女性の転職でオススメの転職エージェント5選と転職時のポイント

女性の転職活動をスムーズに進めるためには、女性支援に強い転職エージェントの活用が有効です。

「結婚や出産を経たあとも、仕事と家庭を両立できる環境で長く働きたい。」
「男女に関係なく、自分の実力でどんどんキャリアアップできる仕事に就きたい。」

このように、女性がキャリアに望むものはさまざま。女性ならではの悩みを解決し、自分が望むキャリアを手に入れるためには、プロの支援を受けることが一番の近道です。

今回は、女性の転職活動を支援してくれるオススメの転職エージェントや、女性の転職で押さえておきたいポイントをご紹介します。

女性の求職者からよく聞かれる疑問にもお答えしますので、転職活動の参考にしてください。

女性の転職をサポートしてくれるオススメ転職エージェント5選

転職エージェントとは、転職をしたい求職者と、人材を採用したい企業をマッチングしてくれる、プロの転職支援サービスです。

IT業界の転職に強い、20代の転職サポート経験が豊富など、転職エージェントごとに特徴が異なります。

数ある転職エージェントの中でも、今回は女性の転職サポートに強みのあるおすすめの転職サービスを5つご紹介します。

転職エージェント名 利用すべき方の特徴
type 女の転職エージェント 20代で初めて転職をする正社員の方
パソナキャリア 30~40代でハイクラス転職をしたい方
マイナビAGENT 20代で幅広い選択肢から自分に合った求人を探したい方
リクルートエージェント 20代~30代で幅広い選択肢から自分に合った求人を探したい方
ビズリーチ 20代後半~40代でハイクラス転職をしたい方

各サービスの強みや、利用をおすすめする方のタイプも解説しますので、ぜひ転職サービス選びの参考にしてください。

オススメ1|女性の転職支援25年の実績「type 女の転職エージェント」

女性の転職支援25年の実績「type 女の転職エージェント」

(出典:type 女の転職エージェント 公式ページ

まずおすすめしたいのが、株式会社キャリアデザインセンターが運営する「type 女の転職エージェント」です。

「女性の新しいキャリアを提案する転職サービス」というコンセプトを掲げ、女性に特化したエージェントサービスを展開しています。

公開求人数 29,274件(2023年2月)
ポイント
  • 年間10,000人以上の女性の転職を支援
  • 転職サイト「女の転職type」の運営で培った女性支援のノウハウがある
  • 女性ならではの悩みに寄り添う転職相談会を実施している
  • 面接でのメイクやスーツなどの身だしなみ指導をしてくれる

日本生命保険相互会社やサイボウズ株式会社など、働きやすい職場として有名な企業の求人を多く取り扱っています。

type 女の転職エージェント 公式ページ

(出典:type 女の転職エージェント 公式ページ

type 女の転職エージェントは、以下の女性におすすめです。

  • 20代で初めて転職活動をする方
  • 正社員での転職を希望する方
  • 女性の支援実績が豊富なキャリアアドバイザーに相談したい方
  • 女性が働きやすい、活躍できる職場を紹介してほしい方

女性ならではの悩みや課題を理解し、寄り添った支援を提供してくれる転職エージェントです。

オススメ2|女性活躍求人を約4,000件保有「パソナキャリア」

女性活躍求人を約4,000件保有「パソナキャリア」

(出典:パソナキャリア 公式ページ

「パソナキャリア」は、株式会社パソナが運営する転職エージェントです。

「ハイクラス転職エージェント」をテーマに、年収やポジションの高い求人を多数保有しています。

公開求人数 37,494件(2023年2月)
特徴
  • 性別にかかわらず幅広い求人を保有
  • 求人の約半数が年収800万円以上
  • ハイクラスの非公開求人が61.0%
  • 転職者の年収UP率67.1%
  • 女性の転職の専門チームによるサポートが受けられる

紹介実績のある企業として、トヨタ自動車株式会社やコニカミノルタ株式会社などの大手企業が名を連ねています。

パソナキャリア 公式ページ

(出典:パソナキャリア 公式ページ

パソナキャリアは、以下の女性におすすめです。

  • 30~40代の方
  • 高年収の正社員として転職したい方
  • 管理職で転職したい方
  • 女性支援の専門チームにサポートしてもらいたい方

女性支援のプロのサポートを得て、ハイクラスなキャリアを積み上げていきたい方は、ぜひパソナキャリアに登録してください。

オススメ3|女性キャリアアドバイザーによる丁寧な支援「マイナビAGENT」

女性キャリアアドバイザーによる丁寧な支援「マイナビAGENT」

(出典:マイナビAGENT 公式ページ

「マイナビAGENT」は、株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。

業界最大手の転職エージェントの1つで、業界や業種を問わず、幅広い公開求人・非公開求人を取り扱っています。

公開求人数 45,560件(2023年2月)
特徴
  • 多様な業界・業種・年収帯の求人を保有
  • 転職サイトのチャネルを生かし、多様な企業の求人を保有
  • 20代の転職エージェントNo.1に選ばれた実績あり
  • 女性の転職に特化したチームの支援を受けらえる
  • 女性のための無料個別転職相談会などを実施

