社員も事業も成長を続ける「ラグザス株式会社」が軸にする”想い”とは

注目企業の躍進の理由や新しい働き方などについて、企業インタビューをしていくこの企画。今回は、『忍者CODE』や『カーネクスト』をはじめとした、Ed Tech事業、Life Tech事業、M&A・デジタル事業を展開する「ラグザス株式会社」にインタビューしました。

創業から成長を続ける総合IT企業「ラグザス株式会社」とは

ラグザス株式会社は、「今ここにない未来を創り出す」をミッションに掲げ、Ed Tech事業、Life Tech事業、M&A・デジタル事業を展開する総合IT企業です。

自動車オンライン買取サービス『カーネクスト』や、オンラインプログラミング学習サービス『忍者CODE』を主力とし、創業から連続成長を実現しています。

前身は『株式会社ラグザス・クリエイト』で、2022年にラグザス株式会社を新設・ホールディングス化しました。『株式会社ラグザス・クリエイト』『株式会社カーネクスト』など複数の事業会社を子会社に持ちます。

会社名 ラグザス株式会社
住所 大阪府大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪タワーB 18階
事業内容 ・Webプラットフォーム事業
・オンライン学習サービス事業
・インターネットメディア事業
設立 2008年4月8日
公式ページ https://raxus.inc/

今回は、ラグザス株式会社の柴田さんと松岡さんに、企業成長を続けている秘訣や若手・未経験の社員も活躍できる環境などについてお話を伺いました。

本日お話を伺った方
インタビューに応じてくれたラグザス株式会社の柴田さん

ラグザス株式会社
HR企画推進室

柴田 拓海さん

インタビューに応じてくれたラグザス株式会社の松岡さん

ラグザス株式会社
HR企画推進室

松岡 彩さん

世間での認知度・信頼度も右肩上がり。その成長要因とは

編集部

ラグザスさんは事業拡大を目的に2022年にホールディングス化されて、どんどん子会社が増えていらっしゃいます。会社全体としての成長度合いについて教えていただけますか?

柴田さん

身近で感じる成長として挙げられるのは、代表サービスである「忍者CODE」や「カーネクスト」の世間での認知度・信頼度の上昇です。

忍者CODEに関しては、M&Aで事業譲受させていただいてから、約1年でCMを放映するなど、知ってくださっている方やご利用いただいている方も増加中です。

カーネクストについても、私が入社した2年前はまだ知っている人は数人に1人ぐらいのレベルでした。しかし、現在ではほとんどの方は名前を聞いたことあるほど認知度が高まっています。

こうした事業やサービスの成長をダイレクト、かつ速いスピードで感じられるのは、成長を実感できる部分だと思います。

徹底した顧客目線を全社で統一し、サービスを変革・成長させる

編集部

それだけスピード感を持って、認知度が向上したり、事業が成長していったのはどういった要因だとお考えでしょうか?

柴田さん

成長した要因は本当に多岐に渡りますが、大きく分けて3点が挙げられます。その一つ目が、「顧客目線でサービスを改善し続けている」ことです。

弊社では「RAXUS Mind」と呼んでいる、三つの意識を大事にしています。その中に、徹底した顧客志向で業務に当たる「One Of The Customers.」というマインドがあります。

よりお客様に求められるサービスだったり、よりお客様目線に立ったサービスだったりを作っていく意識が、社員1人1人に根付いています。

そういったマインドを体現している結果、社員1人1人がお客様と向き合って、サービスを変革させたり、成長したりし続けられているのだと思っています。

編集部

マインドを体現している具体例やエピソードがあればご紹介ください。

松岡さん

忍者CODEでは、徹底的に顧客目線に立った上でサービス提供ができていると思っています。

そもそも忍者CODEは「未経験からプロのエンジニアを目指せる、挫折させないオンライン学習」というサービステーマを掲げています。エンジニアやデザイナーになるために勉強をしていても、専門的な知識やワードが多すぎて途中で諦めてしまう方も少なくありません。

そこで、受講いただく講座自体を面白くして飽きられないように工夫をしたり、24時間体制のチャットサポートを導入したり、ユーザーとメンターが直接接点を持てるコミュニティを作ったりして、学習を続けられるような体制づくりを進めています。

