業務効率化を支援するシステムインテグレータはエンジニアのキャリア形成に真剣に向き合う!成長意欲の高い人を歓迎

エンジニアが活躍し、高品質のプロダクトを生み出す企業を紹介する本企画。今回は、企業の業務を効率化するソフトウェアを開発する株式会社システムインテグレータを取材しました。

株式会社システムインテグレータが手がける各サービスのロゴ

株式会社システムインテグレータは、「時間を与えるソフトウェアを創り続ける」をミッションに、企業の業務効率化を支援するソフトウェアを開発しています。

1997年に発表したデータベース開発ツール「SI Object Browser」は、現在2万1,000社以上が導入する定番ツールとなっているほか、コンソーシアム方式で手掛ける完全統合型Web-ERP「GRANDIT」は、経理、販売、製造など企業が保有する情報を幅広く管理し業務を効率化する統合基幹業務システムとして数多くの企業に活用されています。

会社名 株式会社システムインテグレータ
住所 埼玉県さいたま市中央区新都心11-2
ランド・アクシス・タワー32階
事業内容
  • パッケージ・ソフトウェアおよびクラウドサービス(SaaS)の企画開発・販売、コンサルティング
  • AIを使った製品・サービスの企画開発および販売、AI関連のソリューションの提供・支援およびコンサルティング
設立 1995年3月
公式ページ https://corporate.sint.co.jp/
働き方 ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク)
フレックスタイム制度

エンジニア比率が約80%の株式会社システムインテグレータは、エンジニアのキャリア形成にも積極的に取り組んでいます。上長との定期的な面談や日頃のコミュニケーションを通じて目指すキャリアを明確にし、それに合った業務を担当することも可能です。

また、オンライン学習システムを導入するなど、成長意欲を持つ人をサポートする教育制度や研修制度も充実しています。

今回は、人事総務部の遠藤あゆ美さんと橋本一駿さんに、エンジニアのお仕事やワークライフバランスの取り組みについてお話を伺いました!

本日お話を伺った方
株式会社システムインテグレータの遠藤あゆ美さん

株式会社システムインテグレータ
経営サポート本部 人事総務部

遠藤あゆ美さん

株式会社システムインテグレータの橋本一駿さん

株式会社システムインテグレータ
経営サポート本部 人事総務部

橋本一駿さん

約8割がエンジニア!質の高いプロダクトが生まれる開発現場とは

株式会社システムインテグレータのオフィス

編集部

創業以来、時代のニーズを捉えたオリジナリティの高いソフトウェアを自社開発されているシステムインテグレータさんですが、現在、何名のエンジニアが在籍されているのでしょうか。

橋本さん

従業員の約8割にあたる200人ほどがエンジニアとして活動しています。製品カテゴリごとに「開発1部」、「開発2部」といった部署に分かれており、各部署にさまざまなポジションのエンジニアが所属しています。

弊社は自社開発のソフトウェアがメインですが、業務効率化のための統合基幹業務システム「GRANDIT」のように、コンソーシアム形式で複数社のノウハウを生かしながら開発を行うこともあります。

編集部

どのような開発言語を採用していますか?

橋本さん

複数のプロダクトを開発しているため、部署によって異なる部分もありますが、javaやC#の経験者は比較的どのプロダクトでも技術を活かしていただける環境だと思います。

編集部

新型コロナ前から他社に先駆けてリモートワークを導入してきたシステムインテグレータさんですが、エンジニアの働き方についても教えていただけますか?

橋本さん

エンジニアを含めてどの職種の社員も、月に決められた上限までリモートワークを自由に利用することができます。

また、半日単位で出社とリモートを選択できるので、午前は在宅にして午後から出社するなど、個人の状況に合わせて柔軟に働くことができると思います。

目指すキャリアの実現を積極的にサポート

編集部

エンジニアのキャリア形成を支援するような仕組みはありますか?

橋本さん

部門ごとにキャリアパスを作っており、プログラミングを中心にやっていきたいとか、顧客折衝をメインに上流工程の経験を積んでいきたいといった希望を極力実現できるようにしてます。期初に上長がキャリアイメージを聞き、それが叶うような配置や日々の業務の割り振りをできる限り行っています。

また、部署によっては複数のプロジェクトに同時に関わることがあり、プロジェクトごとに担当する工程や役割が異なります。そのため、さまざまな開発工程やポジションを経験しながら成長できると思います。

編集部

上司などとキャリアについて話せる機会はどのくらいあるのでしょうか?

