働くひとの健康を創るiCARE。ワークライフバランスを重視し若手が活躍

企業の新しい働き方や魅力的な取り組みを紹介していくこの企画。今回は、健康管理システム「Carely(ケアリィ)」の提供を通じて、働くひとの健康を世界中に創ることをパーパス(存在意義)としている株式会社iCARE(アイケア)にお話を伺いました。

株式会社iCAREとは

株式会社iCAREは、クラウドシステムと専門家連携により強固な産業保健体制を構築し、組織の健康課題を根本から解決する健康管理システム「Carely(ケアリィ)」の開発・運営を行っています。

会社名 株式会社iCARE
住所 東京都渋谷区恵比寿1丁目23-23 恵比寿スクエア 5階
事業内容 健康管理システム「Carely」の開発・運営
設立 2011年6月
公式ページ https://www.icare.jpn.com/
働き方 リモート可、週1回出勤
フレックス

今回は、株式会社iCARE 人事総務部 採用チーム マネージャーの溝呂木愛さん、同Sales&Marketing部 マネージャーの鈴木智大さんに、ワークライフバランスを重視した働き方や若手が多く活躍する社内カルチャー、求める人材などについてお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社iCARE 人事総務部 採用チーム マネージャー 溝呂木愛さん

株式会社iCARE
人事総務部 採用チーム マネージャー

溝呂木 愛さん

株式会社iCARE Sales&Marketing部 マネージャー 鈴木智大さん

株式会社iCARE
Sales&Marketing部 マネージャー

鈴木 智大さん

社員の健康データを一元管理できるシステムを提供

健康管理システム「Carely」公式サイト
▲健康管理システム「Carely」(公式サイトより引用

編集部

まず、iCAREさんの事業内容についてお聞かせいただけますでしょうか。

鈴木さん

弊社は「働くひとの健康を世界中に創る」をパーパス(存在意義)として掲げています。働くことで健康を害してしまう方が多くいらっしゃる中で、私たちは企業側から従業員の健康を創ることを実現し、「働くひと・組織・社会」が健康になる好循環を実現したいと考えています。

事業の柱となるのは、弊社が開発した「Carelyクラウド」と産業保健の専門家によるサポートの提供です。Carelyクラウドは、健康診断結果やストレスチェック、長時間労働など社員の健康データを一元管理・蓄積できるシステムです。

業務を大幅に効率化できるほか、社員の健康状態を経年で可視化することで予防措置をとることができます。

そして企業のニーズに合わせて、産業医の紹介や弊社所属の保健師によるサポート、健康経営コンサルティングなどを提供し、蓄積された社員の健康データを専門家が分析・提案することで、テクノロジーだけでは解決できない領域も支援しています。産業保健に関わるさまざまなサービスを提供することで、顧客の人事の方や産業保健スタッフの方の力を最大限発揮できる環境を整えて、間接的に働く人の健康を創っていくことを目指しています。

編集部

Carelyは大手企業をはじめ、多くの企業が導入されているそうですね。どのような点が支持されて導入されていると考えていますか?

鈴木さん

現在490社ほどの企業に導入していただいていますが、やはりお客様のニーズを非常に反映しているサービスだからだと思います。

お客様のよくあるニーズとして、ひとつは健康管理業務が煩雑になっているので効率化したい、もうひとつは専門的な知見がないことに不安を感じられていて、産業保健の専門的な知見を借りたいという要望があります。

この、作業の効率化と専門家の知恵を借りたいという2つのニーズに対して、Carelyや専門家のサポートでしっかりと応えることができているのが、導入社数が増えている理由のひとつだと思っています。

編集部

ITによる作業の効率化と、専門家の方の知見の双方でサポートするサービスは、顧客にとって非常に心強いですね。

未経験や若手でもチャレンジできる体制を構築

株式会社iCAREの溝呂木愛さんと鈴木智大さん
▲株式会社iCAREの溝呂木愛さんと鈴木智大さん

編集部

iCAREさんの社内カルチャーや独自の制度があれば教えてください。

鈴木さん

クレド(行動指針)の「楽しまなければプロじゃない」が社内に非常に浸透していると思います。仕事量が多かったり、難しかったり、すぐに結果が出なかったりするときでも、一人ひとりがプロとして楽しもうとしている雰囲気があります。

編集部

それは素敵ですね。具体的なエピソードがありましたら教えてください。

鈴木さん

私が所属しているSales&Marketing部には、「いいぞ、もっとやれ」という部のクレドがあります。チャレンジすれば、小さな失敗をしながらも、小さな成功を収めることができる。成功すれば新たなチャレンジをしたくなる、そういうサイクルを回していこうと。

そして、良いサイクルを回している人には、「いいぞ、もっとやれ」と声をかけます。その声をもらうことを楽しみに、セールスをしに行く人が多いです。

編集部

遊び心のある声かけや、常に仕事を楽しむ姿勢があるのが素敵ですね。鈴木さんはいつ頃入社されて、今はどのようなポジションについていらっしゃるのでしょうか。年齢も伺ってよろしいですか。

