株式会社DigiConの成長を支える凡事徹底。働き方コンシェルジュでもある“デジコン”カルチャーに迫る!

テレワークなど企業の新しい働き方や成長の要因を紹介するこの企画。今回はWebマーケティングの“コンシェルジュ”として、顧客の課題に丁寧に寄り添う株式会社DigiCon(デジコン)を取材しました。

Webマーケティングの“コンシェルジュ”株式会社DigiCon

Webサイト制作の初期段階からコンサルティングを行う株式会社DigiConは、広告業界の少数精鋭部隊として、日々クライアントに最大限の価値を提供している企業です。

Webマーケティング支援を通じて顧客企業の利益の最大化を目指す同社は、コンテンツSEOサポートやWebサイト制作、LP制作、バナー制作、広告運用サポートなどを通し、クライアントのビジネスはもちろん、Webサイトや広告を閲覧するエンドユーザーまで視野に入れたWebマーケティングを強みとしています。

会社名 株式会社DigiCon
住所 東京都港区北青山2-7-26 Landwork青山ビル2F
事業内容 ・Webマーケティング戦略の立案設計
・広告代理事業
・Webサイト企画・制作
・メディア事業(企画・運営・販売)
・各種コンサルティング事業
設立 2014年4月
公式ページ https://dcon.co.jp/
働き方 ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク)

2014年にスタートアップとして設立した同社は、スタッフ約20名と少数精鋭の組織でビッグカンパニーをクライアントに持ち、2023年8月にゲオホールディングスの傘下に入ることで新たなステージに突入しました。

設立から10年の節目を迎え、増益を遂げている株式会社DigiConのスピーディーな成長の要因や、働き方について、代表取締役の橋ヶ谷洋平さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
株式会社DigiConの代表取締役橋ヶ谷洋平さん

株式会社DigiCon 代表取締役

橋ヶ谷 洋平さん

デジタルコンシェルジュとして、クライアントの困り事に寄り添う一貫したサポートを提供

株式会社DigiConのスタッフの仕事風景
▲株式会社DigiConは“お客様の利益拡大をサポートする”を掲げている

編集部

DigiConさんの社名はデジタルコンシェルジュの略称とのことですが、社名に込められた思いやWebマーケティング領域における御社の特徴や強みについてお聞かせください。

橋ヶ谷さん

社名のDigiConには、デジタルマーケティングにおける応用機器のように、お客様のお困りごとに寄り添い、丁寧にサポートする存在になりたいという思いが込められています。

課題のヒアリングから広告運用の提案、実際の運用とそのフィードバック、改善策の提案など上流から下流まで、まさにコンシェルジュのような一貫したサポートが、当社の最大の強みと分析しています。

Webマーケティングのノウハウを還元し、ゲオHDの広告宣伝費削減に大きく貢献

株式会社DigiConが入っているシェアオフィスの受付ロビー

編集部

2014年にスタートアップとして起業されて以来、順調に売り上げを伸ばしてきたDigiConさんは、2023年8月にゲオホールディングス(以下、ゲオHD)の傘下に入られたとのことですが、どのような経緯で傘下に入られたのでしょう。

橋ヶ谷さん

2年ほど前からゲオHDのマーケティングを、責任者という権限で手がけていたことがきっかけとなり、この度傘下に入ることになりました。私自身はマーケティング本部長を担い、傘下に入ると同時に執行役員を務めています。

当社としてのメリットは、採用の強化や事業拡大などが挙げられます。リアルタイムとは別にオフライン、ステージ全体のプロモーションを中心に行っているゲオHDが、グループで培ってきた知見をより多くのお客様に提供できること、また当社がお付き合いいただいているクライアント様の事例を、同社に還元できることも傘下に入った理由です。

編集部

グループの傘下になることで、どのようなシナジーが生まれるとお考えですか?

