今まさに成長中であり、若手メンバーがいきいきと活躍している企業を紹介する本企画。今回は、関東・東海・関西の3エリアを中心に、「カルチョ」という愛称で個人参加型フットサルなどを運営している株式会社TYKグループに、インタビューを実施しました。
個人参加型フットサルで抜群の集客力を誇る株式会社TYKグループ
株式会社TYKグループは、年間15万人以上の集客力を誇る個人参加型フットサル事業を全国で展開している会社です。
単に場所を提供するだけではなく、会場のスタッフが声を掛けて試合を盛り上げる独自のスタイルが好評で、参加者リピーター率8割と高い支持を得ています。社員はほとんどが20代、平均年齢25歳と若手が中心です。
会社名 | 株式会社TYKグループ |
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住所 | 東京都新宿区高田馬場4丁目9番18号畔上セブンビル3階(本社) |
事業内容 | フットサル・ソサイチ・サッカーイベント全般に関するインターネットサイトの開設および運営 |
設立 | 平成24年7月20日 |
公式ページ | https://www.calcio-a.com/ |
今回は、株式会社TYKグループの部長であり、関東エリア責任者を務める馬籠亮さんに、若手が活躍できる起用方法や同社の持つ強い集客力の理由についてお話を聞かせていただきました。
平均年齢25歳。入社1年未満でスクール責任者に抜擢されることも
▲TYKグループの若さあふれるメンバーの皆さん
編集部
初めに、TYKグループさんで働いている社員の人数と、年齢層を教えてください。
馬籠さん
関東・東海・関西の3つのエリアがありまして、2023年現在の社員とパートナーは合計25名となり、現在も大量に募集しております。
社員の平均年齢は25歳です。ほとんどが20代で、30代は2人だけです。
編集部
全員が若手という状況ですね。20代で責任ある立場になっている方もいると思いますが、どのような働き方をしているのか、具体的なエピソードを教えてください。
馬籠さん
例えば、入社してから8カ月、24歳で子供たちにフットサルやサッカーを教えるスクールの指導者・責任者のポジションに就いている社員がいます。
▲24歳でスクールの指導者・責任者となった石井さん
馬籠さん
彼は前職でもスクール関連の仕事をしていたのですが、TYKグループの個サル業界に魅力を感じて入社してくれました。彼には「個サル業界で、自分ならこうやっていきたい」というビジョンがあったので、新しいスクールを始めるときに抜擢して、責任者を務めてもらっています。
編集部
24歳でもうスクールの運営を任されるとは、すごいですね。
馬籠さん
学歴、社歴、年齢は不問なので、活躍し、結果を出せばすぐに上のポジションに起用されます。
編集部
入社間もない若い社員にチャンスを与えるとき、何か基準はあるのでしょうか。
馬籠さん
社員の持つ「モチベーションの高さ」は、一番に重視します。僕自身もモチベーションの高さをアピールし、入社半年で責任者になりました。
さらに、客観的な基準もあります。イベントに参加していただくお客様に、毎回満足度についてのアンケートを取っているので、そのアンケートの点数がスタッフの評価に直結します。アンケート点数のランキング上位者には、責任者になるチャンスが与えられます。
編集部
お客様はスタッフの年齢・社歴に関係なく回答をしてくださるので、公平な評価となるわけですね。
馬籠さん
はい。そのアンケート結果をもとに、もっと早く責任者になる例もあります。2023年の4月末に入社をしたある社員は、21歳でフットサル大会の事業責任者と育成の責任者になりました。
彼は専門学校を卒業した後、沖縄から単身でカルチョに入るために来てくれたメンバーです。スタート時点からやる気と熱量があり、ベテランを追い抜くスピードでアンケートの点数を取ったので、責任者になってもらいました、
編集部
新卒入社のスタッフとなると、社会人としてのマナーなどを学ぶことも必要ですよね。
馬籠さん
TYKグループでは礼儀作法を重視しており、しっかり学べるマニュアルを用意しているので大丈夫です。彼も礼儀作法も含めて成長してくれたので、育成責任者として適任だと判断しました。
編集部
21歳の新卒の方でも、やる気と実績があれば、1年以内に抜擢されるんですね。
全体の戦術と個人のスキルを見て、サッカー的思考で「スタメン」のチャンスを与える
編集部
TYKグループさんに入社後の社内での育成、ステップアップについて教えてください。初めはどのような仕事を任されるのでしょうか。
馬籠さん
まずは、TYKグループの個人参加型フットサルの現場を経験してもらいます。大会やスクールは個人参加型フットサルから派生している事業なので、基本から学ぶ形ですね。
編集部
TYKグループさんならではの個人参加型フットサルの特徴はありますか?
