知的好奇心を原動力にコンサルティングを行うD4DR INC.で上流工程を担う若手たちの活躍とは

独自の事業を展開する企業や、そこで働く若手・女性社員の活躍をインタビューする本企画。今回は、豊富なノウハウを蓄積したナレッジベースを活用し「知識集約型コンサルティング・プロデュース企業」として、クライアントの課題解決をサポートする、D4DR INC.(ディー・フォー・ディー・アール株式会社)を取材しました。

新しいシンクタンクが登場。SaaSでのサービス提供を開始したD4DR INC.

D4DR INC.は、2002年に野村総合研究所出身の社長、副社長により立ち上げられました。創業時から調査、マーケティング、新規事業の立案など、幅広い領域のコンサルティングを手掛けています。

約5年前にFPRC (Future Perspective Research Center)というシンクタンク組織を設立しました。FPRCの活動を通して培った独自の知見や研究、有識者の考え等をD4DRの「ナレッジ」とし、その「ナレッジ」をもとに様々なサービスを提供しています。

クライアントの10年、20年先の姿を描き、そこから今何をするべきかを導出する「未来戦略コンサルティング」や新規事業のアイデア創出、未来人材育成、SXやGXの推進などの実行支援を行っています。
■シンクタンクFPRC
https://www.d4dr.jp/fprc/

同社のモットーは「知的好奇心を社会の進化に変える企業」であること。人間の好奇心を司る遺伝子と言われる「D4DR」が社名の由来です。D4DR INC.は、ITにより大きく変化するビジネスの最前線で、自社の好奇心を原動力に、クライアントの変革や進化をバックアップし続けています。

会社名 ディー・フォー・ディー・アール株式会社
(D4DR INC.)
住所 東京都港区三田1-6-7
WATANABEビル2階
事業内容 ・超長期的なビジネス戦略・マーケティングコンサルテーション
・市場および消費者を対象とするリサーチ事業
・企業の知識創発支援、社内の知識創発システムの導入支援 など
設立 2002年4月17日
公式ページ https://www.d4dr.jp
働き方 ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク)

今回は、若手や女性の活躍、また社内に浸透するカルチャーについて、未来戦略コンサルティング部でコンサルタントを務める松井文音さん、経営企画部でマネージャーを務める佐藤翔さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方

D4DR INC.
未来戦略コンサルティング部
コンサルタント

松井 文音さん

D4DR INC.の経営企画部でマネージャーを務める佐藤翔さん

D4DR INC.
経営企画部
マネージャー

佐藤翔さん

若いうちからお客様と関係を構築。「未来戦略コンサルティング」の上流工程から携わる

D4DR INC.のオフィス入口にロゴマークが掲げられている様子

編集部

D4DRさんのメンバーについてお聞かせください。

佐藤さん

正社員は10名です。20代が5名、30代が1名で、あとは40代と50代です。直近の5年間で、20代のメンバーが随分増えました。社員の半数以上が20代、30代です。

編集部

若手の方が多くいらっしゃるのですね。若いうちから、活躍されている方はいらっしゃいますか。

松井さん

私は入社5年目で「未来戦略コンサルティング」を担当しています。事業企画の上流から携わっていて、新規ビジネスの立ち上げや、コンセプトづくりをメインに行っています。案件によっては、より詳細な事業計画の作成や、アイデアの検証、企画実行支援も行っています。

例外的なものでは、例えば社内の研究組織を立ち上げて、そこで継続的に行うイノベーションや新規の事業、研究の創発もお手伝いしています。

編集部

コンサルタントとして、ご自身のミッションはございますか。

松井さん

まず、お客様に未来視点を持っていただくようにしています。例えば業界横断的に、より俯瞰的に見るように視野を広げて、お客様自身で、未来のことを自分事として捉えていただきます。そこから、一緒にプロジェクトを進めています。

自身のファシリテーション力も重要です。最初のインプットと、そこからどうプロジェクトを進めていくか、お客様とのディスカッションを挟みつつ、こちらで舵取りもしています。

