30代ハイクラス転職(エグゼクティブ)におすすめの転職エージェント・スカウト・求人サービス6選

こんにちは、藤島と申します。

プロジェクトマネジメント企業にて、20代のポテンシャル採用からシニアのプロフェッショナル採用までを責任者として務め、25以上の転職エージェント・求人サイト・スカウトサービスを採用担当として活用した経験があります。

この記事では、30代のハイクラス転職でおすすめの転職エージェント・スカウトサービスを6つご紹介します。実際に30代のハイクラス採用を企業の責任者として務めた私が、ハイクラスエージェント活用のコツも解説しますので、お役立てください。

30代でハイクラス転職を目指す皆さん、とりあえず名の知れた大手転職エージェントを利用しようとしていませんか?その選択はNGです。

年収600万円以上のハイクラス転職なら、ハイクラスに特化したサービス活用が必須です。一般クラス向けの転職エージェントでは、自分の専門性を発揮できる求人や、条件の良い好待遇求人を見逃してしまう危険性があります。

【30代におすすめの転職エージェントランキング】

▼30代におすすめのハイクラス転職エージェント
サービス名 転職サービス
の種類
公開求人数

1位

リクルートダイレクトスカウト_ロゴ画像リクルートダイレクトスカウト

スカウト型 536,008件
  • 現在500万円以下の30代もOK
  • ハイクラスでの求人数が最多
  • 登録者の約30%が30代。登録審査がないハイクラス向けスカウトサービス。年収アップを狙うIT・営業・建築/土木関係の30代におすすめ。

2位

JACリクルートメント_ロゴ画像
JACリクルートメント

エージェント型 11,927件
  • 外資系企業を狙う35代後半におすすめ
  • 登録者の40%が30代。
  • 外資系企業への転職サポートが強い。業界・職種に関する専門性の高いエージェントにサポートしてもらいたい30代後半の方におすすめ。

3位

パソナキャリア

スカウト型 32,810
  • 年収700万を狙う30代女性に
  • 実績最多年収帯は30~45歳。
  • 日系の大手上場企業への転職サポートに強い。特にバックオフィス系でハイクラス転職したい30代女性におすすめ。

4位

ビズリーチ_ロゴ画像
ビズリーチ

スカウト型 107,300件
  • 年収600万円以上の30代はスカウト多数
  • 登録者の約4割が31~40歳。
  • 登録審査があり、概ね現在年収600万円以上のハイクラスの方が対象。IT・営業・コンサルタントで実績や専門性の30代におすすめ。

5位

type転職エージェントハイクラス

スカウト型 10,000件
  • 経験豊富な30代のITエンジニアにおすすめ
  • ミドル世代のハイクラス転職に特化。
  • 面談満足度が高く丁寧なサポートを受けられる。特に首都圏で転職したいITエンジニアにおすすめ。

6位

dodax_ロゴ画像
dodaX

検索・スカウト型 42,132件
  • 年収1000万円クラスの30代向け
  • 30代の転職実績多数。複数のヘッドハンターから自分に合う求人を紹介してもらえる。
  • 1000万円超の求人が過半数で管理職やスペシャリスト向け。

30代ハイクラス転職におすすめの転職エージェント6選

▼30代正社員の年収調査

全体 男性 女性
平均値 447万円 494万円 383万円


(出典:doda「20歳~65歳の平均年収は?平均年収ランキング(年齢・年代別の年収情報)【最新版】」

2023年12月に転職エージェントdodaが発表した正社員の年収調査によると、30代の年収平均値は447万円で、30代で年収600万円以上のハイクラス人材は合計17.5%と、一握りであることがわかります。

年収600万円以上でハイクラス転職を目指す方は、ハイクラス向けの転職エージェント利用が必須です。自分の専門性を正しく理解できるエージェントや企業担当者に出会えないと、転職市場に比べて悪い条件で転職してしまう危険性があるからです。

求人数が多い一般向けの転職エージェントではなく、信頼できるハイクラス向けサービスを活用してください。おすすめのハイクラスエージェントは以下6つです。

企業は採用したい人材ごとに転職エージェントを使い分けています。採用単価の高いハイクラス人材は信頼する特定のエージェント経由でしか行わないこともあるため、エージェント選びがとても重要なんです。自分の現年収や専門性に合わせて、最適な転職サービスを選びましょう。

