とことん優しいプログラミング、とことん快適なリモートワークで人を大切にする株式会社Progate

今まさに成長している企業、社内でエンジニアがいきいきと働く企業にインタビューする本企画。今回は、株式会社Progateにお話を伺いました。

画期的プログラミング学習サービスを提供する株式会社Progate

「誰もがプログラミングで可能性を広げられる世界」を目指し、オンラインプログラミング学習サービスの企画・開発・運営を行っている株式会社Progate。どこよりもわかりやすいサービスを目指し、かつ社員を大切にするカルチャーのもと、高いプロ意識を持つエンジニアが活躍しています。社員みんなでコミュニケーションを取る月1回の出社日以外は完全リモートで働くことができます。

会社名 株式会社Progate
住所 東京都渋谷区鶯谷町2-7エクセルビル5F
事業内容 オンラインプログラミング学習サービスの企画・開発・運営
設立 2014年7月31日
公式ページ https://prog-8.com/about/company
働き方 リモートワーク(月1回、オフィス出社日あり)

今回は、株式会社ProgateでCOOを務める宮林卓也さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社ProgateのCOOを務める宮林卓也さん

株式会社Progate
COO

宮林 卓也さん

抜群に簡単なプログラミングで、ユーザー数100万人以上増加

実務に繋がる経験が積めるProgateのプログラミング学習サービス「Progate Path」の受講画面
▲実務に繋がる経験が積めるProgateのプログラミング学習サービス「Progate Path」の受講画面

編集部

Progateさんはとてもわかりやすいオンラインプログラミング学習サービスで人気ですが、会社としての成長を示すデータをご紹介いただけますか。

宮林さん

2019~20年から比較すると、100万人以上もユーザー数が伸びています。特に2020年のコロナ禍以降に大きくユーザー数が伸びていることが、ひとつの特徴かなと思います。

編集部

どのような部分が評価されて、ユーザー数が伸びたのでしょうか。Progateさんのサービスの魅力を教えてください。

宮林さん

Progateは、社長の加藤將倫が東京大学在学中に起業して誕生したサービスなのですが、もともと加藤は理論を中心に学ぶプログラミングの授業に面白みを感じられず、一度挫折しているんです。

Progateは、「プログラミング学習は、授業では面白くなくても、Progateでは面白いと感じてほしい」という思いを込めて開発されました。事前準備や環境構築は不要、専門的な知識がなくても、インターネット環境さえあれば、初心者が簡単にプログラミングをスタートして、楽しさを理解することができるサービスです。

編集部

プログラミングは、スタート時点でつまずいてしまう人も多いですからね。

宮林さん

そうなんです。エンジニアの経験がなくても、文系・理系に関係なく、誰もが1分でプログラミングの楽しさがわかるサービスを作ろうとしました。Progateのユーザー数が伸びた一番の理由は、この手軽さだったと思います。

コロナ禍で家から出られないので、対面で授業を受けることができない、YouTubeなどの動画はテンポが早くてついていけない、という方は多かったと思います。そういうときに、自分でゲーム感覚で体験ができて、オンライン上ですぐにクリエーションができる点が受け入れられたのだと分析しています。

編集部

私も実際にProgateを使ってみたのですが、わかりやすさ、親しみやすさに驚きました。

宮林さん

ユーザーさんから「Progateが一番わかりやすかった」とか「Progateでダメだったら、もうプログラミングは諦めた方がいい」なんて恐れ多い声もたくさんいただいています。

編集部

抜群のわかりやすさで、飛躍的にユーザー数が増えたということですね。

ほぼ完全リモートワーク、働きやすい環境で意欲の高いメンバーが集結

株式会社Progateで使用しているバーチャルオフィスの様子
▲株式会社Progateで使用しているバーチャルオフィスの様子

編集部

サービスの優位性以外にも、Progateさんが会社として成長している理由はありますか?

宮林さん

社員が多様な働き方ができる点も成長理由のひとつだと思います。エンジニアの場合はリモートで働くことへの要望が強いこともあり、「Progateはリモートを完全にOKにするよ」という形に振り切っています。

編集部

リモートワークの導入にあたって、工夫されていることはありますか。

宮林さん

社員の大半がリモート環境になると、今誰が働いているかわからない、モチベーションが保ちにくいという問題点がありますよね。Progateではギャザーというツールを導入して、バーチャルオフィスを設けています。このバーチャルオフィスに全員集まっているので、今誰が稼働しているのかすぐにわかります。

