地方のIT企業のモデルを示す株式会社ニュートラルワークスの自走を促す環境とは

独自の強みで成長を続けると同時に、働きやすい環境作りにも力を入れている企業にインタビューする本企画。今回は、デジタルマーケティング事業を展開する株式会社ニュートラルワークスにお話を伺いました。

企業のマーケティング施策をトータルでサポート

株式会社ニュートラルワークスが展開しているのは、SEOやデジタル広告、SNS運用などのデジタルマーケティング事業とWEB制作・クリエイティブ事業です。BtoC、BtoBのあらゆる業種、規模の企業のマーケティング施策について、トータルでサポートしています。

会社名 株式会社ニュートラルワークス
住所 神奈川県茅ヶ崎市浜竹1-11-56
事業内容 ・デジタルマーケティング事業
・Webマーケティングメディア「QUERYY(クエリー)」の運営
設立 2016年12月
公式ページ https://n-works.link

設立して10年と経たない同社ですが、これまで3,000社以上の取引実績を積み上げてきました。それぞれの専門分野を持つスペシャリストが在籍しており、質の高いサービスを提供できているのです。

同社の成長要因や働く環境について、取締役CMOの石田哲也さん、取締役プロデューサーの竹岸勇人さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
株式会社ニュートラルワークス取締役CMOの石田哲也さん

株式会社ニュートラルワークス
取締役CMO

石田 哲也さん

会社ニュートラルワークス取締役プロデューサーの竹岸勇人さん

会社ニュートラルワークス
取締役プロデューサー

竹岸 勇人さん

3,000社以上の取引実績を持つ株式会社ニュートラルワークス

株式会社ニュートラルワークスの石田さんの勤務風景

編集部

初めに、ニュートラルワークスさんの事業内容について伺わせてください。

石田さん

ニュートラルワークスはマーケティングの支援会社です。マーケティングの戦略設計からWEBサイト・コンテンツの制作、集客、運用と、企業のマーケティング施策をトータルでサポートしています。

専門はデジタルマーケティングで、SEOコンサルティングやWEB広告、SNS運用などを支援させていただいております。

編集部

ニュートラルワークスさんがマーケティング支援を手掛けている企業さまはどういったお客様が多いのでしょうか?

石田さん

弊社のお客様はBtoBがやや多めですが、BtoCの企業さまも支援させていただいております。

企業の規模はさまざまで、例えば東京ガスさんなどの大企業からご依頼を受けることもありますし、中小企業からお声がけいただくこともあります。

いずれにせよ業界や会社の規模で対応を狭めていることはなく、弊社で成果を出せると判断した案件に対してご対応させていただいております。

大変ありがたいことに、これまで3,000社以上のお客様のマーケティング施策支援に携わらさせていただきました。

編集部

サービスを手掛けられているフィールドはかなり広いのですね。

インバウンドマーケティングの成功とプロフェッショナル人材が成長の理由

編集部

設立から早いスピードで実績を積み上げられている要因としては何が挙げられるでしょうか?

石田さん

ニュートラルワークスがここまで実績を積み上げられている要因としては、売り上げを作る仕組みを作れているということが挙げられるでしょう。

私たちはWEBマーケティングの支援会社ですが、お客様に提供しているマーケティング支援施策を自社でも実践しているのです。

私たちはお客さまからのお問合せ、商談、成約までを全てWEB上で完結させています。テレアポは一切行っておらず、いわゆるインバウンドマーケティングを実施しています。

インバウンドマーケティングに成功しているからこそ、お客様に対しても説得力を持ってお話しできるのです。

編集部

これまでニュートラルワークスさんが支援されたお客さまについてどんな成果があったのか事例をお教えください。

石田さん

例えばマーケティング支援でいうと、ある美容クリニックさんについては売り上げが一気に伸びました。この美容クリニックさんについては、SEOと広告運用などについて現時点で4年間支援させていただいております。

編集部

成果をしっかりと出せているのは、やはりニュートラルワークスさんに在籍されている社員さんのスキルの高さが要因として挙げられるでしょうか?

石田さん

弊社の社員は、それぞれの領域で高いスキルを持っているプロフェッショナル人材です。そこまで大規模でなく、大きな予算がないお客さまに対してもしっかりとコンサルティングできる体制があるので、お客さまの満足度は高いのではないかなと思います。

編集部

プロフェッショナルな人材が多く在籍されているからこそ、お客さまの信頼を勝ち取れているのですね。

湘南をスタートアップの聖地へ、地方のIT企業のロールモデルを示す

編集部

今後のビジョンについてもお聞かせください。

石田さん

ニュートラルワークスはまだまだ全国的に知名度のある会社ではありません。ですのでこれからも実績を出していって知名度を高め、「ニュートラルワークスに仕事を頼みたい」と指名されるような会社になっていければと思っています。

そのためにも、今はBtoBのお客さまが多いですが、BtoCのお客さまの実績も増やしていければと考えています。

編集部

ニュートラルワークスさんは湘南に拠点を置いていますが、地方に本社を置いているからこその思いもあるのでしょうか?