外資系企業を狙う35代後半に必須|JACリクルートメント

JACリクルートメント
POINT
  • ミドル・ハイクラス人材向けの転職エージェント
  • 外資系企業・海外進出企業などへのグローバル転職に強い
  • 管理職・エグゼクティブ・専門職の転職支援に特化
エリア 求人数 利用料
全国

公開求人:約45,000件

(※2023年8月時点)

無料

株式会社ジェイエイシーリクルートメント(JAC Recruitment)は、ミドルクラス・ハイクラスの管理職・エグゼクティブ・専門職に特化した、ロンドン発祥の日系転職エージェントです。

外資系企業・海外進出企業などへのグローバル転職において多くの実績を誇り、5年先、10年先という中長期的な視点に立ったキャリアコンサルティングや、採用企業を熟知しているからこそ可能なレジュメ添削・面接対策等のアドバイス、その他転職活動のはじまりから転職後まで、トータルで細やかなサポートをします。

オリコン顧客満足度のハイクラス・ミドルクラス転職部門で5年連続No.1です。

登録者の40%が30代で、ミドル世代の転職サポートを強みとしています。またオリコン顧客満足度「ハイクラス・ミドルクラス転職部門」で5年連続No.1を受賞しており、ハイクラス転職ならJACリクルートメントといっても過言ではないほど実績・評判のあるサービスです。

JACリクルートメントはこんな30代におすすめ
  • 管理職の経験がある方
  • 特定分野で専門資格や実績がある方
  • 外資系企業に転職したい方
  • 語学力を生かしたい方
  • 業界・職種に関する専門性の高いエージェントにサポートしてもらいたい方

JACリクルートメントは、業界ごとに専門チームを作ってサポートしているため、とにかく知識が豊富。エンジニアや専門職の人は、業界のニッチな話を交えながら自分に合った企業を紹介してもらえるでしょう。

実際に、「コンサルタントが専門的かつ熱心な対応だった」という利用者の声・評判もあがっています。→詳しくは「JACリクルートメントの評判口コミ!地方希望/異業種転職で年収120万アップに成功した体験談」

▼JACリクルートメントの良いところ

  • 求職者と企業の双方を1人のコンサルタントが担当する「両面型」を導入し、企業とのコミュニケーションが円滑
  • エージェントと企業のコネクションが強く、内部事情に詳しい
  • エージェントが各分野に精通しており、業界の専門用語で話ができる
  • JACリクルートメントだけが保有する「独占求人」が多い

「両面型」の転職エージェントの場合、企業の内情をよく理解したコンサルタントがサポートしてくれます。日頃から企業の担当者や現場の社員とやり取りをしているので、社風や活躍している社員の様子、企業が力を入れている事業など、かなり詳しい情報を持っているのが特徴です。

▼JACリクルートメント利用時の注意点

  • 実績不足の場合は「紹介できる求人がない」と言われる
  • 地方求人が少ない
  • 求人の75%が非公開求人で、登録するまでどんな求人があるかわかりづらい

▼JACリクルートメントで転職した人の年齢層

JACリクルートメントで転職した人の年齢層

上記の図からもわかるように30代が一番多く、公式サイトによると、JACリクルートメントで転職した人の74%が35歳以上。経験豊富な35代後半に強いサービスといえます。
(2023年1月現在、神奈川エリアデータ)
参照:神奈川エリアの新規事業や海外ビジネスを担う、次世代幹部の転職市場動向 

▼JACリクルートメントに多い求人

JACリクルートメントに多い求人

スペシャリスト・マネジメント層に強いと謳っているJACリクルートメント。公式サイトを見ると、高度なスキルが必要な専門職や、経営に直結する管理部門・企画部門の求人が多いことがわかります。

イギリス発祥のJACリクルートメント。世界11か国・33か所に拠点を持ち、外資系企業の求人を多く取り扱っており、グローバル展開している日系上場企業にも強いのが特徴です。

▼紹介企業例

  • 日本アイ・ビー・エム株式会社
  • EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
  • プルデンシャル生命保険株式会社
  • 三菱ケミカル株式会社
  • 住友重機械工業株式会社

私が企業の採用責任者としてもっとも信頼していたハイクラス向け転職エージェントが、JACリクルートメントです。担当者の業界理解度が圧倒的に高く、サポートの丁寧さも抜群です。「JACリクルートメントが紹介してくれる人なら間違いないだろう」という信頼感があります。

