アフィリエイトなどを展開する株式会社インタースペースの女性が活躍する理由とは

女性が活躍できる環境を整え、独自のカルチャーで成長を続ける企業をインタビューする本企画。今回は、インターネット広告事業とメディア事業を展開している株式会社インタースペースにお話を伺いました。

株式会社インタースペースとは

株式会社インタースペースのミッション「Win-Winをつくり、未来をつくる。」
▲株式会社インタースペースが掲げているミッション(公式ページより)

株式会社インタースペースが展開している事業は、インターネット広告事業とメディア事業です。インターネット広告事業ではアフィリエイトサービスの「アクセストレード」を2001年から提供しており、インドネシアやタイなど東南アジアにもサービスを展開しています。

メディア事業では、ママ向け情報サイト「ママスタ」やヨガ&ビューティオンラインニュースメディア「ヨガジャーナルオンライン」など、複数メディアを運営しています。

株式会社インタースペースの掲げているミッションは「Win-Winをつくり、未来をつくる。」です。あらゆる人がWin-Winの状態でいるために、適切な情報を世の中に発信しています。

会社名 株式会社インタースペース
住所 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル8階
事業内容 ・インターネット広告事業

・メディア事業
設立 1999年11月8日
公式ページ https://www.interspace.ne.jp/

同社は社員の41%が女性と、多くの女性が活躍しています。産休・育休からの復帰率は100%です。新型コロナウイルス禍以前からテレワークを実施しているなど、柔軟な働き方を採用していることで女性が活躍できています。

同社の働き方やカルチャーについて、パフォーマンスマーケティング事業部アフィリエイト局EコマースグループサブマネージャーのHさん、人事のMさんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
株式会社インタースペースのHさん

株式会社インタースペース
パフォーマンスマーケティング事業部
アフィリエイト局Eコマースグループ
サブマネージャー

Hさん

株式会社インタースペース 人事 Mさん

株式会社インタースペース
人事

Mさん

海外展開も行っているアフィリエイトサービス

株式会社インタースペースが提供するサービス「アクセストレード」のトップページ
▲アフィリエイトサービス「アクセストレード」を20年以上に渡って提供している(サービス公式ページより)

編集部

最初にインタースペースさんの事業内容について教えてください。

Hさん

インタースペースの事業領域はインターネット広告事業とメディア事業に分かれます。

インターネット広告事業では、アフィリエイトサービス「アクセストレード」を展開しています。アフィリエイトとは、WEB広告プロモーションの1つで、成果報酬型のサービスです。

GoogleやYahoo!の検索結果に出てくるメディア様や、個人ブログ、SNSなどに企業様の広告を掲載いただき、その広告から商品購入や申込がなされることでメディア運営者は広告収入を得られます。

アクセストレードは、広告主である企業様とメディア運営者様をつなぐ役割をしています。いざ個人がアフィリエイトを始めようと思っても、企業と結びつくのは難しいですよね。

なので、企業様は広告をアクセストレードにご出稿いただき、メディア運営者様はアクセストレードから掲載する広告を選ぶことになります。成果報酬についても、アクセストレードを通じて支払われています。

編集部

広告主である企業とメディアの運営者がWin-Winの関係になれるような仕組みを構築しているのですね。20年以上サービスを展開されていますが、今後力を入れていくことは何でしょうか?

Hさん

既存のアフィリエイト広告事業の強化・拡大に力を入れています。「高い価値と素晴らしい体験をすべての人に」というサービスコンセプトを掲げており、人とテクノロジーを掛け合わせ、広告主様やパートナー様に対し価値の高いソリューションを提供していきたいと考えています。

また、事業を拡大していくために注力しているのが、東南アジアへの進出です。すでに、ベトナム、インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポールに展開しています。

編集部

アフィリエイトの分野で実績を積み上げてこられましたが、それでも現状に満足することなく進むという意識を全社一致で持っているのですね。

月間利用者数1,200万人以上のメディア「ママスタ」を運営

株式会社インタースペースが運営しているメディア「ママスタ」のトップページ
▲月間1,200万人以上の利用者がいるママスタ(ママスタ公式ページより)

