福岡を拠点とするラシン株式会社の、若手もインターンも活躍するカルチャーとは

成長著しい地方都市の企業の若手活躍やインターシップ制度について紹介するこの企画。今回はサブスク型ホームページ制作サービス「BARIYOKA(ばりよか)」を中心に、個人事業主や中小企業のDX化に取り組む福岡県福岡市のラシン株式会社を取材しました。

ラシン株式会社とは

ラシン株式会社は、福岡県を中心に九州地方の個人事業主や店舗などの中小企業のDX化支援を通し、挑戦する人や企業を応援するブースターカンパニーです。

2015年の創業以来、“福岡で一番、中小企業を支える会社になる”ことを目標に掲げ、デジタルインフラの入り口であるホームページ提供を起点に、IT技術を活用したEC販売、PR支援などさまざまな支援事業を展開しています。

会社名 ラシン株式会社
住所 福岡市中央区警固二丁目16番26号 アークエムズワン6F
事業内容 ・月額制ホームページ制作サービス「ばりよか」
・クラウドファンディング事業
・ダイレクトマーケティング事業
設立 2015年8月
公式ページ https://rashin.jp/
働き方 正社員:基本出社(週1回のリモートワーク可)
インターン生:基本出社、デザイナーはフルリモート可

九州全域を商圏とするラシンは、若いメンバーが中心となって中小企業の“誰も取り残されない”IT化推進支援を邁進しています。

若手活躍の背景にある同社のカルチャーや積極的にインターシップを受け入れる理由、地方都市で働く意義などについて、取締役COOの武さんとチームマネージャーの茂木さん、デザイナーの簗瀬さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
ラシン株式会社取締役COOの武さん

ラシン株式会社
取締役COO

武 耕太郎さん

ラシン株式会社ばりよか事業部チームマネージャーの茂木さん

ラシン株式会社
ばりよか事業部 チームマネージャー

茂木 慎汰郎さん

ラシン株式会社ばりよか事業部チームマネージャーの茂木さん

ラシン株式会社
ばりよか事業部 デザイナー

簗瀬 満里奈さん

サブスク型HP制作サービス「ばりよか」を主軸にDX化を支援

ラシン株式会社のサブスク型HP制作サービス「ばりよか」のイメージ画像

編集部

はじめに、ラシンさんの事業内容についてお聞かせいただけますでしょうか。

武さん

『世のため人のため“自分のため”関わるすべての人を幸せにする羅針盤となる』をミッションに掲げる当社では、福岡と九州を中心とした中小企業において、“誰も取り残されない”IT化の推進に取り組んでいます。

定額制ホームページ制作・運用サービス「ばりよか事業」を中心に、日本最大規模のプラットフォーム運営会社「CAMPFIRE」とのパートナー契約を結び、クラウドファンディングを立ち上げたいという方の支援をさせていただく「クラウドファンディング事業」、ダイレクトマーケティングに特化した「広告制作事業」を展開しています。

ラシン株式会社の事業のイメージ画像
▲ラシンでは「見た目がカッコいいだけのホームページ」ではなく、「結果の出るホームページ制作・運用」を実現することで、採用力の強化や経営支援にも取り組んでいる

武さん

中でも現在、力を入れている「ばりよか事業」は、ITに馴染めていない方々でも手軽に始められるデジタルサービスを提供しており、月額型ホームページ制作サービス「BARIYOKA (ばりよか )」やEC代理販売サービス「ばりよか商店」を通し、信用・信頼確保や、集客・販路拡大などのデジタル支援をおこなっております。

編集部

「ばりよか事業」はどのような方を対象としたサービスとなっているのでしょう。また、サービスの特徴についてもご紹介いただけますか?

武さん

「ばりよか事業」では、ベテランの個人事業主様や中小企業の経営者様に向けたデジタルサービスを提供しております。その最初の入り口となるのが、ホームページを持つことです。

制作費無料、月額4,800円からホームページを制作するサブスク型のサービス「BARIYOKA」は、豊富なテンプレートを⽤いてデザインを作成するため、誰でも手軽に高品質なホームページを持つことができます。

金融機関との連携で本質的な経営支援を実現

編集部

DX化に課題を感じている経営者に向けてサービスを届けるために、ラシンさんが工夫していることはあるでしょうか。

武さん

特徴的といえるのは、「ばりよか事業」においてはふくおかフィナンシャルグループや佐賀銀行、福岡ひびき信用金庫などの金融機関と連携したマーケティングをおこなっていることです。

