統合的マーケティング支援企業「デジタリフト」のロジックとハートを両立した組織づくり

先進的な働き方やカルチャーを掲げる企業について、その魅力を伝えるこの企画。今回は、運用型広告を主軸に、ウェブにおけるあらゆる分野でクライアントへの統合的なマーケティング支援やコンサルティングを行う株式会社デジタリフトを取材しました。

株式会社デジタリフトとは

デジタリフトの提供サービスのイメージ
▲デジタリフトさんが提供する主なサービス。クライアントが抱えるあらゆるデジタル課題の解決を図る

株式会社デジタリフトでは、クライアントと自身に最適な商品やサービスを求めるエンドユーザーとを繋ぎ合わせることを目的に、多様なデジタルサービスを提供しています。そこには「必要な人に、必要な情報を、適切なタイミングでお届けするために」との思いが込められています。

会社名 株式会社デジタリフト
住所 東京都港区西麻布4-12-24 興和西麻布ビル7階
事業内容 広告・コンサルティング事業:コンサルティング / 広告運用(トレーディングデスク)
ブランド・メディア事業:SEO / インフルエンサー / アフィリエイト / SNSアカウント運用 / 制作
設立 2012年11月
公式ページ https://digitalift.co.jp/
働き方 出社とリモートのハイブリッド

今回は、そんな株式会社デジタリフトの特徴や仕事と向き合う姿勢について、広告事業部コンサルティングセールスサブリーダーの田中祐飛さんとHR/PRの戸部祐理さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
デジタリフトの田中さん

株式会社デジタリフト
広告事業部コンサルティングセールスサブリーダー

田中祐飛さん

デジタリフトの戸部さん

株式会社デジタリフト
HR/PR

戸部祐理さん

CdMOとしてデジタル課題を解決するプロ集団

デジタリフト社員の勤務イメージ

編集部

まず最初に、デジタリフトさんの事業内容についてお聞かせいただけますでしょうか。

田中さん

デジタリフトは、ウェブ広告をはじめ、クライアントが抱えるデジタル面の課題解決に取り組むマーケティング支援会社になります。具体的には、9つのサービスを提供させていただいております。

まず、「CdMO」としてのコンサルティング事業というものがあります。CdMOとは弊社が作成した造語です。CMO、チーフマーケティングオフィサーという言葉がありますが、そこにデジタルのdを足し、CdMOとしています。私たちはCdMOとして、クライアントのデジタルマーケティングの活用方法や施策について共に考え、ソリューションを提供するスペシャリスト集団を標榜しています。

強みのひとつは「アジャイル広告運用」です。広告の配信設計からレポート・分析まで一貫して請け負い、その運用について、より良い方法を模索し続けるというアプローチで改善を図ります。

もともと運用型広告を主力として成長してきたのですが、「クライアントのためにもっとできることは?」と領域を広げ、アフィリエイト、SEO、制作、インフルエンサーマーケティングと横展開してきました。

クライアントの抱えている課題に対し、戦略設計からソリューションの実行までをワンストップで提供できる体制です。

編集部

非常に多岐にわたる課題に対応し、クライアントのニーズに合わせて伴走的に解決策を提供されているんですね。

クライアントもエンドユーザーも同じカスタマー

デジタリフト社員の勤務イメージ

編集部

デジタリフトさんは、どのようなビジョンを掲げているのでしょうか?

田中さん

デジタリフトのビジョンは「カスタマーの意思決定を円滑に」と設定しています。弊社では、クライアントだけでなくエンドユーザーもカスタマーとして定義しています。その双方の利益を、デジタルの力でリフトしていくことを理念としているんです。

その上でのミッションが、「User Expierienceをデジタル技術で最適化する」です。例えば、ユーザーが日々広告を見る中で、この広告が煩わしい、趣味嗜好に合わないといった経験をすることがあるかと思います。そういった状況をデジタル技術を用いて改善し、ユーザーが求めるタイミングで適切な広告が配信されるようにしていきます。

またクライアント側では、どのようなユーザーに届けるのか、どのような伝え方だとユーザーに興味を持ってもらえるのか等を含めて定義し、想定しているターゲットに適切に届けることを一番に考えた戦略設計を行っています。

ユーザーは自分に合った商品・サービスに出会えて、クライアントは適切なユーザーに自社の商品・サービスを届けられて事業拡大に繋がるというような、双方がハッピーになれる世の中を作っていければと考えています。

編集部

バリューについては、2022年11月に創業10周年を迎えた折に刷新されたということなんですが、そちらについてもお話を伺えますか?

