新生活サービスプラットフォームを展開するリベロ。20代の中途入社社員が語る魅力

新しい働き方や独自のカルチャーを持つ企業に、お話をお聞きしているこの企画。今回は、転居に関わる全ての法人・個人の顧客ニーズに対応した、プラットフォーム事業を展開する株式会社リベロをご紹介します。

株式会社リベロとは

株式会社リベロのオフィスエントランスに立つ佐々木アナスタシアさん

リベロは2009年の設立以来、新生活を迎える人や新生活に関わる企業の「困った困ったを、良かった良かったに。」をミッションとして、新生活サービスプラットフォーム事業を展開しています。

具体的なサービスとして、部屋探しから引っ越しまでワンストップでサポートする不動産会社向け新生活支援サービス「新生活ラクっとNAVI(ナビ)」を提供しています。(提携不動産会社数1,192社(※)

このほか、法人向けには転勤者の部屋探しや引っ越し会社探し、社宅管理をトータルでサポートするクラウド支援サービス「転勤ラクっとNAVI(ナビ)」を提供。(導入企業数2,893社(※))提携不動産会社の部屋を転貸借契約することで家賃が毎月2,000円割引になる「ヘヤワリ」といったサービスも行っています。

また、2022年より新たに「福利厚生社宅」の提案も開始しています。サービス内容は、賃貸住宅をリベロが借り上げて企業の社員に転貨するもので、福利厚生として社宅使用料分を基本給から差し引くことで、社員の課税対象額が減り、結果的に手取りが増加するという副次的効果も期待できることから、全国の法人企業へこれから広げていこうとしています。(※)2022年12月現在

会社名 株式会社リベロ
住所 東京都港区虎ノ門3-8-8 NTT虎ノ門ビル3F
事業内容 転居に関わる全ての法人・個人のお客様ニーズに対応したサービスプラットフォーム事業
設立 2009年5月
公式ページ https://www.livero.co.jp/
働き方 出社とテレワークを併用
(テレワークは職種・業務状況により部署ごとに運用)

今回は株式会社リベロで活躍する不動産事業部主任の佐々木アナスタシアさんに、リベロ社員の働き方や社員が成長できる風土、会社の魅力についてお聞きしました。佐々木さんは20代で主任に昇進した若手リーダーの1人です。

本日お話を伺った方
株式会社リベロの佐々木アナスタシアさん

株式会社リベロ
不動産事業部 主任

佐々木 アナスタシアさん

新生活に関わる全てのユーザーと社会の課題解決を目指す

株式会社リベロオフィスの共有スペース
▲リベロさんのオフィス共有スペースの様子

編集部

まず、リベロさんの事業について教えてください。

佐々木さん

リベロは不動産会社と提携し、新しくお部屋を探す方のライフライン契約のサポートをしたり、引っ越し会社さんを探したり、インターネット回線の調査をしたりという、不動産会社と引っ越しをされる個人の方の「悩み」に応えるサービスを行っていました。

そこから今度は引っ越しをされる法人の「悩み」に着目し、新しいサービスをつくりました。リベロは転勤の発生する企業と契約し、お部屋探しのニーズを不動産会社へ紹介し、引っ越し会社にとっても企業にとっても業務負荷の低いシステムを開発・提供しています。

さらに、これまで不動産会社さんが個別に行っていた社宅に関する契約手続きを代行するサービスも開始しました。法人企業だけでなく、不動産会社や引っ越し会社、引っ越しをする従業員の方に喜んでいただけるサービスとなっています。

こんなふうに、いろんな立場の方々が「良かった」と感じてもらえるような、新生活サポートをするプラットフォーム事業を展開しております。

株式会社リベロの新生活サービスプラットフォーム概念図
▲リベロさんは新生活サービスプラットフォームとして全方位でサービスを展開(同社HPより)

編集部

お1人の引っ越しであっても、そこに関わる人や企業さんはたくさんあります。新生活にまつわる個人・企業それぞれの悩みに応えていらっしゃるんですね。リベロさんのサービスは、個人向け、法人向け、不動産会社向け、引っ越し会社向けと、全方位で展開し、「引っ越しワンストップサービスの推進」を図っていることがわかりました。

企業理念「困った困ったを、良かった良かったに。」が浸透している

株式会社リベロの企業理念
▲リベロさんは企業理念に「困った困ったを、良かった良かったに。」を掲げている(同社HPより)

