初めての転職活動をするとなると、何から始めれば良いのか?、どんな準備が必要なのか?、就活との違いは何か?など、さまざまな不安や疑問が出てくると思います。
この記事では、その疑問にお答えしながら、初めての転職活動で知っておくべきことや、するべきことなどを解説します。
初めての転職活動で最初にやるべきこと3つ
初めての転職活動で最初にやるべきことは、ズバリ3つあります。
それぞれのポイントを抑えながらやるべきことをチェックしましょう。
▼初めての転職活動で最初にやるべきこと
ポイント | |
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1 転職活動の流れを知る |
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2 自己分析をする |
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3 転職目的を言語化する |
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新卒の就職活動と・転職活動の違い
新卒の就職活動と中途の転職活動には、流れや内容に違いがあります。それぞれの特徴について確認しましょう。
新卒の就職活動 | 中途の転職活動 | |
---|---|---|
スタート時期 | 3月に会社説明会スタート | 各企業・各職種で時期が異なる |
活動期間 | 半年〜1年程度 | 2週間〜3ヶ月程度 |
エントリー方法 | 説明会参加後、エントリーする | 転職エージェントや転職サイトなど |
適性検査 | あり | なしの場合が多い |
面接回数 | 多め ※集団面接や個人面接などがある |
少なめ ※集団面接はない場合が多い |
内定後にすること | 特になし | 現職の引き継ぎ/転職先への入社時期の相談 |
転職活動は期間が短く面接も少ないため、新卒の就職活動と比べて早く内定にたどり着くという印象を持つ人もいるかもしれません。
しかし、現職の引き継ぎをしたり、転職先への入社時期の相談をしたりするなど、新卒の就職活動にはなかったことにも対応する必要があります。
初めての転職活動の期間は3ヶ月が目安
初めての転職活動では、どのくらいの期間を目安と考えれば良いのでしょうか?
「転職活動を始めてから次の会社に入社するまでの期間」について男女237名に取ったアンケート調査では、上のグラフのような結果となりました。
合計で約75%の人が「3ヶ月程度」よりも短い期間で転職活動を終わらせていることが分かりました。アンケートには転職活動が初めてではない人も含まれていることから考えると、転職活動が初めてで慣れていない人は、転職活動を少し長めに3ヶ月くらいと期間を見積もっておくと良いと言えるでしょう。
一般的にこのような流れで進む場合が多いです。
▼3ヶ月の転職活動の流れ
時期 | 活動内容 |
---|---|
〜1週目 | 転職活動準備 |
2〜4週目 | 求人探し/応募 |
3〜9週目 | 書類選考/面接/内定 |
8〜10週目 | 退職交渉/入社準備 |
また、転職活動を開始して1ヶ月目頃に面接が集中するケースが多く見られます。転職活動に集中するためにも、現職が忙しい時期と被らないように時期を調整することがおすすめです。
初めての転職活動を始めるタイミング・時期
転職活動が初めての場合、求人数が増える時期に転職活動を行うことをおすすめします。
転職活動を始めるおすすめの時期
4〜5月もしくは9〜10月が転職活動を始めるのにおすすめの時期です。
この時期は企業での新規事業が始まったり、組織編成をしたりするため、新しい人材を探す企業が多くなり、その分求人が増えます。求人が増えれば、希望の条件に合う求人を見つけやすく、納得のいく活動をしやすくなると言えます。
転職活動の準備を始める時期
理想的な企業に転職できるように、余裕を持って準備をすることも必要です。転職活動の準備は、活動を始める1〜2ヶ月前からすることがおすすめです。
4〜5月に活動する場合は2〜3月から、9〜10月に活動する場合は7〜8月から、転職活動の準備をしましょう。
準備期間中にすること
以下のことを準備期間中にすることがおすすめです。
- 自己分析をする
- 転職希望理由を言語化する
- 希望する業界や職種、希望条件などを明確化する
- 転職方法を比較して、いくつか選択する
なお、4〜5月もしくは9〜10月は求人が増えるため転職活動しやすい傾向にありますが、転職活動自体はいつからでもできます。
現職が忙しい時期でないか、いつ転職することが自分自身にとって都合が良いかなどを見極めながら準備を始めましょう。
▼こちらも参考に
転職活動で必要なもの・準備するもの
転職活動で必要なものは3つあります。
- 履歴書
- 職務経歴書
- スーツ(カバン・靴などを含む一式)
履歴書・職務経歴書
新卒の就職活動では履歴書のみが必要でしたが、転職活動では職務経歴書も必要となります。
こうした書類は紙媒体・Web媒体のどちらも使う可能性があるため、あらかじめ準備しておくことがおすすめです。
スーツ一式
転職活動においてカバンや靴などを含め、スーツ一式を揃えておくことも必要です。
Web面接であっても対面面接であっても、スーツ着用が求められる場合があるので、対応できるようスーツ一式を持っておくと安心でしょう。
転職方法ごとのメリット・デメリットを理解する
転職活動の方法には、自分で直接応募する方法から転職エージェントのサービスを利用する方法まで、さまざまあります。それぞれの特徴、メリット・デメリットを比較して、自分に合ったものを選びましょう。
▼転職活動の方法とメリット・デメリット
メリット・デメリット | |
