黒帯クリエイターが話す「ヤフー」のカルチャー。好きなことだから続けられる

独自の働き方やカルチャーをもとに活躍されている企業にインタビューを実施するこの企画。今回は「日本のインターネット企業といえば?」という質問をした場合、そのひとつに必ず名前があがるであろうヤフー株式会社にお話を伺いました。

ヤフー株式会社とは

ヤフー株式会社のミッションとビジョン
▲「UPDATE JAPAN」というミッションを掲げ、ユーザーの生活を便利にするサービスを開発し続けている。(公式サイトから引用)

ヤフー株式会社は、国内のインターネット黎明期から多くのユーザーに利用され続けるポータルサイトのほか、生活に根ざしたサービスからエンターテイメントまで、非常に幅広い分野でユーザーのニーズを満たすべく事業を展開しています。

会社名 ヤフー株式会社
住所 東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー
事業内容 ・イーコマース事業
・会員サービス事業
・インターネット上の広告事業 など
設立 2019年10月1日
※持株会社体制に移行したため、Zホールディングス株式会社の子会社として新たに設立された日付。従前のヤフー株式会社の設立は1996年1月
公式ページ https://about.yahoo.co.jp/
働き方 コアタイムなしのフルフレックス制(一部部署除く)
どこでもオフィス(安定したネット環境があれば国内どこでも居住・勤務可)

今回は、そんなヤフー株式会社で活躍される方々がどんな働き方をされているか、そしてどんなカルチャーが浸透しているかという点にフォーカスし、「黒帯(※)」に任命されている若手クリエイターの池松さんと田中さんに、ご自身の経歴や体験を交えたお話を聞かせていただきました。
(※)黒帯:エンジニア・デザイナーの中で、「ある分野に突出した知識とスキルを持っているその分野の第一人者」として実績を上げている人財を称賛し、新たな活躍の場を提供することを目的とした制度。(採用ページより引用)

本日お話を伺った方
ヤフー株式会社のYahoo! JAPAN研究所R&D2部に所属する上席研究員である池松香さん

ヤフー株式会社
テクノロジーグループサイエンス統括本部
Yahoo! JAPAN研究所 R&D2部
ヒューマン・コンピュータ・インタラクション
上席研究員

池松香さん

ヤフー株式会社のCTO室アプリ統括部でiOSアプリエンジニアをされている田中達也さん

ヤフー株式会社
CTO室 アプリ統括部
iOSアプリエンジニア

田中達也さん

人とコンピューターの関係性を追求。「HCI」を研究する池松さん

ヤフー株式会社のYahoo! JAPAN研究所上席研究員の池松さんが笑顔で話しているようす

編集部

本日はよろしくお願いいたします。最初に、池松さんから現在のポジションに至るまでの経歴や研究テーマなどをお聞かせいただけますでしょうか。

池松さん

わかりました。私は2019年に大学院の博士課程を修了し、ヤフーに入社しました。入社当初からYahoo! JAPAN研究所という部署で働いていて、主任研究員を経たあと、2021年に上席研究員(※)に任命されています。
(※)上席研究員:ヤフー株式会社の研究者の中でも、特に優秀かつ長期的な活躍が期待される社員に与えられる肩書。

私の専門分野はヒューマン・コンピューター・インタラクション、通称「HCI」という領域です。これは人間とコンピューターの関係性についての研究領域で、近年は「どうすれば人がスマートフォンやPCなどをより快適に扱えるか」という点に着目しています。

編集部

具体的なプロジェクトについてお教えいただけますか?

池松さん

HCIに関するプロジェクトの一例として、Yahoo! JAPAN研究所が慶應義塾大学および東京工科大学と共同で取り組んでいるものがあるので、こちらをご紹介します。

この研究は、「スマートフォンをどうやって持っているか」を、スマホに内蔵されているセンサー(インカメラ)で識別するという内容です。スマホの使用中、角膜に映った影は指で一部分が隠れているのでそれを読み取り、機械学習を使って「片手かつ親指で操作している」などと推定します。

ヤフー株式会社の池松さんによるスマートフォンの持ち方に関する研究結果の解説
▲角膜に映ったスマートフォンの影をカメラが読み取り、持ち方を推定している(コーポレートブログより引用)