編集部

もう一つのメディア事業についてもお教えください。

Hさん

メディア事業では、ママ向け情報サイト「ママスタ」のほか、「saita」「ヨガジャーナルオンライン」などの複数のライフスタイルメディアを運営しています。ママスタの月間利用者数は1,200万人以上と、ママ向け情報サイトでは日本最大級の規模だと言えます。

編集部

「Win-Winをつくり、未来をつくる。」というインタースペースさんのミッションと照らし合わせると、Win-Winな状態を作るための情報発信という意味でインターネット広告事業と共通する部分があるように思います。

週3日以内でのリモートワークとフレックスタイム制を導入

向かい合って話し合う株式会社インタースペースのHさんと同グループのWさん

編集部


インタースペースさんではリモートワークを取り入れているそうですが、どのような運用ルールになっているでしょうか?

Hさん

インタースペースでは顔を合わせてのコミュニケーションも重視しており、リモートワークは週3日以内、週に2日は必ず出社することとしています。

出社する日は基本的には個人に任せていただいていますが、各グループによっては「金曜日は必ず出社しよう」と決めているところもありますし、「チームミーティングの曜日に合わせて出社しよう」と自然と該当日に出社が多くなるグループもあります。いつ出社するかは、比較的グループ・個人で自由に選べる形になっていますね。

編集部

場所を問わず働けることでフレキシブルな働き方が実現できると思いますが、勤務時間についてはルールがあるのでしょうか?

Hさん

インタースペースでは午前10時半~午後4時半をコアタイムとしたフレックスタイム制度を採用しています。私もそうですが、子育て中の社員は早めに勤務を始めて、早めに仕事を終えるという傾向にありますね。

一方で、比較的時間が自由に取れる方は午前10時半から勤務を始めて夜まで働いているというケースもあります。

編集部

それぞれの働き方や都合によって自由に働く時間を決められるのですね。

コミュニケーションで課題を感じない理由は「人が好き」という社員の思い

編集部

リモートワークを導入するにあたって課題となりがちなのが社内コミュニケーションですが、インタースペースさんで工夫していることはあるでしょうか?

Hさん

特にリモートワーク中はチャットでのテキストコミュニケーションが増えます。テキストだけですと、相手の感情が読めなかったり、細かなニュアンスが伝わらないこともあり、互いの認識に齟齬が出ることもあります。

そのため、少しでもコミュニケーションにおいて心配な点があればすぐに電話をするようにしていますね。後は絵文字やスタンプも使って、既読したこと、関心があったことを示すために必ずリアクションするようにしています。

Mさん

インタースペースはコロナ禍でリモートワークを導入したわけではなく、その前から限定的ではありますが働き方の一つとして導入されていました。リモート中も電話などで積極的にコミュニケーションを取ったり、出社時に声掛けをしたりなど各部署の工夫によってこれまで大きな課題が出ることなく運用ができていたと感じます。

また、普段から冗談を言い合うようなカルチャーですので、リモートワークだからといって社員同士が距離感を感じてしまうということもないのかもしれません。

編集部

社員同士が気軽にコミュニケーションを取れる雰囲気が自然と作られてきたのですね。

Hさん

そうですね。インタースペースでは社員同士に壁はありませんが、人によってはコミュニケーションを活発に取るタイプでない方もいらっしゃいますので、あえて話す機会を作ったり工夫することもあります。

編集部

お話からインタースペースさんの社員さんは個人に積極的に関わっていこうとする方が多い印象を受けましたがいかがでしょうか?

Hさん

以前と比べて社員数も増えてきており、互いに顔を知らないというケースも増えましたが、誰とでも分け隔てなくコミュニケーションを取れる社員ばかりだと思います。

違うグループ同士で仕事をすることもあるのですが、顧客思考や相手志向が強いがゆえに、初対面でも一言話せばすぐに打ち解けて仕事の話を深めていくという場面が多く見られますね。インタースペースには人が好きという社員が多いからかもしれないです。

育休からの復帰に向けて社員と密にコミュニケーションを取る

会話しながらパソコン作業に当たる株式会社インタースペースのHさんとWさん
▲産休育休取得について不安を持っていたHさんだが、会社が積極的にコミュニケーションを取ってくれたことで不安が払しょくされたと話す

編集部

インタースペースさんは毎年男性社員も女性社員も育休を取得されており、復帰率も100%を維持されています。Hさん自身も産休育休を取得されたそうですが、取得に当たってご自身のキャリアという面などで不安はありましたか?

