前提をひっくり返すチャンス

株式会社Enjinのミーティング風景

編集部

市場価値を高めて立派な人間になることとコンフォートゾーンについて、もう少し教えてください。

小川さん

例えば、偏差値が70の大学に入学すると、偏差値70やそれ以上の人たちの中に入って日常的にそうした人たちと触れあうことになりますよね。そうすると、偏差値70の環境が自分のコンフォートゾーンになっていくわけです。

卒業後の進路も偏差値70の大学を出たというスペックと自分のコンフォートゾーンに沿ったものになりますので、必然的に一流企業に入社したり、官僚になったりと、高い環境に身を置き続けることになります。そこでまた、さらに洗練された人たちと触れあってコンフォートゾーンがランクアップしていくわけです。

もちろん、さぼってしまえば落ちていくことにはなりますが、エリートと呼ばれる人たちはこうした仕組みのなかで基本的にいつまでも高くあり続けることができます。

編集部

一度、ランクの高い環境に身を置くと、そこにふさわしい努力さえすればずっと良い環境で、良い市場評価を得続けることができるということですね。

小川さん

そうです。学歴なんて関係ないというのは、ほとんど「見せかけ」でしかありません。ただ、社会人になると、学業からビジネスに種目が変わります。

偏差値70の大学を出ていないけれど上に行きたいという人にとって、種目が変わるというのは大きなチャンスです。仕事の仕方、どのような環境に身を置くかによって、偏差値50の大学を出た人にも自身の市場価値を偏差値60や65に上げていけるチャンスがあります。

ある意味で、学歴社会に対してリベンジできるということです。そして、Enjinには、そうしたリベンジをできる環境があります。

厳しい目を持つ経営者の方々と仕事をすることも、自分よりランクの高い環境に身を置くことも大変なことです。もちろん楽ではありません。それでも何かを成し遂げたいという方、一発逆転をしたいという方、リベンジをしたいという方、市場価値を高め立派な人間になっていきたいという方と、一緒に働けたら嬉しいですね。

編集部

ビジネスという場は、学歴社会の前提をひっくり返して、一発逆転をするチャンスのある場所であり、Enjinさんにはそれをつかめる環境があるということですね。

本日はどうもありがとうございました!

■取材協力
株式会社Enjin:https://www.y-enjin.co.jp/
採用ページ:https://www.y-enjin.co.jp/career/