さまざまな企業様と取り引きがある金融機関と連携することで、マーケティング広告施策を打っても届きにくかった個人事業主様や中小企業様に、情報を届けることが可能となりました。

また、「ばりよか事業」はこれまでホームページを持つことにハードルを感じていた事業者様や、これから事業をはじめる方にも安心して利用していただけるサービスを目指しています。更新作業はすべて当社の専門スタッフが担うため、企業様側に専門知識は一切不要なことも「ばりよか事業」の強みです。

編集部

なるほど。金融機関と連携を図ることで、個人事業主や店舗などの中小企業に対し、さらなる販売強化と集客の支援ができるというわけですね。

平均年齢27歳。デジタルネイティブ世代が大活躍

ラシン株式会社の社員の仕事風景

編集部

ラシンさんは若手を中心に活躍されていると伺っております。社員数と平均年齢についてお聞かせください。

簗瀬さん

現在、インターン生や業務委託の方を含め、18名が在籍しており、平均年齢は27歳となっています。

編集部

簗瀬さんはデザイナーとして活躍されているとのことですが、ラシンさんで若手が活躍できるのはどのような理由があるとお考えですか?

簗瀬さん

デザイナーという観点からお答えすると、一般的にデザイナーはアシスタント業務から入っていくのに対し、当社では内定者であるインターン生の頃から実践的な部分を任せていることが、若手活躍の場につながっていると感じます。

編集部

かなり早い段階から実務を任せてもらえるのは、自信にもつながりますね。茂木さんからもラシンさんの若手活躍の理由をお聞かせいただけますか?

茂木さん

ホームページ制作やECサイトの運営など、デジタルネイティブ世代が活躍できる事業を展開していることが大きな理由だと思います。お客様に対して価値ある提案ができることはもちろん、社内的にも新鮮なアイデアや意見が活発に交わされてることを日々の業務からも感じられます。

編集部

デジタルネイティブの若手世代がベテランの経営者に説明をする際、おそらく伝わりにくいこともあるかと思われます。工夫されていることはありますか?

茂木さん

当社のお客様はほとんどが経営者様なので、大前提としてお客様の商品やサービスをリスペクトすることを大切にしています。その上で当社のサービスをご説明するわけですが、デジタル用語は可能な限り分かりやすく噛み砕くことを心がけています。

例えば、ランディングページ(LP)は「Webチラシ」、コンバージョンは「成約」と置き換えることで理解度を深めることができます。

編集部

リスペクトとお客様に寄り添う気持ちを忘れず、目線を合わせていらっしゃるのですね。

入社3年目でチームマネージャーに。円滑な業務の秘訣は“抱えすぎないこと”

編集部

茂木さんは若手メンバーのリーダー的存在と伺っております。現在の業務や、やりがいについてお聞かせください。

茂木さん

私はWebディレクターとして中途入社し、入社当初は主にホームページ制作のディレクション業務を担当してきました。入社2年目でチームマネージャーというポジションに就き、現在はディレクション業務と並行して、チームのマネジメントや採用を担当しています。

大手企業に勤めていた前職では歯車として働いている感覚が強かったのですが、ラシンにジョインしたことで事業に直接携われることに楽しさを感じています。

マネジメント業務は初めての経験ですが、インターン生も含め、15名のメンバーの育成やチームの目標設定や組織設計など幅広く任せてもらえることもやりがいになっています。

編集部

はじめてのマネジメント業務を担うにあたり、どのようなサポートを受け、学ばれたのでしょうか。

茂木さん

わからないことは都度、上長や制作の各部署の担当者に教えていただくことを徹底しました。そんな想いに対し、しっかりサポートをするカルチャーがラシンにはあります。

マネジメントをする上で私自身が心がけているのは、全てを自分で担おうとはせず、適材適所に依頼をすることです。不得意なことまで全てを自分でやろうとすると、やがて無理が生じます。結果、納期の遅延などお客様にご迷惑をお掛けすることになるので、業務を抱えすぎないことを意識しています。

また、円滑なコミュニケーションがより良い仕事をもたらすと考えており、気になることがあったら業務を一旦手を止めてでも相談をしたり、逆に話してもらったりすることを大切にしています。

