若手社員が生き生きと活躍する企業を特集するこの企画。今回は株式会社BLOCKSMITH&Co.(ブロックスミスアンドコー)にお話を伺いました。
株式会社BLOCKSMITH&Co.は、モバイルオンラインゲーム事業を展開する「KLab株式会社」のWeb3関連事業を管轄する子会社として、2022年4月に設立された会社です。
「今よりも、より多くのひとにWeb3の面白さを届ける」という目標を掲げる同社は、ゲームがWeb3の入口だと考え、ブロックチェーン技術を活用したゲームを開発・提供しています。2023年にリリースした、憧れのキャラクターNFTを育てて遊ぶ『キャプテン翼 -RIVALS-』は、同年に最もプレイされたブロックチェーンゲームタイトルにも選出されました(※)。
(※)一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)の「JOGAオンラインゲーム市場調査レポート2024」による
さらには、同社のサービスで横断的に使用できる独自の暗号資産の発行や、独自ウォレットの開発など、幅広い業務を展開していくことを展望しています。
今回は、開発部開発チームマネージャーの倪(ニー)さんと、開発部AI Labマネージャーの佐藤さんにインタビューをし、若手が輝ける環境やエンジニアの仕事の魅力などについてお話を聞かせていただきました。
半数以上が20代!20代でマネージャーに抜擢される事例も
編集部
BLOCKSMITH&Co.さんでは20代の社員が全体の5割以上を占めており(2024年8月現在)、多くの若手社員が活躍されているとお聞きしています。
佐藤さんは20代でマネージャーとして活躍されていると伺っていますが、どのようなお仕事されているのか簡単にご紹介いただけますか?
佐藤さん
私は2022年の12月に入社しましたので、現在2年目になります。社会人歴としては5年目です。現在は、トークンエコノミストというお仕事と、AI Lab(エーアイ ラボ)のマネージャーのお仕事を兼務しています。
編集部
トークンエコノミストというのはどのようなお仕事なのでしょうか。
佐藤さん
トークンエコノミストは、暗号資産の価値を維持しながら効果的に運用する方法を考案・実施します。
暗号資産というとBitcoin(ビットコイン)やEthereum(イーサリアム)などが有名ですが、我々は、独自に暗号資産を開発・運用して暗号資産取引所に上場させることを目指しています。この暗号資産を弊社のサービスで横断的に使えるようにして、ユーザーがゲームなどで獲得した暗号資産を取引所で売却することで稼げる仕組みを実現させる予定です。
このときユーザーが獲得した暗号資産が売られるだけでは価値はどんどん下がっていきます。そこでどうすればユーザーは暗号資産を売却せずに再度サービスやゲーム内で消費していただけるかを仮説立てし、定量的なシュミレーションを通じて提案するというのが、トークンエコノミストとしての仕事です。
編集部
もう1つのAI Labのマネージャーというのはどのようなお仕事なのでしょうか?
佐藤さん
弊社では、Web3テクノロジーに生成AIを組み合わせることで、より魅力的なサービスを提供することを目指しています。AI Labは、生成AIやその他AIを使いユーザーが楽しめるサービスやプロダクトの技術開発・開発をする部署です。
例えば直近では、「QAQA(カカ)」というクイズアプリに生成AIの活用を予定しています。
クイズを投稿あるいは解答することで暗号資産を獲得できるクイズアプリですが、クイズを投稿するというのはユーザーにとってハードルが高いですよね。できるだけ多くの方に投稿を楽しんでいただくためにはどうしたらいいかということで、ChatGPTやClaudeなどの生成AIを使って、クイズのネタだけを入れれば自動的にクイズが作れるようなしかけを作っているところです。
編集部
佐藤さんは、20代でマネージャーに抜擢されて組織をけん引されているのですね。
佐藤さん
そうですね。弊社では年齢や社歴に関係なく、実力が認められれば20代でもマネージャーになることも可能です。
私の場合、学生時代に応用数理というアルゴリズム系に特化した学科を専攻していて、その中でブロックチェーンに関わる研究も行っていました。卒業後はデータサイエンス系の会社で経験を積みました。その培った能力を生かすことを期待されて、このポジションを用意していただいたんだと思います。
上層部との距離が近く、若手でも対等に意見を言える環境がやりがいを生む
編集部
20代の佐藤さんの視点から、BLOCKSMITH&Co.さんの職場の魅力や仕事のやりがいはどのようなところにあると感じていますか?