まさに顧客視点を体現しているサービスだと感じていますし、忍者CODE以外のサービスも同様だと思っています。

柴田さん

先ほど、忍者CODEは1年でCM放映を実施したと申し上げましたが、サービスとしての認知度を広げるだけではなく、サービスの内容そのものも常に改善し続けてきました。

「お客様が求める学習内容はどんなものだろう」「サービスのUXはどうあるべきだろう」と、1年の間スピード感を持って変革し続けています。こうした顧客目線での変革を続けられるからこその成長もあるかもしれないです。

志を高く持ち、挑戦し続ける

編集部

御社が成長し続けられている、二つ目の要因を教えてください。

柴田さん

二つ目は、「志を高く持つという強い意識」です。

弊社で掲げている採用コンセプトは「志高く、挑戦せよ。」です。これは、「視座を高く持ち、自分自身のためだけではなく、お客様のニーズや社会課題を解決するために本気で挑戦をしていく」という志を持って全てに取り組むということです。

採用コンセプトに共感し、本気でお客様のニーズや社会課題を解決していきたいという強い意志を持った人が集まって、志高く挑戦し続けている結果、社員個人そして会社の成長にも繋がっているのだと考えています。

お客様以上にお客様の行動を理解する

編集部

それでは、三つ目の成長要因を教えていただけますか?

柴田さん

三つ目は「お客様以上にお客様の行動を理解する」ということです。「お客様以上にお客様の行動を理解する」とは、弊社では「徹底した顧客志向×蓄積された行動分析×時代に即したマーケティング施策」と考えております。

蓄積された行動分析ですが、まず弊社の事業は基本的にウェブサービスのため、顧客管理システム等を用いて緻密な顧客行動分析が可能であり、顧客に合わせた改善施策を企画→実行→検証することが可能です。

そのため、必要なお客様に必要なサービスをタイムリーに届けられ、タイムリーにマーケティング活動や営業活動ができます。

そして、集客のトレンドも媒体や時代によって変化します。数年前からプロモーションの市場領域が、テレビからウェブに、ウェブからSNSにと変化しています。ラグザスでは、時代のトレンドを反映したマーケティング施策を常に行い続けています。

これらの「徹底した顧客志向×蓄積された行動分析×時代に即したマーケティング施策」という三つを掛け算したマーケティングを、徹底して向上させているため、しっかりと集客に繋げられており、企業成長ができているのだと思っております。

編集部

しっかりと時代の流れを見て、かつ顧客のニーズにもしっかりと応えながら、運営されているからこそ、ここまで成長を遂げられているのだと分かりました。

20代リーダー・マネージャーも誕生。若手活躍の背景とは

ラグザス株式会社のオフィス内のリラックスルーム

編集部

ラグザスさんでは、若手の方たちも活躍されているとお聞きしたのですが、どのように活躍されているのでしょうか。

松岡さん

そもそも弊社は20代が多い会社です。その中でも年齢や社歴は関係なく、抜擢していく風土があります。

例えば、20代で入社して1年後にリーダーを担っている者もいますし、20代でマネージャーを担っている者も多く在籍しています。

この者たちが若手ながらも責任あるポジションになぜ就けているのかというと、「会社を成長させて、もっと社会に価値を提供していきたい」という強い想いがあるからこそです。

弊社で活躍されている者に一貫して言えるのは、「自分が成長したい」ではなくて「会社とともに成長したい」という考え方をしていることです。自身のことだけではなく、チームや会社、お客様、ひいては社会のことを考え行動しているからこそ、自分の成長に繋がっているのだと思います。

編集部

それが早くに成長されて、結果を出されている方たちの共通する資質なんですね。

松岡さん

そうですね。「自分がリーダーになりたい」ではなくて、「もっといいサービスを作りたい」「もっと役に立ちたい」という高い目標があって、成長に対するコミット力が強い人が、結果的にスキルもキャリアもどんどんレベルアップしているイメージです。

全社員が出社し、ワンフロアのオープンな空間で交流する

編集部

若手社員の方々が成長するにあたって、サポート体制などどのような環境を整えていますか?