登録は審査制ではありませんが、一定のスキルなどがない場合は「紹介できる求人がない」と言われてしまいます。また、30代前半の方は少ない印象でした。
35歳以上で特定分野の実績を積んでいる人は、迷わずJACリクルートメントを利用してもらいたいです。

→JACリクルートメントの評判や詳細について知りたい方は「JACリクルートメントの評判口コミ!地方希望/異業種転職で年収120万アップに成功した体験談」

年収700万を狙う30代女性に|パソナキャリア


(出典:パソナキャリア公式サイト

公開求人数 33,521件
1000万円以上の
公開求人数
7,129件
登録者に占める
30代の割合
非公開
(実績最多年収帯は30~45歳)
得意な職種 技術職、IT・Webエンジニア、管理・事務
企業スカウト なし
ヘッドハンター
スカウト
なし
(ただしパソナキャリアからのスカウトあり)
登録審査 なし

(2023年12月現在)

パソナキャリア利用者の年齢層の詳細は公開されていませんが、転職実績者の最多年齢帯は30~45歳で、ミドル世代向きであることがわかります。実際に求人内容を見ても一定のスキルがある経験者向けのものがほとんどであり、30代が利用しやすいサービスといえます。

【パソナキャリアはこんな30代におすすめ】
・日系の上場企業に転職したい方
・現在年収が700万円以上の方
・管理者経験のある方
・女性活躍企業に転職したい方
・地方でハイクラス転職をしたい方

パソナキャリは、全国47すべての都道府県に合計60か所の拠点を構えているため、地方でハイクラス転職したい30代にぴったり。また、女性の転職に精通したキャリアアドバイザーからサポートを受けられるので、ハイクラスを目指す30代女性の方にも使いやすいサービスといえます。

▼パソナキャリアの良いところ

  • オリコン顧客満足度調査「転職エージェント総合」4年連続1位
  • 転職成功者の年収アップ率61.7%
  • 女性転職成約者の年収アップ率72%

パソナキャリアは、2019~2022年の4年間連続で、顧客満足度No.1の評価・評判を受けています。マッチング力の高さと、充実したサポート体制が高評価・評判の秘訣。満足できる30代のハイクラス転職サポートを受けられるでしょう。

▼パソナキャリア利用時の注意点

  • 実績不足の場合などは「紹介できる求人がない」と言われる
  • 担当者のサービスの質にばらつきがある
  • 担当者の専門性の高さにばらつきがある

▼パソナキャリアの求人年収帯

エンジニアや管理部門の求人が多いパソナキャリア。女性に人気の高い人事・総務やマーケティング、企画関連の求人も多数保有しています。

▼パソナキャリアの求人例

企業名 ポジション 想定年収
株式会社野村総合研究所 ネットワークエンジニア 600~1500万円
日鉄ソリューションズ株式会社 アカウント営業 500~1000万円
オムロン株式会社 カスタマーサクセス 550~1250万円

パソナキャリアの公開求人を見てみると、プライム市場に上場している大手日系企業の求人が多く、誰もが知る大手企業に転職するチャンスが広がると言えるでしょう

▼紹介企業例

  • トヨタ自動車株式会社
  • 株式会社みずほ銀行
  • ソニー株式会社
  • 株式会社りそな銀行
  • 豊田通商株式会社

パソナキャリアは、日本の大手上場企業の求人を多数扱うハイクラス向け転職エージェントです。求人の約60%が非公開求人で、大手企業の幹部クラスやスペシャリスト求人を保有しています。

また、パソナキャリアはハイクラスな女性の転職支援に力を入れているのも特徴です。30代の女性では企画・マーケティング職、法人営業、経営・エグゼクティブの求人が人気。特に年収700万円以上で転職したいハイクラス30代女性の方は、ぜひお試しください

→パソナキャリアの評判や詳細について知りたい方は「パソナキャリアの評判・口コミ!登録時の注意点と上手に活用するコツを紹介」

30代ハイクラスITエンジニアに|リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト
POINT
  • 2022年オリコン顧客満足度調査の転職スカウトサービス部門で1位を獲得
  • 年収600万円以上のハイクラス求人に特化
  • 担当ヘッドハンターを選べる
エリア 求人数 利用料
全国・海外

公開求人:約21万件

(※2023年8月時点)