戸部さん

バリューの改正は5カ月かけて行いました。元々あった行動規範など既存の考え方を改変するという選択肢もありましたが、それらの策定当時とは事業フェーズも組織形態も変化していたので、ゼロベースで問い直すことにしたんです。

デジタリフトのバリュー
▲デジタリフトさんが定めるバリュー(デジタリフト「note」から引用)

戸部さん

バリューの背景には「適者生存」という概念があります。これは生物が自然環境において、環境に適応した性質を持つ個体が生き残り、それ以外が淘汰されていくという意味なのですが、デジタルマーケティング業界やビジネス社会にもそのまま当てはまると思っています。

弱肉強食で強いものが生き残るのではなくて、周りの環境変化についていける、自らも変化し進化し続けることができる人が生き残る。それが、私たちに欠かせない考え方であるという結論に至り、「わたしたちの価値観」というバリュータイトルのタグラインの中に適者生存という言葉を盛り込みました。

編集部

時代の流れに合わせた適応力の重要性が、デジタリフトさんのバリューに反映されているのですね。

社員の温度感は高く、顧客や仲間への愛が前提に

デジタリフト社員の勤務イメージ

編集部

デジタリフトさんのバリューについて詳細をお教えいただけますか?

戸部さん

バリューは、まずはじめに全社員からボトムアップで意見を上げてもらい、そこから絞っていく形でつくっていきました。その途中、適者生存の世界を生き抜くために私たちが重視する価値観を、大きく2つの概念に分けたんです。それが、「戦略的利他」と「ブレイクスルーを起こす」です。

「戦略的利他」は私たちがつくった言葉です。弊社では、「クライアントファースト」の考え方がどの企業さんにも負けないくらい根付いている自信があります。では、そもそもクライアントファーストを何のためにやってるのかというと、結果的に自分たちに利益が返ってくるからです。その考えを「戦略的」という言葉に落とし込んだんです。

「ブレイクスルーを起こす」は、過去に私たちを成長させてきた転換点を意識したものです。その再現性を見据え「ブレイクスルーを起こす」ために必要な要素を2つ定義し、「実力はスピードに現れる」「変化は作れる」としました。

策定途中のエピソードで、検討に検討を重ね、私を含めた人事と経営陣で仮案を作ってメンバーに意見をもらう機会を設けた際、「練り直してほしい」と突っぱねられてしまうということがありました。

仮案を作った私たちとしては、ほぼそのまま「これで行きましょう」という完成度のつもりだったんです。ただ、仮案の言葉はロジカルでドライな印象のもので、メンバーから「そんなドライな会社じゃない」と怒られてしまったんです。

経営陣にとっては、クライアントに対する想いや、仲間への愛は大前提としてあるもので、「わざわざ言語化するものではない」という感覚だったのですが、メンバーにとってはそれが不可欠な要素の一つだったんですね。そういった意見を踏まえて、「相手のコアを考えぬく」など、デジタリフトらしい温度感を含む今のバリューが完成しました。最終的にいいものができたと感じています。

編集部

バリューの設定から全力で取り組んでいるのですね。

35歳までの役職者が約8割。若手が活躍する社風

デジタリフト社員の勤務イメージ

編集部

続いて、デジタリフトさんの社内の雰囲気についてお聞きしたいと思います。社員数や平均年齢はどのくらいになるのでしょうか?

戸部さん

社員数は約70人で、そこにアルバイトやインターンを合わせると80人ぐらいになります。社員の平均年齢は32歳で、20代の役職者は31%います。35歳までを含めるとそれが77%になるので、若手が活躍している会社だと思います。

編集部

バリューの話の中では、温度感が高い、愛があるという言葉がありましたが、職場のコミュニケーションはどのように取っているのでしょうか?

