入社1年目で市長との対談も。株式会社ジャンガ・テックの若手を育てる姿勢を聞く

若手メンバーの活躍を引き出すため、育成策や登用法などで注目すべき企業を紹介する本企画。

今回はAIを活用した人事労務システム事業を展開する株式会社ジャンガ・テックをご紹介します。若手社員の活躍状況や、若手活躍のサポート手法などについて伺っています。

株式会社ジャンガ・テックとは

株式会社ジャンガ・テックの企業ビジョン
▲株式会社ジャンガ・テックの企業ビジョン(公式ページより引用)

株式会社ジャンガ・テックは2002年9月に、POSシステムのインターネット化に取り組む会社として設立されました。2003年2月には大型POS基幹システムの開発に成功し、2004年4月には千葉県経営革新知事認定企業に選出されています。

2015年にアメリカでのAI研究をスタートしました。また同じ年にユーザー数が5万人を突破しています。さらに2018年には20万人、2020年には33万人を突破し、2022年にはユーザーは50万人を突破しました。

企業ビジョンには「お客様のため・社員のため・社会のため」を掲げており、その実現に向けて積極的に事業を展開しています。

会社名 株式会社ジャンガ・テック
住所 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3幕張テクノガーデンB棟9階
事業内容 1.ASP/SaaSサービスの提供
2.AIを活かす「人事HR・働き方改革」支援
3.バックオフィスDX支援
設立 2002年9月
公式ページ https://www.janga.co.jp/

今回は株式会社ジャンガ・テックB&M事業部の片岡梨々花さんに、事業の概要や独自の強みをお聞きするとともに、若手メンバーの活躍状況や若手の活躍を引き出している要因、エンジニアから見た会社の魅力、そしてイベントや旅行などの福利厚生について伺いました。さらには採用に関するポイントについてお聞きしています。

本日お話を伺った方
株式会社ジャンガ・テックB&M事業部の片岡梨々花様

株式会社ジャンガ・テック
B&M事業部

片岡 梨々花さん

主力事業はAIを活用した人事労務システムの提供

株式会社ジャンガ・テックのメンバー2名による執務風景

編集部

まずは事業概要のご説明からお願いいたします。

片岡さん

ジャンガ・テックの主な事業は、AIを活用した人事労務システムの提供です。ペーパーレス化によるSDGsの支援や、人材不足を解消するための業務効率化などを行っています。

編集部

設立から20年以上が経った今でも、着実に成長していますね。

片岡さん

ありがとうございます。例えば社員数は2002年の設立当時が3名でした。今は19名まで拡大しています。そして売上高は、21期に10億円を突破しました。これは対前年比で135%の伸び率になります。

編集部

人事労務システムを展開している競合他社は多いと思います。そういった中で、ジャンガ・テックさんが135%もの成長を実現した要因は何でしょうか。

片岡さん

まずは市場からの追い風ですね。人事労務システムの需要が高まってきているんです。

これに加えて弊社の強みである柔軟なサポート体制が、もう1つの成長要因です。例えば法改正に伴うアップデートに、弊社は無償で対処しています。ご要望への迅速対応やお客様との距離の近さが、弊社をお選びいただける大きな要因になっています。

強みはジャンガ・テック自身が初期設定を担当していること

株式会社ジャンガ・テックのメンバー3名による談笑風景

編集部

御社のシステムの、一番の特徴は何でしょうか。

片岡さん

一元管理できることです。特にジャンガ・テックの場合、初期設定をすべて私どもで対応しています。ここが一番の強みですね。一元管理については、提供している他社様もあります。しかし初期計算の設定などはお客様対応としているケースが多く、手間取ることが少なくありません。

編集部

そこは大きな違いですね。

片岡さん

おっしゃる通りです。弊社は初期設定のすべてに対応しており、お客様の負担は最小限です。また大企業様については、独自の運用をしているケースもあります。しかしそういった状況にも、柔軟に対応できることが強みになっています。

編集部

AI機能の搭載が、大きな特徴だと伺いました。

片岡さん

そうですね。例えば顔識別勤怠管理、外国人の在留資格カードの真偽と在留資格管理、OCR社員情報管理、自動計算なども、すべて搭載しています。ですから本当に手間なく、入社の手続きから年末調整までを1つの流れで処理できます。これもジャンガ・テックの大きな特徴の1つです。

入社1年目で千葉市長との対談も。若手がチャンスを与えられる組織

株式会社ジャンガ・テックのオフィスにおける執務風景

編集部

ジャンガ・テックさんは若手メンバーの活躍が顕著だとお聞きしました。どんなお仕事をされているのですか。

片岡さん

例えば私は入社2年目です。そして1年目の2022年11月に、千葉市長との対談を担当させていただきました。会社はそういった貴重な機会を、社歴や年齢に関係なく新人にも与えてくれます。そのため若手が活躍する余地が大きいのだと思います。また、当時千葉市長より認定証をいただきました。

