電子書籍ストアを運営する株式会社BookLiveで若手が成長するフラットな社風とは

若手の活躍や、女性が働きやすい職場の制度について、企業にインタビューする本企画。今回は、国内でいち早くケータイコミック事業をスタートし、現在では電子書籍ストア「ブックライブ」の運営を軸に、4つの事業を展開している「株式会社BookLive」を取材しました。

日本のデジタルコンテンツを世界へ。新たな創造で読者の心をつかむ株式会社BookLive

株式会社BookLiveの会議スペースに男女4名が集まりミーティングをしている様子

株式会社BookLiveは、ストア事業で展開する電子書籍のサービスをメインに、コミック制作・出版事業、ライツ事業、コミュニティ事業の4事業を展開するエンターテイメント企業です。社員全体の66%が20代から30代で、男女比はちょうど半々程度です。男女問わず、若手が中心となり活躍しています。

主力サービスである電子書籍事業では、総合電子書籍ストアの「ブックライブ」、電子コミック専門のストア「ブッコミ」を運営。「ブックライブ」では、マンガ以外にライトノベルや小説、ビジネス書も扱っています。

コミック制作・出版事業では、社内の編集者が作家さんと二人三脚で、オリジナルコミックをつくっています。少女・女性、青年・少年など幅広いジャンルの作品を生み出しています。

ライツ事業では、自社のオリジナル作品やグループ会社の作品の海外展開を行うほか、海外でつくられた作品の輸入もしています。また、作品やキャラクターなどの知的財産を活用し、ドラマ化・アニメ化などの映像化や企業コラボレーション、グッズ製作、イベント展開などを手掛けています。

クリエイターの支援を担うコミュニティ事業では、ポートフォリオの制作サービス「Xfolio(クロスフォリオ)」、個人で活動する漫画家さんの作品を電子書籍化して流通まで支えるサービス「ブリック出版」を運営しています。また、グループ会社にてオンラインで画力向上をお手伝いする、お絵描き教室のサービス「パルミー」も運営しています。

株式会社BookLiveは、電子書籍ストアで多くのユーザーを獲得しているだけでなく、マンガの自社制作やクリエイターの育成など、多角的に独自のサービスを展開しながら、新しいエンターテイメントを創造し続けています。

会社名 株式会社BookLive
住所 東京都港区芝浦3-19-26
事業内容 ・電子書籍ストア事業
・コミック制作・出版事業
・デジタルエンターテイメント事業
・ネットコミュニティサービス事業
設立 2011年1月28日
公式ページ https://www.booklive.co.jp/

今回は、若手社員や女性社員の活躍をテーマに、人事総務部で採用担当をされている玉腰さん、マーケティング部でアドバタイジングチームのマネージャーを務める田中さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社BookLiveの人事総務部で採用担当をされている玉腰さん

株式会社BookLive
人事総務部
採用担当

玉腰さん

株式会社BookLiveのマーケティング部でアドバタイジングチームのマネージャーを務める田中さん

株式会社BookLive
マーケティング部 アドバタイジングチーム
マネージャー

田中さん

全国に発信されるテレビCMを手掛ける。20代でマネージャーへ抜擢

株式会社BookLiveの女性メンバー4名が集まるミーティングの様子

編集部

BookLiveさんで活躍されている、若手の方についてお聞かせください。

田中さん

私は新卒で入社し、20代後半で現在の本部のマーケティング部アドバタイジングチームのマネージャーに昇進しました。

任された業務内容は、電子書籍ストア「ブックライブ」への集客全般です。現在も同じ仕事をしており、テレビCMを通じてブックライブの認知率を上げる取り組みを企画したり、SNSに掲載されるバナー広告などを扱ったりしています。

編集部

今までで、印象に残っているお仕事をお教えください。

田中さん

印象に残っているのは、私がマネージャーに昇進するきっかけになった仕事です。テレビCMの制作プロジェクトでクリエイティブを担当しました。

当時テレビCMプロジェクトでは、想定ターゲットとして「若年層の女性」が含まれていましたが、私以外のプロジェクトメンバーは、全員男性の管理職でした。

編集部

そのような中で、どのようにプロジェクトに関わられたのでしょうか。

田中さん

最初に検討していたクリエイティブの世界観が、「若い女性には刺さりづらそう」という印象だったので、思い切ってそのままの意見を伝えました。

プロジェクトメンバーの中で一人だけ経験の浅い私が発言するには勇気のいる内容でしたが、「このまま企画を進めるよりは、意見を出してテレビCMをよりいいものにしたい」と手を挙げたんです。

