ランサーズの、自由な働き方と希望のキャリアを実現させる環境とは

いま注目されている企業の取り組みや働き方をお伝えしていくこの企画。今回はフリーランスという働き方が脚光を浴びる前からクラウドソーシング業界を走り続けている、ランサーズ株式会社を取材させていただきました。

ランサーズ株式会社とは

ランサーズのオフィスエントランス

「個のエンパワーメント」というミッションのもと、フリーランスと二人三脚で成長してきたランサーズ株式会社。フリーランスと企業を繋ぐプラットフォーム「Lancers」の運営を軸としながら、さまざまな関連事業を展開して業界を牽引してきました。

会社名 ランサーズ株式会社 ( LANCERS,INC. )
住所 東京都渋谷区渋谷3丁目10-13 TOKYU REIT渋谷Rビル 9F
事業内容 フリーランス・タレント・プラットフォーム事業
設立 2008年4月
公式ページ https://www.lancers.co.jp/
働き方 リモート(ハイブリッド勤務含む)
フレックス

自由な働き方が求められる昨今、その流れに先駆けてワークライフバランスを取りながら若手社員にも活躍の場を創生してきたランサーズ。今回はそうした働き方や社風について、ランサーズ株式会社人事担当の二橋さんと広報担当の川口さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
ランサーズ人事担当の二橋さん

ランサーズ株式会社
CTO室 HRBP

二橋さん

ランサーズ広報担当の川口さん

ランサーズ株式会社
経営企画部 広報

川口さん

フリーランスの学びから仕事への循環につながる事業を展開

ランサーズのホームページ

編集部

まずはランサーズさんの事業内容を教えていただけますか?

広報・川口さん

はい。弊社では、フリーランスと企業を繋ぐプラットフォーム「Lancers」を軸として展開しています。

「Lancers」は、「仕事を依頼したい企業」と「仕事を受けたいフリーランス」をマッチングするサービスです。仕事の受発注から納品、報酬の支払いまでをオンライン上でワンストップで対応できます。

ランサーズが提供するオンラインプラットフォームの概要
▲ランサーズが提供するオンラインプラットフォームの概要

広報・川口さん

また、初めて仕事を発注する企業様からの「どうやって発注すればいいのかわからないから、間に入ってほしい」というニーズにお応えするため、エージェント事業も展開しています。

さらにエージェント事業から紐づいて「もっと上流の戦略にも入ってほしい」という企業様のニーズにもお応えするために、よりプロフェッショナルな方をアサインできるサービスを用意しています。このサービス自体は子会社であるワークスタイルラボ社が運営していますが、ランサーズとも密に連携しているものです。

また、「フリーランスの学び」に対する支援事業も行っております。それが「ランサーズデジタルアカデミー」です。ランサーズデジタルアカデミーの講座は、メタバース空間上で学べるもので、動画教材などを見て自主的に進めていただくサービスです。修了検定等もあり、実践的なスキルが身に付くため、さらにスキルアップしたい方にご利用いただいています。

さらに、未経験者で「1から勉強したいから丁寧に教えてほしい」という方や、経験者だけどマンツーマンで学びたいという方に向けたサービスとして、オンラインメンターサービスの「MENTA」もございます。

このように幅広い入口と出口を用意して、フリーランスの方が学びから仕事創出の循環へとつなげられるようなサービスを展開しています。

編集部

まさに働き方の変革を促進するようなサービスだと思いますが、これからの社会に重要となるサービスなので、メンバーのみなさんはとてもやりがいがあるでしょうね。

若手が活躍しやすい育成環境で、新卒入社2年目でリーダーも!

ランサーズで働く若手女性メンバーの仕事風景

編集部

ランサーズさんでは若い方もご活躍されているそうですね。実際、どのような方がご活躍されているのでしょうか?

人事・二橋さん

何人かいるのですが、例えば、新卒入社2年目で営業チームのリーダーポジションに就いたもの、大学院卒業後に入社し3年目で1つの開発プロジェクトのリーダーになったものがいます。

編集部

すごいですね。なぜそれだけ早い段階で活躍できるのでしょうか?

人事・二橋さん

ランサーズは平均年齢が30歳前後という、若いメンバーが多い会社なので、そもそもの環境として若い人が活躍しやすいという点はあると思います。

育成環境というお話しで言うと、先ほど紹介したフリーランス向けのスキルアップサービス「ランサーズデジタルアカデミー」を福利厚生として受けられるので、その影響も大きいです。

あとは、アウトプットも大事なので、実際の業務をしながら覚えていってもらうようにしていることや、これは若手社員に限ったことではないですが1 on 1でメンタル面のフォローなどもしています。

編集部

どんどんスキルアップしたいと考える人をしっかりサポートするような環境が整っているのですね。スピード感をもって成長していきたい人にはとても嬉しい環境だと思います。

キャリアマッチング制度で社内キャリアチェンジが叶う、チャレンジしやすい環境

ランサーズで働くメンバーの仕事風景

編集部

他にも若手社員でご活躍されている方はいらっしゃいますか?

