成長著しい企業にスポットを当て、若手社員たちの活躍をインタビューする本企画。今回は税務・会計をはじめとした、高品質なサービスの提供を通じて、様々な企業・経営者の事業活動を支える、御堂筋税理士法人を取材しました。
お客様に頼られる「ソリューション・ファーム」を目指す、御堂筋税理士法人
御堂筋税理士法人は「リーダーシップ企業を創る!」という理念のもと、経営者の正しい経営をサポートし、お客様の成長とともに、自社の成長も目指す税理士事務所です。
企業の様々な課題を解決する「ソリューション・ファーム」を目指す同社では、幅広いサービスを手掛けています。経営に欠かせない、税務・会計の領域以外に、事業承継やM&Aのコンサルティング、組織戦略に紐づいた人事制度設計のサポート、ITソリューションのご相談などにも対応しています。
御堂筋税理士法人は、経営計画の立案と実行の支援を通して、経営幹部の育成やモチベーションアップも担うなど、様々な側面からのアプローチで価値のあるコンサルティングを提供し、課題を抱えるお客様の業績アップに貢献しています。
会社名 | 御堂筋税理士法人 |
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住所 | 大阪市中央区今橋4-1-1 淀屋橋三井ビルディング(odona)4F |
事業内容 | ・税務サポート ・経営コンサルティング ・人事コンサルティング ・ITコンサルティング ・事業承継サポート ・M&Aサポート ・資産税サポート |
設立 | 1991年6月 |
公式ページ | https://www.management-facilitation.com/ |
働き方 | ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク) フレックスタイム制度 |
今回は、独自に展開する事業や活躍する若手社員について、税務チームの才木陽介さん、税務チームの税理士でいらっしゃる高岡亜子さんにお話を伺いました。
様々なキャリアを持つメンバーが集結。事業承継やM&A、人事のコンサルティングも手掛ける
編集部
御堂筋税理士法人さんの特徴をお教えいただけますか。
高岡さん
私が入社した2016年の当時は「個性派税理士集団」というテーマで、税理士を中心としたメンバーが、事業承継やIT、経営のコンサルティングを行っていました。その後も、税理士事務所を母体として、お客様が抱える様々な問題を解決しながら、サービスを増やしてきました。今では、サービスを7つの部門に分けて、より専門性の高いコンサルティングを提供しています。
編集部
どのようなメンバーの方がいらっしゃるのでしょうか。
高岡さん
50名を超えるメンバーのうち、半数が税務部門に所属していて、未経験で入社して活躍しているメンバーがたくさんいます。ほかには、金融機関や証券会社出身など、各分野のプロフェッショナルなメンバーがいます。
元々は、ほとんどが税務スタッフでしたが、お客様の様々な課題を解決する中、税務以外のキャリアを持った新しい仲間が増えていきました。30代で中途入社してくれたメンバーがたくさんいます。
編集部
メンバーが増えて、御堂筋税理士法人さんの強みになっていることはございますか。
高岡さん
経営、事業承継、M&Aや人事、IT、資産税に関連するコンサルティングを、様々なキャリアを持つメンバーと、会計がわかるメンバーでサポートできることが強みです。これが、私たちがお客様に選んでいただけている理由のひとつかなと思います。
編集部
税理士に限らず、経験を活かして活躍されている方がたくさんいらっしゃるのですね。
後継者不足や職場環境の整備など、社会課題を解決
編集部
最近、御堂筋税理士法人さんへのニーズが高まっているサービスはございますか。
高岡さん
「中小企業の後継者不足」という社会課題があるように、事業承継のお手伝いは、ニーズが高くなっています。お子様や次世代の社員に、会社の経営を任せたい経営者からの問い合わせを、たくさんいただいています。「会社を買いたい、売却したい」というM&Aのご相談も多いです。
また、人事関連のコンサルティングを依頼されることも増えています。人事評価制度の整備や、社員のロイヤリティ向上のための施策づくりもお手伝いしています。
編集部
事業承継やM&Aを、御堂筋税理士法人さんがサポートするのはイメージしやすいですね。でも、人事と税理士さんの仕事は、離れた領域にある感じがします。
高岡さん
そうかもしれないですね。基本的には、会社の経営理念と経営計画に即した、人事評価制度の設計と運用、育成計画の策定と研修の実施、採用支援など、組織づくりをご支援しています。
政府が力を入れていることもあり、人事に関する取り組みの中には、税法の優遇を受けられるものもあるんです。例えば、確定拠出年金などは個人の所得税に絡んでいるので、給与と税はすごく密接なんですよ。