池松さん

このテーマを選んだモチベーションとしては、スマホのサイズが毎年のように大きくなっていることがひとつの理由として挙げられます。特に手が小さい方だと、片手持ちだと端っこがタップしづらかったり、安定して持つことができずに落としそうになることがありますよね。

そういった状況を避けるには、スマホ側で画面を最適化することが理想です。たとえば、両手持ちから片手持ちになったことを自動的に認識して、タップの必要がある箇所を指が届く範囲に移動するといった対応も、この研究が実用化すれば可能になります。

編集部

目に映った影を使ってスマホの持ち方を推定するというのは、すごい発想だと感じました。AIなど最先端の技術を使って、コンピューターが身近にある私たちの日常生活を変えていくような研究をされているんですね。

■お話に出た池松さんの研究のプレスリリースはこちら!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000098822.html

基本はフルリモート。自宅や大学の設備で研究を進められる環境

編集部

ヤフーさんは「どこでもオフィス(※)」など自由度の高い働き方をされていますが、池松さんは普段どのように勤務されていますか?
(※)どこでもオフィス:インターネットに安定して接続できるのであれば、オフィス以外のどの場所でも働くことができる制度。(詳細は採用ページに掲載)

池松さん

私はほぼフルリモートで働いていますね。基本的には在宅ですが、ヤフーの社員であるとともに大学の研究員でもあるので、設備が揃っている大学からリモートで勤務することもあります。

ヤフー本社のオフィスに顔を出すのは本当に年に3〜4回で、領収書を提出するとか、そういった用事があるときくらいですね。今日もこの取材のために来ました(笑)。

編集部

そうだったのですね。ありがとうございます!研究所で働く他の皆様も、同様のワークスタイルでしょうか?

池松さん

はい、部署や人によって働き方はさまざまですが、私の周りはだいたいフルリモートです。研究所のメンバーは各地の大学や地方在住の方と連携をとりながら業務を進めることが多いので、コロナ禍以前からリモートの体制は整っていました。

メンバー同士は、SlackやZoomを使ってやり取りをしています。ときにはオンラインで社内セミナーを開催し、情報共有をすることもあります。

編集部

コーポレートブログを拝見すると、自宅に電子回路プリンターや3Dプリンターを設置しているということなのですが、リモートワークでも問題なく作業ができるという環境なのでしょうか。

池松さん

ハードウェア的な機材という面では、敷地面積的に自宅にすべてを揃えるのはやはり難しいですね。自宅に小型のものはありますが、レーザーカッターや大型の3Dプリンターはかなり場所を取りますから。ただ、共同研究のプロジェクトでは大学などに機材を貸していただくこともあり、問題なく進められています。

また、会社のプロジェクトで必要になる機材は経費で購入できますし、福利厚生では「TechUP」という技術活動費用補助制度があるので、気になったソフトウェアやアプリなどはそれを活用して試すことも多いです。

研究者へのサポートが手厚いほか、メンバーと刺激しあって成長できる

ヤフー株式会社のYahoo! JAPAN研究所上席研究員の池松さんが笑顔で話しているようす

編集部

池松さんが考える、「ヤフーで働いて良かったこと」は何でしょうか?

池松さん

研究職である私が思うヤフーの良いところは、まずはアカデミックに近い環境に身を置けるということです。現在いろいろな大学との共同研究を複数同時に進めているのですが、そこでの連携もとりやすかったり、時期によっては学会発表や論文の執筆に力を入れることもできます。

あとは、技術的な自己研鑽や、自分が進むべき研究領域を開発していくことについて、周囲が促してくれるんですね。社内コンペやハッカソン(※)などのイベントもすごく多くて、みんな積極的に取り組んでいるので、私も影響を受けていますし実際に参加しています。
(※)ハッカソン:エンジニアやデザイナーが集まり、短期間で集中してプロダクトを生み出すイベント。ヤフーの場合「Hack Day」が代表的。

ヤフーならではの特徴として、ユーザーデータなどの規模が大きいことも挙げられます。研究者にとってはこの環境はすごく魅力的なので、いつかはHCIの研究を通してヤフーのアプリに共通するような仕様を創り出し、ユーザーの方々にポジティブな体験をしてもらうことを目指していきたいですね。