無料

株式会社リクルートが運営する「リクルートダイレクトスカウト」は、ハイクラス・エグゼクティブ限定の会員制転職スカウトサービスです。

20代・30代が中心となっており、約600社、4,300名以上(2022年5月時点)のヘッドハンターが求職者の代わりに仕事を探して提案してくれます。

転職支援実績NO.2、日本最大級のハイクラス求人特化型の無料転職サービスなので、さらに上の年収を目指したい方は登録をしてみるとよいでしょう。

公開求人数 70,416件
1000万円以上の
公開求人数
12,215件
登録者に占める
30代の割合
約30%
得意な職種 IT・営業・建築/土木/プラント専門職
企業スカウト あり
ヘッドハンター
スカウト
あり
専属の担当者 なし
登録審査 なし

(2023年12月現在)

登録者の約30%が30代。現在年収が600万円以下の方も3分の1程度登録しているため、転職で年収アップを狙いたい・ハイクラス転職をしたい方におすすめです。

【リクルートダイレクトスカウトはこんな30代におすすめ】
  • 現職中で転職活動に時間を割けない方
  • エージェントを介さずに直接企業とやり取りをしたい方
  • 自分の転職市場価値を確かめたい方
  • 現在年収600万円以下で年収アップを狙いたい方
  • IT・営業・建築/土木関係の職種の方

リクルートダイレクトスカウトは、事前審査が不要です。そのため、現在年収が600万以下などでビズリーチに登録できなかった方も問題なく登録できます。現職で給与に不満がある方は、専門性を正しく評価してくれるヘッドハンターに出会って、条件アップにつながるチャンスです。

▼リクルートダイレクトスカウトの良いところ

  • 登録審査がなく誰でも利用可能
  • すべての機能を無料で利用できる
  • 質問に答えるだけで簡単に職務経歴書を作成してくれる
  • AIがマッチング率の高い求人をおすすめしてくれる

ビズリーチは有料会員限定のサービスがあり、一部のスカウトメールの閲覧や返信が無料でできません。一方でリクルートダイレクトスカウトはすべての機能を無料で使えるので、手軽に転職活動を始めたい方にぴったりです。

▼リクルートダイレクトスカウト利用時の注意点

  • キャリアカウンセラーなどの担当者がつかない(自分で企業とやり取りする必要がある)
  • ヘッドハンターの質にムラがある
  • 実績が少ない場合はスカウトがほとんどとどかない

▼リクルートダイレクトスカウト登録者の年齢層

リクルートダイレクトスカウト登録者の年齢層

リクルートダイレクトスカウトの登録者は30代が中心です。40代以上の利用者も多く、年齢を理由にスカウトをもらえないことはないでしょう。
参照:リクルートダイレクトスカウト公式

▼リクルートダイレクトスカウトの求人年収帯

リクルートダイレクトスカウトの求人年収帯

リクルートダイレクトスカウトの求人を調べると、600万円未満の求人も約3割存在します。500万円台の転職を目指す方にもオススメです。

参照:リクルートダイレクトスカウト公式

▼リクルートダイレクトスカウトの求人例

企業名 ポジション 想定年収
合同会社DMM.com 事業開発 1000~1500万円
株式会社すかいらーくホールディングス DX推進・社内SE 500~900万円
株式会社ベイカレント・コンサルティング 経営コンサルタント 700~2000万円

大手人材会社であるリクルートのコネクションを生かし、外資・日系ともに幅広い企業の、多様な求人を取り扱っています。自分の経験や希望に合った求人がきっとみつかるでしょう。

▼紹介企業例

  • 株式会社ファミリーマート
  • 株式会社ココナラ
  • 日本電気株式会社
  • 株式会社良品計画
  • 株式会社リコー
リクルートダイレクトスカウトは、同じハイクラス向けスカウト系サービスであるビズリーチと比べて以下の違いがあります。
ビズリーチ リクルート
ダイレクトスカウト
審査 あり なし
料金 一部有料 完全無料
求人の
年収帯
800万円以上が中心 600万円以下も多い

リクルートダイレクトスカウトの方が対象となる年収幅が広い特徴があります。ビズリーチで登録審査落ちした人でも、リクルートダイレクトスカウトなら問題なく利用できるでしょう。

ただしどちらも専属のキャリアコンサルタントがつかないので、JACリクルートメントやパソナキャリアのような、サポートの手厚い転職エージェントと併用することをおすすめします。