広報・川口さん

二橋がまさにそうです。二橋は新卒で入社して丸3年くらいの間に事業部から人事部に異動したんですが、これほど早いスパンで人事に異動するというのはあまりないことだと思います。

編集部

そうなんですね。二橋さんはどのような経緯で今の部署に異動されたのでしょうか?

人事・二橋さん

新卒でランサーズに入社し、1年目は営業をしました。その後、ランサーズにはキャリアマッチング制度があるのですが、この制度を使って、2年目に人事や採用の部署に異動しました。

このキャリアマッチング制度というのは、空いているポジションに対して募集をかけ、希望者が立候補できる制度です。社内だけでなくグループ会社全体で定期的に募集をかけ、チャレンジしたい人が応募します。

実はチャレンジのきっかけをくれたのは上長でした。僕が大学生の頃、他のベンチャー企業の人事部でインターンをしていたことを知ってくれていて、「これどう?」と紹介してくれました。そういう上長の面倒見の良さも、ランサーズで若手が活躍しやすい理由の1つかと思います。

インターン時代に経験しているとはいえ、ほぼ未経験に近い状態でしたが、上長と密にコミュニケーション取りながら進められたことと、経験豊富な上司が伴走してくれたことで、エンジニア採用や中途採用、採用広報などを経験し、今はグループ会社の採用をやらせてもらうまでになりました。

編集部

他にもこのキャリアマッチング制度を使ってキャリアチェンジをした方はいらっしゃるのでしょうか?

広報・川口さん

私もこの制度を利用しました。私は元々事業部にいて、中途入社して1年半くらいサブスクリプション型ビジネスのカスタマーサクセスを担当していました。そのとき、広報部からキャリアマッチング制度の募集が出ており、以前から広報の仕事に興味があったので応募して異動が決まりました。

二橋の異動の時と同じく、私の場合も広報の仕事は未経験でしたが、先輩から実務的なことを教えてもらいつつ仕事をしています。どんな仕事をするにしても、まずはやってみないとわからないので、とにかくアクションすることを大切にしています。

今やっと1年経ち「広報の仕事」というものが少しずつ分かってきたので、キャリアマッチング制度でチャレンジさせてもらえたことにすごく感謝しています。

編集部

社内にいながらキャリアチェンジが叶うわけですね。若いうちにさまざまな経験を積みたい人にはとても恵まれた環境だと思います。

場所や時間にとらわれない、ランサーズの柔軟な働き方

働く場所に捉われずリモートワークをするランサーズのメンバー

編集部

続いて、働き方について教えてください。日本全国からフルリモートでお仕事されている方が多いと伺っていますが、実際みなさんどのように働かれているのでしょうか?

人事・二橋さん

リモートワークメインで働いている人が多いです。特に開発組織は大体9割ぐらいはリモートで、中には大阪や九州など、地方在住の社員もいます。ビジネス職のメンバーは出社してる人もいますが、その場合はリモートと出社のハイブリットワークで、自分たちでやりやすい方を選択している感じです。

会社から指定されるのではなく自分の判断で決められるので、僕はリモートと出社を半々ぐらいにしています。

広報・川口さん

私も同じですが、時には1週間まるまる出社しない週もあります。周囲との関わりや仕事の内容、あとは気分によって判断しています。

ランサーズは「どこにいても時間や場所にとらわれない働き方」をしているフリーランスに対して提供しているサービスなので、運営している会社としてもそういう働き方を体現していこうという意識があります。古くからこの意識はありましたが、2020年からの社会情勢の影響でさらに浸透しやすい環境になったと思います。

ライフスタイルの変化に対応しながら働くメンバーが多数

編集部

多様な働き方ができるランサーズさんですが、多様な働き方を実現されている方がいればご紹介いただけますか?

広報・川口さん

ランサーズには、地方在住で勤務しているメンバーが数名いますが、その中の1人、パートナーの転勤に合わせて東京から長野へ移住した女性メンバーがいます。

この方は、フルリモートで働きながら、弊社の地方創生事業を担う中で全国41の金融機関と業務提携するようなプロジェクトをオーナーとして進めて、成果を出し続けています。「ライフイベントを楽しみながら働き続けられることを目指している」と話していました。

