女性エンジニア多数!NEXT株式会社の「働きやすさ」のカギはコミュニケーションにあり

女性の活躍や働きやすい職場づくりを推進している企業を紹介するこの企画。今回は、企業や地方公共団体のITインフラ開発などを手がけるNEXT株式会社にインタビューしました。

ICT活用を支援する、NEXT株式会社とは

NEXT株式会社は、ITコンサルティングのリーディングカンパニーであるITbookホールディングス株式会社の重要戦略子会社として2012年に設立された会社で、エンジニアリングサービス(SES)やシステムサービス事業(システム開発、ITサービス)、デジタルサービス事業(IoT/AIサービス、組み込み製品)を展開しています。

全社員の7割以上がエンジニアとして働いており、未経験メンバーの育成や挑戦の後押しを通じて「エンジニアの自己実現」を叶えるというミッションを掲げています。

会社名 NEXT株式会社
住所 東京都港区虎ノ門2-3-17 虎ノ門2丁目タワー17階
事業内容 ・エンジニアリングサービス(SES)
・システムサービス事業(システム開発、ITサービス)
・デジタルサービス事業(IoT/AIサービス、組み込み製品)
設立 2012年3月
公式ページ https://nextkk.co.jp/

NEXT株式会社は女性の活躍推進に力を入れており、役職者の約1割、エンジニアの2割が女性です。ライフステージが変わっても働きやすい環境を整備しており、多くの女性エンジニアが育児と仕事を両立させています。

今回は、エンジニア兼シニアマネージャーとして活躍する渡邉光恵さんと稲見聡美さん、エンジニア兼マネージャーの小田琴依さん、そして採用を担当する髙木敦子さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
NEXT株式会社の渡邉光恵さん

NEXT株式会社
エンジニアリングサービス事業部 エンジニアリングサービス部
ソリューションサービスグループ
SS第2チーム シニアマネージャー

渡邉 光恵さん

NEXT株式会社の稲見聡美さん

NEXT株式会社
エンジニアリングサービス事業部 エンジニアリングサービス部
ITマネジメントグループ
IM第1チーム シニアマネージャー

稲見 聡美さん

NEXT株式会社の小田琴依さん

NEXT株式会社
エンジニアリングサービス事業部 エンジニアリングサービス部
ソリューションサービスグループ
SS第2チーム 第1ユニット マネージャー

小田 琴依さん

NEXT株式会社の髙木敦子さん

NEXT株式会社
管理本部 人事部 採用研修課

髙木 敦子さん

NEXTが持つ4つの「力」で企業の課題を解決

編集部

まずはじめに、NEXTさんの事業内容についてお聞かせいただけますでしょうか。

髙木さん

お客様の現場に出向いて業務を行うオンサイト型のビジネスサービスに加えて、近年は 受託開発の領域にも力を入れています。

編集部

具体的に、どのような企業や団体の支援をしているのでしょうか?

稲見さん

私は大手金融機関様に常駐して決算システムの運用を担当しています。また、私がシニアマネージャーを務めるグループには某メーカー様のプライム(※)として多くのメンバーが参画しており、インフラ構築や運用をはじめとしてトータルでIT 運営をサポートしています。
(※)クライアントからシステムやサービス開発を直接受注すること

編集部

重要産業のインフラを支えるプロジェクトに多く関わっていらっしゃるのですね。NEXTさんの強みとしては、どのような点があげられますか?

髙木さん

「技術力」「マネージメント力」「サポート力」「組織力」の4つが弊社の強みです。高度で最新の技術力を持つ即戦力人材が集まった集団であること、多くの大規模プロジェクトへの参画を通じて培ったマネージメント力があること、専門知識や技術力、ヒューマンスキルによってあらゆるお客様のニーズに対応できることを示しています。

編集部

技術力だけでなく、経験で蓄積したノウハウなども強みとして顧客の信頼を獲得しているのですね。

仕事を通じてエンジニアの「自己実現」を叶えたい

編集部

NEXTさんでは多くのエンジニアが働かれていると思いますが、組織を運営する上で大切にしていることはありますか?