鈴木さん

2020年2月入社で、今26歳です。現在は営業側の新規事業の立ち上げの責任者をしていて、主にCarelyと社外のサービスを組み合わせて、Carelyの販売戦略を考える部署にいます。また、営業企画や、営業管理システムの構築や運用、営業部門全体のKPI管理を担当しています。

編集部

20代で新規事業の立ち上げや、裁量性の高い仕事を任されているんですね。若手活躍の理想形だと思います。責任のある仕事を任されるにあたって、上司からどんなサポートを受けたかなど、具体的なエピソードがあれば教えてください。

鈴木さん

私は第二新卒入社で、前職ではWebマーケティングを担当していました。営業は全くの未経験でのスタートでしたが、自分が与えられた範囲の中で一生懸命取り組んでチャレンジする姿勢を見せたときに、上司が背中を押してくれたことを良く覚えています。

「いいぞ、もっとやれ」もそうですし、ミスが多かったにもかかわらず、チャレンジしている私の姿勢にフォーカスしてくれて。そのおかげで、私自身も前のめりに仕事に取り組むことができて、どんどん経験を積むことができました。

編集部

失敗したときに、上司の方からどのようなフィードバックがありましたか?

鈴木さん

週1回30分程、上司との1on1があるのですが、そこで社内のコミュニケーションの問題について話がありました。私は仕事の進め方が下手で、社内に依頼するときに上手く伝えられなかったり、逆に相手に高圧的に言ってしまうことがあったんです。そのことについて、上司に「これはこういう言い方をした方が良かったよ」とダイレクトに指摘をしてもらってありがたいなと思いました。

編集部

上司の方が的確なフォローをしてくださる環境なのですね。溝呂木さんも20代とお見受けしますが、そういったサポートを受けたエピソードはありますか?

溝呂木さん

私も同じく、こんなことをやってみたいという希望を叶えてもらえることが多いなと思います。「なぜそう思ったの?」と聞かれることはありますが、否定されることはなく、「事業成長のためになり、自身のやりたいことなのであれば、どんどんやってみて」と任せてもらえます。

実行にあたっては、それに伴う必要なサポートもあります。もし、自分がプロジェクトオーナーになって「この辺りが足りないので助けてほしいです」と話をすれば、サポートしてもらえる体制があり、思い切ったことができます。それが会社の成長にも繋がっていると感じています。

編集部

経験者にサポートしてもらえる体制があるからこそ、若手の方が積極的に手を挙げてチャレンジできるんですね。

リモート&フレックスで個々に合わせた働き方が可能

株式会社iCAREのオフィス
▲株式会社iCAREのオフィス

編集部

iCAREさんは「働くひとの健康を世界中に創る」をパーパスとしていますが、実際に働いてみてどのように感じていますか?

鈴木さん

営業目線と従業員目線という2つの軸があって、まず営業目線で考えてみると、とてもやりがいを感じる領域だと感じています。働くことで毎年1,000名近くの命が失われていたり(※)、メンタルや体調を崩してしまう方が多くいる中で、自分が営業としてお客様に関わることで、社会問題の解決に貢献できることにやりがいを感じています。
参考:厚生労働省「令和3年の労働災害発生状況を公表」

また、Carelyのクラウドシステムや専門家が、お客様の煩雑な業務を改善する力になるイメージが湧くので、お客様に「健康を創るために必要なサービスです」と自信を持って提案できます。お客様の健康を創っている実感が湧きますし、社会的意義も感じながら働けているのかなと思います。

iCAREの従業員としてどう思うかに関しては、健康に配慮することが個人に対してただ甘いことではないと感じています。弊社も事業成長を目標としているので、そこはブレずに、個人の責任において、リモートワークやフレックス、産休・育休などの制度を各自が選択して利用できるようになっています。

編集部

リモートワークはフルリモートですか?

鈴木さん

部署にもよりますが、週1回は必ずオフィスに出社することになっています。基本的には、出社する曜日を決めて、チームのメンバーとコミュニケーションをとります。出社する日は会議デーにして、1人で作業したい日はリモートワークにするなど、曜日によって仕事のスタイルを変えられるので、メリハリが利いて良いと思っています。

編集部

お二方はどのような働き方をされていますか。

鈴木さん

朝は子どもを保育園に送ってから出社するので、ゆっくりめの9時半に出社しています。そこから終業は19時、遅いときは20~21時になるときもあります。早く帰れる日は早く帰るようにして、メリハリをつけています。

溝呂木さん

私は子どもがいないので、仕事以外は自由な時間が多めです。結構遠方に住んでいてオフィスまで2時間ほどかかるので、基本はリモートワークで出社は週1、2回です。人事なので夜に面接や面談が入ると遅くなりますが、そうでないときは19時より少し早く退社することもあります。