→リクルートダイレクトスカウトの評判や詳細について知りたい方は「リクルートダイレクトスカウトの仕組みと評判|エージェントやビズリーチとの違いを解説」

年収600万円以上の30代はスカウト多数|ビズリーチ

ビズリーチ
POINT
  • 国内最大級のハイクラス転職サイト
  • 優良企業や一流ヘッドハンターから直接スカウトが届く
  • 年収1,000万円以上の求人が3分の1以上 
エリア 求人数 利用料
全国

公開求人:約87,000件

非公開求人:11万件以上
(※2023年1月時点)

無料

株式会社ビズリーチが運営する「ビズリーチ」は、管理職や専門職、次世代リーダー、グローバル人材などの即戦力・ハイクラス人材に特化した、国内最大級のハイクラス転職エージェントサービスです。

担当のキャリアアドバイザーはつきませんが、企業から直接スカウトが届いたり、ヘッドハンターから支援の申し出を受けられたりするのが特徴です。

厳選された企業導入企業数 23,500社と非常にたくさんの企業から直接スカウトがくるので、まずは登録して自分の市場価値を把握してみるのがよいでしょう。

公開求人数 107,152件
1000万円以上の
求人数(非公開含む)
155,504件
登録者に占める
31~40歳の割合
39.4%
得意な職種 IT技術職、コンサルタント、営業
企業スカウト あり
ヘッドハンター
スカウト
あり
専属の担当者 なし
登録審査 あり

(2023年12月現在)

登録者の約4割が31~40歳でもっとも多く、30代が使いやすいサービスといえます。職務経歴などを入力するだけで企業やヘッドハンターからスカウトが届くため、求人検索の手間がかかりません。また、自分の経歴でどれくらいのスカウトが届くかを確認できます。

【ビズリーチはこんな30代におすすめ】
  • 現職中で転職活動に時間を割けない方
  • エージェントを介さずに直接企業とやり取りをしたい方
  • 自分の転職市場価値を確かめたい方
  • 現在年収600万円以上の方
  • IT・営業・コンサルタントで実績や専門性のある方
  • 地方でハイクラス転職をしたい方

ビズリーチは公開求人だけでも10万件以上保有しており、地方の求人も数多くあります。ほとんどがハイクラス求人であるため、結婚・出産や親の介護などで地元に戻る30代の方が、年収を落とさず転職できるチャンスが広がるでしょう。

▼ビズリーチの良いところ

  • 企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く
  • 90%以上の求人が年収600万円以上
  • 自分で求人を探して応募することもできる
  • 企業と直接メッセージのやり取りができる

私もビズリーチでスカウトメールを送っていましたが、基本的には年収600万円以上のオファーのみです。サイト内で直接連絡が取り合えるので、小さな質問もお答えできて良かったです。企業風土との相性を重視する方には、とても使いやすいサービスだと思いますね。

▼ビズリーチ利用時の注意点

  • 独自の審査基準に合格しないと登録できない
  • キャリアカウンセラーなどの担当者がつかない(自分で企業とやり取りする必要がある)
  • 一部のサービスが有料(一部求人の閲覧・返信など)

ビズリーチの審査基準は公開されていませんが、現在年収や経歴、経験者数などで判断されているようです。もし審査に通らなかった場合は、同じハイクラス向けスカウトサービスであるリクルートダイレクトスカウトを活用しましょう。審査なしで誰でも利用可能です。

▼ビズリーチ登録者の年齢層

ビズリーチ登録者の年齢層

(2018年8月現在)

▼ビズリーチに多い求人

ビズリーチに多い求人

(2023年12月現在)

ビズリーチの求人でもっとも多いのが、IT技術職。そのほか、コンサルタントや経営関係など、十分な実務経験が求められる職種が多いようです。

私はプロジェクトマネジメント企業の採用責任者として、年収600万円以上のハイクラス人材の採用時にビズリーチを活用していました。
30代の場合、一級建築士などの難関資格の保有者やプロジェクト実績が豊富な人など、即戦力で活躍できる人におすすめのサービスです。

企業から「まずはお互いを知るためにカジュアル面談をしませんか」「説明会に参加しませんか」といった気軽なスカウトも多いため、多様な企業を知るための手段として活用してもよいでしょう。

→ビズリーチの評判や詳細について知りたい方は「ビズリーチの評判は最悪なのか?「ばれる・悪質」というのは本当か口コミを調査!」

30代ハイクラスITエンジニアに|type転職エージェントハイクラス

(出典:type転職エージェントハイクラス公式サイト

公開求人数 10,489件
1000万円以上の
公開求人数
非公開
登録者に占める
30代の割合
27%*
得意な職種 システムエンジニア
管理・マーケティング・経営
営業
企業スカウト なし
ヘッドハンター
スカウト
なし
専属の担当者 あり
登録審査 なし