人事チームには、金融機関出身のメンバーのほか、採用に関する知識が豊富な人材紹介会社に勤務していたメンバーもいます。前職で「経営者の悩みが分かるのに、何もできない」もどかしさを感じていたメンバーたちは、当社で経営者の手助けができるようになり、やりがいや手ごたえを感じているようです。
「ええやん!」「さすが!」の激励で仲間同士、若手・新人社員のモチベーションがアップ
編集部
先ほど、未経験で入社される若手の方が多いとお聞きしました。メンバーの皆様が、御堂筋税理士法人さんで成長している理由を教えていただけますか。
才木さん
当社では、メンバー間のコミュニケーションを積極的に行っています。例えば、毎日の朝礼では、私たちの行動指針である「自彊不息(じきょうやまず)」「ええやん!」「さすが!」「経済と道徳」の4つに紐付いたエピソードを紹介し、メンバー同士で称賛し合う取り組みがあります。
私がプロジェクトリーダーを担当して、新たなサービスを生みだそうとしているときには「ええやん!」「頑張ってみ!」みたいな感じで、たくさん応援してもらえました。新しいことへのチャレンジを後押ししてくれる、いい雰囲気の職場だなと感じました。
▲御堂筋税理士法人の4つの信条・行動指針
編集部
才木さんは、プロジェクトリーダーとして、どのようなチャレンジをされたのでしょうか。
才木さん
入社3年目の頃、2022年に税制改正で一部義務化された「電子帳簿保存法」に対応するコンサルティングのサービスを立ち上げました。
経営理念でもある「お客様の成長・発展に貢献」を実現するための、お客様に寄り添い解決していく取り組みです。私と高岡が中心となり、従業員の方とコミュニケーションを取って「電子帳簿保存法」のために事務部門が行う業務を洗い出し、資料の見方などを説明しました。
プロジェクトとしては大きく、お客様の費用負担も大きなサービスですが、4社のお客様が利用してくださいました。プロジェクトの立ち上げを通して、私自身も企業の規模や企業ごとに様々な業務フローがあることを知ることができました。
編集部
才木さんは、入社数年で大きなプロジェクトを担当されたのですね。ほかにも、若手の方が活躍された事例はございますか。
才木さん
独自のソリューションツールを開発した若手がいます。先輩から「こういう資料を作っておいてね」と渡された見本に、自分なりの工夫をしっかり加えて、完成させていました。もちろん、朝礼で「ええやん!」と称賛を送りました。
どのような工夫があったかというと、お客様先で行うハラスメント研修に、実演を加えるというものでした。口頭では伝わらないハラスメントの例をお客様の目の前でやってみて「これもハラスメントです」と説明するという内容でした。お客様から「すごく分かりやすい」と言っていただけたそうです。
編集部
入社数年でプロジェクトの立ち上げや、ツールの開発に携われるなど、若手が仕事を任せてもらえる環境なのですね。
きめ細やかな面談や、月20時間以上のトレーニングでスキルアップを後押し
編集部
御堂筋税理士法人さんには、中途入社など入社間もないメンバーの皆様のための制度はあるのでしょうか。
才木さん
メンバー全員が、毎月メンターと1on1での面談を実施しています。業務をしている中で分からないことがあれば、すぐにメンターに質問できます。税務とは違う業務であっても、社内に「メンバーみんなで、新人をサポートしましょうね」というムードがありますので、誰にでも相談できます。
「ウェルカムランチ」も企画しています。できるだけ横の繋がりで仲良くなってほしいので、最初のクッションが、できるだけ柔らかいものになるように取り組んでいます。
高岡さん
毎月の1on1のほかに、入社から3ヶ月間は代表や役員と面談する機会を週に1回設けています。代表には、直属の先輩に言えないことを打ち明けてくれてもいいし「こういうミッションで動いています」という仕事の情報共有をしてくれてもいいんですよ。
また、これとは別で入社1ヶ月後、3ヶ月後に管理部との面談を行い「入社ギャップがないか」を確認します。困っていること、気づきや提案、何でもいいので、感じていることを教えてほしいと思っています。身近な先輩には言いにくいけど、管理部には言えるということが、あるかもしれません。
編集部
ほかに、教育につながる制度などがあればお教えください。
高岡さん
当社では、月の労働時間の15%にあたる20時間から25時間を、スキルアップのためのトレーニングに充てています。
行動指針の中に「経済と道徳」というのがあって、これは「ただ稼げばいいのではなく、人間性を磨いてこう」という考えです。労働時間の中で、みんなで税務や金融の知識習得だけではなく、論語や中国古典も勉強しています。
編集部