佐藤さん
ベンチャー企業ということもあり、経営層を含めた上の方々との物理的・心理的な距離感がとても近いです。
自分の意見を伝えたうえで、いいのか悪いのか、悪いんだったらどう改善していけばいいかということを、意思決定者とディスカッションできる場があるというのは、やりがいの1つだと思っています。
例えば先ほどお話しした暗号資産の運用について、「配りすぎると価値が下がるからあまり配りたくない」という私の意見に対して、経営陣から「暗号資産をたくさん配った方がユーザーが増える」という意見が出てきたとしても、定量的なエビデンスを示しながら一緒に論議することができるんですよね。そういったところにとても大きなやりがいを感じています。
入社1年目で受賞した社長賞が自信に!丁寧なフィードバックが若手の成長を後押し
編集部
上司の方からフィードバックをもらうような機会は頻繁にあるのでしょうか?
佐藤さん
人事的な制度でいうと、上司との面談が前期、後期、半期でそれぞれ4回ずつ設けられています。期首に上司と一緒に目標を決めて、期中に進捗状況を確認して、期末に取り組んだ成果を上司に申告します。そして、その申告をもとに期末にフィードバックの面談を行います。
また、隣の席に上司や経営陣が座っていることが通常なので、日常的にもフィードバックをよくいただきますし、いい意味で常に見られているという実感はありますね。
編集部
しっかりと仕事ぶりを見てフィードバックしてもらえる環境は、若手の皆さんの成長にも繋がりそうですね。
佐藤さん
そうですね。ありがたいことに2023年には、半期で最も貢献した人に社長から送られる「社長賞」をいただくこともできました。
入社してまだ1年ほどだったので、自分が会社に貢献できているのかわからないという不安もあったのですが、全社員の目の前で評価していただけたということは自信にもなりましたし、成長を実感することができましたね。
入社1週間で開発着手も。エンジニアが即戦力になれる環境を整備
編集部
続いて、エンジニアの皆さんが働く環境について、プロダクト部の開発マネージャーとして開発チームをリードされている倪さんにお話を伺いたいと思います。
現在、開発チームには今何名くらいエンジニアがいらっしゃるのでしょうか?
倪さん
エンジニアは約10名です(2024年8月現在)。上級SE、SE、上級プログラマー、プログラマー、インフラ担当、QAチームなど、それぞれに役割を付与して開発・運用を行っています。
編集部
開発環境や仕事の進め方に関して、特徴や魅力があれば教えてください。
倪さん
すでに開発のフレームワークができていますし、開発環境に慣れたメンバーがサポートできる体制が整っていますので、入社後1週間程度で開発環境に馴染んでいただいて、2週目には開発を始めていただくことができるというのが、魅力としてあげられるかと思います。
使用する言語についても、例えばスマホアプリの開発はReact(リアクト)という一般的な言語を使っていますし、データベースはPaaS(パース)を使っていますので、一般的なスキルを活かしていただけますよ。
先輩社員のサポートがあるから経験が浅くても活躍できる
編集部
経験が浅いエンジニアの方でも即戦力になれるチャンスはあるのでしょうか?