遠藤さん

人事制度として「MBO(目標管理制度)」(※)を取り入れており、半期ごとに上長と相談しながら目標を立て、キャリアパスの明確化を行っています。ほかにも、キャリアパスに関する面談が年に1回ありますし、それ以外のタイミングでもキャリアについて気軽に相談できるような雰囲気づくりを推進しています。
(※)Management by Objectivesの略で、従業員が目標を決め、その達成度合いに応じて人事評価を行うこと

編集部

出社もリモートワークも選択できる職場だと、自分の話しやすい環境で話を聞いてもらうこともできそうですね。

オンライン学習や研修など成長できる機会が充実

編集部

若手の成長をサポートするような教育制度があればご紹介いただけますか?

橋本さん

モチベーションの高さは人それぞれ異なると思いますが、私たちは「学ぶ意欲を持つ人」の背中を押したいと考えており、そのような社員に向けてしっかりと教育コンテンツを提供しています。

その一例が、2023年から導入している「Udemy Business」(※)です。弊社の仕事はエンジニアに求められるスキルが多岐にわたりますし、本人のキャリアパスもさまざまです。そのため、全社員に共通した教育プログラムを受けてもらうより、Udemy Businessのように個人の目的に応じて学びを選べる方が良いと考え、導入しました。
(※)2万5000以上のオンライン学習コースを備えたグローバル学習プラットフォーム

編集部

社員に人気の学習コースにはどのようなものがありますか?

橋本さん

簿記や、AWSなどクラウド系のコースを受講する人が多いですね。

編集部

研修制度についても、教えていただけますか?

橋本さん

中途入社の方には、デモ画面を使った研修を1〜2ヶ月受けていただいたうえでプロジェクトに参画してもらいます。受け入れ体制をしっかり整えようという文化は、どの部署にも根付いていると感じますね。

研修としては、ほかにマネージャーやプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーなど階層に応じた導入研修を実施しています。

編集部

中途で入社した若手エンジニアの方からは、システムインテグレータさんのお仕事についてどのような感想が寄せられていますか?

橋本さん

入ってすぐに覚えることがたくさんあるので、やりがいを感じると言ってもらうことが多いですね。大変ではあるけれど、研修制度が整っていることや、チームメンバーによるフォローがあるので前向きな姿勢で取り組んでいただけていると感じます。

編集部

ここまでお話を伺って、システムインテグレータさんでは若手エンジニアがしっかりとスキルを身につけ、それぞれのキャリアを実現できるような環境が整っていることがよくわかりました。

子育て社員の支援などワークライフバランスを重視

株式会社システムインテグレータのオフィス

編集部

システムインテグレータさんでは、ワークライフバランス実現の取り組みとしてどのようなことを行っていますか?

遠藤さん

一例ですが、育児支援として子どもが小学校に入学するまで週休3日で働ける制度や、回数の制限なく在宅勤務できる制度、時間単位で取得できる子の看護休暇などがあります。

また、男性の育休に関しても以前から取得率が高く、管理職の男性社員が育休を取った実績もあります。育休に入る社員に「育児頑張って!」と声をかけるような雰囲気が社内全体にありますね。

橋本さん

弊社の労働時間は9:20~18:00と8時間以下です。また、2023年度の法定外労働時間は2023年度は約2.59時間/月でした。

IT企業としては少ない会社だと言えます。業務の効率化を意識しているので、これもワークライフバランスにつながっていると感じますね。

編集部

橋本さんは子どもを育てるパパさん社員だと伺いました。自社の制度をどのように活用しましたか?

橋本さん

娘が生まれたばかりの2年ほど前、育児在宅の制度を利用して3ヶ月ほどフルリモートで勤務しました。妻も気持ち的に安心していたようですし、子どもが経験するさまざまな「初めて」に立ち会えたことは貴重なことでした。

こうしたことを会社が理解してくれているのはありがたいですし、文化としても根付いていると感じます。

編集部

社員の皆さんからは、働く環境についてどのような声が上がっていますか?

橋本さん

弊社に中途入社した社員からは、柔軟な働き方ができることに「良い意味でギャップを感じた」と言われることがあります。入社したばかりであっても、子どもの保育園からの呼び出しなどで早退することに後ろめたさを感じるようなことはないと思います。

技術力を発揮するためには働きやすい環境が不可欠

編集部

働きやすい職場づくりを推進する背景には、会社としてどのような思いがあるのでしょうか?