インターン生から正社員へ。ラシンの強いサポート力が自信に

編集部

デザイナーとして活躍されている簗瀬さんは、どのような経緯でラシンさんにジョインされたのでしょう。

簗瀬さん

私はビジュアルデザイン系の専門学校を卒業後に新卒でラシンに入社し、2023年で3年目を迎えます。主な業務内容としてWebサイトのデザインやECショップの画像作成、ホームページ制作事業での既存顧客向け情報誌の発行の他、社員の名刺作成などを担当しております。

私がはじめてのデザイナー採用ということもあり、同じ業務を担う上司や先輩がいない状態での入社でした。最初は正直不安もありましたが、インターン生の頃から他部署の先輩がメンターとして付いてくれるなど、周囲の強いサポート力のおかげですぐに不安は吹き飛び、自信を持って業務にあたることができました。

編集部

茂木さんと簗瀬さんのお話を伺うと、ラシンさんには支え合うカルチャーがあるように感じます。武さんの目にお2人の活躍ぶりはどのように映っていますか?

武さん

現場のありとあらゆることを任せている茂木は、メンバーからの信頼が非常に厚いと感じています。

彼にとってははじめてのマネジメント業務ですが嫌な顔ひとつせず、走り、考え、学びながら真摯に業務に向き合っています。わからないことは素直に聞く姿勢など、常にメンバーを尊重する姿勢が信頼につながっていると思われます。

また、当社で初めてのデザイナー採用となった簗瀬は現在、当社のクリエイティブ業務の全てを任せています。彼女が入社する以前はデザインを外部委託していたので、社会人経験のない簗瀬の負担が懸念されたのですが、持ち前の責任感の強さと自ら学ぶ意欲をもって、自分で考えながら業務を遂行しています。

両名ともラシンの大切な人材であり、頼もしく感じています。

編集部

向上心が根底にあるからこそ、ラシンさんのサポートが活かされ、成長につながっているのですね。

ビジネススキルや実務をしっかり学べるラシンのインターンシップ制度

ラシン株式会社でのPC作業風景
▲ラシン株式会社のインターンシップ制度では、インターン生でも実践的な業務に携わることができる

編集部

インターン生が実践的に活躍できるラシンさんですが、インターン生を積極的に受け入れている理由についてお聞かせください。

武さん

理由は2つあり、1つはデジタルネイティブ世代である学生の方々が即戦力となって活躍してくれることが挙げられます。本当にみなさん一生懸命業務に向き合ってくれるので、その姿勢から我々が学ぶことも多々あります。

2つ目の理由は社会貢献として、若い世代の人材育成に当社が尽力していることです。学生時代からラシンのメンバーになってもらい、ビジネススキルや専門性を高めてほしいと考えます。

また、学生時代に社会経験を積むことで、就職活動に活かし、入社後にギャップを感じずに活躍してもらいたい思いがあります。その中で、ラシンに入社したいと考えてくれる方がいたらとても嬉しいですね。

茂木さん

インターン生は大学3〜4年生が多いのですが、固定概念にとらわれていないため、知識の吸収スピードの速さに驚いています。会社見学の延長ではなく、実践的な業務に携わっていただくことで当社の事業に貢献いただいております。

編集部

インターン生は実務的なビジネススキルを身につけることができ、なおかつラシンさんは優秀な人材を育成・発見することができるのですね。

通勤時間は30分以内!地方都市ならではのストレスフリーな環境

ラシン株式会社のオフィス内観
▲福岡市の中心部、天神エリアにある明るい雰囲気のオフィス。メンバーのほぼ全員が30分以内の通勤時間となっている

編集部

福岡県福岡市に本社を置くラシンさんですが、ビジネスにおける地方都市ならではの強みはありますか?

武さん

首都圏や大阪に比べ、発展途上にある九州の企業のDX化事業には、ビジネスチャンスがたくさんあります。特に福岡県は九州の経済の中枢であり、九州全域をマーケットにできるのは、地方都市ならではのビジネスモデルといえます。

例えば、長崎の会社に東京の会社が営業をかけるよりも、福岡の会社が営業をかける方が親しみを持って対応してくれるのが地方都市の良さです。

編集部

ジョインされている方は、九州出身の方が多いのでしょうか。

茂木さん

半数以上が九州出身者です。リモート参加が可能なインターン生は北海道や東京など、幅広い地域からジョインしています。ちなみに私は宮城県の出身ですが、前職で福岡県に配属になったことで、すっかりこの土地が好きになり、ラシンに転職をしました。

編集部

福岡で働く魅力についてお聞かせいただけますか?