田中さん

比較的オープンな環境で意思疎通が図れていると思っています。広告代理店などは部署によって階が分かれてたり、部署間の交流があまりなかったりすることも多いと思いますが、弊社の東京オフィスは1フロアに各部署が集まっています。

広告、SEO、クリエイティブなど複数の事業部、チームがあるんですが、部署間やチーム間の垣根があまりなく、横のつながりが強いのが特徴かもしれません。

地方にオフィスがあったりフルリモートの社員がいることもあり、離れた地域にいる人同士が一緒に仕事をすることも多いです。オンラインでコミュニケーションを取りながらワンチームでひとつの目標に向かうことが、当たり前に行われていますね。

リモートワークと出社のハイブリッドで働き方を合理化

デジタリフトのオフィス内観

編集部

デジタリフトさんは、リモートワークと出社のハイブリッド勤務を採用していると聞きました。

戸部さん

はい。週3回、火、水、木曜日が出社で、月、金曜日がリモートです。私たちの会社は2022年4月に、もう週5回の出社に戻すことはないという意思決定をして、週3回の出社を決めたんです。その決定に至るまでには、経営会議でも議論が白熱しました。

最初は出社日を月、水、金曜日にする考えもありましたが、パソコンを持ち帰ったり、持ってきたりすることの大変さなどを考慮し、生産性を下げないよう、火、水、木曜日と続けて出社する方向でまとまりました。

ハイブリッドを取り入れたのは、オフラインの利点を取り入れつつ、社員が働きやすいリモートの良さも生かしたいという意図があります。当時、ハイブリッドを打ち出している企業は少なかったと思うので、合理性を求めるところがデジタリフトらしいなと感じています。

編集部

完全にフルリモートにするのではなく、かといって全て出社するわけでもない。仕事の効率や利便性、直接的なコミュニケーションのバランスを取った結果、ハイブリッド勤務に行き着いたのですね。

オンライン雑談で社内コミュニケーションを活性化

デジタリフトのオンラインコミュニケーションのイメージ

編集部

デジタリフトさんが社内のコミュニケーションを重視するようになった経緯について教えていただけますか?

戸部さん

実は私は、デジタリフトの人事の1人目として入社しています。弊社は2021年9月に上場していまして、当時の社員数は50人ぐらいだったんですが、その規模で人事がいない稀な会社だったんですよ。

入社前の面談・面接の際、経営陣が「会社の雰囲気をもっと良くしたい」と言っていて。人事だから採用も当然やるのですが、これまでは会社を良くしていく担当がいなかったから、そういった面でも組織を推進してほしいと要望をもらいました。その命題を、自分なりに10個ぐらいに分解して、それをさらに細分化して、ひとつずつつぶすようなイメージで改善に取り組んできました。

その結果、コミュニケーションがここ1年ですごく活性化してきたと実感しています。元々、コミュニケーションに乏しい会社だったという意味ではないのですが、以前と比べるとかなり改善したという声をもらい、横の繋がりがすごく増えたと思っています。

編集部

具体的にはどのようなことに取り組んだのでしょうか?

戸部さん

東京、宮崎、千葉、沖縄のオフィスに加えて、今は北海道などにもリモート勤務をしている社員がいて、働く場所はさまざまになっています。そのような、社員全員が直接顔を合わせることが難しい環境の中でどうやってコミュニケーションを活性化するかは、一生懸命考える必要がありました。そこで、Slackなどテキストコミュニケーションの活性化や、オンラインで雑談ができる環境の実現に取り組みました。

例えば、「絵文字をガンガン使おう」と呼びかけたり、雑談部屋をつくったりしました。公式に会社が雑談部屋を用意することで、「会社が、業務以外のコミュニケーションを推奨している」というメッセージを示したかったんです。

あとは、オンライン飲み会を開いたり、月1回の朝会でみんなが楽しめるアイスブレイクを企画したりしました。全社イベントとなると、オンラインとオフラインが混在することになるのですが、チャット欄で声をかけ合ったりすることを促して、ガヤガヤ盛り上がったり、全員で一体感を持てるように意識しています。

編集部

誰でも気軽に発信でき、社員同士が離れた場所にいても盛んに交流が行える文化の醸成を、呼びかけや環境整備によって促進させていったのですね。

働き方に多様性を。就業時間を選択できる実験を実施

デジタリフトの東京オフィス内装
▲デジタリフトさんの東京オフィス。カフェやインテリアショップをイメージしたリラックスできる空間となっている(デジタリフト公式サイトから引用)

編集部

その他、デジタリフトさんで進めている働き方に関した改革はありますか?