キャリアアップについては、どのような仕組みがあるのでしょうか。
高岡さん
税務、コンサル、バックオフィスの分野でマネジメント力を高めていけるほか「税務・会計」「事業承継」「M&A」「個人資産税」「人事」「ITソリューション」「経営」の7つに分かれる専門チームでキャリアを築くことができます。
1年に1回、人事考課のタイミングで変更ができますので、自分のキャリアと向き合い、税務から経営コンサルチームへ、税務から事業承継を担うチームへ、など、上司と相談しながらキャリアを自ら選択する風土があります。また、マネジメントコースとキャリアセレクトコースというキャリアの分岐もあります。
マネジメントコースは事業戦略や育成戦略を担う、いわゆるマネジメントを志すコース。キャリアセレクトは、特定の専門分野を追求し、その領域のプロフェッショナルとして知識・スキルを極めるコースです。自分のキャリアを自由に描ける体制があります。
自分で異動の希望を出して、会社から「NO」と言われることは、基本的にありません。会社に「したいと思ったことをすればいい」という風土が根付いていると実感しています。「職場命令だからやりなさい」とキャリアを強制されることもありません。
編集部
御堂筋税理士法人さんは、一人ひとりの希望や挑戦に寄り添ってくれる会社なのですね。
柔軟な働き方ができる制度あり。経済面でメンバーをサポートする福利厚生も充実
編集部
御堂筋税理士法人さんでの働き方について、気に入っている制度はございますか。
才木さん
部署やメンバーによりますが、リモートワークができたり、フレックス制度が使えたりします。時間に融通が利く働き方を、積極的に導入しているので、働きやすい職場だなと感じています。
編集部
福利厚生の制度にはどのようなものがあるでしょうか。
高岡さん
例えば退職金や家族旅行手当などがあります。家族旅行に行くと、1人につき1万5,000円が支給されます。経済面で充実するような制度が整っています。
「100円社食」は、冷蔵庫にストックしている定価200~300円のお総菜を、100円で買えるというものです。ランチとして利用するのもいいですが、繁忙期の「ちょっと小腹すいたな」という残業時間にはとても便利です。「今晩のおかずに」と買って帰るメンバーもたくさんいます。月に2回、役員が「100円社食」をいくらでもご馳走してくれる日があるので、みんなとても楽しみにしています。
編集部
公式サイトには、健康増進や資格取得支援、表彰などの制度がたくさん掲載されていました。メンバーの皆様が物心両面で幸福を得られるよう、様々な制度を整備されていらっしゃることが分かりました。
未経験者でも中途入社でも活躍できる。前向きに取り組める人を歓迎
▲今後採用したい人物像を語ってくれた、才木陽介さんと高岡亜子さん
編集部
御堂筋税理士法人さんには、どのような方が新しいメンバーとしてフィットするでしょうか。
高岡さん
前向きな方がフィットすると思います。当社には、うまくいかなかったときには「良くしていくために考えようや」と切り替えて、考えられる風土が根付いているんですよ。
また、当社は20代、30代で中途入社したメンバーが多く、それぞれ税務や税務以外のキャリアを持って入社しているのですが、それぞれがキャリアに応じた強みがあるので尊重しあっています。そんな、和やかな人間関係になじめる方がいいなと思っています。
編集部
社内の雰囲気も和やかなのでしょうか。
才木さん
税理士事務所と聞くと、淡々と静かに作業をこなしている職場をイメージする方が多いと思うのですが、御堂筋税理士法人の社内は、電話をする声やメンバー同士の会話など、コミュニケーションが絶え間なく飛び交っている感じです。
ワイワイ、ガヤガヤという言葉が一番ぴったりかなと思います。先輩、後輩など上下を気にせず、気軽に話せる関係ですよ。お互いに、話しかけやすい、話しかけられやすいタイミングを見計らうなど、気配りし合っています。行動指針である「明るく、楽しく、目標達成には厳しく」に即して、メリハリのある仕事をしています。
編集部
全く違う業界、職種の経験しかない方でも、活躍できるのでしょうか。
高岡さん
もちろんです。「この部分は、あなたが詳しいから教えて欲しい」と当たり前に声掛けができる雰囲気です。会社に新しい風が入って、嬉しいなと思います。
編集部
御堂筋税理士法人さんの、メンバー同士のいい雰囲気や上司とも気兼ねなく話せるフラットな社風がよく分かりました。中途入社する若手の方も、スムーズになじめそうですね。本日はありがとうございました。
■取材協力
御堂筋税理士法人:https://www.management-facilitation.com/
採用ページ:https://www.management-facilitation.com/recruit/