倪さん
開発プロジェクトにもよりますが、例えば今私が担当しているスマホアプリの開発については、フロントエンド、バックエンド、APIの構築、データベースの構造など、1人1人のスキルによって明確に分担を分けていますので、スマホアプリの開発の経験が豊富ではなくても環境に慣れていただければすぐに活躍できると思います。
経験豊富な社員のサポートを受けながら、基本の部分から仕事に入っていただいて、少しずつ深掘りしていくことができるので、あせらず安心して業務を行っていただけますよ。
徐々に経験を積んでいただいて、興味があれば将来的に業務を兼務したり横展開したりすることも可能です。
例えばブロックチェーンの暗号技術、秘密課金の管理、ウォレットのしくみなどの技術を学んでいただいたうえで、ほかのWeb3でのNFT発行や暗号資産の運営など、業務の幅を広げていただくこともできます。興味と実力があれば、どんどんやりたいことにチャレンジできる環境がありますよ。
「わからないことはすぐ聞く」文化が若手エンジニアの早い成長につながる
編集部
経験豊富なエンジニアが若手に教えるという機会も多いのでしょうか。
倪さん
そうですね。私も聞かれることが多いです。わからないことに遭遇したときには自分が調べて試すよりも、その分野で経験が豊富な人に聞いた方が早いですから、すぐに聞くように私からチームのメンバーにも伝えています。
エンジニアチームでは年齢よりも、その分野での開発経験によって初心者かベテランかという自覚をしていますので、年齢に関係なく聞いたり聞かれたりということが活発に行われていますよ。
編集部
先ほど、経営陣との距離感が近いというお話がありましたが、会社全体の風通しが良くて、コミュニケーションがとりやすい環境があるということですね。
御社では出社とリモートワークのハイブリッド制を採用されていると伺っていますが、リモートで働くメンバーも多い中で円滑なコミュニケーションを取るために工夫されていることはありますか?
倪さん
月に1回程度のペースで全社員が集まってちょっとしたアクティビティをしたり、食事をしながらカジュアルにお話したりというような機会を設けています。
会社としてもコミュニケーション促進に力を入れています。今後、例えば組織の親睦会を開催するための費用や、新入社員を歓迎するためのランチ代などの補助が出るような制度がスタートする予定です。
「Web3×AI」を軸にしてさらなるサービス拡大を展望
編集部
業界の将来性についてどのように考えていらっしゃいますか?
倪さん
現在、「Web3」と「AI」というキーワードがデジタル技術の2大トレンドとなっていますが、弊社はその両方を組み合わせながらより魅力的なコンテンツを生み出しています。「Web3×AI」には、さまざまな可能性があると思いますし、将来性のある市場だと弊社は信じています。
編集部
BLOCKSMITH&Co.さんのサービスも今後さらなる広がりを見せていくのでしょうか。
倪さん
そうですね。現在、ゲームサービス以外にも、蓄積されたノウハウを活用して、独自ウォレットの開発やWeb3プラットフォームの構築なども進めています。エンジニアの仕事は次々と生まれていますし、飽きずに挑戦できる環境があると思っています。
会社やWeb3業界の発展に一緒に挑んでくれる仲間を募集
編集部
最後に、BLOCKSMITH&Co.さんに興味を持たれた方に向けて採用に関するメッセージをお願いします。
佐藤さん
私たちの業界は、まだまだニッチな業界です。Web3にしてもAIにしても、世に大爆発した製品があるわけではなくこれからが楽しみな分野ですので、この2つの分野に興味や好奇心ある方にとってはとてもやりがいがあるお仕事なのではないかと思います。
会社もまだ設立したばかりで従業員数も少ないですが、将来的には上場も目指して、従業員全員一体感を持って挑戦を続けています。一緒に会社を大きくしていって、サービスを普及させていくという挑戦心を持った方とぜひ一緒にお仕事したいですね。
倪さん
弊社では、Web3×AIを軸として最新の技術を取り込みながら業務を拡大しています。最新の技術を学びながら、自分のやりたいことに挑戦できる環境がありますので、興味を持たれた方はぜひチャレンジしてみてください。入っていただければ全力サポートはさせていただきますし、やる気のある方であれば年齢関係なくどんどん成長できますよ。
弊社では、出社とリモートワークを柔軟に組み合わせながら働くことができます。ワークライフバランスを大切にしながら働きたいという方の挑戦もお待ちしております!
編集部
ありがとうございます。インタビューを通じて、御社には若手社員が生き生きと活躍できる環境があるということがよくわかりました。若いうちから裁量を持って働きながら、業界や会社の貢献に寄与したいと考えていらっしゃる方にはとても魅力的な会社だと思いますので、興味を持たれた方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
本日は、たくさんの貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!
株式会社BLOCKSMITH&Co.(ブロックスミスアンドコー)の基本情報
住所 | 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー |
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事業内容 | ブロックチェーン技術または暗号資産、NFTを活用したプロダクトの開発および配信 |
設立 | 2022年4月1日 |
公式ページ | https://www.blocksmithand.co.jp/ |
採用ページ | https://recruit.jobcan.jp/blocksmith |