編集部

働き方を整えることが、成長の要因につながるということでしょうか。

宮林さん

「成果にこだわりながら働きたい」という意識の社員が増えたことが、より会社が効率よく伸びる要因になったと考えています。

Progateの「人を大切にしている空気が好き」と有能なエンジニアがジョイン

株式会社Progateのオフィスの執務エリア
▲株式会社Progateのオフィスの執務エリア

編集部

Progateさんのメンバーは、どういった理由でジョインされた方が多いですか。

宮林さん

プログラミングを学ぶハードルを下げて社会に貢献したい、プロジェクトやプロダクト作りをしている人を大事にする会社で働きたい、という理想を求めて入社するケースが多いと思います。

編集部

企業理念に共感してジョインされるんですね。

宮林さん

元々は大手IT企業に在籍していたハイパフォーマンスなエンジニアが、「人を大切にしている空気が好き」ということでジョインしてくれた例もあります。はじめは副業としてProgateの仕事をしていたのですが、どこの企業よりも人を大切にしているということで正社員として入ってきてくれました。

編集部

Progateさんの「人を大切にする空気」というのは、具体的にはどのようなことなのでしょうか。

宮林さん

人の可能性を最大化する、可能性を広げる社会を作りたいということがProgateのビジョンの一つなので、可能性の広がりはとても大事にしています。プロダクトを通してユーザーさんの可能性を広げるという面もそうですし、同時に会社で働く人たちの可能性も最大化されてほしいというのが経営陣の思いです。例えば、Progateでは男女ともに育休取得率がほぼ100%なんですよ。

編集部

男女ともに100%の育休取得率というのは珍しいですね。

宮林さん

2週間などの短期間だけの方もいますし、期間は人それぞれですが、男性も含めて育休取得率100%です。CTOは3カ月ぐらい育休を取っていました。

編集部

子育てやプライベートに対して思いやりのある会社なんですね。

宮林さん

会社としては、経営陣が考えた3~5年の長期的な構想があり、そこに向けて1年で何をしようか、チームとしてはこの3ヶ月で何を達成していこうか、と方向性を決めています。各チームがお互いに敬意を持ちながら、目標をきちんと達成できていれば誰も何も文句は言わない、という企業風土なんです。

編集部

シンプルに成果が評価されて、エンジニアのモチベーションが上がる環境であることも、会社の成長に繋がっているということですね。

ユーザー数300万人以上、地球の裏側にまでグローバルに展開中

株式会社Progateのオンラインプログラミング学習サービス「Progate」の演習画面
▲株式会社Progateのオンラインプログラミング学習サービス「Progate」の演習画面

編集部

エンジニアの方にとって、Progateさんで働くことの魅力はどういった点にありますか。

宮林さん

300万人以上のユーザーを抱えている大規模なサービスであるところ、かつ将来的にグローバルに広げていくサービスであるところは、非常に魅力的だと思います。大規模かつグローバルなサービスを支えるシステム設計を考えることは難易度の高い課題ですが、だからこそ面白いと思います。

編集部

もうすでに、世界へは展開されていますよね。

宮林さん

社長の加藤は、たまたま別の起業家さんから「アフリカでProgateのユーザーに会った」と連絡をもらったそうです。地球の裏側で自分たちのサービスを使ってくれる人がいるというのはすごいと思いませんか?アフリカに行って、「君はどんな会社で働いているの?」と聞かれて「Progate!それはクールだね」と言われたら、こんなにやりがいのあるサービスはないと思うんですよ。

小規模のプロジェクトをしっかり担当、若手がどんどん打席に立って成長

株式会社Progateのオフィスエントランス。左にいるのは株式会社Progateのキャラクター「にんじゃわんこ」のフィギュア
▲株式会社Progateのオフィスエントランス。左にいるのは株式会社Progateのキャラクター「にんじゃわんこ」のフィギュア

編集部

実際にProgateさんで働いた場合、どのような経験を積んでエンジニアとして成長できるのでしょうか?