武さん

まず、徒歩や自転車で通勤できることが挙げられます。当社は福岡市の中心部、天神エリアにオフィスを構えているのですが、東京や大阪のように通勤ラッシュや通勤時間の長さに悩まされることはまずありません。

通勤時間は30分以内の者がほとんどで、入社2年目の新卒メンバーの中には、自宅とオフィスの距離が走れば2分という強者もいます。

東京や大阪でそれを実現するには、家賃が高い新宿や六本木、梅田あたりに部屋を借りる必要がありますが、福岡市なら無理のない生活レベルを維持したまま、オフィスに近い距離に住まいを構えることができます。

編集部

首都圏や大阪の中心部では考えられない理想的な通勤スタイルが、ラシンさんなら叶えることができますね。

都会と自然が共存する福岡の魅力

編集部

九州といえば自然が豊かな印象ですが、ラシンのメンバーの方々は休日をどのように過ごされているのでしょう。

武さん

オフィスがある天神からだと、15分も自転車で走れば海があり、車を30分走らせれば山に行くこともできます。私自身も休日は家族とキャンプや海、山などに行って、自然を楽しんでいます

茂木さん

私も、新卒のメンバーや同じ部署のメンバーとキャンプや登山を楽しんでいます。思い立った時にすぐに行ける距離感なので、アクティブなことが好きな方にとっては理想的な環境だと思います。

編集部

簗瀬さんは休日はどのように過ごされていますか?

簗瀬さん

私は休日は家でのんびり過ごしたり、友人と買い物を楽しんだりしています。都会と自然が近い距離感で共存する福岡は、目的に応じて休日を有意義に過ごすことができる魅力あるまちだと思います。

20代が踏ん張りどき!福岡で人生を切り拓こう

ラシン株式会社のリクルートメッセージ「Life with a Dream」のイメージ画像
▲「Life with a Dream」という力強いラシンのメッセージ(公式サイトから引用)

編集部

ラシンさんの事業や若手活躍、地方都市ならではの魅力ある働き方を知り、ジョインを検討する読者は多いと思われます。最後に、読者や御社に興味を持つ方に向け、メッセージをお願いします。

武さん

私個人は、30代以降の人生は20代の働き方が大きく影響すると考えています。若い頃に同じ志を持った仲間と協力しながらどれだけ熱中するかによって、仕事の深さや得られる知見の広さは変わるからです。

当社で活躍する20代のメンバーは、目の前のことに全力で取り組んでおり、彼らの30代、40代はとても充実したものになると確信しています。今の現状を変えたい方や、より良い人生を自分で切り拓いていきたいという方はぜひ、ラシンの一員になりませんか?

公式ホームページやWantedly、YouTube、SNSなどでさまざまな角度から当社の魅力を発信しているので、ジョインを検討されている方は網羅的に見ることで多角的に当社を捉えていただけると思います。

IT業界経験の有無は問いませんので、まずはメンバーと面談をし、当社にジョインする意義を感じてもらえたら幸いです。

編集部

若手社員からのメッセージとして、茂木さん、簗瀬さんからも一言お願いいたします。

茂木さん

少人数の組織ということもあり、当社はコミュニケーションをとても大切にしています。勤務時間以外にも、直近ではメンバー数人でサッカーや野球観戦を楽しむことがあるほど、社風はとてもアットホームです。

大企業にはないあたたかさがある会社なので、オンとオフを上手に切り替えながら楽しく仕事をしましょう!

簗瀬さん

とはいえ、業務終了後や休日にイベントがあっても無理強いはしないのがラシンの良さです。義理で「次は行かなければ」などと思う必要もありません。サポートをしつつ、干渉しすぎないカルチャーがあるのと、オンとオフの切り替えがはっきりしているので、自分らしく働くことができますよ。

編集部

インターン生も含め、若手が活躍できる魅力ある事業や、福岡県で働く意義を今回の取材を通して知ることができました。また、読者に向けた「30代以降の人生は20代の働き方が大きく影響する」という武さんの言葉は、多くの20代の読者に響いたのではないかと思います。

本日はありがとうございました!

■取材協力
ラシン株式会社:https://rashin.jp/
採用ページ:https://rashin.jp/rashin-recruit/
福岡のサブスク型ホームページ制作ばりよか:https://hp-fukuoka.com/
九州・福岡とっておき逸品ストア【ばりよか商店】:https://bariyoka-onlinestore.com/
月額制ネット販売代行サービス【ばりよかEC】:https://ecdaiko.com/