Hさん

私は約2年育休をいただきましたが、「育休を取得している間に自分の市場価値が落ちてしまうのではないか」という思いはありましたね。産休育休に入る以前は、グループのマネージャーの役割を担っていました。

現場での営業とマネジメントをさせていただいていたので、復帰してから同じように働けるのか、必要とされるのかという不安もありました。

編集部

実際に産休育休を取得、復帰されてみていかがだったでしょうか?

Hさん

インタースペースのいいところですが、産休育休からの復帰前のフォローが想像よりも手厚かったです。「復帰後にどんなフォローが必要か」「今後どんな形で働きたいか」というヒアリングを行っていただいて、今の会社の環境と自分の状況を照らし合わせて配属も考えてくれました。

マネージャー職の育休復帰は当社としても初めてのケースだったので、どんな形、役割での復帰が望ましいかも考慮いただけました。復帰後からいきなり今まで経験したことのない環境に身を置くということはなかったので、その点においても安心して復帰できました。

事前に会社としっかり話して、そのときに話した内容とギャップを感じることなく働けています。

編集部

ライフステージの変化で働き方が不利になるということはないということですね。

Hさん

インタースペースは実力主義です。性別は関係ありません。管理職になっている女性社員も多いですし、マネジメント職に向けてモチベーションが高い社員がたくさんいます。仕事ぶりについて適切に評価されて、自分のキャリアステップについて相談しやすい環境にあると思いますね。

編集部

復帰前のヒアリングにも表れていますが、社員とのコミュニケーションを重視する環境にあると感じました。

短時間フレックスタイム制度など子育て世帯の活躍を促す制度

株式会社インタースペースのファミリーデーの様子
▲オフィスに社員の家族を呼び交流するファミリーデーが開催されたこともある(公式ページより)

編集部

子育て中の社員が働きやすい環境にあると感じましたが、制度も整っているのでしょうか?

Mさん

インタースペースは子育て中の社員が働きやすい職場だと思います。その環境を整えている要素の一つが、さまざまな制度です。

提携企業のベビーシッター補助制度を利用できる「ベビーシッター補助制度」、提携している企業主導型保育園が利用できる企業主導型保育園も用意されています。

また、短時間フレックスタイム制度もあるため、働く時間も柔軟に選択できます。短時間フレックスタイム制度では1日の所定労働時間が通常の8時間以外のほか6、7時間も選ぶことができ、短時間勤務とフレックスタイム制度を利用できるというものです。

編集部

いろいろな制度が充実しているのですね。制度については気兼ねなく利用できるのでしょうか?

Hさん

インタースペースは子育て世帯への理解がとてもある会社です。時短勤務はもちろん、子どもが熱を出して急にオフィスから離れなくてはならないという場面でも、業務のフォローをしていただけていますね。甘えてばかりはいられませんが、とてもありがたい環境です。

株式会社インタースペースのオフィス内に設置されているマッサージルーム
▲オフィス内に設置されているマッサージルーム(公式ページより)

インタースペースでは、変化を楽しめる人が活躍できる

笑顔で写る株式会社インタースペースのHさんとWさん

編集部

最後に、インタースペースさんに興味を持っている方に向けてメッセージをお願いいたします。

Hさん

インタースペースには、ポジティブで明るくかつ変化を恐れない方に来ていただきたいです。私たちが携わっているインターネット業界はとても変化が激しい業界です。昨日は当たり前だったことが通用せず、新しいことに挑戦しなければならない場面も出てきます。

変化を受け入れられると成長機会が増えるので、変化を楽しめるような方であれば活躍できると思います。

編集部

アフィリエイトサービスの分野で20年以上も第一線で駆け抜けているインタースペースさんの強みは「変化を恐れない姿勢と個人が能力を発揮しやすい柔軟な環境、そしてそれを支援する制度」にあると感じました。本日はありがとうございました。

■取材協力
株式会社インタースペース:https://www.interspace.ne.jp/
採用ページ:https://www.interspace.ne.jp/recruit/
サポート制度:https://www.interspace.ne.jp/recruit/system/