全国の優秀な人材を発掘!XINOBIXがメンバーのポテンシャルを引き出す仕組みとは

場所を問わず働ける仕組みや女性が活躍できる環境を整え、成長を続けている企業にインタビューする本企画。今回は、オウンドメディア運用支援サービスを展開するXINOBIX株式会社にお話を伺いました。

オウンドメディア運用支援サービスを展開

XINOBIX株式会社のホームページトップ画像
▲マーケティング視点でのオウンドメディア運用支援事業を手掛けている(公式ページより)

XINOBIX株式会社は、コンテンツマーケティングの視点を取り入れたオウンドメディア支援事業を手掛けています。コンテンツマーケティングとは、WEB記事などのコンテンツを活用しながら、ユーザーがサービスを認知し購入するまでの導線を作るマーケティング手法のことです。

同社が支援した企業は自社のオウンドメディアのPV数が劇的に増え、結果サービスの利用者も増加させることができています。

会社名 XINOBIX株式会社
住所 東京都千代田区神田多町2-1神田東山ビル7F
事業内容 コンテンツマーケティング支援
設立 2016年8月
公式ページ https://xinobix.jp/

XINOBIX株式会社のサービスは全国にいる多くの業務委託メンバーに支えられています。場所を問わず、女性が働きやすい環境を作ることで質の高いサービスを届けられているのです。

同社の働く環境について、代表取締役の長屋智揮さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
XINOBIX株式会社の長屋さん

XINOBIX株式会社
代表取締役

長屋 智揮さん

オウンドメディアを事業成長に寄与させていくことを重要視

XINOBIX株式会社のサービスの特徴紹介図
▲マーケティング戦略をもとにしたコンテンツ制作を手掛けている(公式ページより)

編集部

初めに、XINOBIXさんの事業内容について伺わせてください。

長屋さん

XINOBIXは法人様向けのオウンドメディア支援サービスを手掛けております。サービスの一つに記事制作代行サービスがあるのですが、闇雲に大量の記事を制作するという手法は取っておらず、お客様の課題をしっかりと把握した上でコンテンツ作りを進めるという方法を取っています。

オウンドメディアに関するクライアントの悩みはさまざまです。ですので、オウンドメディアで達成したい目標やサービスの内容をヒアリングし、理解した上で、クライアントごとにカスタマイズしたサービスを提供しております。

また、オウンドメディアをしっかりと売り上げに貢献させていくという点を重要視しているのもXINOBIXの特徴です。お客様のなかにはオウンドメディアのアクセス数が60倍になり、結果オウンドメディアのゴールであるコンバージョン数が100倍に増えたというケースもあります。

そのほかにもオウンドメディアを立ち上げてから半年で目標のPV数を達成したり、商談数が増えるなど事業に貢献できている例も複数ございます。

編集部

オウンドメディアの目的である売上という部分にしっかりフォーカスしたサービスを展開されているのですね。XINOBIXさんの社員数は現在3名とお伺いしているのですが、どのような体制でクライアントにサービスを提供しているのでしょうか?

長屋さん

XINOBIXに在籍している3名の社員は、基本的にメディア運用のコンサルタントを務めてもらっています。実際に記事を制作しているのは、約60名のフリーランスの業務委託メンバーです。

ライター、ライターのスケジュール管理などを手掛けるディレクターは主に業務委託メンバーが担当しており、コンサルティング業務の対応は正社員が務めるという体制を取っています。それぞれのクライアントにライター、ディレクター、コンサルタントの専任チームがついているというイメージです。

編集部

多くの業務委託メンバーさんがXINOBIXさんのサービスを支えているのですね。

全国に散らばる優秀な人材と仕事をするためのフルリモート採用

食事会を楽しむXINOBIX株式会社の社員たち
▲基本的にはフルリモートだが3カ月に1度全社会議と懇親会が開催されており、対面でコミュニケーションを取る機会もある

編集部

XINOBIXさんはリモートワークを導入されているとのことですが、どのように運用されているのでしょうか?

長屋さん

XINOBIXは、日々の出社に関しては特にルールを設けずフルリモートワークを実施しています。ただ、3カ月に1度全社会議を開いており、その際には出社してもらっています。全社会議の流れは3カ月の業績の振り返りや今後の方針を共有し、終了後に懇親会を開くというものです。

弊社は本社が東京にありますが、関東圏に住んでいない社員もいます。関東圏以外の社員は全社会議についてはオンラインで参加いただいています。

編集部

基本的には自宅でお仕事をするという形を取っているということでしょうか?

長屋さん

社員は自宅で仕事をする場合もありますが、東京のオフィスは自由に使ってもらって構いません。例えば、午後にクライアントの打ち合わせやインタビューがあるから午前中にオフィスに立ち寄って仕事をするという動き方もできます。

ただ、クライアントとオフラインで打ち合わせをするという機会は1カ月に1度あるかないかぐらいのケースですので、基本的にはオフィス外で仕事をすることが多いと思います。

編集部

フルリモートを採用されている背景は何でしょうか?