編集部

松井さんが、クライアントの経営に関わる、重要なお仕事を担当なさっていることが分かりました。

未経験者もコンサルタントに挑戦できる。焦らず成長できる環境

D4DR INC.の女性メンバーがPCに向かって作業をしている様子

編集部

松井さんは、D4DRさんに入られる前に、コンサルティングの業務経験はあったのでしょうか。

松井さん

いいえ、全くの未経験でした。前職は金融機関で、主に事務などのオペレーションを担当していました。

学べる機会がたくさんあって、直接的に様々なビジネスに携われる仕事がいいなと考えて、コンサルティング会社を中心にリサーチし、転職先を決めました。

編集部

未経験だった松井さんが、どのようにして、コンサルタントとしての実力を付けられたのか、お教えください。

松井さん

少しずつできることを増やしていきました。基本的な、最新事例のリサーチと並行して、シンクタンクのナレッジをブラッシュアップする業務にも携わり、そこで得た新しい情報をお客様に共有していきました。

入社前は漠然と「様々なビジネスを近くで見てみたい」という感じだったのですが、いざ業務に触れてみると、それぞれのビジネスが、どう動いているか、どう実現していくのかが、はっきりわかるようになりました。ニュースの見方も変わった気がします。

D4DR INC.がクライアントに提供するサービスのうちの一つであるワークショップの様子
▲クライアントの新規事業を生みだすためにワークショップなどのイベントも運営

編集部

成長される過程で、ご苦労されたことはございますか。

松井さん

最初のうちは当然なのですが、業務のスピード感に付いていくのが大変でした。上司は経営陣で多忙なのですが、しょっちゅう相談の時間をつくってもらっていました。

上司は、私が何度も質問するのを許してくれていて、遠慮なく相談できる雰囲気だったことが、ありがたかったです。正直に「ここが理解できていません」と言って、自分の中で引っかかっているポイントを、丁寧に解説してもらっていました。

きちんと、できること、できないことを見極めてもらい「ここまで任せられる」という業務を、徐々に増やしてもらっていました。

編集部

なるほど、焦ることなく業務を把握していけたのですね。

若手もベテランも活躍できる。自由な空気感が浸透するカルチャー

D4DR INC.のオフィスでメンバー5名が大型モニターを前にミーティングしている様子

編集部

若い方が活躍しているのは、D4DRさんのカルチャーなのでしょうか。

佐藤さん

先ほど松井の話にもありましたが、メンバーと経営陣がとても近いというのが、若手が活躍できる要因になっていると思います。

経営陣は、物腰が柔らかで自由な雰囲気なので、若いメンバーがのびのび仕事できるのだと思います。

編集部

自由な雰囲気が分かるようなエピソードはございますか。

佐藤さん

私は社内でも、一番自由にさせてもらっているのかもしれません。

入社して3年目くらいの頃に「会社を立ち上げたい」と提案し、経営陣に協力してもらって実現させました。

今でも立ち上げた会社の代表として仕事をしつつ、D4DRの業務にも取り組んでいます。流石に入社後すぐにこのような状況は認められにくいとは思いますが、1~2年しっかりやって経営層や社内から認められさえすれば、自分のやりたいことを追い求めることができると思います。

「自由に動き、やるべきことはしっかりやる」という文化が会社全体に根付いているのだと思います。

編集部

入社3年で会社を立ち上げるとはすごいですね。ほかの方の事例もありましたらお教えください。

佐藤さん

「戦略的なWEB設計・制作の勉強をしたいので、この研修を受講したい」と発言したメンバーの希望が、叶えられたこともあります。

会社は、メンバーの「やりたいこと」に対して、前向きに考えてくれています。もちろん、予算的に無理な場合もありますが、社員一人ひとりの思いを大事にしてくれていると感じます。若手に限らず社員皆さんが、当社の自由な雰囲気を「仕事がやりやすい」と感じているのではないでしょうか。