アクセンチュア株式会社や、株式会社ぐるなびなど、多様な企業の求人を取り扱っています。

マイナビAGENT 公式ページ

(出典:マイナビAGENT 公式ページ

マイナビAGENTは、以下の女性におすすめです。

  • 20代の方
  • 正社員で転職したい方
  • 幅広い選択肢から自分に合った求人を見つけたい方
  • 女性支援の専門チームからサポートを受けたい方

20代で転職希望の女性の方は、マイナビAGENTで転職の選択肢を広げましょう。

オススメ4|圧倒的な求人数から選べる「リクルートエージェント」

圧倒的な求人数から選べる「リクルートエージェント」

(出典:リクルートエージェント 公式ページ

株式会社リクルートホールディングスが運営する「リクルートエージェント」も、おすすめの転職エージェントです。

圧倒的な求人数・転職支援実績数を誇り、日本最大級の転職エージェントといえます。

公開求人数 349,931件(2023年2月)
特徴
  • 約20万件の非公開求人数を保有
  • 年間登録者数約125万人と多くの求職者に選ばれている
  • 年間決定数約5万2,000人と多くの求職者が転職を成功させている
  • 多様な業界・業種・年収帯の求人を保有
  • 転職に役立つイベントやセミナーを多数開催している

リクルートエージェントは、以下の女性におすすめです。

  • 20~30代の方
  • 正社員で転職したい方
  • 幅広い選択肢から自分に合った求人を見つけたい方
  • 転職の基礎知識やノウハウをセミナーなどで学びたい方

業界最大手ならではの求人数と、手厚いサポートで、納得のいく転職を実現しましょう。

>>リクルートエージェントの口コミ評判

オススメ5|性別に関係なくハイキャリア転職を目指せる「ビズリーチ」

ハイキャリア転職を目指す女性の方には、株式会社ビズリーチが提供するハイクラス転職サイト「ビズリーチ」がおすすめです。

ビズリーチは転職エージェントではないため、専任のキャリアアドバイザーはつきません。自身でサイトに経歴や希望条件を入力し、求人へ応募したり、企業からのスカウトを受けたりするサービスです。

公開求人数 85,786件
特徴
  • 自分の経歴を確認したうえで、企業からスカウトが届く
  • 経営幹部や管理職などのハイクラス求人が多い
  • 一定の基準を満たしたヘッドハンターから声がかかることがある

ビズリーチは、以下の女性におすすめです。

  • 20代後半~40代の方
  • 現年収が500万円以上の方
  • 正社員転職を希望する方
  • 経営幹部や管理職、専門職などのハイクラス転職を希望する方

ビズリーチは、転職エージェントと併用して活用できます。

転職エージェントをつかって自ら積極的に応募すると同時に、ビズリーチ経由での企業スカウトを狙いましょう。

>>ビズリーチの口コミ評判

女性の転職活動でおさえておきたい3つのポイント

女性の転職活動でおさえておきたい3つのポイント

基本的な転職方法やスケジュールについて、男女の差はありません。

しかし、ライフステージや身体的な課題など、女性ならではの心配事もあるはず。

納得のいくキャリアを実現できるよう、女性の転職活動でぜひ押さえておきたいポイントをご紹介します。

ポイント1|男女雇用機会均等法の基礎知識を得ておく

採用選考や内定条件について、男女で差別することは法律で禁止されています。しかし、企業側の認識不足などが原因で、不当な扱いを受ける可能性がゼロではありません。

自分自身を守るために、男女雇用機会均等法などの法律の基礎知識を把握しておくことが大切です。知識があれば、不利な条件を受け入れてしまったり、嫌な思いをしたりするリスクが減ります。

例えば、面接で異性との交際状況や結婚・出産、容姿について質問することは禁止されています。回答する必要はありませんので、大人の対応を心がけましょう。

また、「女性は一般職」などの性別による条件の差別も禁止です。

性別による差別的な扱いを受けても、毅然と対応できるように知識を身につけましょう。キャリアアドバイザーに相談のうえ、不当な扱いをする企業の選考を辞退するのも、1つの方法です。

ポイント2|長期的な視点でキャリアを考える

出産や女性特有の病気など、身体的な事情と個人のキャリアは切っても切り離せません。今後の人生を俯瞰して、今どんな企業に就職したいか、整理しましょう。

例えば、パートタイム労働者が育児休業を取得する場合、原則として雇用保険に加入して1か月以上経過している必要があります。

つまり、育児休業を取得したいなら、雇用保険に加入できる条件での転職が必須なのです。

このように、自分のキャリアプランを見据えて、転職先や雇用条件を選ぶことが大切です。長期的な働き方の希望に合わせて、以下のような企業の体制を確認しましょう。

希望する働き方や生活状況 確認ポイント
時間 子どもを保育園に預けて、夫婦ともにフルタイムで働きたい
  • フレックスタイム制度の有無
  • 時差出勤制度の有無
  • 1時間単位の年次有給休暇の可否
場所 実家のある地方で子育てしつつ、都心の企業に勤めたい
  • リモートワーク制度の有無
  • リモートワークの条件
  • 出社義務の有無や頻度
休暇 近所に子育てを支援してくれる親族がおらず、夫婦で仕事と子育てを両立させたい
  • 子の看護休暇の詳細
  • 福利厚生の内容(ベビーシッター補助、病児保育補助など)