松岡さん

まず、視座が低い環境だと、自分もいつの間にか飲み込まれることもあると思います。

一方、弊社は成長への意欲が強く、高い視座を持つ人が集まっており、ポテンシャルのある人はどんどんキャリアアップしていくことが可能です。

とはいえ、個人の力ではできることに限界もあるものです。周囲からのサポートやアドバイスがもらえるよう、円滑なコミュニケーションを可能にする環境を整えています。

例えば、弊社は全員出社して運営しています。もちろんリモートにも良さはありますが、コミュニケーションが取りづらくなってしまったり、スピード感が遅くなってしまったりというデメリットもあります。

悩んでいること、困っていることがあれば、スピード感を持って解決し、どんどん前に進んでいけるよう、リアルコミュニケーションが可能な出社を採用しています。

また、弊社は全事業部、全職種のメンバーが、ワンフロアかつパーテーションのない空間に集まっているんです。

もちろん個人情報を扱っている部署などには仕切りがありますが、部署の垣根を超えてコミュニケーションを取れる場を作っています。お互いの知識を共有し合うことで、さらなる個人や部署の成長が期待できます。

途中経過も気軽に相談できる環境が、個人・会社の成長につながっている

編集部

「志高く、挑戦する」というお話がありましたが、課題や困難が立ちはだかることもあると思います。その際、周りの方からのサポートなどはあるのでしょうか?

松岡さん

先ほどの話と繋がりますが、目標達成が難しいと思ったときには、すぐに相談が可能な環境です。

私は元々大手の会社で働いてきたのですが、そのときは相談や報告する際は、一旦プレゼンの形にしてからフィードバックをもらうという形でした。

でもラグザスでは、20%〜40%ぐらいの達成度でも、正直に「こういう仮説を持って動いているのですが、少し壁打ちさせてもらえませんか」と気軽に相談することができます。

結果的にスピード感がある事業であったり、個人・会社の成長であったりに繋がっていると思います。

編集部

途中で詰まったり、止まったりしてしまうことがあっても、気軽に相談することができるからスピード感を持って悩みを解決して、目標達成に向かって進むことができるのですね。

未経験も多く採用。専門職での活躍実績もあり

インタビューに応じてくれたラグザス株式会社の柴田さん

編集部

ラグザスさんでは未経験の方も歓迎されているのでしょうか?

柴田さん

はい、職種未経験から活躍している社員も多いです。マーケティングやエンジニア、デザイナーといった専門性の高い職種においても、未経験者も早くから活躍している環境です。

そもそも、弊社は技術やスキルが高い人たち以上に、高い志を持った人たちと働きたい、という想いを持っています。

未経験で技術やスキルがなかったとしても、高い志を持っていたら、積極的に勉強したり挑戦したりと行動するはずです。そうすれば自ずと技術やスキルは身について、成長していきます。

「志高く、挑戦せよ。」という採用コンセプトと繋がっており、「志」を重視するという方針を持っているので、未経験の方も多く活躍をしています。

編集部

未経験から活躍されている方の具体例を教えていただけますか?

柴田さん

例えば、未経験で入社して、1年でマーケティング部のリーダーになった社員がおります。他にも、前職がアパレル販売で、未経験でエンジニアとして入社し、現在は新規事業のシステム開発を1人で行なっている社員もいます。

未経験でも活躍できる背景には「自ら考え、行動する。」というマインドがある

編集部

未経験入社でも早期から活躍されていらっしゃるようですが、その理由はなんでしょうか?

柴田さん

弊社が大切にしているRAXUS Mindに「自ら考え、行動する。」があります。言われたことをこなしていくのではなく、お客様の課題解決のためにどういったことができるかを考えて、熱中してたり、わくわくしてたりする状態だったら、自分で考え行動し最大限のパワーを発揮できる、考えています。

「自ら考え、行動する。」を徹底し、最大限のパフォーマンスを発揮しているから、経験者・未経験者問わず活躍できるのだと思っております。

また、仮説と必ずやりきりたいという情熱をもったうえで、提案・企画をした際には、「まずやってみよう」というカルチャーがあります。未経験だとしても、比較的早いうちから責任の大きい業務や裁量の広い仕事も任せていく環境です。

そのため、未経験の方も、若手の方もどんどん成長していくことができるのではと感じています。

編集部

未経験だからといって一歩一歩成長を促すよりも、スピード感を持ってチャレンジ・成長できるような環境ということですね。

約100種類のセミナーから自由に選択できる研修制度

インタビューに応じてくれたラグザス株式会社の松岡さん

編集部

未経験の方や若手の方も多いとのことですが、研修制度はどのようになっているのでしょうか?