まず私が「このように変更したい」と意見を出して、その意見が反映された修正案を社内のメンバーに見てもらいました。約50人の若手社員に声をかけて「どれが1番いいか」「好感度が高いのはどれか」といった内容のアンケートを行いました。

編集部

修正の提案から調査までされたのですか、すごい行動力ですね。

田中さん

私ひとりの意見だと、どうしても主観的になる懸念があったのですが、外部の調査機関に依頼するのは時間がかかるので、社内でターゲット層のメンバーを集めて短期間での調査を実施しました。その結果をもとに「定量的にこのようなデータが出ています」とプレゼンをしたところ、プロジェクトメンバーは「そのような結果が出ているのならば、この方向でやってみようか」と賛成してくれました。

そういった過程を踏んで制作したテレビCMをきっかけに、「ブックライブ」の認知が上昇しました。このときの成果などをきっかけとして評価いただき、マネージャーに昇進しました。

編集部

プロジェクト内の上司の皆様は、田中さんが集めたデータの内容をしっかり受け止めて、柔軟に対応してくださったのですね。

自分の仕事が自社サービスの成長につながる。大きな仕事を任せてもらえるやりがい

株式会社BookLiveのマーケティング部でアドバタイジングチームのマネージャーを務める田中さん
▲新卒で入社して20代後半でマネージャーへ昇進し、5名のメンバーをまとめている田中さん

編集部

仕事を任される中で、田中さんが感じられているやりがいを教えていただけますか。

田中さん

会社が私の意見を採用してくれたり、大きな予算が動く仕事を任せてもらえたりすることに、とてもやりがいを感じますね。「信用してもらえているんだな」と実感します。

マンガサービスの広告という仕事において、自分が面白いと思ったマンガを、多くの人におすすめして、読んでもらって、面白いという感想がもらえる一連の流れにも、大きなやりがいや喜びを感じています。

編集部

田中さんのお仕事が「ブックライブ」の集客につながっているということですね。

田中さん

例えば、先ほどお伝えしたテレビCMは2019年から続けていて、テレビCMを始める前は、友人のほとんどが「ブックライブ」を知らなかったのですが、今では友人の方から「CMを見たよ」と声を掛けてもらえます。

行きつけの美容院でもテレビCMの話が出ると、「世間に浸透してきてるなあ」と実感します。自分の仕事が、確実に世間に届いていて、会社にとってプラスになっていることが数値にも反映されることで、「このプロジェクトをやっていてよかったな」と感じます。

編集部

ご自身が携わった仕事によって、会社のサービスが大きく成長しているのを実感されているのですね。

新卒入社・中途入社の社員が活躍する職場で、新人は幅広い知識を身につけ成長

編集部

BookLiveさんで若手の皆様が成長されている要因は、何だと考えられるでしょうか。

田中さん

当社には新卒入社の社員だけでなく、中途入社の社員も多く在籍しています。中途入社のメンバーたちの、前職で積んできた様々な経験やノウハウが、新人の教育に役立っています。私が新人時代にお世話になったOJTのトレーナーさんも、中途入社で活躍されていました。

新人は、BookLiveが独自に行う新入社員向けの教育以外に、中途入社の先輩が前職で身につけた効率的な作業のやり方などを教えてもらえます。このような、ハイブリッドな環境が、設立から間もない当社にとっては、とてもよかったのではないか思います。

編集部

中途入社の先輩から学んだことを、教えていただけますか。

田中さん

例えば、パワーポイントを使った資料づくりでは、他社で採用されている色の使い方やスライドごとの構成などを教えてもらいました。私が入社しした頃は、会社設立から間もなかったこともあり、BookLiveの中に資料作成のルールがなく、人によってバラバラだったんです。そこで中途入社の先輩が他社の成功事例を教えてくれたので、それを参考に統一感のあるものが作成できました。

編集部

他社でやっている、効率的な業務の進め方などを、柔軟に採り入れていらっしゃるのですね。

自発性を重視するスタイル。性別に関係なく実績で評価

株式会社BookLiveの社内で窓際の席に座った女性がPC作業をしている様子

編集部

BookLiveさんに、女性の働きやすさにつながる制度などはあるのでしょうか。

田中さん

私自身が女性で、5名のチームメンバーをまとめる管理職になっていますし、評価制度で男女の差を感じることはありません。フラットに、業務内容と実績をきちんと評価してもらえます。成果を認められれば誰もが管理職になれるのは、当社のとてもよいところだと思います。