編集部

入社1年目で市長との対談ですか。それは大抜擢ですね。

片岡さん

私と同期の入社ながら、すでにお客様との強固な関係を構築しているメンバーもいます。彼は展示会での接客を任された際に、自分1人でお客様対応をして開拓したんです。今ではそのお客様に、相当信頼されているようです。

編集部

そのお客様は、どんな企業様なのですか。

片岡さん

20名ほどの規模の会社です。コミュニケーションをとても大切にしているそうです。ですから彼も、電話や訪問の際には常にそのことを意識していると話していました。そういう細やかで丁寧な対応が、お客様の社風にフィットしたのだと思います。

編集部

お客様とのやり取りは、どんな感じなのでしょうか。

片岡さん

例えば打ち合わせでヒアリングした課題に対して、今後はどんなアプローチをすればいいのかを自分で考えています。そしてその考えをチームで共有した上で、実務は自分がこなしているようです。チームとしては内容に問題がなければ、基本的には彼に任せるというスタンスです。彼としても、任されているという期待感が大きな励みになっているようです。

編集部

教育担当の方がいらっしゃるのですか。

片岡さん

上長の部長が教育を担当しています。部長はかなり頻繁に質問を受けており、いろいろとアドバイスをしています。特に1年目の昨年は、お客様フォローに関する質問が多かったようです。

また部長が訪問に同席することも多かったと聞いています。彼だけに任せきるのではなく、チームとしても臨機応変に対応する。そのことが、お客様からの信頼を得ているもう1つの要因だと思います。

新人社員は「電話対応」を通じて大きな学びを得る

株式会社ジャンガ・テックのオフィスにおける執務風景

編集部

今年、ジャンガ・テックさんに入社した新入社員の活躍状況はいかがでしょうか。

片岡さん

入社1年目のメンバーはまず、電話でアポイントを取る業務が重要になります。そしてアポイントが取れたお客様とは、そのメンバーが中心になって打ち合わせをします。打ち合わせには事前調査や準備が不可欠ですが、それが重要な学びにもなっています。

編集部

入社してからどれぐらいのタイミングで、最初のアポイントや打ち合わせが決まるのですか。

片岡さん

最初のアポイントが取れるのは1カ月目ぐらいだと思います。そして最初の打ち合わせが決まるのは2カ月目ぐらいでしょうか。この間、先輩や上司からの指導やサポートが続きますから、早い段階で実務感覚をつかめると思います。入社1年目のメンバーは常に、日々の成長を感じているはずです。

若手活躍を引き出している要因は社内の「風通しのよさ」

株式会社ジャンガ・テックのオフィスにおける執務風景

編集部

ジャンガ・テックさんではどうやって若手の活躍を引き出しているのですか。

片岡さん

一番のポイントは社内の「風通しのよさ」だと思います。若手へのサポートが柔軟にできるんですよ。例えば打ち合わせをしたあとに、わからなかった部分についてすぐに確認や質問ができる環境が整っています。

編集部

上長や先輩が若手に目配りをしやすい環境なのですね。

片岡さん

そうです。まだ社員数が少ないということもあり、代表もSEも営業も同じフロアのオフィスにいます。しかもお互いの席がとても近いので、相談をしやすいんです。わからない内容や連携したい案件なども、すぐ確認できます。

ジャンガ・テックの魅力はすべての業務に関われること

株式会社ジャンガ・テックのオフィスにおける執務風景

編集部

ジャンガ・テックさんにはプログラマーやSEなどが多く在籍しています。そうしたエンジニアが感じている御社の魅力とは、どんなところでしょうか。

片岡さん

弊社への入社を希望するエンジニアからはよく「ジャンガ・テックは、どういう特徴の会社なのか」と聞かれます。

その質問には「お客様との打ち合わせから、製品の企画・開発、そしてカスタマイズまで、そのすべてにエンジニアが関われる会社」だとお答えしています。製品の一部ではなく、すべての業務をフレキシブルに担当できます。これはエンジニアにとって、大きな魅力だと思います。

あとは使用しているプログラミング言語ですね。今はPythonも含めてR言語を生かしながら、JavaScriptなども使っています。様々な言語を必要に応じて使いわけているので、ご自身のスキルアップやキャリアアップに繋げていただきやすいと思います。

編集部

なるほど。人事労務系ソフトの場合、一般的にはモダンではない言語を使っているイメージがあります。しかしジャンガ・テックさんは、PythonなどのAIに通じる言語も使っておられる。エンジニアとしても、楽しみながら仕事ができるわけですね。

片岡さん

そうです。新しい言語も古い言語も、両方のよさを生かしながら臨機応変に活用しています。勉強会も随時開催しているので、エンジニアとしての幅をさらに広げることも可能です。