松岡さん

どの社員も学びたいと思うことがあれば、社歴や役職関係なく、自分で講座を選択して研修を受けることができます。講座は、新入社員研修やプロジェクト管理・人材マネジメントなど、約100種類のセミナーから選択可能です。

社員の「学びたい」「やってみたい」という前向きな考え・姿勢を、しっかりと後押しできるような講座を揃えています。

弊社には未経験からエンジニアとして入社してきた方もいまして、知識が不足していることもあります。

その場合は忍者CODEで学びながらスキルを身に付けてもらいつつ、同時にユーザー側の視点も培うことが可能です。それを活かしてエンジニアとして活躍されたり、もっと幅広い業務に携わって開発を行っている方もいます。

会社の理念に触れ、仕事の意義を振り返る「ラグ活」

編集部

御社独自の活動に「ラグ活」がありますが、こちらはどんな取り組みなのでしょうか?

松岡さん

ラグ活は「ラグザス活性化運動」の略称で、弊社が注力している活動の一つです。「ラグザスはどういう想いで、どういう活動をしているのか」を体感することで、会社や事業に対する当事者意識を持ってもらえるようにと行なっている取り組みです。

直近では、『カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023』の試合観戦に、職種や社歴問わずメンバーが集まりました。弊社は「関わりあう人を幸せにしたい」という想いから、様々な協賛活動を行なっており、侍ジャパンのオフィシャルパートナーもしております。

目の前の仕事に一生懸命になればなるほど「何に向かってこの仕事をやっているのか」が、だんだんわからなくなってくることもあると思います。改めて、ラグザスのミッションや理念を振り返って、自身の仕事の意義を考えるきっかけの場になっています。

編集部

目の前の仕事に集中していると、視野が狭くなってしまうこともあります。そんな時に視座を上げて、自分のやっている仕事を振り返られるような活動なんですね。

求める人物像は「会社とともに成長したいという意欲がある人」

ラグザス株式会社HR企画推進室の柴田さん、松岡さん

編集部

それでは最後に、求める人物像や御社にフィットする人物像を含めて、この記事の読者に向けてメッセージをお願いいたします。

松岡さん

弊社の一番の魅力・面白さは、事業はもちろんそれ以外の活動も”想い”を軸にしているところだと思っています。

私自身も、単に企業利益だけを追求するのではなく、ミッションである「今ここにない未来を創り出す」という想いの実現を追求した結果、企業利益が生まれている点に、非常に魅力を感じて入社しました。
弊社の想いに共感し、その想いを軸にして仕事ができるような方と一緒に働きたいです。

そして、ラグザスは日本を代表するメガベンチャーを目指して、想いを軸にして高めていこうとしています。今はまさに会社として大きくしていこうという段階で、それに携わることができるのは非常に面白いのではないでしょうか?

大企業の一員になるのではなく、大きな組織を作っていくフェーズの当事者になりたいという、ガッツや熱意がある方にぜひ来ていただきたいです。

柴田さん

特に「お客様のために、会社とともに圧倒的に成長を遂げたい人」が弊社にフィットすると思います。ポイントが”お客様のために”と”会社とともに”という部分です。

松岡も言っていたように、「会社を成長させていきたい」「サービスを成長させていきたい」「お客様にこういうサービスを届けたい」という想いが、個人を成長させていくと考えています。つまり、会社とともに成長していくためには、自分も圧倒的に成長しないといけません。

現在、急成長を遂げているラグザスのダイナミックな動きを感じながら、「一緒に成長したい」という強い気持ちがある人がマッチしていると思いますし、共に仕事をしたいと思います。

編集部

ラグザスさんが大切にされている想いに共感して、かつ強い成長意欲もある方は、チャレンジして活躍できる場があるということですね。

若手の方でも、未経験の方でも実際に活躍されている実績があるので、ラグザスさんで働きたいという思いがある方はぜひ公式ホームページなどをご覧になってはいかがでしょうか?

本日はありがとうございました。

■取材協力
ラグザス株式会社:https://raxus.inc/
採用ページ:https://raxus.inc/recruit/