編集部

評価制度について、お教えいただけますか。

玉腰さん

当社では社員が目標設定をして、その目標の達成度を測る評価面談が半期に1回、加えて通年でコンピテンシーの行動特性を見る評価の2軸があります。

半期ごとに目標設定、中間面談、振り返りと1on1の面談を行います。目標設定は、社員それぞれの自発的な「こういうことをしてみたい」という思いを大事にしており、上司と密にコミュニケーションを取りながら行われます。

編集部

上司とのコミュニケーションについて、BookLiveさんならではということはございますか。

玉腰さん

評価のタイミングに関係なく、話しやすい環境です。気になることがあればすぐに相談できます。忙しいだろうなと分かる時期であっても、直接話しかければ、上司は時間を確保して、真摯に対応してくれます。

田中さん

上司からのアドバイスが的確で、あるときの面談では「この目標だとたとえ成果を出してもいい評価を得づらいから、こう変えよう」という指導がありました。そのおかげで、実際に成果を出したときに納得のいく評価が得られたんです。また、「どうすればチームへの貢献度が高くなるか」というポイントを意識して目標を立てると、自身のやる気にもつながりやすいことを実感しました。私もマネージャーとして、後輩たちにアドバイスしようと思っています。

編集部

上司の皆様が、社員の努力が実りやすいように、導いていらっしゃるのですね。

育児休暇や時短制度が気兼ねなく活用できる、女性が働きやすい環境を整備

編集部

評価制度のほかに、女性にとって働きやすいと感じられることはあるでしょうか。

田中さん

BookLiveは評価制度に男女差がない一方で、産休や育児を両立する働き方には理解がある社風です。私のチームにも、産休を取っているメンバーと時短制度を利用しているメンバーがいます。私たちも、働き方を変えなければならない本人が負い目を感じないよう「お互い様」の気持ちが持てる環境を整えています。

編集部

どのようにして、そのような環境を整えているのでしょうか。

田中さん

時短勤務のメンバーは業務時間が短いので、例えば取引先との打ち合わせが業務外の時間に設定されてしまうことがあります。そのような場合には「時短勤務であること」をきっちりと取引先に説明して、勤務時間内で本人がきちんと成果を出せるような時間の調整をしています。

ほかにも、子どもの体調や学校の行事によってお休みするメンバーを、みんなでフォローし合えるように、その人にしかできないタスクや業務を、なるべくつくらないようにしています。

編集部

メンバーそれぞれの業務を、仲間同士で把握するために工夫していらっしゃることはございますか。

田中さん

社内のチャットツールやメールを使用する際、メンバーみんなが見えるところで、進捗を共有し合いながら業務を進めています。ですので、誰かがお休みの日に、その人宛てのメンションが来ていても、メンバーの誰かがキャッチアップできるんですよ。

編集部

なるほど、自分のせいで業務が止まってしまう心配をせずに、お休みできる体制を整えていらっしゃるのですね。

新しいエンターテイメントの創造に挑戦。自発的に行動できる方を歓迎

玉腰さんがPCが置かれたデスクに座り向かい合う誰かと話をしている様子
▲株式会社BookLiveの人材採用について語ってくれた玉腰さん

編集部

BookLiveさんが、採用の際に重視していらっしゃるポイントをお教えください。

田中さん

性別も立場も関係なく、お互いの意見をフラットに言い合えるのが、BookLiveのよいところで、マーケティング部の採用の場面でも性別は全く関係ありません。男女比は、採用の状況で変化しますが、メンバーの個性を見て、それぞれが活躍できるようなチームビルディングをしています。

玉腰さん

選考基準は「自ら考え、行動し、やりきる方」。自分から発信し、自発性を持って行動できる方がいいですね。当社には全社的に、キャリアに関係なく意見を発信できる風土があるので、自分の考えを活かしてノビノビと行動し、成長してほしいと思っています。

考えて言うだけではなく、実際にやり切るところまでが大事です。実現するための粘り強さや、周囲を説得するためにロジカルな説明までやりきる力を重視しています。

色々な挑戦がしやすい会社なので、エンターテイメントに対して「新しいことをどんどんやりたい、挑戦を楽しみたい」と思っている方には、とてもマッチすると思います。

編集部

BookLiveさんで活躍する若手メンバーと上司の皆様の関係性が、とてもよいことが伝わってきました。マンガやエンターテイメントに興味がある方、新しいことにチャレンジしたい方にはピッタリの職場だと感じました。本日はありがとうございました。

■取材協力
株式会社BookLive:https://www.booklive.co.jp/
採用情報:https://recruit.booklive.co.jp/