戸部さん

今まさに進めているのは、社員の希望に合わせた就業時間の設定です。デジタリフトでは、クライアントファーストの考え方を前提にしています。なので、「出社していないので対応できません」といった事態は招きたくないため、就業時間は10時から19時で固定していたんです。

ただ、会社の規模が大きくなるにつれ、子どもがいる社員をはじめ、10時から19時の働き方が生活に合わない人の数も多くなってきました。一方で、フルフレックスがうちの会社に合ってるかというと、そうではありません。先ほどもお話しした通り、「クライアントにとって良い状態」がわたしたちにとってベストだからです。

だからまずは、就業時間を10時から19時の人と、9時から18時の人の2種類に設定する実験をすることにしました。希望者のみ9時始業を選択できるようにして、それにより10時始業の人に負荷がかかるかどうかなど、懸念点の検証をしている段階です。

編集部

社員が働きやすい環境をいかにつくるか、試行錯誤を続けられているんですね。

仕事も趣味も全力で取り組む姿勢を受け入れる

編集部

地方在住の方をはじめ、デジタリフトさんで特徴的な働き方をしている社員さんはいらっしゃいますでしょうか?

戸部さん

北海道に住みながらフルリモートで働いてる社員が、地方にいるからこそできる働き方をしています。彼にとって仕事は多分、人生の中で最優先事項ではなくて。1日8時間は仕事にコミットするけど、スノーボードやダンス、釣りといった趣味など他にも大切にしていることがあって、仕事はその中の1つに過ぎないんですよ。そういった趣味と仕事を両立できる環境で、8時間仕事をした後に山に行って、2時間スノボをして温泉に行く、みたいな生活をしているんです。

編集部

手を抜いて仕事をしているわけではなく、むしろしっかりと結果を出して、その上でプライベートも大切にしているということでしょうか?

戸部さん

はい。彼はそういう信念でやっているので、なるべく残業はしたくない。だから、仕事のスピードや効率に対する意識が高く、自分の仕事が劣らないようにすごく注力しています。そして、私たちも仕事と趣味を両立する姿勢を受け入れやすい環境というか、「その人はそれでいいよね」と思える文化が根付いています。

人材を全国で募る「47都道府県採用プロジェクト」

デジタリフトの「47都道府県採用プロジェクト」のイメージ
▲デジタリフトさんの「47都道府県採用プロジェクト」

編集部

さきほど、デジタリフトさんは東京や千葉に加え、宮崎、沖縄にもオフィスがあるという話がありました。地方にオフィスを設けたのは何故でしょうか?

戸部さん

地方での採用は、新型コロナウイルス感染症の拡大より前に進めていました。2019年に、たまたまご縁があった宮崎にオフィスをオープンしています。このような動きは、SDGsの「働きがいも経済成長も」という目標の達成も頭にありました。

加えて、コロナをきっかけに地方に移住する方や地元に帰る方も、少なくないと感じていました。そんな中、東京だけで優秀な人材を採用し続けることに力を入れるのは違うよねという議論も出てきたんです。

2022年には、沖縄オフィスを設立しました。フルリモートの社員を募集して、その1人目が沖縄在住者だったんですが、そこから沖縄のメンバーが増えてきたから、オフィス化したという流れでした。今は、さらに地方採用に力を入れていきたいという思いで、全国どこからでもリモートで勤務できる「47都道府県採用」というプロジェクトも打ち出しています。

編集部

採用の枠組みを東京だけでなく全国へと広げることで、地域に関わらず優秀な人材を確保しようという方針なんですね。

戸部さん

おっしゃる通りです。地方勤務者が増えて、マイカー通勤といった地方ならではの制度の整備などハードルはありますが、そのあたりも細かく整えつつあります。また、当初は東京、宮崎といった地域ごとに仕事のチームが別れていたのですが、少しずつエリアミックスのチームも発生してきました。

