株式会社ストアフロントでは、バリューの社内浸透で「人々へのトキメキ」を実現

新たなテクノロジーや斬新なビジネスモデルなどで注目すべき企業を紹介する本企画。今回はインターネット広告とインターネットサービスの両市場で、独自のサービスを展開している株式会社ストアフロントをご紹介します。

株式会社ストアフロントとは

2018年4月に株式会社インタースペースから分社して設立された株式会社ストアフロントは、ミッションに「世界中の人々にトキメキを!」を掲げるインターネット関連企業です。店舗型アフィリエイト事業を国内でいち早く立ち上げたことで知られ、今ではこの分野のリーディングカンパニーに成長しています。

また会社設立と同時に運営を開始した月額セキュリティサービス「MWセキュリティストア」は、2022年に会員数が100万人を突破しました。そして2023年には「ポケットバックアップ」や「ストアフロントペイ」などの新サービスを相次いでスタートさせており、企業としての新たなフェーズを迎えています。

会社名 株式会社ストアフロント
住所 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル8階
事業内容 インターネットサービス事業、インターネット広告事業
設立 2018年4月
公式ページ https://storefront.co.jp/

株式会社ストアフロントではミッション・ビジョン・バリューを重視しています。これらを社内に浸透させるための取り組みや、若手メンバーの育成方法、そして社風について伺うとともに、採用についてのポイントをお聞きしました。

本日お話を伺った方
株式会社ストアフロント・営業推進部第一営業グループ リーダーのS様

株式会社ストアフロント
営業推進部第一営業グループ リーダー

Sさん

事業の柱は「インターネット広告」と「インターネットサービス」

株式会社ストアフロントのミッション
▲ストアフロントさんのミッション(公式ページより引用)

編集部

ストアフロントさんは、株式会社インタースペースさんから分社して設立された会社だと伺いました。

Sさん

その通りです。弊社は2018年に、株式会社インタースペースのストアフロントアフィリエイト事業部が分社して設立された会社です。ミッションには「世界中の人々にトキメキを!」を掲げており、ビジョンは「ありがとうと言われるサービスを提供する」としています。具体的な事業として「インターネット広告事業」と「インターネットサービス事業」の2つを展開しています。

編集部

では、それぞれの事業の概要についてご説明ください。

Sさん

まずインターネット広告事業ですが、こちらは弊社がASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)となって、広告主様とメディア様とを仲介させていただいています。

弊社のASPが従来型と異なる点は、メディアとしてリアル店舗を使う「店舗型アフィリエイト事業」であることです。この事業をスタートしたのは2006年でした。日本でいち早く立ち上げたと自負しています。現在では携帯電話の販売代理店様が主な取引先になっており、店舗のスタッフ様に広告主様のサービスをご紹介いただいています。

もう一方のインターネットサービス事業では、「SubscLamp(サブスクランプ)」や「ポケットバックアップ」、そして「MWセキュリティストア」や「ストアフロントペイ」などを展開しています。まずSubscLampですが、これはノーコードで簡単にサブスクサービスを開発・運営できるサービスです。初期費用・月額費用は0円で、運営に必要なLPや決済機能、顧客管理機能などを提供しています。

ポケットバックアップは、クラウドストレージサービスです。写真や動画、音楽や書類、そして連絡先などの重要なデータを、無制限でクラウド上に安全にバックアップできるサービスです。

MWセキュリティストアは、セキュリティサービスの月額課金サイトです。情報流出などからデバイスを守ることができます。そしてストアフロントペイは、店頭商品のキャリア決済を可能にする初期費用・月額費用0円の決済システムです。

株式会社ストアフロントのビジョン
▲ストアフロントさんのビジョン(公式ページより引用)

「世界中の人々にトキメキを!」に則って開発したサービス

株式会社ストアフロントのメンバー4名による談笑風景

編集部

インターネットサービス事業で提供している各種コンテンツは、どういった狙いで開発されたサービスなのでしょうか?

Sさん

基本的にはどれも、ミッションである「世界中の人々にトキメキを!」に則って開発したものです。何か不便なことがあって困っている人がいるのであれば、これをストアフロントは自社開発したアプリやサービスで解決したいんです。困っている人を1人でも減らしたいという思いが非常に強くあります。

例えばサブスクリプションサービスを1人で始めるとしたら、簡単ではありませんよね。しかし弊社のSubscLampをご活用いただければ、そのハードルが一気に下がります。SubscLampのサービス開始で、ときめいてくださった方が数多くいらっしゃるんです。このように弊社は、常にミッションに則ったサービスを開発し運営しています。

編集部

サブスクリプションの開発・運営を、ノーコードで実現したというのは本当に画期的だと思います。

毎月表彰している「今月の♯OneAction!」

株式会社ストアフロントのバリュー
▲ストアフロントさんのバリュー(公式ページより引用)

編集部

ミッションやビジョンの、社内での浸透度合いはどんな状況でしょうか?やはりメンバー共通の指針として、しっかりと根付いているのでしょうね。

Sさん

はい。ミッション・ビジョン・バリューの浸透度はかなり高いと思います。特にバリューですね。ここで掲げている「♯OneAction!」は、普段からメンバーの間でよく使われているキーワードなんですよ。

毎月開催している社内表彰制度でも、メインテーマを「今月の♯OneAction!」としているほど、重要なメッセージになっています。この場ではメンバーが実践した「♯OneAction!」を発表しています。

編集部

どういった内容を発表しているのですか?