編集部

新生活サポートをするプラットフォーム事業を展開されるリベロさんでは、業界としての課題解決にも取り組まれているのでしょうか。

佐々木さん

はい。全国各地の130社の引っ越し会社と連携したプラットフォーム「HAKOPLA」も運営しております。このサービスは引っ越し会社同士のマッチングを行い、幹線便の共同利用をすることで空きトラックの無駄をなくし、利益率アップやCO2の削減、引っ越し難民対策(※)ができるものです。
(※)2019年、働き方改革関連法の実施により引っ越し会社が1日に対応できる件数が減り、「引っ越し難民」と呼ばれる人がたくさん発生したこと。2024年春にはドライバーの時間外労働規制が強化されることから再び問題が懸念されている。(同社プレスリリース参照)

昨年には、引っ越し会社の経営者を集め、業界の課題解決に向けた「引越業界の未来をつくる会」の取り組みもスタートしています。業界として環境負荷の軽減効果も高めていきたいと考えていて、現在は100社以上の加盟会社が集まっています。

リベロの企業理念に「困った困ったを、良かった良かったに。」というものがあります。個人のお客様の「困った困った」だけではなく、引っ越しに関わる企業様の「困った困った」にも着目して、お互いの課題を解決していこうとしています。

編集部

「困った困ったを、良かった良かったに。」という企業理念が、提供するサービスだけでなく、業界としての活動にもつながっているのですね。

仕事もプライベートも全力で楽しむことができる環境!

社員みんなと沖縄の海を楽しむ佐々木アナスタシアさん
▲沖縄社員旅行でのショット

社員みんなと沖縄の海を楽しむ佐々木アナスタシアさん
▲仕事も遊びも120%で楽しむ、刺激あふれる仲間と働いている

編集部

続いて、リベロさんの社内カルチャーについて伺いたいと思います。社内や社員の方の雰囲気を教えていただけますか?

佐々木さん

個性を尊重する、アットホームなカルチャーです。多くの会社さんがそう言われるかもしれないのですが、本当にリベロはそうなんです。

個性で言うと、私自身が個性の塊のような存在だと思います。私はウクライナ出身で、小学生の頃から日本で育った日本語ネイティブです。結構エネルギーがたくさんあるタイプで、仕事も全力でやりますし、休日も全力で楽しみます。

神社巡りをして御朱印を集めたり、温泉に入ってお酒を飲んだりするのが好きです。こんな私を社員の代表として取材を受けさせてもらえることが、まずユニークですよね。

また、私の部署には副部長が2人いますが、1人は土日に必ず毎朝6時からサーフィンをするという人、もう1人は出張も多いのに金曜の夜からキャンピングカーで全国を回っているという人です。

2人ともすごいエネルギーの持ち主です。他にも、バレエダンスで舞台にも立ちつつ、仕事では営業のエース級の女性社員がいたりします。社員1人ひとりの個性がバラバラで、偏りがありません。でも、リベロはみんなで楽しむ機会はみんなで共有し、一部の人だけでグループになったり、孤立したりというのがない会社だなと感じます。

リベロ社員は自分と違うものに対して拒否反応を示さず、「この人、面白い」と受け入れてくれる人が多いです。その結果、土日もよく社員同士で遊んでいます。

編集部

多様性を受け入れるカルチャーがあるのですね。リベロさんでは、女性社員や女性管理職の方も多いのでしょうか?

佐々木さん

はい。現在の女性役員比率は28.6%、女性管理職比率は32%で、女性が活躍している職場なんだなと思います。毎年就業環境の見直しをしていて、女性も働きやすい職場環境だなと改めて思います。

編集部

リベロ社員のみなさんの、仕事に対するモチベーションや向き合い方についてはいかがでしょうか?

佐々木さん

みんなエネルギーの塊なので、オフも全力で楽しんでいますが、そのエネルギーを仕事にも注ぐ人たちが多いです。

ワークライフバランスとよく言いますが、リベロでは仕事も遊びも120%!トータルで充実しているような人たちが多いですね。あとは負けず嫌いの人が多いのかなと感じます。また、人にどう思われるか気になる、だから動けないというタイプの人はあまりいない気がします。