D4DR INC.のオフィス内にある落ち着いた雰囲気のミーティングスペースにテーブルと椅子が並んでいる様子

松井さん

私は、D4DRに入社して、自由と責任の両方を持たせてもらえていると感じます。職場や業務に慣れ、自己管理ができるようになると、働き方もプロジェクトの管理も「自由に進めてOK」と自身の裁量に任せてもらえます。

自分の責任の範囲を把握して、任された仕事をやり遂げられる方は、働きやすいと思いますよ。もし、自身の責任の範囲で失敗しても、当社では再び繰り返さないよう、しっかり教えてもらえます。

編集部

経営陣の皆様は、メンバーの皆様のことを考えて、自由な環境をつくっていらっしゃるのですね。

リモートワークも可能。女性が、得意なことを活かしながら長く働ける職場

D4DR INC.のミーティングスペースにテーブルと椅子がズラリと並んでいる様子

編集部

D4DRさんでの、女性の活躍についてお聞かせください。

松井さん

社内では「自分が女性だ」と意識したことがありません。それくらい、性別による差がない職場です。
社外ではまれに、男性と女性で対応を変える方に出会ってしまうこともありますが、そのようなときには、上司がうまくフォローをしてくれて、仕事の進め方に影響しないよう気を配ってくれます。

編集部

上司からのフォローがあるのは心強いですね。このほかに「これがあるから活躍できる」といったポイントはありますか。

松井さん

会社が、得意分野を活かして働けるようにしてくれています。苦手なことより、得意なことが活かせる業務を担当できます。

例えば、ライティング業務は、得意な人と苦手な人が分かれると思います。ですので、自社のコンテンツ制作は、文章を書くのが得意な人に、すべて任されています。

また、リサーチをまとめるのが得意な人には、その業務を専門的にやってもらうというように、一人ひとりが得意分野で、どんどん活躍できるようにされています。

佐藤さん

当社には、コンサルティング業界から来た女性の転職者はいません。松井は金融業界出身ですし、ほかのメンバーも、デザイナーだったり、アパレル系で働いていたりという経歴です。それぞれの得意なことを、仕事に活かしてもらっています。

編集部

働き方について、女性が働きやすいと感じることはございますか。

松井さん

勤務時間は、朝10時から19時までの固定ですが、各々の事情によって柔軟に対応してもらえます。早めに仕事を始めて、早めに終業することも可能です。時間を自己管理できる点は、リモート勤務でも同様です。

勤務時間の融通がきいたり、リモート勤務ができたりすると、役所への手続きにも行きやすいのがいいですね。

編集部

性別に関係なく、得意なことを活かしながら働ける職場なのですね。子育て中の方には、リモート勤務がありがたいでしょうね。

自由な雰囲気の中で責任ある仕事をしたい方、知的好奇心が旺盛な方を歓迎

D4DR INC.の経営企画部でマネージャーを務める佐藤翔さん
▲D4DRでは「自由な雰囲気の中で責任感を持って楽しく仕事ができる」と教えてくれた佐藤翔さん

編集部

D4DRさんにフィットするのは、どのような方でしょうか。

松井さん

自分のやりたいことがあって「より視野を広げたい」と考えている方や、当社の社名の由来でもある「知的好奇心」が旺盛な方にフィットすると思います。

また、若手でも業務を任せてもらえる環境なので、裁量を持って仕事をしたい方には、おすすめです。そのような方と、一緒に働きたいなと思います。

佐藤さん

先ほども話に出ましたが、D4DRは自由と責任が与えられる職場です。例えば、大企業など大きな組織の中で、自身への評価に納得いかないなど「自分はもっとできる」と思いながら、実現できずにモヤモヤしている方には、当社で力を試してほしいと思います。

自信を持って入社して、責任ある仕事を存分に楽しんでほしいですね。

編集部

仕事を任せてもらえると、プレッシャーはもちろんありますが、やりがいも大きいのでしょうね。本日はありがとうございました。

■取材協力
D4DR INC.:https://www.d4dr.jp/
採用情報:https://www.d4dr.jp/recruit/