(2023年12月現在,※type転職エージェント全体における割合)

「type転職エージェントハイクラス」はその中でも30代40代のミドル世代に特化したハイクラスサービスで、管理職や役員、専門職の求人を多く取り扱っています

【type転職エージェントハイクラスはこんな30代におすすめ】
・首都圏でハイクラス転職をしたい方
・管理職経験のある方
・丁寧なキャリアアドバイスを受けたい方
・ITエンジニアの方

type転職エージェントハイクラスを運営する株式会社キャリアデザインセンターは、赤坂の拠点を構える転職エージェント。東京・神奈川・千葉・埼玉など、首都圏の求人がメインです。

▼type転職エージェントハイクラスの良いところ

  • ハイクラス層に特化したコンサルタントが担当
  • 求職者と企業の双方を1人のコンサルタントが担当する「両面型」を導入し、企業とのコミュニケーションが円滑
  • 面談満足度が83%と高い評価・評判を得ている

丁寧なサポートで評判の高いtype転職エージェント。豊富な求人紹介数や、求人に関する説明の充実度、キャリアアドバイスの的確さが高い評価・評判を得ています。

▼type転職エージェントハイクラス利用時の注意点

  • 企業からのスカウト機能がない
  • 他の大手サービスと比べて求人数が少ない

地方求人が少ないtype転職エージェントハイクラスは、結果として求人の総数も少なめ。地方でハイクラス転職を希望する方は、全都道府県に拠点のあるパソナキャリアを活用しましょう。

▼type転職エージェント面談者の年齢層

type転職エージェント面談者の年齢層

type転職エージェント全体でみると、面談者の約30%は30代。30代で1000万円クラスの転職体験談も公開されているため、ミドル世代も活用しやすいサービスといえるでしょう。

▼type転職エージェントに多い求人

type転職エージェントに多い求人type転職エージェント全体を見ると、IT系求人が圧倒的に多いのが特徴です。ハイクラス求人では、プロジェクトマネージャーやDX推進担当、データサイエンティストなどの高度な技術職の求人があります。

参照:転職求人一覧 (2023年12月現在、非公開求人を含む)

▼type転職エージェントハイクラスの求人例

企業名 ポジション 想定年収
株式会社カオナビ セキュリティ推進担当 700~1200万円
株式会社ジール クラウドエンジニア責任者 900~1300万円
株式会社グロービス プロダクトマネージャー 非公開

古参の企業だけではなく、勢いのあるベンチャー企業のIT求人などが多数あります。責任者などのマネジメント求人が多いのも特徴です。

▼紹介企業例

  • PwCコンサルティング合同会社
  • デロイトトーマツコンサルティング合同会社
  • 株式会社ベネッセコーポレーション
  • ユニ・チャーム株式会社
type転職エージェントハイクラスは、老舗人材紹介会社であるキャリアデザインセンターが運営するミドル世代・ハイクラス向けのエージェントサービスです。支援実績では30・40代のIT戦略コンサルタント、Webプロデューサーなど、IT関連の転職者情報が多く掲載されています。

これまで培ったITスキルを生かして年収アップを目指したい方は、type転職エージェントハイクラスの無料相談をまずはお試しください。

年収1000万円クラスの30代向け|dodaX

dodax
POINT
  • パーソルキャリアが運営するハイクラス向けの転職サービス
  • 主に年収600万円以上の案件を扱う
  • 2つの求人紹介サービス(へッドハンティングサービス×求人紹介サービス)を提供
エリア 求人数 利用料
全国

公開求人:約45,000件
(※2024年1月時点)

無料

パーソルキャリアが運営する「dodaX」は、ハイクラス向けの転職支援サービスです。

スカウトを待つだけのヘッドハンティングサービス、求人に自ら応募ができる求人紹介サービスのどちらも利用でき、20代~50代以上まで幅広い年齢層に向けた主に年収600万円以上の案件を扱っています。

ハイクラス転職のプロフェッショナルである、doda専属のカウンセラーが求職者の市場価値向上をサポートしてくれるハイクラス転職カウンセリングや有料でdoda X キャリアコーチングを受けることもできます。