石田さん

私は湘南をスタートアップの聖地にしたいと考えています。IT系の企業は都内に集中してしまっていますが、私たちのような会社が一つ湘南にあれば、都内に行かずとも活躍できる方がいらっしゃるでしょう。

私たちが地方でロールモデルを作って地方人材の受け皿となれば、「ニュートラルワークスのようなことをやってみよう」という地方の企業もいくつか現れるかもしれませんので、事例を示していきたいですね。

編集部

日本全国でIT系の企業が成長しているという未来を目指していらっしゃるのですね。

リモート勤務とフレックスを導入、意識的に作っている対話の場

株式会社ニュートラルワークスの竹岸さんの勤務風景

編集部

ニュートラルワークスさんの働き方について伺わせてください。

竹岸さん

ニュートラルワークスは基本的にはリモートワークで業務を進めています。とはいえ対面で会う機会も必要だと考えていますので、各チームで出社日を設けています。

社員は沖縄や北海道、四国など広いエリアで勤務していますので出社が必須ということではありませんが、顔を合わせる機会というのはなるべく作るようにしています。

編集部

働く時間についてはどのように設定されていらっしゃるのでしょうか?

石田さん

弊社は午前10時から午後3時をコアタイムとしたうえでフレックス勤務制を採用しています。子育て中の社員も多いので、働く時間は自由に調整可能です。

例えば早めに勤務をスタートして早めに仕事を終えたり、晩ご飯の間だけ抜けて食べ終わった後に仕事をしたりといった働き方をしている社員がいます。

また、時短で働いている社員もいますね。

編集部

それぞれの事業に合わせて場所や時間を問わず柔軟に働ける環境があるのですね。リモートベースだと社員間のコミュニケーションに課題が発生するケースもあると思うのですが、その点ニュートラルワークスさんはいかがでしょうか?

竹岸さん

社員間のコミュニケーションを活発化させるため、ニュートラルワークスでは話す機会を意識的に作るようにしています。1on1はチーム内で週次で行っていますし、オンライン飲み会についても定期的に実施して仕事以外の話も気軽にできるような環境を作っていますね。

編集部

リモートべ―ス、フレックスだからといって個人個人が独立して仕事を進めているわけではなく、コミュニケーションを取りながら業務に当たられているのですね。

引っ越し費用補助制度や「早朝サーフィン制度」、働く環境を整える各種制度

株式会社ニュートラルワークスの石田さんと竹岸さん

編集部

ニュートラルワークスさんで運用しているユニークな社内制度があればお教えいただきたいです。

石田さん

ニュートラルワークスでは、本社の最寄駅から2駅以内に引っ越す場合に最大10万円の引っ越し費用を補助する「湘南ウェルカム制度」を導入しています。

弊社の社員はもともと都内で働いていた方が多いです。湘南は住みやすいと感じていますし、働く上で周辺環境は大切になってくるので、本社周辺に来やすくなればと始めた制度です。

竹岸さん

私も東京で働いていたことがあって、湘南には2016年ごろから住んでいます。出身地は横須賀ですので、私の場合は慣れた場所に帰ってきたというイメージでした。

湘南は海も近いので、サーフィンもよくやっています。今はあまり利用されるケースはありませんが、実は弊社には「早朝サーフィン制度」もあります。これはサーフィンやランニングなど運動のために出社を少し遅らせることができる制度です。

編集部

早朝サーフィン制度は湘南に本社があるニュートラルワークスさんだからこその制度ですね。そのほか、最近社員さんから好評を得た制度はございますでしょうか?

石田さん

弊社は2023年12月から、社員のお昼ご飯代を補助するチケットレストランを導入しました。

リモートワークは家の中で作業するため、どうしても閉じこもりがちになってしまいます。ですので、昼食の際に外に出る機会を作ってもらって、気分転換してもらおうという思いで導入したものになります。

編集部

お昼ご飯が一つの働くモチベーションとなりそうですね。社員さんの働く環境を整えたり成長を後押しするような制度もあるのでしょうか?

石田さん

弊社はパソコンを支給していますし、全社員が2台のデュアルモニターを使って仕事をしています。そのほか書籍の購入費を補助する「スキルUP応援制度」もありますし、セミナー受講料も補助しています。

社員にはちゃんとした環境で成長しながら力を発揮してほしいと考えていますね。

温かい雰囲気の会社、求められるのは自分で考える力

株式会社ニュートラルワークスの石田さんと竹岸さん

編集部

ニュートラルワークスさんにはどんな社員さんが多いでしょうか?

竹岸さん

ニュートラルワークスには雰囲気の良い人、温かい人が多いと感じています。オンラインでお会いしたときに、みなさんにそのような雰囲気を感じますね。弊社について一言でいうと、すごく温かい会社なのかなと思います。

編集部

最後に、ニュートラルワークスさんに興味を持っている方に向けてメッセージをお願いいたします。

竹岸さん

先ほども申し上げた通り、弊社は温かい雰囲気の会社です。一方で、自ら動くという姿勢が求められる会社だといえるでしょう。受け身の姿勢でいると、コミュニケーションを取る機会も少なくなり、リモートで細かいやり取りをできなくなってしまいます。

ですので、しっかり自分で考えて、そのタイミングで何が必要なのかを判断できる方、コミュニケーション能力が高い方と一緒に働きたいですね。

石田さん

弊社は小さい会社です。いろいろなことを一人でやらなければならないという機会も多いでしょう。竹岸が話したように、自分の意志で能動的に仕事に取り組める方はニュートラルワークスに合っていると思います。

仕事に前向きに取り組める方を歓迎したいです。

編集部

自分で考えて動けるプロフェッショナルな人材に成長したいという方にとって魅力的な職場だと感じました。本日はありがとうございました。

■取材協力
株式会社ニュートラルワークス:https://n-works.link
採用ページ:https://n-works.link/recruit