橋ヶ谷さん

ゲオHDのグループ全体の大きな広告宣伝費の中には、代理店に支払う費用が含まれています。単純にその半分を内製化するとしたら、広告宣伝費を億単位で削減することができます。また、当社が培ってきた広告運用やWebマーケティングのノウハウを蓄積することができます。

当然、グループにはない技術は外部に委託することにはなりますが、いわゆるオペレーション部分をグループ社内で巻き取ることによって、コストの効率削減というシナジーが生まれると考えております。

編集部

なるほど。ゲオHDは広告代理店業務を担うDigiConさんを傘下に持つことで、広告手数料を大幅に削減すると共に広告出稿量を増やし、DigiConさんとしても事業拡大によるさらなる成長が見込まれるというわけですね。

起業から30倍以上の売上に。成長の背景にある“凡事徹底”

株式会社DigiConのスタッフによる仕事風景

編集部

2014年の設立から10年という節目を迎えたDigiConさんですが、どのようなことに企業成長を実感されていますか?売り上げや社員数など、具体的な数字と合わせてお聞かせいただけますでしょうか。

橋ヶ谷さん

コロナ禍を含め、これまでの10年間全て増益ということが成長を如実に表しており、よく頑張ったな、というのが本音です。途中、コロナ禍で停滞しつつも、この3年ほどで一気に増益しました。

設立時の1期目は社員数3名でしたが、2022年度には業務委託の方を含めて社員が約20名で約7倍、売上でいうとおよそ30倍以上に成長しています。

編集部

少数精鋭で事業を運営されているDigiConさんは、代表である橋ヶ谷さん自らプレイヤーとして活動しており、積極的なセールス活動をせずとも大手企業を顧客にもち、成長されています。その秘訣についてお聞かせください。

橋ヶ谷さん

クライアント様からのご紹介というのが最も多い当社は、数あるWeb広告の代理店の中でも、安心感があるというのが理由かと思われます。誰でもできることを真面目にやる、失敗しても逃げない凡事徹底がお客様に選ばれる一番の要因ではないでしょうか。

凡事徹底、謹厳実直、実質剛健、納期厳守など、「当たり前のことを当たり前にやる」というカルチャーを根付かせた結果、成長につながったと感じます。

社会通念に従うモラルを持った人材が育つDigiConのカルチャー

株式会社DigiConのオフィスでの仕事風景

編集部

凡事徹底のように人を育てることにおいて、橋ヶ谷さんが心がけていることはありますか?

橋ヶ谷さん

当社は少数精鋭で事業を展開しているので、仕事に真摯に向き合いながら少しずつ成長してもらうしかないと思っています。経験に勝るものはなく、小手先の技術や知識だけでは当たり前の部分が失われてしまうと思っているので、基本に忠実であることをスタッフには伝えています。

編集部

少人数で事業を運営されていることもあり、DigiConさんは代表の橋ヶ谷さんとスタッフの距離感が近いと伺っております。橋ヶ谷さんから見た会社の雰囲気や、御社独自のカルチャーなどについてお聞かせください。

橋ヶ谷さん

勤怠の登録ひとつとっても雑になっているなど、基本的な部分がだらしない者は、それが仕事にも反映されがちです。現在、活躍しているメンバーを見ても、凡事徹底を実践している者が多いです。

社内には自立しているメンバーが多いので、指示待ちで動く者は少ないように思います。スキル的な部分はわかりませんが、当社の社風としてモラルを持っている者が多いので、社会通念に沿うような人材が育つ環境だと感じます。

株式会社DigiConのスタッフの談笑風景
▲少数精鋭体制の株式会社DigiConは1人ひとりの裁量が大きく、1人が幅広いプロジェクトに携わっている

橋ヶ谷さん

また、一人ひとりが責任感を持って仕事に取り組み、お互いをサポートし合うのもDigiConの特徴です。誰かが体調を崩した時などは、普段しっかりと働いてくれていることを理解しているからこそ、みんな気持ちよくサポートしてくれています。

個人の環境を考慮したハイブリッド型勤務を推奨

編集部

続いて、DigiConさんの働き方について伺います。現在の御社の勤務形態はどのようになっていますか?

橋ヶ谷さん

効率の良い働き方を自ら選択できるようにしています。コロナ禍ではフルリモートでしたが、現在はなるべく出社の機会を週に2、3回設け、顔を合わせてコミュニケーションを取ることを推奨しています。

リモートワーク制度を明確に提示しているのではなく、それぞれの状況に合わせて必要なときに出社するというかたちになっています。持病があるメンバーは基本フルリモートで働いており、他のメンバーも許容しています。

編集部

リモートワークをする際のPC支給などのフォローに関する制度はありますか?