髙木さん

弊社で働く約370名の従業員のうち、約290名以上がエンジニアです。私たちは、エンジニア比率の高いプロフェッショナル集団として、お客様への「事業貢献」だけでなく、エンジニアの「自己実現」も叶えたいと考えています。

また、プロジェクトを円滑に進められるように、お客様と当社のエンジニアが密なコミュニケーションを図りながら共に取り組む事にも注力しております。

編集部

クライアントさんへの貢献はもちろん、エンジニアの成長や活躍についても大切に考えているのですね。

役職で活躍するメンバーも!エンジニアとしても多くの女性が活躍中

編集部

続いて、女性社員の活躍についてお伺いします。まず、NEXTさんのシニアマネージャーやマネージャーなどの役職、エンジニア職における女性の割合について教えてください。

髙木さん

弊社では、役職者の約1割が女性で、エンジニアの女性割合は2割です。

編集部

本日インタビューにご参加いただいている渡邉さんと稲見さんはエンジニア兼シニアマネージャーとして、小田さんもエンジニア兼マネージャーとして活躍されています。具体的な業務やお仕事環境についてお伺いできますでしょうか?

渡邉さん

私は保険会社様の顧客システムの開発プロジェクトに携わっており、期待通りにシステムが動いてるかどうかを確認する検証業務を担当しています。

また、シニアマネージャーとなってからは、メンバーのメンタル面のサポートや勤怠状況の確認、業務にスキルがマッチしているかなどのチェックを行っています。

編集部

NEXTさんはリモート勤務を導入していると伺いました。シニアマネージャーとしてメンバーとどのようにコミュニケーションをとっていますか?

渡邉さん

必要に応じてオンラインミーティングの機会を作り、お互いに顔を出しながら話をしているほか、定期的な面談の際には仕事の悩みや不安も含めてメンバーの状況を詳しく聞いています。

編集部

小田さんや稲見さんはいかがでしょうか?

小田さん

私はマネージャーという立場でメンバーのフォローをしながら、エンジニアとしては財団法人様のヘルプデスクとして、お客様の営業所に常駐して業務を行っています。

稲見さん

私は金融機関様の本部で、主に決算に関係するシステムの保守運用と、それに関わるEUCツール(※)の開発の2つのチームを掛け持ちしています。
(※)システム開発担当者ではない人が、自分の業務に必要なシステムを開発するために利用するアプリケーション

元々は運用の業務を中心に担当していたのですが、学生時代に開発を学んでいたこともあり、開発業務を経験したいと志願したところ、少しずつ任せてもらえるようになりました。

編集部

NEXTさんで働く女性のみなさんは、役職者としてもメンバーとしても、責任を持ちながら重要な業務に携わっているのですね。

稲見さんのように自分のスキルや希望をアピールすれば、それに応じてチャンスを得られる環境があるのでしょうか。

髙木さん

はい。担当するプロジェクトを決める際は、できる限り本人の希望やスキル、経験を考慮しながらアサインすることを心がけています。

残業時間は8〜10時間。子の看護休暇など、働きやすい環境を実現

NEXT株式会社の育休取得率が書かれた資料

編集部

多くの女性がエンジニアや役職者として働いているNEXTさんですが、出産や子育てをするメンバーのサポートはどのように行っていますか?

髙木さん

弊社の女性社員の育休取得率は100%(※)で、多くの社員が復帰後も子育てをしながら仕事を続けています。
(※)2023年3月時点

また、福利厚生のひとつに「子の看護休暇」があります。小学校就学前までの子どもの病気・怪我の看護や、疾病予防・検診の際に休暇を取得することができます。

女性に限らず、ライフステージに合わせた働き方ができる環境を推進しており、介護休暇などの利用も推進しています。私自身も、介護と仕事を両立させながら働いています。

編集部

残業時間など、ワークライフバランスへの取り組みについても教えてください。

髙木さん

月によって変動しますが、弊社の残業時間は平均すると月8〜10時間程度で、業界の平均と比較するとかなり少ないと言えます。

編集部

どのようにして、残業時間の短縮を実現しているのでしょうか。

髙木さん

渡邉や小田など、役職の立場にある社員がメンバーの勤務状況をしっかり確認し、管理していることが最も大きな理由です。弊社にはコミュニケーション能力が高い女性役職者がたくさんおり、メンバーの声に耳を傾け、働きやすい環境づくりにしっかりと反映させています。

編集部

頼れる女性役職者がたくさんいることが、働きやすさの一つの要因となっているのですね。

未経験の育成を目指し、研修制度をスタート

編集部

未経験でエンジニアとして入社する人へのサポートや育成の取り組みについてもお伺いできますでしょうか。

髙木さん

弊社では2022年より、未経験で入社する社員の育成強化に取り組んでいます。この夏からは未経験メンバー向けの3ヶ月間のカリキュラムの導入が始まりました。

育成環境が整ってきたことで、未経験であっても将来性を感じる候補者さんがいたら積極的に採用しようという雰囲気が社内にできつつあります。

編集部

これからエンジニアとして歩み出したいと思っている若手の方でも、NEXTさんなら活躍のチャンスがあるということですね。

髙木さん

はい。はじめは下積みとして下流工程で監視業務などに携わっていただき、スキルを見ながら現場業務を通じた育成も行っていきたいと思っています。

編集部

シニアマネージャーとして未経験の社員を受け入れる立場の渡邉さんは、これからどのように育成していきたいと考えていますか?