編集部

みなさん、仕事も遊びも全力で楽しんでいらっしゃるのですね。エネルギッシュな社員さんの様子がうかがえます。

休日にスノボを楽しむ株式会社リベロの佐々木アナスタシアさん
▲佐々木さんは仕事もオフも全力で楽しむ

「日本一裏表のない上場企業」として、アドリブで社内の様子を撮影し、インスタ発信も

株式会社リベロのインスタグラム投稿の一例
▲リベロさんは公式インスタで社長や社員のありのままの様子を発信している

編集部

リベロさんは「日本一裏表のない上場企業(※)」としてインスタグラムでオープンな発信をされています。「社長に突撃してみた」「社長の全身総額バトル」といった投稿もありますが、社員と社長さんとの距離も近いのでしょうか?
(※)リベロさんは2021年9月に東証マザーズ市場(現東証グロース市場)に上場

佐々木さん

はい。定期的に社長主催の週末イベントがあって、みんなでバーベキューや遠出をしたり、アクティビティをしたりして、楽しんでいます。これもリベロ独自のカルチャーかなと思います。

先ほど社員に「仕事も遊びも全力で」という人が多いと話しましたが、社長がまさにそういう気質の持ち主です。そこに惹かれて入社する人も多いですし、私もそういう社長が大好きで、よくイベントにも参加しています。

編集部

インスタに社長さんの素の姿が投稿されるのも、日頃のコミュニケーションがあるからなのですね。

佐々木さん

リベロのインスタは台本なしのアドリブで撮影をしており、見てもらうと、社員の雰囲気がよりリアルにわかると思います。

ただ、インスタなどで外から見ると、「ひとつのことを極めたいと思っている人じゃないと、この会社ではやっていけないのかな」と思われる方もいるかもしれません。でも、私は全然そうではないと思っています。どちらかと言うと、自分のペースを大事にしていいよという会社です。

例えば、私の後輩で、結婚で東京から大阪に引っ越すことになり、営業職を辞めて事務職に変わりたいという人がいました。ライフイベントで仕事を辞めるという選択肢を取る人もいると思いますが、彼女は会社に相談して、結果的に、大阪支社に異動して営業のサポートをする事務職で続けることができました。

こんな例もあるので、ひとつの業務をずっとやることだけが評価されるのではなく、自分がやりたいことを自分のペースでやりたいと発言さえすれば、それに応えてくれる会社だなと思います。

リベロではテレワークでも社内の心理的な距離は近い

株式会社リベロの佐々木さんの仕事風景
▲リベロ会議室での1枚。リベロ社員さんは出社とテレワークを併用している

編集部

リベロ社員さんの働き方についてもお伺いしたいと思います。現在はみなさん、出社とテレワークを併用している状況ですか?

佐々木さん

テレワークは、業務や働きやすさに合わせて、部署ごとに導入しています。今は3月で繁忙期のため、基本的にはみんな出社して顧客対応やコールセンター対応をやっていますが、営業職などは週に1回くらいはテレワークする人が6割くらいいると思います。

私は入社してからずっと不動産会社向けの支援サービスを行う不動産事業部に在籍しています。そのため、不動産会社さんに行くことも多いので、家でテレワークをして外出先に直行したりしています。

編集部

テレワークでも社内コミュニケーションはスムーズでしょうか?

佐々木さん

そうですね。インターネット電話を使っており、テレワークでもそのまま会社に内線をかけられたりするので、お客様の電話応対中に会社にいるメンバーに「ここ、わからないです」と内線して、さっと、そのまま保留中のお客様対応を続けることができます。

社内にいて仕事をするときと比べても、コミュニケーションにさほど不便さは感じないですね。社員同士がこの関係性だからできるというのも、あるかもしれません。

編集部

社内コミュニケーションが活発なリベロさんだから、出社とテレワークの併用もスムーズなのですね。

本音で向き合ってくれる人がいるから成長できる

株式会社リベロの社員旅行での写真
▲社員旅行にて。成長できる環境だからモチベーションも高くいられる

編集部

続いて、佐々木さんご自身についてのお話をお聞きします。リベロさんに転職した理由について教えていただけますか?

佐々木さん

私は新卒で大手生活雑貨専門店に入社しましたが、モノに向き合う仕事より人と話す仕事の方が向いているなと思い、転職を考えていました。ただ、当時、ちょっと疲れていたこともあって、事務職で仕事探しをしていたところ、リベロの求人に出会いました。

最初は軽い気持ちで応募したのですが、最終面接で現取締役に出会い、「この人の下で働いたら絶対に楽しいだろうな」と魅了されてしまいました。

編集部

面接でどんなお話をされたのでしょう?