編集部

ヤフーさんの実績や規模の大きさは誰もが知るところですし、産学連携におけるメリットやお互いのスキルを高めあっていけるカルチャーなど、多くの技術職の方々があこがれるような環境なのだなと改めて感じました。

「風レーダー」など新機能を開発。iOSエンジニアの田中さん

ヤフー株式会社のCTO室アプリ統括部所属エンジニアである田中さんが話しているようす

編集部

それでは、ここから田中さんにお話を伺えればと思います。ヤフーさんでの現在のポジションや業務内容についてお教えいただけますでしょうか。

田中さん

私はアプリ統括部でエンジニアとして勤務しています。入社5年目に、ありがたいことにiOSアプリにおける「黒帯」として任命されました。ヤフーがリリースしている多くのアプリの品質を保っていくため、横断的なチームとして作業したり、新しい技術を取り入れて開発・改善していくというのが主な仕事となります。

直近では、Appleが開催する開発者向けのカンファレンス「WWDC」に合わせてアメリカに出張し、いろいろな最新の技術についてキャッチアップしています。iOS 17のベータ版が先行配信されるタイミングですので(取材は2023年6月)、それに向けて着々と準備を進めているところです。

編集部

いま注目のアプリや機能がありましたら、ぜひお聞きしたいです。

田中さん

最近だと、「Yahoo!天気」アプリに「風レーダー」という機能が追加されました。せっかくなので、ぜひご覧ください。

ヤフー株式会社のCTO室アプリ統括部所属エンジニアである田中さんがスマートフォンを操作するようす
▲「Yahoo!天気」アプリの新機能「風レーダー」を実際に見せていただいた。風の動きを直感的に把握できるのが特徴。

田中さん

「Yahoo!天気」アプリのiOS版だと2023年6月に追加された機能で、ちょうどこれから台風が来る時期にあわせてリリースされました。よく見てもらうと、ここに台風の目があるのがわかると思います。

ヤフー株式会社の「Yahoo!天気」アプリの画面イメージ
▲最大72時間先までの予測が可能で、屋外の作業・アクティビティの予定を立てやすくなるほか、花粉や黄砂などの影響も推測できる。(公式サイトのプレスリリースより引用)

編集部

本当ですね!風の強さや向きがわかると、いろいろなシーンですごく役に立ちそうです。開発時に大変だったことはありますか?

田中さん

風速や風向をアニメーションで表示するので、iPhoneの端末上でスムーズに動かすという部分は、技術的に難しいところです。iPhoneには、描画などの処理に特化したMetal(※)というものがあるのですが、これを活用して端末に過度な負担がかからないように工夫されています。

(※)Metal:AppleのOS上で利用できる高度なグラフィックスAPI。ゲームなどの画面描画によく利用されており、並列処理に優れている。

編集部

私たちが普段なにげなく利用するアプリの裏側には、田中さんを含むチームの皆様の努力があったんですね。Appleの現地カンファレンスに出席するなど、常に最新のトレンドをフォローされているのも技術力の高さにつながるのだと感じました。

オンラインでつながり、「LT会」などのイベントで交流やスキルアップも

編集部

田中さんも基本的にはリモートで働かれているのでしょうか?

田中さん

はい。私も基本フルリモートですね。月に1回、会社から懇親会費の補助が出るので、それを活用してチームメンバーと集まるタイミングで出社しています。現在のチームは全員で10人くらいですが、全員が同じような働き方です。

リモートを選ぶ理由としては、やっぱり自宅が一番集中できるからです。出社しなくてもコミュニケーションはツールを通して問題なくとることができますし、昇降デスクを導入するなど、家の環境もバージョンアップさせているのですごく快適ですよ(笑)。

編集部

メンバー各自が自宅で集中して作業をしながら、オンライン会議や定期的な対面でのランチ、ミーティング等を通して、チームビルディングも問題なく実施できているんですね。

田中さん

おっしゃるとおりです。他のメンバーとは信頼関係ができていると感じていますし、コミュニティイベントも定期的に主催しているので、そこでさらにチーム内・チーム外の交流が深まっています。