橋ヶ谷さん

住宅手当と自宅のネット環境を整えるための通信手当があります。希望者には業務用のPCを常識的な範囲のスペックと価格のものを支給しています。

編集部

個人の状況に合わせて、効率の良い働き方を個人が選択できるというわけですね。

働き方の希望に合わせた仕事配分で、頑張った人が報われる評価を実施

編集部

DigiConさんでは、働き方によって評価や収入が変わることはありますか?

橋ヶ谷さん

当社の年収は働き方に直結する部分もあり、積極的に業務に携わっているスタッフの中には、入社4年で年収が約3倍という者もいます。

ただ、それは全員に当てはまるわけではありません。「出世してそれに見合う報酬を得たい」という者もいれば、家庭環境や子育てなどが理由で「いまは仕事に全力でコミットできない」というケースもあります。

そのため、すべてのメンバーに対して「一律で9時から18時まで働いて、残業は月5時間以内」を求めるようなことは、当社にはマッチしないと考えています。

「サービス残業をしてでも成果を上げたい」「定時で働いて生活面を充実させたい」という働き方のどちらも否定はしませんが、個人の希望を聞いた上で求めるものを変え、評価した方が良いと思っています。プライム上場企業であるゲオHDのグループになったことで、今後は評価指標を少し変える必要はありますが、基本的には個人の裁量で働き方を選んでもらっています。

編集部

結婚や出産、子育てなど、ライフステージの変化によって働き方が変化することに対し、DigiConさんは柔軟に対応されていると思われます。そのような考えに至ったのはどのような理由からなのでしょう。

橋ヶ谷さん

もともと不動産会社出身の私は、仕事優先という環境で仕事をした経験があります。もう20年前の話ですが、売り上げを達成できない時は怒声が飛ぶような会社でした。数字さえ達成していれば何をやってもいいという会社もあれば、もっと上を求める会社もあるなか、ライフステージによって1年ごとに働き方を見直す会社があってもいいと思っています。

子育てなどを理由に今は仕事をセーブしたいけれど、落ち着いたらまたフルで頑張りたい、上を目指したいなど、タイミングによって目指すキャリアは変わってくると思うので、働き方については選択できるけれど、頑張った人が報われるといった、成果主義だけではない制度を今後は賞与なども含め、制度化しようと考えています。

編集部

ここまでお話を伺い、持病があってフルリモートワークで働かれている方、成果を上げて高収入を得ている方など、DigiConさんには働き方だけではなく、個人が仕事に求めることにも多様性があり、それを会社が受容していると感じました。

現状の不満を解決し、自分らしい働き方で活躍したい方を歓迎

株式会社DigiConの代表取締役橋ヶ谷洋平さん

編集部

Webマーケティング領域において、事業、業績ともにトップクラスを誇るDigiConさんに将来性を感じ、働き方やカルチャーに感銘を受けた読者は多いと思われます。最後に、採用において御社が求める人物像についてメッセージをお願いします。

橋ヶ谷さん

ゲオHDの傘下とはいえ、もともと少数精鋭で事業を展開してきた当社には、大手企業のような教育プログラムは存在しません。そのためスキルやビジネスマナーなどを含め、ゼロから教えてほしいという方は正直難しい面があります。

しかし、正当な評価を受けたい方や、今の働き方を変えたい、もっと権限を持ちたいという要望に応えられる環境が当社にはあります。3年間やってみたけど給与がほとんど変わらない、オペレーション作業ばかりさせられていることに不満を感じている方などにとっては、活躍できる環境を提供できると思っています。

編集部

提案できるポジションについてお聞かせください。

橋ヶ谷さん

まずは、どういう働き方がしたいのか、不安に感じていることを忌憚なく話していただき、それに合わせたポジションをDigiCon内だけではなく、ゲオHDマーケティング部から用意することが可能です。

事業会社側のマーケティング本部、Web事業本部、新しいサービスを作る部署の本部長を兼任しているので、いろいろなポジションを提案できることを強みとしています。興味のある方はぜひ、応募いただけたら幸いです。

編集部

今回の取材を通し、働き方や業務の選択肢が幅広く、意欲やスキルを考慮した上で、活躍できる場を提供してもらえるDigiConさんは、理想の働き方を追求できる会社だと感じました。また、大手企業の案件を上流から一貫して担当できる裁量の大きさも魅力です。

本日はありがとうございました。

■取材協力
株式会社DigiCon:https://dcon.co.jp/
採用ページ:https://dcon.co.jp/recruit/message/