公開求人数 42,599件
1000万円以上の
求人数(非公開含む)
23,902件
登録者に占める
30代の割合
非公開
得意な職種 技術系(SE・インフラエンジニアなど
企画・管理
営業職
企業
スカウト
なし
ヘッドハンター
スカウト
あり
専属の担当者 一部あり
登録審査 なし

(2023年12月現在)

登録者の年齢割合は公開されていませんが、公開求人の過半数が年収1000万円以上であり、一定の実績をもつ30代のキャリアアップに活用しやすいサービスといえます。

【dodaXはこんな30代におすすめ】
  • 年収1000万円クラスで転職したい方
  • 複数のヘッドハンターから自分に合う求人を紹介してもらいたい方
  • 現職中で転職活動に時間を割けない方
  • ITエンジニアやバックオフィス系の専門職の方
  • キャリアコーチングを受けたい方

dodaXでは、有料のキャリアコーチングを提供しています。これまでの経歴をしっかり棚卸ししたい方、これからどんなキャリアを描いていくか悩んでいる方などは、プロのサポーターとの対話の中で考えを整理することができるでしょう。

▼dodaXの良いところ

  • 職務経歴を入力するだけで経験豊富なヘッドハンターからスカウトを受けらえる
  • 年収600万円以下の求人がほぼない
  • 自分で気になる求人に直接応募もできる
  • 有料でキャリアコーチングを受けられる

ハイクラス転職に特化したdodaXでは、取り扱う求人のほとんどが年収600万円以上。本気で年収アップを狙いたい方におすすめです。

▼dodaX利用時の注意点

  • 現時点で企業からの直接スカウトはない
  • 実績などによってはスカウトがこない可能性もある

ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトと違い、dodaXは2023年現在、企業からの直接スカウトの機能がありません。ただし、2024年3月から企業スカウトサービスが開始する予定なので、さらに活用しやすくなるでしょう。

▼dodaXの求人年収帯

dodaXでは、800万円以上の求人が9割超で600万円未満の求人はほぼありません。一方で1000万円を超える求人は2万3千件以上。2000万円クラスの転職も狙えます

▼dodaXの求人例

企業名 ポジション 想定年収
PwCコンサルティング合同会社 戦略コンサルタント 630~1600万円
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 IT改革コンサルタント 516~2000万円
髙松設計株式会社 意匠設計 500~1000万円

dodaXの公開求人を見ると、年収1000万円クラスの求人ばかり。高い専門性をもつ30代なら、ぜひ登録して自分に届くスカウトを確認してみましょう。

▼紹介企業例

  • オリンパス株式会社
  • ソフトバンク株式会社
  • 本田技研工業株式会社
  • SCSK株式会社
  • サントリーホールディングス株式会社
dodaXは、経験豊富なヘッドハンターからスカウトが届く転職サービスです。有料のキャリアコーチングや転職エージェントのdoda(無料)などのサービスを組み合わせることで、自分に必要な転職サポートをまとめて得ることができます

→dodaXの評判や詳細について知りたい方は「doda X(ハイクラス)の悪い評判は本当か?35歳年収700万円のリアルな口コミ」

30代ハイクラス転職を成功させるコツ5選

ここからは、30代のハイクラス転職を成功させるためのコツをご紹介します。転職エージェント経由で転職する際は、以下5つのポイントをおさえてください。

これらは、私の採用責任者としての体験から実感したポイントです。「この30代はすごいな」と思った求職者の実例も踏まえてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください

「両面型」の転職エージェントを選ぶ

30代でハイクラス転職をしたいなら、「両面型」の転職エージェントを必ず選んでください

転職エージェントには、「両面型」と「分業型」の2種類があります。

両面型 ・1名のコンサルタントが企業担当と求職者の両方とやり取りをする
(例)JACリクルートメント、type転職エージェントハイクラス
分業型 ・企業担当と求職者担当が別々
(例)リクルートエージェント、doda

あまり知られていませんが、転職エージェント経由で転職する場合、求職者と企業は直接連絡してはいけないというルールがあります。そのため、転職エージェントがいかに円滑に情報をやりとりしてくれるかがとても重要です。

両面型の転職エージェントなら、仲介者が1名であるためスムーズにやり取りができます。また、企業や求職者と直接やり取りをしているため、正確に状況を把握しています。だからこそ、企業はハイクラス採用に両面型の転職エージェントを活用する傾向があるのです。