宮林さん

開発のスタイルとしては、プロジェクトを切り分けて、どんどん任せていく仕事の進め方をしています。打席に立てる回数が多く、小さな規模のプロジェクトを責任を持って担当するイメージなので、経験の浅い方でもどんどん動けるようになってきます。

まだ会社の規模がそんなに大きくないので、自分がやった結果が、事業にしっかりインパクトを与えます。自分の仕事に対するユーザーさんの反応もダイレクトに見えるので面白いですし、ユーザーさんの反応が見えるからこそつらいときもあります。そういった経験を乗り越えて、いろんなものを自分の血肉にできるので、スキルアップの環境としては良いと思います。

編集部

小さな規模のプロジェクトというと、例えばどのような案件を担当するのでしょうか。

宮林さん

「演習体験を変えよう」というプロジェクトがあったとき、「一度ちょっと作ってみよう」という感じで動いてみることは多くあります。例えばProgate Professionalという新コースでは、今までPythonなどのデータ分析は演習画面上にグラフは出なかったんです。しかし、データ分析なのでグラフが出た方がわかりやすいという声が上がったので、演習でPythonを行ったら、そのグラフが即時反映されるように演習画面に追加する機能を開発しました。この案件を担当したのは25歳ぐらいのエンジニアです。

編集部

25歳とは、とても若い方が担当されたのですね。

宮林さん

サービスのコアな部分はリーダーがトップダウン的に手掛けるイメージですが、Progateではそういうことは気にしないんです。

編集部

ちなみにその25歳の方は、入社されて何年ぐらいの方ですか。

宮林さん

5年目です。挑戦の機会を多めに用意する方針なので、手を挙げてくれたメンバーにはどんどん仕事を渡しています。

編集部

若いエンジニアにとって、チャンスが多い職場なんですね。

リモートワークでは生産性、オフィスワークではコミュニケーションを大事にする

株式会社Progateのオフィス内のバーカウンター。中央のモニターにバーチャルオフィスが投影されている
▲株式会社Progateのオフィス内のバーカウンター。中央のモニターには常時バーチャルオフィスが投影されている

編集部

Progateさんは新オフィスへ移転されたとのことですが、エンジニアが働く環境の整備という点で、どのような狙いがあったのでしょうか。

宮林さん

リモートワークでは生産性、オフィスワークではコミュニケーションを大事にしようという方針で移転を行いました。とくに、オフィスに出社した際の社員同士の交流を深める点は、かなり重視しています。

編集部

どのような経緯があったのでしょうか。

宮林さん

今は50坪ぐらいの規模ですが、移転前のオフィスは140坪ぐらいあったんです。オフィスってやっぱり作業をする場所なので、パーソナルスペースをちゃんと取ろうと考えました。1人2坪ぐらいの広いスペースを取ってオフィスのレイアウト設計をしたのですが、パーソナルスペースが大きくなるということは、誰にも邪魔をされない。誰にも邪魔されないということは、コミュニケーションが生まれていないんですよね。

それぞれが静かに働く、快適にのびのびと仕事ができるオフィスだったのですが、一方でリモートワークができる環境も整ってきた。そうなると、自宅というのは究極のパーソナルスペースじゃないですか。

編集部

おっしゃる通りですね。

宮林さん

誰にも邪魔されない自宅の環境を、オフィスが超えようと勝負をするのは無理なんです。最初は快適なネットワーク環境を整えたり、ドリンクを飲み放題にしたり、オフィス側の快適さを引き上げようとしたのですが、どんなに居心地を良くしても通勤で一日1~2時間が消えてしまうデメリットを超えられないんですよね。

編集部

確かに。だから、リモートワークを希望する方が多いんですよね。

宮林さん

そうなると、僕らがオフィスに払っているお金って何なんだろう?とオフィスの定義が揺らぎはじめました。私たちは組織として拡大していく意向ですが、これから100~200人の組織を作っていく中で、どういうサイズのオフィスが必要なのかという議論がありました。

現状140坪に対して、40~50人しかいない状態はもったいない。そこで逆転の発想で、「スペースを密にしよう」と考えたんです。パーソナルスペースの充実はやめて、密に顔を合わせる環境でコミュニケーションを生むことが、今回のオフィス移転の狙いです。

編集部

新オフィスは、どのようなレイアウトなのでしょうか。

宮林さん

仕切りスペース、いわゆる集中できる作業スペースをほぼ解除しました。基本的に全てオープンスペースです。また、人に背を向けるスペースも極力減らしました。向かい合って座る席が中心のカフェのようなスタイルになっています。

編集部

オフィスはコミュニケーションの場というコンセプトによって、変革したんですね。

月1日、「全社員でコミュニケーションを取る日」として出社日を設定

株式会社Progateのオフィス内の様子
▲株式会社Progateのオフィス内の様子

編集部

リモートワークをしているメンバー同士のコミュニケーションについては、何か工夫をしていることはありますか。

宮林さん

Slackなどのテキストコミュニケーションの場合、私も気をつけてはいるんですけど、やっぱり圧力を感じてしまったりしがちですよね。例えば「ちょっと話したい、今ちょっといい?」と気軽なテンションで話しかけているつもりでも、テキストだと「○○さん、ちょっといいですか」ってちょっと怖かったりしませんか。