実力次第ですぐリーダーに。積極性が生かせる職場

デジタリフトの戸部さんと田中さん

編集部

デジタリフトさんが求める人材について、こういう方であれば会社の価値観や働き方にフィットするというイメージがあれば教えていただければと思います。

田中さん

デジタリフトの特徴として、さきほど戸部が申し上げた通り、若い役職者が多いというのがあります。私も今20代で、入社からそこまで時間が経っていないのですが役職をもらえています。入社から3カ月でチームリーダーになっている人もいるので、社歴に関係なく実力があれば、マネジメントなど挑戦ができる環境になっていますね。

仕事の仕組みも縦割りではないので、自分がやりたいことがあれば領域の幅を広げる挑戦ができます。実際私も、入社して1カ月後ぐらいから自分がやりたいと思ったことに挑戦させてもらえました。人によってはかなり成長しやすい環境ではないでしょうか。

経営陣やすごいスキルを持ったプレイヤーと、メンバーの距離が近いことも恵まれていると感じます。一緒に案件に入ると、そのスキルを目の前で見て盗めるので、それも成長機会として大きかったと思いますね。

編集部

「こういった仕事がしたい」とチャレンジしていく姿勢を、会社全体として後押ししているように感じます。

田中さん

自分から挑戦したい方、積極性のある方、裁量のある職場で働きたい方にとってはいい環境なのではないかと思います。挑戦には失敗が付きものですが、失敗に対してもサポートがあります。私も入社したばかりの時は失敗することが多かったのですが、それをしっかりカバーしてくれる上司がいました。実力主義の側面はあるのですが、結果を出すまでのプロセスも大切にしています。

編集部

田中さんは、どのように挑戦されてきたのですか?

田中さん

私の場合、広告運用だけでなく、いつのまにかインフルエンサーマーケティングにも携わっていたりします。

一般的に代理店は、媒体や業種業態などで縦割りになっていることが多いのですが、弊社の場合はあえて分けていません。だから、自分がやりたいこと、挑戦したいことが、事業を伸ばすことにマッチしていれば挑戦できる。今までやったことがない領域でもチャレンジができるんです。

これは、代表の百本の「この業界で食べていけるようになってほしい」という想いがあってのことです。縦割りで担当領域が限られている方が当然スキルの習得は早いのですが、その領域特化のキャリアになりますよね。逆に、弊社のように領域を限定しないスタイルでは、一定のレベルに達する難易度がとても高いですが、その分、市場価値は高いです。

編集部

フォローもするし、失敗しても次に生かそうという雰囲気があるんですね。そういった環境であれば、若手の方は成長できると感じました。だからこそ、社員さんのチャレンジする、主体的に動くといった行動に繋がるのですね。

戸部さん

デジタリフトが掲げるバリューの通り、私たちはチャレンジするとかパフォーマンスで示す、スピードを出すといった姿勢を大切にしています。ただそれらは、ある程度、後天的にも学ぶことができるはずです。

一方で、一つだけ後天的に身につけるのが難しい、元々素養を持ってなければ体現するのが難しいバリューがあり、それは「相手のコアを考えぬく」です。その素養をわかりやすく言うと、相手のために行動できるか、相手を喜ばせることが好きかどうかに行き着きます。

だから、どういう人に来てほしいかを一つ挙げるとするなら、相手を喜ばせたり、嬉しいと思ってもらうことにコミットするのが好きな方です。

編集部

その姿勢が、クライアントやエンドユーザーへの心配りに繋がっているのですね。納得しました。それでは最後に、読者の方に一言いただけると幸いです。

戸部さん

デジタリフトは実力主義の会社だというイメージが強いようで、どこかドライに見えがちかもしれませんが、ロジックだけではなくてハートがある会社だということは、改めてお伝えしたいです。クライアントと一緒に成長していく感覚だったり、仲間に対しても愛を持って、手を取り合って一緒に成長していこうという想いはとても強く持っています。

編集部

デジタリフトさんの挑戦する意欲を大切にする文化や、周囲に思いやりを持って仕事に取り組む姿勢が伝わってきました。本日はお忙しいところ、ありがとうございました!

■取材協力
株式会社デジタリフト:https://digitalift.co.jp/
採用ページ:https://digitalift.co.jp/recruit/