パートナーの転勤で長野へ移住し、リモートで働く、ランサーズの女性社員
▲パートナーの転勤で長野へ移住した社員さん。

広報・川口さん

また、経理部の女性マネージャーが子育て中なのですが、この方もハイブリッド勤務をしています。

コーポレート部門でリモートワークを導入している会社は少ないと思うんですが、ランサーズはコーポレート部門も含めてどの部門でも基本的にリモートワークができます。

経理部のマネージャーが子育てしながらリモートワークができているというのは、一般的な企業では結構珍しく、すごく貴重なのかなと思っています。

編集部

ランサーズさんのように時間や場所にとらわれずに働ける環境なら、ライフスタイルの変化があっても、好きな仕事を続けることができますね。若い方が多い会社ということで、これから結婚や出産など大きなライフイベントを迎える方も多いと思いますが、そういった先輩社員の前例があると安心して働けるのではないかと思います。

リモートだからこそ、フランクなコミュニケーションを重視

ランサーズで働く社員のみなさんの仕事風景

編集部

リモートワークの方が多い環境ということで、円滑に仕事を進めるためコミュニケーションで工夫されていることがあれば教えてください。

人事・二橋さん

そうですね、ランサーズはオンラインのコミュニケーションに力を入れています。Slackの運用ルールをしっかり作るのはもちろんですが、バーチャルオフィスツールも導入し、メタバース上のオフィスを作っています。そこでリアルタイムに連携ができる状態なので、オンライン・オフライン関係なくスムーズにコミュニケーションできる環境です。

基本的にいつでもコミュニケーションが取れますし、みんな「いつでも連絡して良いよ」という共通認識があるので、困ったことがあった時に迅速に連携できるというのは、会社全体としてあるかと思います。

編集部

リモート環境でもバッチリ連携できているのですね。ちなみに業務以外ではどうでしょうか?

人事・二橋さん

業務以外でも、雑談や人間関係作りのようなことも大事にしています。プライベートのコミュニケーションもなるべくできるようにしていて、Slackでは業務用のチャンネルだけでなく、個人に合わせたチャンネルがあるんですよ。

例えば僕の場合は「二橋チャンネル」というものがあって、そこでは勤怠報告のほか、気になった記事の共有などをしています。人によっては「この前の◯◯に旅行してきました!」とか「飼ってる犬が可愛いんで見てください!」という発信をする人もいます。

広報・川口さん

私は他のメンバーのワンちゃんとかを見て癒されてる感じです。かわいい!かわいい!!かわいい!!!って、スタンプをたくさん押しちゃいます(笑)

編集部

フランクに交流されていて、とても楽しそうです。

入社したばかりだと会社の環境に馴染むまでに時間がかかると思いますが、何か早く馴染めるような工夫はされていますか?

人事・二橋さん

新メンバーを歓迎するウェルカムランチをしたり、業務ではアイスブレイクを大切にしています。ランサーズで使うSlackには「チョイシル」というbotが入っているのですが、アイスブレイクのお題を振ってくれるんです。細かいところですが、そういうフランクなコミュニケーションを大事にしてる会社だと思います。

ランサーズなら誰もが理想の生活を守りながらチャレンジ可能

新しい働き方実践者の祭典「Lancer of the Year」でのランサーズの社員さんの集合写真

編集部

最後になりますが、ランサーズに興味を持った方に向けたメッセージがあればお願いします。

人事・二橋さん

今はフリーランス市場全体もランサーズも、まだまだ発展途上だと思っています。これから伸びていく領域だからこそ、打席に立つ回数もチャンスもたくさんあります。

また、弊社は今5つの事業を展開していて、それぞれのフェーズが全く違います。15年ほど継続している事業もあれば、まだ2〜3年というスタートアップのようなサービスもあります。そういったフェーズが違う事業が会社の中にいくつもあるので、チャレンジしやすくて成長環境として充実しているんじゃないかと思います。

そういったチャレンジングな環境に身を置きたい人はぜひランサーズに興味を持ってもらえたら嬉しいです。ワークライフバランスという点でも、もっと自分に合った働き方ができるように「新しい会社のあり方」を模索し続けているので、そういったところに賛同していただける方は、カジュアルにお話させてもらえると嬉しいですね。

広報・川口さん

今ランサーズは、ミッションである「個のエンパワーメント」の実現に向けて、「すべてのビジネスを『ランサーの力』で前進させる」「誰もが自分らしく才能を発揮し、『誰かのプロ』になれる社会をつくる」という2つのビジョンを掲げています。今はフリーランスという働き方が当たり前になってきている世の中で、これまでもこれからもすごく価値のある大義があることをしていると思っています。

ですので、フリーランス的な働き方を推進するランサーズの一員となって「日本の新しい働き方を広げる」という大義を持った方や、若いうちにいろいろな業種にチャレンジして経験を積みたい方にはすごく向いてる会社だと思います。ぜひぜひ、興味を持っていただけたら嬉しいです。

編集部

SDGsにもあるような雇用創出にすごく貢献していらっしゃる企業で、そして自らも柔軟な働き方を体現されている企業だということが改めてわかりました。本日はありがとうございました。

■取材協力
ランサーズ株式会社:https://www.lancers.co.jp/
採用ページ:https://www.lancers.co.jp/careers/