長屋さん

XINOBIXがフルリモートを採用している理由としては、働きやすい環境を作りたいというのが第一の理由としてあります。それ以外にも、東京都内で働くことが難しい優秀な方が活躍できる場を提供したいという思いがありますね。

弊社は現在オウンドメディア運営支援事業を展開しておりますが、もともとはWEBメディアの運営そのものを手掛けておりました。

メディア運営をしていくなかで、ご家族の事情で地方や海外に住んでいて持っている力を十分に発揮できていない、世の中に貢献しているという気持ちを感じられないという方がたくさんいらっしゃったのです。

そういった方とお仕事をしてみると、本当に優秀な方が多いことに気付きました。優秀な方が活躍できるフィールドを作るために、正社員も業務委託の方もフルリモートでお仕事ができる形を採用しました。

場所を問わず優秀な人材が伸びていける機会を提供し続ける

編集部

XINOBIXさんにいる優秀なメンバーは全国各地に散らばっていらっしゃると思うのですが、実際にどういったところに住んでいるのでしょうか?

長屋さん

XINOBIXの正社員は都内や神奈川など首都圏に住んでいます。業務委託メンバーは全国に散らばっていて、首都圏以外の地方に住んでいる方もいらっしゃいますね。正社員についても、今後特にエリアを限定せずに採用していく方針です。

編集部

地方にいらっしゃる業務委託メンバーさんはどういった活躍をされているのでしょうか?

長屋さん

例えば地方にいらっしゃるある業務委託の方は、もともと看護師として病院に勤めている方でした。

その方は副業としてライターを始めて最初は小さな案件からお願いさせていただいていたのですが、しっかりとしたライティングスキルを持っていらっしゃいますし、コミュニケーションも丁寧で優秀な方だと感じました。

お任せして1年後ぐらいに、その方からはより弊社に関わっていきたいというお声をいただきました。

今ではライティング以外にもディレクション業務をお任せしています。今お任せしているのはライターさんのマネジメントや、クライアントへのメディア戦略の提案などです。

この方はライターさんが気持ちよく働ける環境を作ることが得意ですので、ライターの定着率も高く、クライアントの成果も爆発的に伸びたという実績をお持ちです。

編集部

優秀な方というのは全国に本当にいらっしゃって、いわばXINOBIXさんはそんな優秀な人材の発掘を進めているといえそうですね。

長屋さん

XINOBIXの社員の多くは「お客様に評価されたことが嬉しい」と話します。例えばもともと大手商社で働いていて、ご家族の都合で海外に住むことになった方に空いている時間を活用して弊社の仕事を手伝ってもらっていましたが、「とてもやりがいがあった」と話されていました。

やはり世の中に眠っている優秀な方はたくさんいらっしゃいます。そういった方がどんどん伸びていけるような機会をこれからも提供していきたいと思いますね。

編集部

どんな場所にいても世の中に貢献していけるというのは働く上で大きなモチベーションとなりそうですね。

業務委託メンバーのモチベーション向上のためクライアントの声を共有

編集部

XINOBIXさんはフルリモートということですが、どのように社内でコミュニケーションを取られているのでしょうか?

長屋さん

XINOBIXではSlackを活用して社内コミュニケーションを取っています。業務委託の方に向けてもチャット上で全社総会のようなものを開催して、業務委託メンバーのがんばりがどのようにクライアントに貢献したか、成果につながったかというものを共有しています。

また、クライアントの喜びの声も随時業務委託の方にお伝えするようにしており、お仕事を発注するだけの関係性にとどまらないよう意識していますね。そういったことが、業務委託メンバーのモチベーションにもつながっていくと考えています。

編集部

自分の成果が見えると、次のモチベーションにもつながっていきますよね。ほかに社内コミュニケーションで工夫されていることはございますでしょうか?

長屋さん

XINOBIXでは、月に一度ディレクター向けの勉強会を開催しています。現在の課題や過去のライターさんの質問事例、成功事例の共有を行っていますね。業務委託の方にも守秘義務契約を結んだ上で参加いただいています。

編集部

勉強会についても正社員と業務委託メンバーの隔たりなく実施されているのですね。

8割のメンバーが女性、女性活躍の理由は隙間時間の活用

編集部

XINOBIXさんの社員さんの男女比はどのくらいでしょうか?

長屋さん

XINOBIXは業務委託の方も含め、8割のメンバーが女性です。もちろん女性だけを採用しているというわけではありません。ただ、ライターやディレクターとなると子育て中の副業という方が多いので、自然と女性が多くなる傾向にあるでしょう。

また、ディレクターなどライターをマネジメントする立場にある方も女性が多いので、例えば子育て中の気持ちがわかりやすいゆえに働きやすい環境を作りやすいというのはあると思います。

編集部

女性同士が気遣いをしあえる環境にあることで女性が働きやすい職場を作り上げられていると感じます。それ以外に、働き方という観点で女性が働きやすい要因として挙げられることはございますでしょうか?