私が主催しているのはiOSに関するLT会(※)イベントです。ほぼ毎月、チームだけではなくヤフーのサービスを担当しているさまざまな部署の人に参加してもらって、「最近やっている仕事」「こんな技術を取り入れた」などのトピックでプレゼンしたり雑談したりしています。
(※)LT会:5分前後で短くプレゼンするライトニングトーク(LT)を参加者が順番に実施するイベント。

今は基本的にオンラインで開催していて、だいたい毎回60人前後が参加してくれます。このイベントを通してお互いのスキルアップにもつながりますし、「ヤフーでこういう人たちと一緒に働いている」という実感を得ることもできているので、リアルでの開催も検討しながら今後も続けていきたいです。

クリエイターを支援する専門部署があるので、自分の仕事に集中できる

ヤフー株式会社のCTO室アプリ統括部所属エンジニアである田中さんが笑顔で話しているようす

編集部

ヤフーさんに浸透しているカルチャーに関して、田中さんが感じていることを伺ってもよいでしょうか。

田中さん

そうですね…。私がいつも思っているヤフーのカルチャーとしては「クリエイティビティを刺激してくれる」「エンジニアをサポートしてくれる」という点が挙げられます。

私もハッカソンには毎回参加しています。実は、大学生の頃からヤフーの学生向けイベント「Hack U」に参加してました。同じクリエイターとの交流が活発なので、成長する機会は本当に多いです。

また、ヤフーではDeveloper Relations(※)というチームがあって、イベントの開催・運営などをサポートしてもらえるので、すごく助かっています。自分の専門分野に集中できる環境なんです。
(※)Developer Relations:通称「DevRel」。イベントやメディアの運用などを通して、クリエイターの活動などを社内外に発信し、関係性を強化する組織。

「黒帯クリエイター」の、趣味と実益が両立した仕事

ヤフー株式会社のYahoo! JAPAN研究所上席研究員の池松さんがスマートフォンを手に話しているようす
▲もともとデジタルガジェットが好きだったという池松さん。折りたたみスマホの機構について笑顔で語ってくれた。

編集部

ここからは、お二人にざっくばらんにお話しいただければと思います。池松さんはHCIの分野、田中さんはiOSの分野における「黒帯」であり、ヤフーさんでのトップクラスのクリエイターとして認められているわけですが、ご自身ではその理由は何だとお考えでしょうか。

池松さん

やはり、その領域の第一人者としての活動実績があるかどうかというところはポイントです。自分の場合はトップカンファレンスでの論文採択などを見ていただき、ありがたいことに選んでもらったのだと思います。

田中さん

私の場合も同様で、iOSの専門家として研鑽を続け、いろいろな課題を解決してきたことが評価されたのかなと思います。他の領域ではあまり使われていないSwiftという言語など、iOSアプリの開発には特殊な点や難しい点も多いのですが、わからないことがあったらSlackなどを通して質問してもらっています。

編集部

池松さんが、「人間とコンピューターの関係性」というHCIの分野に興味を持たれたのはなぜでしょうか?

池松さん

もともとデジタル機器やガジェットが好きで、新しい製品や面白いデザインの製品などはよく触っていたんです。それで、大学でもHCIと重なる領域を専門とする研究室に入りました。いわば、趣味と実益を兼ねていたという感じですね。

研究においては、新しいインターフェースについて「こういう機構が搭載されているのか」「こんなセンサーが入っているのか」という点を調べて、研究につなげていく必要があります。当然ながら最先端のデバイスを手にすることになるので、それがすごく楽しいんです。

最近では、折りたたみスマホが気になったので自分で購入して使っています。ただ、デザインやレイアウトの意図や、人間工学的な使いやすさなどについて、ついつい考えてしまいますね(笑)。

編集部

新製品に触れる楽しさもありますが、同時に研究対象としても見てしまうわけですね。「趣味と実益」とおっしゃっていましたが、ずっと興味を持ってきたことが研究につながっているのは、すごく理想的な仕事だと感じました。