馬籠さん
試合会場を貸すだけの形で運営している個人参加型フットサルも一般的には多いのですが、TYKグループではスタッフが声を出してムードを盛り上げるスタイルを大事にしています。
編集部
スタッフがムード作りの要となるわけですね。試合を盛り上げるノウハウは、どうやって身に付けるのでしょうか。
馬籠さん
かなり膨大な量のマニュアルがあり、そのマニュアルをマスターすることで運営ができるようになります。
マニュアルは、スモールステップを積み上げる形で、ひとつのステップごとにテストがあります。テストに合格したら、先輩スタッフがカフェや事務所で半日~一日をかけてマンツーマンで座学を行い、次のステップにチャレンジしていく、というプロセスを踏みます。
新しいステップのチャレンジに対しても、先輩スタッフが隣で手本を見せながら新人を育てるスタイルにしています。
編集部
座学と現場研修の両方で、ステップを踏みながら学べるマニュアルになっているんですね。お客様とのコミュニケーションもやはり大切ですか?
馬籠さん
お客様とスタッフは人数比で言うと20対1になるので、個々人に対して密なコミュニケーションを取るというよりも、アトラクションを盛り上げるテーマパークのキャストさんみたいなイメージです。
編集部
その場の空気を作り上げて楽しんでもらう、エンターテイナー的な役割になるんですね。
馬籠さん
そうですね。その辺りのノウハウは、きっちりと教えてあげられるので大丈夫です。
編集部
個人参加型フットサル運営の基本を身に付けた後は、どのように配属部署へアサインするのでしょうか。
馬籠さん
適材適所と言いますか、「この子はこの能力が優れているから、このポジションで起用してみよう」というような、サッカー的な戦法でアサインしています。
こちらが考えた戦法が当たってその子が活躍すればそれで良いですし、いまいちマッチしなかった場合は別のポジションで活躍してもらいます。モチベーション、実力がある子は、第一線で活躍する「スタメン」になることができますよ。
編集部
全体の戦術と個人のスキルを照らし合わせて、ポジションを決めるんですね。TYKグループさんならではの、サッカー的な考え方がアサインにも生かされているのですね。
好きなサッカーに携わりながら、本人次第でスピード昇給できる
編集部
TYKグループさんの社員の皆さんの働き方についてお伺いします。どういった経歴の方が多いのでしょうか。
馬籠さん
基本的にはボールを蹴れる人、サッカーやフットサルの経験者を採用しています。やはりサッカーが好きだからこそ、「これがやりたい!」と思える企画が多いので、サッカーやフットサルが好きであることは一番大事ですね。
僕自身もサッカーが大好きなので、サッカーに携わる仕事ができることは素晴らしい、と思っています。
編集部
サッカー、フットサルが好きな方が集まっている会社なんですね。どのような社風でしょうか。
馬籠さん
アットホームな職場だと思います。TYKグループ内ではLINEで連絡を取ることが多いのですが、絵文字だったり、ビックリマークだったり、テンションが上がるようなメッセージの発信が多いですね。
あとは飲み会が頻繁にあり、働くスタッフに対する還元はとても多いと思います。
編集部
LINEや飲み会を通じて、社内で良いコミュニケーションを取っているんですね。女性社員もいらっしゃるのでしょうか。
馬籠さん
女性社員は現在1名ですが、プラスもう1名の採用が決まっています。
編集部
人数として多くはないけれど、女性社員も増やしている状況なんですね。
馬籠さん
はい。TYKグループでは女子のフットサルリーグのオフィシャルパートナーもやっているので、今後は女性社員が活躍できるシーンもいろいろ展開していくと思います。
編集部
給与面については、TYKグループさんの特徴は何かありますか?