遠藤さん

弊社は自社プロダクトを持っていることもあり、社員には高い技術力が求められます。そして、一人ひとりが技術力や創造力を発揮し、高いモチベーションを持ちながら働くためには、「働きやすさ」という土台環境を整えることがまず必要だと考えています。

弊社の社員の平均年齢は30代半ば過ぎくらいで、家庭を持つなどしてライフスタイルが変わり始めた人が多いんです。中途入社の方の中にも、家庭を持ったので今までとは違う働き方をしたいということを転職理由のひとつに挙げる方がいますので、そのような社員が働きやすいと感じるような制度を積極的に導入しています。

また、育児支援だけでなく介護支援制度も整備しています。どのようなライフスタイルになっても社員一人ひとりがベストな働き方を選択し、いきいきと働き続けられることが技術力の向上、企業の成長に繋がっていくと思っています。

編集部

「人」を、良いプロダクト開発に欠かせない資産と考えるからこそ、働きやすい環境づくりを大切にしているのですね。

橋本さん

そうです。もちろん、良い製品を作るためには「働きやすさ」だけでなく、自社プロダクト開発という弊社の「やりがい」にも同じくらい魅力を感じて入社いただくことが重要だと思っています。

部活動や社員発案のイベントなど社内交流も盛ん

株式会社システムインテグレータのオフィスに置かれたドリンクマシーンや電子レンジ
▲オフィスの一角にはドリンクコーナーも

編集部

社員旅行や納会、クラブ活動など、システムインテグレータさんは社内交流を促す取り組みにも積極的ですね。

遠藤さん

クラブ活動は野球やフットサルなどの運動系や将棋、ボードゲームなどの文化系と多くの種類があり、クラブに所属する社員には半期ごとに3,300円を活動費として支給しています。

また、それ以外にも社員の発案でさまざまな企画を行っています。いろんな社員が気軽に交流できる場とした「SI Meet Up」や有志が集まって麻雀大会を開催したこともありますし、最近は社員が自主的に企画して社内ラジオを開設したり、読書会を開催する動きもあります。

編集部

社内ラジオでは、どのような発信を行っているのでしょうか?

遠藤さん

社員がMCを務め、社内の出来事などを定期的に発信しています。

私たちは、このような企画は社内のネットワークを広げるうえで大切なことだと考え、歓迎しています。そのため、企画に関する細かいルールもありませんし、「これは駄目」などという人もいません。

編集部

部署の垣根を超えて交流できる機会が充実していることは、仕事に役立つ新しい視点やアイディアを得ることにもつながりそうだと感じました。

世の中の役に立つ自社製品を作りたい人、成長意欲の高い人を歓迎!

編集部

最後に、システムインテグレータさんのお仕事に興味を持つ読者の方に、おふたりからメッセージをお願いします。

遠藤さん

IT企業と一言で言っても、弊社のように自社製品を開発する会社や常駐派遣型の会社など、様々なビジネス形態があります。弊社の社長も常々言っていることですが、私たちは自社が持つ技術力で世の中の役に立つような自社製品を作り、お客様の問題解決に繋がるソフトウェアサービスを提供したいという思いを一貫して持ち続けている会社です。

そこに共感していただける方、自分の技術力を高めて自社の製品を生み出し、お客様に貢献することに価値を感じていただける方に弊社の環境はフィットすると思います。

橋本さん

人生が長くなるなか、仕事においては安心して長く働ける要素がより求められています。本日インタビューでお話しさせていただいたように、弊社には安心して働き続けていただける環境がありますので、それを活用しながらご自身のキャリアを追求していただきたいと思います。

弊社は社員の人柄やマインドも重視しており、人事制度では成果だけでなく行動面も評価しています。中途採用においても、未経験であっても成長意欲が高い方や、学習の習慣が身に付いている方は選考の中でしっかりと評価させていただきますので、高いマインドをお持ちの方にぜひ弊社でご活躍いただきたいと思います。

編集部

エンジニアの成長やキャリア形成を積極的に支援するシステムインテグレータさんなら、企業の業務を効率化するという使命感を持ちながら、高いモチベーションで自社プロダクトの開発に挑戦できそうだと感じました。

本日はありがとうございました!

■取材協力
株式会社システムインテグレータ:https://corporate.sint.co.jp/
採用ページ:https://recruit.sint.co.jp/