若手から聞かれる「挑戦する機会の多さ」への感謝の声

株式会社ジャンガ・テックのメンバー3名による集合写真

編集部

実際にジャンガ・テックさんで働いているエンジニアの方からは、会社に対してどんな声があがっていますか。

片岡さん

例えば「技術の発展に対するこだわり」ですね。弊社は既存の技術にこだわらず、常に新しい技術を取り入れています。継続的に発展できるような体制を敷いているんですね。これに対して「非常に魅力を感じる」というエンジニアが多いです。また、前向きな提案の通りやすさを評価する声も多く聞かれます。

編集部

若手エンジニアからは、どんな声があがっていますか。

片岡さん

新人にも挑戦の機会が多く与えられることへの、感謝の声が多いですね。会社は常に自分の成長を、バックアップしてくれると感じているようです。ある若手エンジニアからは「上長から機能の開発を1人で任せてもらえることになった。本当にありがたい」という声を聞いています。

イベントや社員旅行の定期開催で社員の意思疎通を円滑化

株式会社ジャンガ・テックのオフィスにおける執務風景

編集部

資料を拝見して社内イベントが非常に活発に行われていると感じました。どんなイベントを開催しているのですか。

片岡さん

イベントは毎月開催しています。毎回、担当者が変わり、企画や準備を行っています。7月は弊社がテナント入居しているビルの、ビアガーデンに参加しました。8月は千葉南房総2日間の社員旅行に行ってきました。また過去には映画鑑賞会やボーリング大会などを開催しています。毎回いろいろな趣向が凝らされるので、どんなイベントになるのか、メンバー全員が楽しみにしています。

編集部

担当者はどのように決めているのですか。

片岡さん

基本的にはくじ引きです。年齢も社歴も関係なく、ランダムに決めています。社員旅行も定期開催していますが、こちらの幹事もイベントと同様にランダムに決めています。

編集部

旅行の行き先は幹事が決めるのですか。

片岡さん

そうです。幹事が中心になって、行き先や現地での行動などをプランニングします。

編集部

皆さん、本当に仲がいいんですね。旅行やビアガーデン、映画にボーリングと存分に楽しまれているように感じます。

片岡さん

そう思います。先ほどの「風通しのよい会社」にも通じるのですが、ジャンガ・テックはコミュニケーションをとても大事にしています。それがお客様の満足度に直結するからです。そこで普段からメンバー同士の関係を密にしてコミュニケーション力を高めるために、イベントや旅行の開催に積極的なのです。

編集部

それは社長や役員の方を含めて、ということですね。

片岡さん

もちろんです。社長も役員も全員が参加しています。

入社を前提として採用しているインターン制度

株式会社ジャンガ・テックのメンバー2名による執務風景

編集部

次にインターンについて伺います。今は6名いらっしゃるそうですね。そもそもインターンを募集している狙いをお聞かせください。

片岡さん

ジャンガ・テックでは基本的に、入社を前提としてインターンを募集しています。まずはインターンとして業務内容や社風を知っていただきます。それと同時に、弊社の採用の基本である素直さや、弊社と一緒に成長できるかどうかの見極めをさせていただきます。

編集部

インターンは、どんな仕事をしているのですか。

片岡さん

部署によって異なります。私が所属している営業の場合、まずはジャンガテックのホームページからの学び、HPは良いか、改善点があるかを自分の観点からスタートし、改善意見ももらいます。その後先輩社員がシミュレーションでアポの勉強をします。その後、電話によるアポイント取りを担当しています。そして次が弊社製品の理解です。これを目標にして、無理のないように仕事をしてもらっています。

編集部

HPより勉強しながら、電話によるアポイントの話し方を学び、ジャンガ・テックさんの事業を勉強する感じですね。

片岡さん

そうです。営業の場合はまず、HPよりの勉強、自分の改善意見、そこから見えてきたものを活かして、テレアポがスタート地点になります。

採用で重視することは「チャレンジ精神」「素直さ」「勤勉さ」

株式会社ジャンガ・テックのメンバー2名による執務風景

編集部

では最後に、記事をご覧になってジャンガ・テックさんに興味を持たれた方へのメッセージをお願いします。

片岡さん

弊社はチーム内でのサポートが本当に充実しています。新人でもスピーディーな成長が見込める会社です。挑戦できる環境が整っていますから、チャレンジしたい方にとっては理想的な会社ではないかと思います。さらにいえば、素直さや勤勉さをお持ちの方でしたら社風にフィットします。そういった方のご応募をお待ちしています。

編集部

キーワードは「チャレンジ精神」「素直さ」「勤勉さ」の3つですね。

片岡さん

そうです。あとはSDGsに興味をお持ちの方にも、ぜひご応募いただければと思います。弊社は事業活動を通じて、SDGsの目標達成を積極的に推進しています。特にペーパーレス化に本腰を入れていますので、面談などではそういったお話も、ぜひさせていただければと思います。

編集部

SDGsの達成は今後の重要課題ですね。本日はありがとうございました。

■取材協力
株式会社ジャンガ・テック:https://www.janga.co.jp/
採用ページ:https://www.janga.co.jp/recruits/