ワークライフバランスは、勤め先企業の制度によって大きく影響を受けます。制度の有無だけでなく、制度を利用しやすい社風があるか、キャリアアドバイザーに実情を確認してみましょう。

ポイント3|必要な情報は遠慮せずに確認する

キャリアアドバイザーは、転職活動を支援してくれるパートナーです。

「こんなことをいちいち聞いては迷惑かな」「出産や育児の話ばかりすると、ネガティブに捉えられるかな」など過剰に遠慮することなく、要望や困りごとを素直に伝えるようにしてください。

企業訪問などで実態把握に努めている転職エージェントが多いため、仕事環境に関する有益な情報を得られるででしょう。

  • 時短勤務やフレックス制度が実際に活用されているか
  • 女性社員がイキイキと働いているか(社風や雰囲気)
  • 経営者や採用担当者の発言に、性別に関する差別的な内容がないか

せっかく登録した転職エージェントの強みを最大限生かせるよう、遠慮なく相談してください。

女性の転職に関するよくある疑問

最後に、女性の転職でよくある疑問について解説します。

特に初めての転職活動の場合は、わからないことが多いうえに、年収などの個人的な情報を扱うために知人に相談しにくいことがあります。

以下のよくある質問を確認するとともに、日ごろから小さな疑問をキャリアアドバイザーに相談するようにしましょう。

質問1|面接時に服装自由と言われた場合、どんな服装が望ましいですか?

服装自由と指定された場合は、清潔感があり相手に不快な印象を与えないものであれば、問題ありません。

担当のキャリアアドバイザーから過去の実績を確認し、服装を決めると安心です。

支援実績や、実際に勤務している従業員の服装、社風などから、アドバイスをもらえるでしょう。

面接時のカジュアルな服装として、無難な例とポイントを紹介します。

服装例 ポイント
スーツ上下
  • 「オフィスカジュアル」「普段着」などの指定がなければスーツ上下が無難
  • リクルートスーツではなく、カジュアルなスタイルのスーツでOK
ジャケット
  • ジャケットを用意しておくと、雰囲気に合わせて着脱可能
ワンピース
  • 清潔感のあるワンピースも可
  • 裸足・サンダルは避けて、ストッキングを着用する

普段着を指定されても、清潔感のないもの、だらしない印象を与えるもの、肌の露出が多いものなどは避けましょう。

スカートかパンツスタイルかは、どちらでも問題ありません。ただし、丈の短すぎるスカートは避けた方が無難です。

質問2|子育てでブランクがある場合マイナスに評価されますか?

働き方改革の推進や人々の価値観の変化から、「子育て」自体をマイナスに捉える企業は少ないでしょう。

ただし子育てを理由に職務経験が短い場合、即戦力採用は難しいと判断する企業が多いと考えられます。また、直近で長いブランクがあると、実務能力を不安視される可能性もゼロではありません。

育児を理由に職務経験が短い場合は、以下の対策が有効です。

  • 子育てサポート企業である「くるみん」の認定を受けた企業を選ぶ
  • 未経験者歓迎の求人に応募する
  • 簿記や英語など、実務に直結する資格を取得する
  • 女性支援に強いキャリアアドバイザーに担当してもらう
  • 求人内容に対して、子育て経験が活かせるポイントをアピールする
  • 派遣勤務などで実務経験を積む

「マネジメントに生かせる」「人事として、働く女性社員に寄り添える」などの理由で、育児経験を高く評価する企業もあります。

育児経験から得た学びが企業に貢献できる点を考えて、積極的にアピールしてください。

質問3|転職エージェントで女性のキャリアアドバイザーを希望することはできますか?

女性のキャリアアドバイザーを指定することは、多くの場合可能です。転職エージェント側にも、求職者に合うキャリアアドバイザーをつけて成功に導きたい意向があるため、嫌がられることは少ないでしょう。

ただし、女性キャリアアドバイザーの人材不足などを理由に断られる可能性はあります。その場合は、別の転職エージェントを活用すると良いでしょう。

女性キャリアアドバイザーからの支援を希望する方は、転職エージェントへの登録時にリクエストしておくとスムーズです。担当がついた後で交代を依頼しても、問題ありません。

女性の転職に強いエージェントを活用して希望する転職を実現しよう

女性の転職に強いエージェントを活用して希望する転職を実現しよう

「女性の転職」といっても、人それぞれです。長期的なキャリアイメージを意識したうえで、今どんな職場でどのように働きたいか、何に不安があるか、しっかり向き合うことから始めましょう。

また、自分ひとりで悩むよりも、プロの力を借りるほうが効率的で成功確率も上がります。

数多くの女性を支援している転職エージェントを味方にして、自分のキャリアを自分で築いていきましょう。