ゲームがエンジニアの道に進むきっかけに。社内で大会が開かれることも

ヤフー株式会社のフリースペースで談笑する池松さんと田中さん

編集部

田中さんは、エンジニアになろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

田中さん

子どもの頃から、ゲームが好きだったことが影響していると思います。中学生になると「遊ぶだけじゃなくて自分でも作れたら面白そう」と考えました。

ただ、周囲には詳しい人が誰もいなかったので、C言語などの専門書を買ってみて、完全に独学で始めました。学んでは作ってみての繰り返しで、ときには友人にテストプレイをお願いし、その感想を聞いて改善につなげるなど、PDCAを回すという意味では今とやっていることは同じかもしれません(笑)。

編集部

中学生で遊ぶ側から創る側を志向したというのはすごいですね。ゲームでもそれ以外でもよいのですが、いま注目されているものは何かあるでしょうか?

田中さん

数年前からブームが続いていますが、メタバースにはすごく興味がありますね。

つい先日、クラスター株式会社さんに会場スポンサーをしていただき「Extended Tokyo - WWDC 2023(※)」というイベントを開催しました。リアルとメタバースのハイブリッドで進行して、300人近くの人が参加を申し込んでくれたので、すごく盛り上がりました。海外など直接会うことが難しい人とも実際に会うのと近い体験ができるので、これからもっと面白い世界になるのではないかと思います。
(※)Extended Tokyo - WWDC:Appleが開催する技術者向けカンファレンス「WWDC」をさらに楽しむための国内イベント。

まだ体験できていませんが、Appleも「Vision Pro(※1)」を発表しましたし、AR(※2)の分野でもエンターテイメントだけではなく道案内をしてくれるなど、人をサポートするような使い方もどんどん増えて一般化していくのではないかと思います。
(※1)Vision Pro:2023年6月に発売された、Apple初のARヘッドセット。
(※2)AR:Augmented Reality(拡張現実)。現実の空間にバーチャルの視覚情報を重ねて投影することで、世界を拡張する技術。

あとは、単純に今でもゲームをするのは大好きです。ヤフーでもゲームをする人は多くて、社内で人気の対戦型ゲームの大会も開かれたので、チームメンバーと一緒に出場しました。

池松さん

私もそうですし、周りにもゲーム好きは多いですね。人気ロールプレイングゲームシリーズの最新作が発表されたら「どうだった?」なんて話し合うこともしょっちゅうです。

クリエイターを支援するヤフーなら、好きなことが続けられる

ヤフー株式会社のエントランス会社ロゴ前で並ぶ池松さんと田中さん

編集部

最後に「ミライのお仕事」の読者に向けて、メッセージをお願いできますでしょうか。

池松さん

先ほどお話ししたとおり、ヤフーは社員の技術研鑽にすごく力を入れています。「TechUP」をはじめとする福利厚生が充実しているほか、「HackDay」「TechMeetUp」など社内外のクリエイターが交流し新しい知見を得られるような機会が多いんです。

また、学会や国際会議に参加するための費用を会社が出してくれるなど、研究をサポートしてくれる制度も整っています。民間企業にいながらにしてアカデミックに近い環境で働けるのはすごくありがたいと感じています。

スマートフォンは多くの方々が手に取るデバイスなので、これからもそういったコンピューターと人間に関する研究を通じて、長期的にポジティブな影響を与えられるような仕事をしていきたいと思います。

田中さん

お仕事に関してお伝えできることは、やはり「好きなことに近い仕事を選ぶと良い」ということです。自分はものづくりが好きで、新しいサービスを生み出していくことに喜びを感じているので、毎日楽しく働けています。

iOSは特に技術の更新が激しい業界なので、当然ながら学び続ける必要があります。学んだ結果を活かして新しいプロジェクトに取り組み、それを繰り返していくというサイクルを継続できるのは、根っこに「好きなことだから深掘りできる」という想いがあるのだと感じているんです。

もし仕事選びで少し迷っている方がいるとしたら、「自分は何に興味があるのか」ということを軸にして考えると、きっとやりたい仕事が見つかるのではないかなと思います。

編集部

お二人のインタビューを通じて、ヤフーさんという日本を代表するインターネット企業において、どのような人が、どのような制度・文化のもとで働かれているのかよくわかりました。本日はありがとうございました。

■取材協力
ヤフー株式会社:https://about.yahoo.co.jp/
採用ページ:https://about.yahoo.co.jp/hr/