実際私も、ハイクラス採用は両面型、そうでない一般職の大量採用は分業型と使い分けていました。「ハイクラスなら両面型」と覚えておきましょう。

エージェントとスカウトサービスを併用する

ハイクラス向けのサービスには、「転職エージェント」と「スカウトサービス」の2種類があります。ハイクラス転職なら、両方のサービスを併用することをおすすめします。

転職エージェント スカウトサービス
概要 エージェントが転職活動サポート スカウトが直接届く
求人探し エージェントが提案 企業やヘッドハンターから提案
選考対応 エージェントが指導 自分で対応
条件交渉 エージェントが代行 自分で交渉
サービス例 JACリクルートメント
パソナキャリア
type転職エージェントハイクラス
ビズリーチ
リクルートダイレクトスカウト
dodaX

転職エージェントを利用すれば自分のスキルに合った適切な転職サポートを得られますが、出会える求人の幅は限定的です。

スカウトサービスは企業やヘッドハンターから好条件なスカウトをもらえる一方で、選考対策や条件交渉などをすべて自分で行う必要があり、サポートしてくれるパートナーがいません。

両方を利用することでそれぞれの弱みをカバーし、転職の選択肢と専門的なサポートの両方を得られます。

複数のサービスを利用するのが面倒に感じる方は、dodaXを利用しましょう。
スカウトサービスの登録時にあわせて転職エージェントも登録でき、まとめて利用可能です。

伸びしろをアピールする

30代のハイクラス採用は、これまでの経歴や専門性と合わせて、今後の成長の伸びしろを示すとアピールになります。現在勉強していること、これから伸ばしたい領域などを語れるように準備しましょう。

具体的には、以下のような内容です。

  • グローバルに活躍できるよう英会話スクールに通っている
  • PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)の資格取得に向けて勉強している
  • オンラインでデータ分析について学んでいる
30代でハイクラス転職できる人材は、これまでの実績をアピールするだけでなく、今後も成長できる人材だと思わせることがとても上手です。
自分のキャリアイメージが明確で、実現に向けて努力している過程を詳細に語れる人が多い印象でした。

転職エージェントに企業が求める人材像を確認しつつ、成長の伸びしろをアピールできるよう準備してください。

上司・同僚と顔合わせする

30代のハイクラス人材は、第一線でのプレイヤーとして活躍したり、プレイングマネージャーとして活躍したりすることが期待されます。組織の長として採用されるよりは、上司がいて、部下や同僚がいる環境で仕事をすることが多いでしょう。

そのため、職場見学などで上司・同僚となるメンバーと顔合わせをしておくことをおすすめします。

職場の人間関係でパフォーマンスが変動することはよくあります。そのため、30代でハイクラス転職をする方は、自分から積極的に職場見学を希望されることがよくありました

転職エージェントを活用する場合は、エージェント経由で面談依頼をするとよいでしょう。転職後に「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、入念に職場環境をチェックしてください。

内定タイミングを調整する

かつては「35歳転職限界説」と呼ばれる転職の壁がありましたが、今や30代は転職の最盛期です。優秀なハイクラス人材ほど、複数の企業から内定が出る可能性があります。そのため、同時期に内定が出て比較検討ができるよう、選考スケジュールを調整してください。

具体的には、以下の対策が有効です。

  • 転職エージェントに各企業の選考スケジュールを確認したうえで、各社の応募時期をずらす
  • 各社の最終面接が同時期になるよう、エージェントに日程調整を依頼する
  • 早めに内定が出た企業に内定承諾期限を延ばしてもらうよう、エージェント経由で交渉する
実際に30代のハイクラス人材を採用する際は、「複数社で選考が進んでいるので内定承諾時期を待ってほしいと」交渉されることが多々ありました。このような交渉は企業側も慣れているため、遠慮する必要はありません。

早く内定をもらった企業に焦って転職を決めてしまわないよう、じっくり比較できる状況を作ってください。

30代ハイクラス転職はエージェント選びが肝

30代は、これまでの実績を生かしてハイクラス転職をするのに絶好の時期です。しかし、せっかくスキルや専門性をもっていても、その強みを理解できないエージェントを活用していては、良い転職先に巡り合えません。

必ずハイクラスを強みとしているエージェント、業界や職種の転職支援実績が豊富な転職エージェントを選びましょう。スカウトサービスと併用することで、理想のハイクラス転職を実現できる可能性が高まります。