編集部

テキストだと、発信者のテンションを受け手が想像してしまうんですよね。

宮林さん

呼び出されて嫌な気分になるのは気の毒だし、呼びかけたこちら側も誤解されるのは悲しいじゃないですか。すごく難しいな、と思っています。

こういうギャップを解消するためには、日常的なコミュニケーション、対面での信頼残高の積み重ねが大事だと思います。全員オフィスに出社していた時代なら、1日に20~30分は雑談していたはずなんです。1カ月に換算すると600分、つまり10時間ぐらいですね。

そこで、月に1回、1日8時間だけみんなで集まって、「今日はコミュニケーションを積極的に取る日だよ」と決めました。その日はあまり仕事にならなかったとしても、お互いに今何をやっているのか、会社全体がどんな方向に進んでいるのか、組織はどういう空気なのか、などをみんなが認識し合って前を向く時間を作った方が良いと判断しました。

編集部

コミュニケーションを取る日を、会社として設けているんですね。

宮林さん

はい。出社日が月に1回あって、その日は福岡や香川などに在住しているメンバーも来ます。

編集部

コミュニケーションを強化する環境を作った結果、どのように変化しましたか。

宮林さん

明確に社内の空気が良くなりました。Slackの投稿数を会社としてウォッチしているのですが、一時期に比べるとアクティブ率が3倍ぐらいになりました。

編集部

Slack投稿数が3倍というのはすごいですね。オフラインを充実させた結果、オンラインも活性化したんですね。

宮林さん

みんなが発信しやすい環境になったのだと思います。DM率は2%弱ぐらいなので、ほぼ全てのやり取りがパブリックに投稿されています。このメンバーだったらパブリックに投稿しても大丈夫だろう、という安心感を社内につくるためには、お互いの顔が分かって、一通り知っていることが大事だなと思います。

新たなオフィスの仕掛けによって、掛け算のコミュニケーションが生まれている

株式会社Progateのオフィス内の様子
▲株式会社Progateのオフィス内の様子

編集部

オフィス移転以降、各メンバーあるいは会社の成長に繋がるような変化はありますか。

宮林さん

みんな成長力が高いメンバーなので、個人については今まで通りしっかり前に進んでいると思います。会社全体としては、オフィスを移転してから、新しいものに挑戦することが増えました。「それ面白そうだね」というノリで、アイディアベースから形にしていく企画が良く出るようになったイメージがあります。

編集部

例えば、どのようなアイディアが事業化につながっていくのでしょうか。

宮林さん

今、他の企業さんと一緒に京都で学生向けのコワーキングみたいなオフィスを作っているんです。学生さんにうちのサービスを使い込んでもらうためにはどうしたらいいんだろう、とオフィスで話していたところ、隣のオフィスに入っている企業さんと、たまたま立ち話で「一緒にやったら面白そうだね」みたいな感じでコミュニケーションが始まって、コラボレーションが進みました。

編集部

コミュニケーションについて思考を深められているところだと思いますが、Progateさんの考える理想のコミュニケーションとはどのようなイメージですか。

宮林さん

理想を言うと、苦しいこと、つらいことをちゃんと吐き出し合えるメンバーが集まってくれるといいなと思っています。

言いたいことを言い合える状態って、気持ちが楽なんですよね。私も経営会議やミーティングで意識しているのですが、良い情報というのはバイアスが掛かるので、つい言いたくなるんですよ。「活躍している」とか「こんないいことがあったよ」とシェアしたくなるのですが、「こんなことで悩んでいる」とか「ここに課題がある」と言い合える方が本当の信頼関係なのではと思います。

マイナス面を吐き出せずに溜まっていくと、一定の閾値を超えた瞬間に「ここをやめて、次の環境に行こうかな」となりがちですよね。悩みを吐き出して、みんなで解決策を探したり、あるいは諦めて次に行こうと決断したりできるコミュニケーションが理想だと思います。

編集部

エンジニアだけでなく他の社員も含めて、正直にコミュニケーションができることは理想ですね。

宮林さん

私たちはチャレンジを推奨したいと考えています。チャレンジに対して「どうせ失敗するよ」とか「やらない方がマシ」みたいな空気が一番よくないと思っているのですが、新オフィスに移って距離感が近くなり、ポジティブな言葉が増えてきたと感じています。「やってみようよ」とか「それ、いいね」と言い合いながら、掛け算のコミュニケーションが生まれているので、いい場所づくりができたと思っています。