編集部

iCAREさんでは、個々の生活スタイルに合わせて、フレキシブルな働き方ができるのですね。

有給休暇とは別に「健康休暇」と「リフレッシュ休暇」を取得OK

株式会社iCAREの鈴木智大さん
▲鈴木さんは第一子のときに育休を1週間取得、第二子も育休を取得予定

編集部

今までのお話を伺っていて、iCAREさんはワークライフバランスを非常に重視されているように感じます。育児休暇を取られている方も多いのでしょうか。

鈴木さん

そうですね。iCAREの社員の育休復帰率は90%以上です。私自身も、今年の7月に第二子が産まれるので育休を取得予定です。第一子のときは1週間育休を取って、第二子の今回も育休を取ろうかなと考えています。第一子のときは初めての子育ての上に、私の両親は岩手、妻の両親は鹿児島在住で、東京に身内がまったくいない状況で、夫婦間での不安がすごく大きかったんです。

1週間でもいいから子育ての準備や、私自身もちゃんと子育てを覚えるための期間をいただきたいと思って、上司に伝えて取らせてもらいました。上司も「ぜひ取りなよ!」と言ってくれて、周りの人たちもすごく応援してくれてありがたかったです。

編集部

それはうらやましい環境です。また、御社には有給休暇とは別に休暇制度があるそうですね。

鈴木さん

はい、iCAREは月に1回、休養や通院・検査時に利用できる健康休暇「Self-care Day」と、1年間有効で、まとまった休暇を取得できるリフレッシュ休暇「Chill-out Day」があります。

Self-care Dayは、原則前日までに申請をすれば利用できます。元々は女性の生理休暇の意味合いが強かった制度をSelf-care Dayに名称変更して、男性も自由に使えるような形にしました。自分以外の家族へのケアという意味でも使えるため、私の場合は子どもが熱を出して休まないといけないときに、通常の有給休暇を使わずにSelf-care Dayを使ったりします。

溝呂木さん

性別関係なく使えるSelf-care Dayとすることで、みんなが利用しやすくなっていると思います。生理がつらいときに使用したり、ほかにも疲労がたまって休みをとりたいときや、定期健診に利用したりもしています。

Chill-out dayは完全に自由です。ライブに行くなど、趣味の活動にあてても良いです。とくに理由を聞かれることもなく、社員全員に平等な制度だと思います。

編集部

そうなんですね。iCAREさんは入社前にタバコを吸っていた方も、入社するまでに禁煙するルールがあると伺いました。健康に働き続けるという思想が社内に浸透している印象を受けました。

鈴木さん

代表の山田(代表取締役 CEO 山田洋太さん)が産業医ですし、産業保健に関わるサービスを提供している企業として、お客様に「私たちもこのようにしていますよ」と言えないといけないと思うんですよね。そのためには、私たち自身も健康を創っていける組織になろうという意識が社内に浸透していると思います。

編集部

iCAREの社員の方が模範となって、健康的に働くことを体現されているのは素晴らしいですね。

日本の労働環境を変えていきたいと思う方はぜひ応募を

株式会社iCAREの溝呂木愛さん
▲株式会社iCAREの溝呂木愛さん

編集部

それでは最後に、iCAREさんのお仕事に興味を持った方へメッセージをお願いします。

溝呂木さん

iCAREは、何かを成し遂げたい、何かをやりたいと思う人にとっては、とても良い環境だと思っています。代表の山田は社員のことを思って背中を押してくれるので、「働くひとの健康を世界中に創る」というパーパスに共感して、「新しいことに挑戦したい」「日本の労働環境を変えていきたい」と思う人であれば、ぜひ一緒に働きたいです。

鈴木さん

私は第二新卒で転職活動をしていたこともあり、将来の自分の選択肢を広げるため、目の前の業務を必死でやるぞと覚悟をもって、営業未経験で入社しました。

スキルも経験もない中で、周りとの差を埋めるためには活動量だと思い、誰よりも架電しました。マネージャーがやっていた案件管理の仕事を取りに行き、いつの間にか営業全体の数字に誰よりも詳しくなっていたこともありました。そして気が付けば組織からも信頼され、重要なミッションも任せてもらえるようになりました。

目の前のつらい業務が先につながるのだろうか…と思っている方もいるかもしれません。私からは、まずは目の前の業務をやり切り、どんどん手を挙げてできることをやっていけば、自身の将来の選択肢が広がることを伝えたいです。

iCAREには挑戦できる環境があります。気になる方のエントリーをお待ちしております。

編集部

未経験で入社されて、短期間で責任のある立場になられた鈴木さんの経験に基づくお言葉は、求職者へのエールになると思います。本日はありがとうございました。

■取材協力
株式会社iCARE:https://www.icare.jpn.com/
採用ページ:https://www.icare.jpn.com/recruit/#job-category