Sさん

「担当する店舗にこういうことをやったら、ありがとうといわれました」というちょっとしたことや、「チームとしてこういうことが、できるようになりました」という報告などですね。たとえ些細なことであっても、ビジョンである「ありがとうと言われるサービスを提供する」を体現しました、という発表が多いです。

編集部

Sさんご自身は、どんな発表をされたのですか。

Sさん

「今月の♯OneAction!」ではないのですが、会社に対して説明した「♯OneAction!」としては、自作したワークシートの成果があります。

これは「As-Is/To-Be」というフレームワークを使ったワークシートで、商談や日常業務を再考するために作成したんです。これを使うようになってメンバーの成果が上がり始めたんですね。そこで全社共有の意味も含めて、「♯OneAction!」として発表しました。

編集部

「今月の♯OneAction!」でも、何かの発表をお考えですか。

Sさん

そうですね。例えば次回発表するとしたら、私が担当している取引先の売り上げが伸びたという事例になるかもしれません。これは、取引先の悩み事を解決した結果だったんです。Win-Winの関係を構築して売り上げを伸ばすことができたという意味で、「今月の♯OneAction!」に繋がるのかなと思っています。

本人のキャリアプランと会社の期待値との合致が重要

株式会社ストアフロントの女性メンバー

編集部

続いて若手活躍について伺います。ストアフロントさんの従業員数は約40人とお聞きしました。メンバーは若手の方が多いのでしょうか。

Sさん

平均年齢は30歳を少し超える程度です。やはり若手のウェイトが大きいと思います。

編集部

そんな中でSさんは、新卒入社から5年でリーダーに昇格し、チームを任されています。意欲や能力があれば年齢や社歴は関係なく、管理職に登用する社風がストアフロントさんにはあるのですね。

Sさん

評価制度ということでご説明しますと、まずインタースペースグループとしての明確な評価基準があります。これをクリアすることが昇格の前提になります。その上で、予算に対してどれだけの成果を出しているか、ですね。会社がその人に、プレイヤーとして求めている部分の達成度合いが問われます。

その上で、本人が考えているキャリアプランと、会社が期待していることが合致しているのかについて、改めて確認されます。私の場合、ここが会社と明確に合致したことで、リーダー昇格に繋がったのだと思います。

「Will Can Must」を基本にしたメンバーへの指導

株式会社ストアフロントのメンバーによる談笑風景

編集部

Sさんが昇格するにあたって、周囲からはどんなサポートやアドバイスがあったのでしょうか?

Sさん

これは昇格に限らないのですが、私が思っているストアフロントの良いところは、入社当初にキャリアプランを上長に提出していることなんです。新卒・中途を問わず、仕組み化しているため、全員やっています。3年後や5年後にどうなっていたいのかを、役職だけでなく人間形成やライフプランまでを含めたキャリアプランシートとして提出しています。

そして、これに対して「会社として、どういう支援ができるか」という話を会社からもらえるんです。その人の未来を、会社が一緒になって考えてくれるんですね。これはとても心強い制度だと思っています。

編集部

メンバー個々のキャリア形成に、会社が寄り添ってくれるわけですね。

Sさん

そうです。私は2年目以降、今の上司のもとで働かせてもらっています。この間、私へのサポートで一貫していることは、「Will Can Must」を基本にした指導です。私の「やりたいこと・できること・やらなければいけないこと」を理解してくれています。その上で、会社が私に求めていることを説明してくれたり、その実現のために必要なことを一緒になって探してくれたりするんです。

そして必ず「こんなことができるようになったね」とか「次は、ここまでやれるよね」とか「将来的には、ストアフロントでここまでやれそうだね」という評価をしてもらえます。こういうやり取りをストアフロントは、毎月の1on1や半期に一度の評価面談などで常に実践しています。成長意欲のある若手にとっては、これ以上ない職場環境だと思います。

編集部

インタースペースグループ内でのジョブチェンジなどにも対応しているのでしょうか。

Sさん

それも可能です。社内には「ジョブチャレ」という制度があります。半期に1回、メンバーを募集しているチームの名前が一覧表になりますので、それに対して希望を提出する形になります。

何事にも迅速に対応するスピード感のある社風

株式会社ストアフロントのメンバー4名によるミーティング風景

編集部

Sさんは、ストアフロントさんをどんな社風の会社だと感じていますか?

Sさん

ベンチャー気質というか、スピード感がありますね。ものごとに対して非常に素早い対応をする会社だと思います。

編集部

どんなことにも、迅速に対応していることが御社の強みなのでしょうね。

Sさん

そう思います。弊社は、自分から「これをやりたい」と積極的に発言すれば、その役割を与えてくれやすい会社だとも思っています。やる気があれば、いくらでも前に突き進むことができるんです。そんな社風の会社だと思います。

「自己成長」を実現するには最適の職場環境

株式会社ストアフロント・営業推進部第一営業グループリーダーのS様
▲「自己成長したい方は大歓迎」と語る、ストアフロントさんの第一営業グループリーダーのSさん

編集部

それでは最後に、記事を読んでストアフロントさんへ興味をもった読者へのメッセージをお願いします。

Sさん

「こんな方は、ぜひ弊社へ」という意味でいえば、自己成長をしたいという方は大歓迎です。成長のためのさまざまなキャリアパスをご提示できると思います。やる気があって「とにかく成長したい」という方にとって、弊社はとてもいい環境だと思っています。

そして個人的には、ご自分に向き合える方と一緒に働きたいという思いがあります。まずは目の前のことにしっかりと向き合うこと。その上で、その解決に全力で取り組んでいただく。そんな方でしたら、弊社のメンバーとしてすぐに大活躍できると思います。

編集部

採用のポイントは自己成長への意欲ですね。本日はありがとうございました。

■取材協力
株式会社ストアフロント https://storefront.co.jp/
採用ページ https://storefront.co.jp/recruit/