リモートワーク環境の整備資金を会社が支援する「リモートHQ」を導入

株式会社Progateのオフィスの執務エリアへの扉脇にある小窓
▲株式会社Progateのオフィスの執務エリアへの扉脇にある小窓

編集部

リモートワークでは生産性、オフィスワークではコミュニケーションを大事にする方針を先ほど伺いました。リモートワークに対する会社としてのサポートはありますか。

宮林さん

「リモートHQ」というシステムを導入していて、メンバー1人につき月1万ポイント、大体1万円分を渡すルールにしています。

編集部

1万円分で、どのようなものに利用できるのでしょうか。

宮林さん

ハーマンミラーのチェアとか、分割できるキーボード、4Kディスプレイなどをレンタルすることができます。ポイントは電気代やインターネット代の精算にも使えるので、コワーキングオフィスで仕事した領収書が上がってくることもありますし、自宅の電気代やインターネット代にしているメンバーもいますね。コーヒーメーカーや観葉植物に使うのもありです。

編集部

リモートHQの導入に対して、社員の皆さんの反響はいかがですか。

宮林さん

めちゃめちゃ良いです。みんな、いろいろな形で活用しています。運動不足解消のためにトランポリンやエアロバイクを取り入れたメンバーもいると聞いています。

編集部

トレーニング用品もOKだとは、だいぶ幅広いんですね。

宮林さん

広いですよ。とあるメンバーがエアロバイクを頼んだら奥さんから「また何か買ったの?」と怒られそうになった、というエピソードなんかもあります(笑)。

編集部

やはりProgateさんとしてリモートワークのために最高の環境を用意したいので、サポートに予算をつけているのでしょうか。

宮林さん

家にいるときは、とにかく集中して、どんどん仕事を進めてほしいんです。もちろんコワーキングスペースでも良いです。家の椅子だと腰が痛い、モニター画面が小さくて仕事をするのが辛い、などの難点は解決してあげたい。会社に来る以上の環境を自宅で整えて、仕事をしっかりやってもらえればと思います。会社が一律でモノを買って渡すよりも、各々が自分の環境に合わせて必要なものを利用できた方が生産性の向上に繋がると考え、リモートHQを採用しました。

編集部

効率が一番上がる理想の環境を、リモートワークで整えるということですね。出社とリモートの割合には、ルールがあるのでしょうか。

宮林さん

月1日、出社してほしいという点だけですね。その1日しかこないメンバーもいますよ。

経営陣は対面で話すべきことが多いですし、来客対応もあるので、私自身は週3~4日ほど出社しています。来てくれた社員にはお疲れさま、と話をしたり、一緒にご飯を食べに行ったりする感じです。

第2創業期のフェーズ、新ポジションを求める方と出会いたい

株式会社Progateのオフィスエントランス窓に描かれた、加藤代表の手書きメッセージ
▲株式会社Progateのオフィスエントランス窓に描かれた、加藤代表の手書きメッセージ

編集部

最後に、この原稿を読んでProgateさんに興味を持った方に対して、採用に関するメッセージをいただけますでしょうか。

宮林さん

Progateは今、第2創業期のフェーズです。新しいチャレンジや事業をどんどん立ち上げているので、変化の速度がすごく速いです。そもそも社会全体が変化していく中で、私たちも変化を続けることは前提ですが、変化のスピード感が速い分、社内のポジションもどんどん生まれ続けている状況です。

成長すればするほどポジションが不足してくるので、新しいメンバーとの出会いを求めています。自分の打席に立つ回数を増やしたい方、家でしっかり生産性高く働きつつ人とコミュニケーションを取って関係性を作っていきたい方には、すごく良い会社だと思っています。

自分のキャリアのために「成長する企業で、自分のポジション、役割を見つけていきたい」と考えている方は、ぜひProgateで働いて欲しいです。人の可能性を広げたい、誰かのためになる仕事をしたいという想いを持つメンバーが集まっているので、面白いと思います。

編集部

会社が急成長をしている理由のひとつに「人を大切にする空気」を挙げていただいたProgateさんですが、自社サービスにも、オフィス設計をはじめとしたワークスタイルの作り方にも、人を大切にする基本姿勢があると感じました。本日は、ありがとうございました。

 ■取材協力
株式会社Progate:https://prog-8.com/about/company
採用ページ:https://www.recruit.prog-8.com/?_gl=1*oqqb81*_ga*NTk3MjE3MTIzLjE3MTA0NjUzMzA.*_ga_4JVGS05VQK*MTcxMDUxMTM5MC40LjEuMTcxMDUxMjYzMi42MC4wLjA.