渡邉さん

同じ現場で一緒に仕事できる場合は「こういう観点を持って業務に当たるといいよ」といったアドバイスするなど、しっかりとOJTで育成したいと思っています。

スキルアップの機会も積極的に提供したいので、外部のセミナーを受講したいという要望があれば実現できるようにサポートしようと思います。

また、未経験者だけでなく、経験値が高いエンジニアであっても新たな業務領域に挑戦する際には知識の習得が必要になるので、さまざまなレベルに応じた勉強会を企画したいと思っています。

編集部

エンジニアの自己実現を重視している通り、NEXTさんには新たな挑戦の機会を積極的に提供し、成長を促す環境が整っているのですね。

登山や女子会も。自然と人が集まるNEXTのカルチャーとは

編集部

エンジニアとして働く皆さんから見たNEXTさんのカルチャーや雰囲気について教えてください。

小田さん

弊社には、チャレンジ精神を持つ人が成長できる環境があります。

「こういう案件をやってみたい」とか「こういうことに挑戦してみたい」という具体的な希望があれば、上長と相談しながらそれに合ったプロジェクトに関わることができます。

稲見さん

NEXTは女性メンバー同士の仲がとても良い職場だと感じます。

渡邉さんや小田さんと飲みに行くこともありますし、女子会を開催したり、登山に行ったりする人たちもいます。同好会のようなものがあるわけではなく、誰かが「行きたいね」と言うと、話が広まって自然に参加者が集まるんです。

編集部

義務感などではなく、みなさんコミュニケーションを楽しんでいるんですね。

稲見さん

はい。私たちはお客様の現場に常駐して仕事をすることが多いので、普段顔を合わせることがないメンバーもたくさんいます。そのため、コミュニケーションを取ることができる機会はとても貴重です。

このようなカルチャーがあることで、1人でお客様先に常駐している場合でも自分の会社の存在を意識できるので、心強く感じます。

編集部

コミュニケーションの機会が充実していれば、離れて仕事をしていても心を一つにできますね。社員が同じ目標に向かって取り組むためにも大切なカルチャーだと感じました。

NEXTは意欲的な方、女性活躍をけん引したい方を歓迎

NEXT株式会社のオフィス内のようす

編集部

最後に、採用について伺いたいと思います。求める人物像や、どのような方がNEXTさんにフィットするかをお話しいただけますでしょうか?

髙木さん

求める人材像をひとことで表現すると、本日このインタビューに参加している渡邉、小田、稲見の3名のような方です。エンジニアとしてのスキルはもちろんですが、3人のように組織のマネジメントや、プロジェクトのマネジメントに意欲がある方を歓迎しています。

また、IT業界では多くのことを学ぶ必要があるので、未経験の方にはさまざまな知識を積極的に吸収しようという姿勢を求めています。

編集部

渡邉さん、小田さん、稲見さんからも、NEXTさんで働くことに興味を持つ読者の方へのメッセージや、チームメンバーとして歓迎する人物像についてお話しいただけますか?

渡邉さん

弊社には、好奇心を持ちながらどんどん新しいことにチャレンジしたい人が活躍できる環境があります。未経験の方の受け入れ体制も強化しているので、スキルにまだ自信がないという方も応募していただければと思います。

小田さん

弊社では、性別も年齢も関係なく社員が活躍することができます。少しでも興味持っていただけたら、気がねなく応募していただき、自分の成長とクライアント様の課題解決に向けてチャレンジしていただきたいと思います。

稲見さん

日本には、結婚や出産などのステージの変わり目で職を離れる女性がまだたくさんいます。ブランクがある場合、再就職に苦労することも多いかと思います。私たちは、女性の活躍を推進し、能力が高い方をしっかり活用できる社会づくりに貢献したいと考えています。

このような考えに共感し、一緒に女性活躍の取り組みをしていただける方にも、ぜひ応募していただきたいと考えています。

編集部

インタビューでは、女性活躍や未経験者の育成に対するNEXTさんの本気度が伝わってきました。働きやすい環境があり、社員同士のコミュニケーションも活発なので、これから新しく入社する方も安心して能力を発揮することができそうだと感じました。

本日は、ありがとうございました。

■取材協力
NEXT株式会社:https://nextkk.co.jp/
採用ページ:https://recruit.nextkk.co.jp/