佐々木さん

面接は、私をジャッジするのではなく、どういう人間なのかを引き出してくれるようなものでした。

取締役があまり取り繕わず、本心で話してくれたので、私も本心でいいやと思え、自分の好きなことや嫌いなこと、得意なことや苦手なことを話しました。すると、面接が始まって3分ぐらいで、取締役に「あなたは事務職で応募しているけれど、営業職の方がいいのでは」と言われたんです。

そこで、私は人としゃべる方が好きで転職を考えたことを思い出しました。「人」を見てもらえる会社なのだなと確信できたので、正直に言うと、事業内容や福利厚生とかは気になりませんでした。

編集部

その人の適性を見いだして提案してくださる、取締役の方のそんな姿勢に惹かれたのですね。入社後も佐々木さんが営業メンバーとして活躍される中では、社内で影響を受けた「人」の存在もあるのでしょうか?

佐々木さん

リベロに転職した当時は24歳だったので、結構エネルギーがたくさんあるうえ、私はあまり人の言うことを聞かないという特性を持っておりまして(笑)、誰も扱いきれないような状況でした。

そんな時に、当時の課長がつきっきりで営業に同行してくれ、率直なフィードバックをくれました。違うところは違うと否定し、できていることはできていると認めてもらいました。そして、周りのメンバーをどう巻き込むか、お客様のニーズをどう引き出すかということを学びました。

この「こんなに”困ったちゃん”でも、見捨てずに向き合ってもらえた」という経験が、私の成長のきっかけになったと思います。

この時の上司だけでなく、社内には「この人から学びたい」と思う人が多く、どんどんこの会社にのめり込んでいった結果、成長できたのかなと思っています。

編集部

入社後も、本音で向き合ってくれる「人」のおかげで、気づきや成長の機会が得られたのですね。

佐々木さんからのメッセージ

社員旅行先で自然に囲まれる株式会社リベロの佐々木アナスタシアさん
▲広大な自然でリフレッシュ。こちらは北海道社員旅行での1枚

編集部

リベロさんは新しいメンバーを積極的に募集されています。会社に興味を持ったり、応募を検討したりしている方に向けて、佐々木さんからのメッセージをいただけますか?

佐々木さん

リベロは、やりたいと言ったことはどんな形でも絶対にやらせてもらえる会社です。そして、エネルギーを注いだら注いだ分だけ、ちゃんと評価をしてもらえます。

「何かこの会社、気になるな」とか、インスタを見て直感的に「いいな」と思ったら、いろいろ調べたりするのではなく、応募してみてください。一度、話を聞いてみてほしいです。

編集部

佐々木さん、本日はありがとうございました!

採用で重視するのは「面接で率直に話せること、うそをつかないこと」

株式会社リベロの2022年忘年会での集合写真
▲2022年はザ・キャピトルホテル東急で忘年会を開催

リベロさんでは、入社後にその人の強みや得意を伸ばして活躍してほしいという思いから、採用面接においては率直に自身のできること、やりたいこと、苦手なことを話してもらうそうです。そのため、採用で重視しているのは「着飾らず、率直に話せること、うそをつかないこと」なのだとか。

佐々木さんの入社時のお話からも、その姿勢は感じられました。また、インスタグラムでのオープンな投稿を見ても、会社として「率直」で「うそをつかない」発信を心がけていらっしゃることがうかがえます。

インスタグラムでは部署ごとの残業時間、社長の普段の様子、上司とメンバーの会話、社員の服装やオフィスでの飲み物事情などが公開されており、”着飾らない素のリベロさん”を知ることができます。応募者には面接前にインスタを見てもらうよう伝えることもあるそうです。

リベロさんは事業面でのニュースも多く、昨年は東京支店を新たに開設したほか、部屋探しプラットフォーム「カナリー(CANARY)」を運営する株式会社BluAgeとの業務提携、人材不足の解消を目指したスキマバイトアプリ「タイミー」を運営する株式会社タイミーとの業務提携など積極的に行い、 サービス拡大や利便性の向上を目指しています。今後は新たなサービス展開も視野に入れています。

事業やカルチャーに関心を持った方は、ホームページやインスタグラムをぜひのぞいてみてください。

■取材協力
株式会社リベロ:https://www.livero.co.jp/
採用ページ:https://www.livero.co.jp/recruit
インスタグラム:https://www.instagram.com/livero_recruit/