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転職エージェント |
メリット
デメリット
詳細はこちら |
スカウトサービス |
メリット
デメリット
詳細はこちら |
リファラル (知人を通じた紹介) |
メリット
デメリット
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ハローワーク (国が設置する行政機関) |
メリット
デメリット
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求人サイト・アプリ |
メリット
デメリット
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直接応募 (企業採用ページなどから) |
メリット
デメリット
|
このように、各転職方法のメリット・デメリットはさまざまありますが、転職活動の方法は一つに絞る必要はありません。
例えば、「サポートが充実している転職エージェントと、知人に紹介してもらうリファラル」や、「情報を公開しておくだけで良いスカウトサービスと、自分のペースで活動ができる求人サイト・アプリ」などを組み合わせてサービスを利用することもできます。
さまざまな求人や転職活動の方法を比較するためにも、対応できる範囲でいくつか選んで活動することがおすすめです。
初めての転職活動で失敗しやすいこと&対策
初めての転職活動で、流れを理解していなかったり、新卒の就職活動と同じように活動をしたりすることで、失敗してしまうこともあります。
転職活動で失敗しやすいこととその対策を解説します。
新卒と中途の違い、転職の流れを理解していなかった
失敗 | 新卒と中途の違い、転職の流れを理解していなかった |
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対策 | 新卒・中途の就職活動の違いを知る |
新卒と中途の流れや期間、立場などは全く異なります。それぞれどういった特徴があるのかを確認することで、違いを知らなかったがために起こりうる失敗を避けることができます。
上記で説明した「2.転職活動の流れ|新卒・中途の違い」に加えてどのような違いがあるのか、比較し解説します。
▼新卒・中途の就職活動の違い
新卒の場合 | 中途の場合 | |
---|---|---|
立場 | 学生 | 会社員など |
活動期間 | 半年〜1年程度 | 2週間〜3ヶ月程度 |
活動日 | 平日中心 | 平日・休日 ※有給休暇なども活用 |
採用で評価する点 | ポテンシャル重視 | 即戦力重視 |
内定後にすること | 特になし | 現職の引き継ぎ/ 転職先への入社時期の相談が必要 |
学生の就職活動とは違い、企業に所属しながらする転職活動は、現職に影響が出ないよう活動開始時期や日程等を調節する必要があります。
仕事をしながら、転職活動も同時並行でするため、短期間で計画的に行うべきと言えるでしょう。
また、新卒の就職活動ではポテンシャルを重視されますが、中途では即戦力となるかが採用のポイントとなります。
自己分析をする際は、業務内容などを振り返りながら、どのようなスキルを生かすことができるかを整理することがおすすめです。
目的が明確じゃない状態で転職活動をしてしまった
失敗 | 目的が明確じゃない状態で転職活動をしてしまった |
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対策 | 自己分析をして、なぜ転職したいのか目的を明確にする |
自己分析をしないと目的が自分でも整理できず、以下のような状態になることがあります。
- ゴールのないマラソンのように、転職活動がダラダラと続いてしまう
- 活動の最終地点が明確でなく企業選びができない
- 面接でもその企業を選んだ目的を上手く説明できない
そういった状況を避けるためにも、自己分析をして、なぜ転職したいのか目的を明確にする必要があります。自己分析には以下の3つを言語化すると、目的が整理しやすくなります。
- 自分の長所と短所
- 将来の目標(したいこと、なりたい姿)
- 現職を離れようと思った理由
こうした自己分析をすることで、転職活動の目的がはっきりし、企業が選びやすくなり、結果としてミスマッチも起きづらくなります。
活動の準備の段階で、自己分析をし、目的を明確にしましょう。
仕事をしながらの転職活動でやってはいけないこと
中途の就職活動は、現在の仕事も疎かにならないよう、さまざまなことに気をつけながら活動する必要があります。
仕事をしながらの転職活動でやってはいけないことを3つ、ポイントとともに解説します。
▼転職活動でやってはいけないこと
ポイント | |
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1 今の会社の業務を疎かにする |
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2 会社の就業時間中に転職活動をする |
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3 転職先の会社の入社時期・退職する日時を伝えない |
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転職をする際は、「もう辞めるからいいや」と業務を適当にするのではなく、最後までやり切って気持ちよく退職できるよう心がけましょう。
意外と世間は狭く、適当にしてしまった自分の行動が、いつか自分に返ってくることもあります。任せられた業務は、退職するまで丁寧に対応をしましょう。