馬籠さん
昇給のスピードが自慢です!インセンティブは1カ月単位で上がっていきますし、年齢に関係なく責任者に抜擢されるので、基本給もどんどん昇給します。1カ月単位どころか、1日単位、秒単位で上がる、というスピード感です。
編集部
どんどん給与がアップするのは、大きなやりがいになりますね。
馬籠さん
僕はTYKグループに入社して4年以上になるのですが、年功序列ではなく「自分がやるだけ、評価も給与も上がる」ことを日々実感しています。
運営力が付いたり、僕の場合はEC事業のスキルを上げたりすることで、給与は月ごとに万単位で上がりました。スタッフ本人の頑張り次第で、すぐに結果に結びつきます。
スポーツ業界でTYKグループほどの高い給料をいただける会社もあまりないと思います。好きなサッカーに携わりながら、こんなに稼がせていただけるのは、僕のようなサッカー好きにとってはかなりの魅力だと思います。
徹底したスタッフ育成が、年間16万名の集客力を作り上げた
編集部
TYKグループさんは個人参加型フットサル運営事業者としてかなりハイスピードで成長されている企業だと思いますが、現在はどのくらいの規模で集客・運営をされているのでしょうか。
馬籠さん
2023年現在、年間16万名様の方にご来場いただいています。イベントの開催は、週末がメインになります。約20名参加規模のイベントを土・日曜日で合計100回を開催しており、毎週末3,400名ほどの方がTYKグループの全国各地のカルチョ個人参加型フットサルに参加してくださっています。
編集部
TYKグループさんが成長を続けている強みは、どこにあるのでしょうか。
馬籠さん
集客力が優れている点ですね。多くのお客様を集めることができるので、企業としても急スピードで成長しています。
ではなぜ集客力があるのかというと、その要因はスタッフの徹底した育成にあると考えています。しっかりマニュアルを整備して、新しいスタッフにも1から100まできっちり教え込むので、スタッフ全員、お客様にご満足いただけるパフォーマンスができます。
良いスタッフを育成することで、どの会場でも良いクオリティを提供し続けていることが、他にはないTYKグループならではの強みだと考えています。
編集部
お客様の満足度が高く保たれると、リピーターも増えますよね。
馬籠さん
はい。TYKグループのお客様は8割がリピーターです。
編集部
TYKグループさん全体として今後目指していく方向性、目標はどのようなものになるのでしょうか。
馬籠さん
日本のサッカー業界、フットボール業界を盛り上げていく役割を果たしていきたいです。また、フットサル・サッカーをより身近なものにしたいと考えております。
メディア展開、EC事業など、サッカー・フットサルの関連事業にも意欲的
編集部
TYKグループさんでは、個人参加型フットサルの現場運営以外に、メディア展開などの業務もあるのでしょうか。
馬籠さん
リピーターのお客様も多いのでメールマガジンの発信には力を入れています。メールマガジンの登録者数は7万人を超えました。
編集部
そうなんですね。他にも、現場運営以外の業務はありますか?
馬籠さん
EC事業、フットサルとサッカー専門のオンラインショップの運営がありまして、僕が責任者をやらせていただいています。フットサル用品を、スポーツブランドと契約して売る形を取っています。
編集部
どのような経緯でEC事業の展開がスタートしたのでしょうか?
馬籠さん
僕が「今後、何をやりたいか」を社長と相談をして、事業を始めました。社内にはEC事業の経験者がいなかったので、僕が1から勉強をしてスタートさせています。
編集部
それはすごいですね。やる気があれば、勉強しながらどんどん自分でチャレンジできる環境なんですね。
馬籠さん
会社として僕一人に任せきりというわけではなく、EC事業に強い方を紹介してくれて一緒にやっていく形で支援をしてもらいました。外注もお願いして、外注のやり方をお手本に僕らが実践をするなど、試行錯誤しています。
編集部
協働していただける方と一緒に新しいことにチャレンジする進め方なんですね。今、EC事業の進捗状況はいかがですか。
馬籠さん
まだ始まったばかりなので、お客様にご利用いただける展開はこれからになります。僕が軌道に乗せて、新しく入って来た社員と一緒にできたらいいな、と考えています。
編集部
YouTubeチャンネルやECサイトなど、フットサルやサッカーに関係することなら、手を挙げたらやらせてくれる上層部の理解があるんですね。
TYKグループは、サッカーで培った能力を活かして輝ける会社
編集部
TYKグループさんの採用について伺います。採用にあたって、重視されているポイントを教えてください。
馬籠さん
とにかくサッカーやフットサルボールが好きで、上昇志向がある方がいいですね。ハングリー精神が大事だと思っています。
編集部
TYKグループさんとして礼儀作法を大事にしているというお話もありましたが、マナーが備わっていることも必要なのでしょうか。
馬籠さん
礼儀作法は最初から備わっていなくても、社内にきちんとしたマニュアルがありますので、入社後にマスターしてくれれば問題ありません。
ある程度、本格的にサッカーをやってきた経歴がある方なら根気強さもありますし、高校やチームでの上下関係も経験しているので、礼儀作法を身に付ける土台は培われていると思います。土台さえあれば、あとはマニュアルでちょっと修正する、知識をプラスするだけで大丈夫だと考えています。
編集部
サッカー、フットサルが好きで、チームプレーを一生懸命にやってきた経験のある方ならTYKグループさんで働く適性があるということですね。
馬籠さん
本当にサッカーが好きで、「サッカーを活かして仕事をしたい」と考えている方は、ぜひTYKグループに来てください。僕自身、これまでサッカーしかやってこなかった、サッカー以外のことは何も続かなかったという人間ですが、楽しく働いて、高い評価ももらっています。
サッカーが得意でも世の中で活躍できるチャンスは少ない、と言う人もいますが、TYKグループに来ればチャンスしかありません。サッカー・フットサルを目いっぱい楽しむ気持ちを武器に、チャレンジ精神を持ってTYKグループで働いてもらえたらいいなと思います。
編集部
TYKグループさんには、サッカー・フットサルの好きな方がフィールドで培った精神力、スキルを活かして活躍できる環境があるんですね。本日はどうもありがとうございました。
■取材協力
株式会社TYKグループ:https://www.calcio-a.com/
採用ページ:https://www.calcio-a.com/recruit