長屋さん

現時点では、XINOBIXはスーパーフレックスを採用しています。月の所定時間を満たしていれば、基本的には何時に働いても良いです。業務委託の方はもともと時間の縛りは設けていません。

また、弊社は仕事をオンラインで進めていきますので、隙間時間を活用して仕事を進めやすいです。クライアントの打ち合わせはオンラインで進めますし、やり取りもチャットで完結させます。

子育て中の方でも仕事を進めやすいというのは、女性が働きやすい要因になっているのではないかと思います。

編集部

社内の雰囲気、働き方両面で女性が活躍できる環境を作っていらっしゃるのですね。

業務委託のライターのがんばりに応える評価制度を作成

編集部

多くの業務委託のメンバーさんがいらっしゃるということでどのように評価していくかというのは難しいようにも思うのですが、その点XINOBIXさんはどのように対応されていらっしゃるでしょうか?

長屋さん

XINOBIXではライターの作業量、成果に応えられるような評価制度を設けています。評価が高かった方に対しては報酬を上げるなど、がんばりに報いるような制度を作りました。

業務委託の方となるとお仕事を依頼して終わりというケースもあると思いますが、弊社はがんばりをしっかりフィードバックして、ライターや編集者が「貢献できている」という思いを持ってもらえるような仕組みを構築しています。

ライターの評価基準としては「期限を守れているか」などの47個の評価項目を設けており、それぞれ点数を付けています。

評価はライターをマネジメントしているディレクターが実施していますが、一人のライターに対し複数のディレクターが評価しますので、評価に偏りが出ないような仕組みとなっております。

全国にライターが散らばっていることもあり、一定の評価のルールを設けて会社として方針を示していないと会社とライターの間にずれが生じてしまうと考えています。

編集部

明確な評価基準があるとライターさんとしても仕事を進めやすいですね。

クライアントワークとマーケティングの基礎を学べるインターン

編集部

XINOBIXさんではインターン生の受け入れも実施されているとのことですが、現在の状況についてお教えください。

長屋さん

XINOBIXでは現在、2名のインターン生を受け入れております。受け入れ期間はしっかりと決めているわけではなく、1年ほど続ける方もいらっしゃいますし、3カ月期間限定で参加される方もいらっしゃいます。

業務内容は稼働時間によって変えておりまして、長期で参加いただける方にはクライアント案件は丸ごと対応してもらうこともあります。担当いただくのはお客様向けの資料作りや成果報告、コンテンツ制作のディレクション業務などです。

編集部

インターン生に関してもフルリモートで勤務することになるのでしょうか?

長屋さん

人によって異なります。やはりお任せする業務には一定のスキルが求められますので、まだ何もわからないという段階では出社してもらって一緒に業務を進めていく可能性はあります。

ただ、参加いただく学生はスキルが高い方が多いので、最終的にはリモートでも何とかなっていますね。

編集部

インターン生のサポートについてはどのように行っているのでしょうか?

長屋さん

インターン生のサポートについてはメンターによって違った部分はありますが、例えば私がメンターになる場合は毎日1on1を実施しているときもありました。その日の仕事の振り返りや気付きを共有してもらい、それに対しフィードバックしていましたね。

編集部

毎日フィードバックを受けられるということで成長のスピードも早くなりそうですね。XINOBIXさんのインターンシップで得られるものは何でしょうか?

長屋さん

XINOBIXのインターンシップではクライアントワークの基礎が得られると思います。チームワークで成果を上げることであったり、クライアントとのコミュニケーションであったり、社会人経験の基本的な部分が得られるでしょう。

また、マーケティングの本質的な部分に取り組んでいる会社ですので、マーケティング的な思考を身に付ける上では最適な環境にあると思います。

編集部

マーケターとしての社会人経験を得たい方にとっては貴重な環境にあるといえるのですね。

経歴やスキルよりも大切なのは「誰かのために働く」というマインド

インタビューに答える長屋さん
▲「XINOBIXとマインドが合うかというのを重視している」と話す長屋さん

編集部

最後に、XINOBIXさんに興味を持っている方に向けてメッセージをお願いいたします。

長屋さん

XINOBIXの仕事はクライアントにしっかり入り込んでクライアントについて理解し、コンテンツを作って最終的に成果を上げるという流れ全体をマネジメントしていくものです。

ですので、しっかりクライアントとコミュニケーションを取っていくこと、そしてクライアントと一緒に何かを作っていくことが好きな方を歓迎したいです。

ただ、必ずしも即戦力であることは求めていません。先ほど申し上げた業務委託の方のように、最初はライターとして活躍していて、より上流の仕事をお任せするというケースもあります。

もちろんアウトプットの質は大切ですが、経歴やスキルよりも「誰かのために働けるか」「XINOBIXとマインドが合うか」というのを重視していますので、今日のお話に共感いただいた方はぜひご応募いただきたいです。

編集部

マーケティングの本質を追求しているXINOBIXさんだからこそ、社員もクライアントも感動するサービスを展開できていらっしゃるのだと感じました。本日はありがとうございました。

■取材協力
XINOBIX株式会社:https://xinobix.jp/
採用ページ:https://www.wantedly.com/companies/company_7068878/projects