派遣社員も産休・育児休暇ってとれるの?条件と体験談を紹介

派遣社員で働いていて妊娠すると、仕事を休んでいる間のお金のことや産休育休を取ることができるのか気になりますよね。

また、そもそも派遣って産休もらえるの?わたしって対象なの?とわからないことが多いですよね。

そこで今回は、

  • そもそも派遣社員も産休育休はとれるのか
  • 派遣社員で産休育休をとった人の体験談
  • 派遣で産休育休を取るための条件
  • トラブルがおきたときに相談する窓口

といった、派遣で働いている女性が知っておくべきことを紹介していきます。

働きつつ妊娠、出産、育児は大変です。また、お金も必要になるので、損しないためにも知っておきましょう!

派遣社員でも産休育休はとれる!けど、取得実績がある派遣会社を選ぶべき

派遣社員の「産休&育休取得」注意点

結論から言うと、派遣社員でも産休・育休をとることができます!

産休・育休は、派遣社員や契約社員、パートといった雇用形態は関係ありません。条件さえ満たせば、誰でもとることができる権利です。

しかし、全部の派遣会社がちゃんと産休・育休をとらせてくれるとは限らないので注意しましょう。

小さな派遣会社だと、産休育休の取得実績が少ない、またはゼロということもあって

  • 産休育休の手続きがわからない
  • 取らせないために直前で契約を切る
  • 知識がないから「取得できない」と答える
  • 対象のスタッフから「妊娠したからやめる」と言われても産休を教えない

といった、会社としてあり得ないようなことが起きます。実際にこんな口コミをみつけました。

産休を取ることを派遣会社が断ってきた

産休育休への意識が低い派遣会社では、今の時代では考えられないこともあります。

そのため、派遣で産休育休をとりたいと考えているのであれば、取得事例がある派遣会社を選びましょう!

どの派遣会社がいいかわからなければ、育児支援サービスや有休、健康診断など、福利厚生がしっかりしている大手3社から選ぶと安心です。

リクルート
スタッフィング
スタッフ
サービス
テンプスタッフ
求人数
約2万件
約2.2万件

約1.3万件
事務職
約7千件

約1万件

約6千件
フォロー
高時給
女性の評判
一言 高時給&採用率高い 求人数No1で紹介早い 担当が丁寧
口コミ

妊娠、出産は人生の中で一大イベント。出産するだけでも数十万、双子なら100万程度かかります。貰えるモノはちゃんともらいましょう!

もっといろんな派遣会社から選びたい人は、派遣社員100人へのアンケートでわかった「評判の良い派遣会社ランキング」をどうぞ!

派遣社員でも産休や育休はとれるのか?体験談を紹介

派遣社員でも産休や育休はとれるのか?体験談を紹介

実際に派遣社員で産休育休をとった方の体験談を紹介していきます!

リクルートスタッフィングで産休・育休を取得

新卒や転職で有名なリクルートの派遣会社リクルートスタッフィング。

産休育休をとった方や職場復帰した方へのインタビューを公開しています。

派遣会社の担当者から「産休・育休の取得を勧められた」

リクルートスタッフィングの派遣社員で産休・育休を取得した人

派遣期間中に妊娠がわかり、仕事を辞めなくてはいけないのではないか、と思ったことがありました。それでも「ギリギリまで働きたい」と担当の方に相談したところ「産前48日まで働いたら産休を取ることができます」と教えてもらいました。派遣先の企業からも「体調に気を付けながら48日前まで是非とも頑張って欲しい」と言われたのはとても嬉しかったですね。

リクルートスタッフィングより

実は、梅村さんのように「派遣は妊娠したら辞めて終わり」と思っている方は多いです。

そのため、本当は産休・育休がとれるのに、知らずに損をしている人もいます。

リクルートスタッフィングの担当のように「産休・育休の取得を勧める」ことはレアケース。

リクルートは大手企業で福利厚生への意識が高いため、「取らせてくれなかった」というトラブルが少ない派遣会社です。

派遣社員で2度の産休、出産して復帰した体験談

派遣で産休後、2度同じ職場に復帰した女性

今の派遣先はリクルートスタッフィングに紹介してもらい、1人目を出産する前から働いています。1人目と2人目の出産後に2度、復帰しました。フルタイムでの勤務が難しいと思ったので、営業担当者に希望を伝え、時短勤務で就業できるよう調整していただきました。今の職場は、2度も復帰して働き続けたいと思うほど、とても働きやすい環境です。

リクルートスタッフィングより

派遣社員で産休・育休をとると「同じ職場へ復帰できない」。または、なかなか仕事がみつからず復帰できないことがあります。

しかし七原さんの場合、同じ職場に2度復帰できました。タイミングもありますが、派遣先から信頼されていることや時短勤務などの条件交渉をする担当者の腕も関係しています。

  • 産休・育休をとって職場復帰した人
  • 正社員だと子育てとの両立ができないから派遣に転職した人
  • 9-17時、残業無し。子どもといる時間を多くしたくて派遣にした人

リクルートスタッフィングでは実際に産休をとって職場復帰までした事例が多くあるため、女性が安心して働ける会社といってもいいでしょう。

また、Twitterにも「派遣社員で産休・育休をもらえた」という声があったので紹介します。

派遣社員でも産休・育休を取得できた!というSNSの口コミ多数

ちなみにSNSで体験談を探すなら、ハッシュタグで「#産休」「#育休」で調べるとみつけることができますよ。

どの派遣会社でも、条件さえ満たせば産休・育休をとることができます。しかし、派遣社員は正社員と違い契約期間があるため、「必ずとれる」とは断言できません。

ここで、派遣社員が産休をとるために1番気にするべき条件を紹介します。派遣で産休をとりたいなら知っておくべき内容です!

【最重要】産休にはいる日まで契約期間が必要

派遣社員が産休をとるために最も重要な条件は、「産休にはいる日まで契約期間があるか」です。

そのため、契約更新のタイミングが悪いと産休をとれないので注意。

中には、入社時に妊娠していることを伝えたのに、「産休目前で更新しない」「妊娠していなかったら更新する」といった悪質なケースもあります。

産休を取ることを派遣会社が断ってきた

企業のハラスメント(嫌がらせ)や出産・育児への意識が低いと、取らせないようにしたり、退職を促したりするケースがあります。

しかし、産休・育休は、それぞれ国の法律(労働基準法・育児介護休業法)で定められているため、法律違反の可能性があります。

もし産休・育休で派遣会社とトラブルになってしまったら、会社がある都道府県の相談窓口(労働局雇用均等室)に相談しましょう!

また、トラブル以外にも産休育休についても詳しく教えてくれます。
都道府県労働局雇用均等室

わたしは対象?産休・育休パターン表

派遣社員が産休・育休をとるにはいくつか条件がありますが、文章だと書いてあることが難しいです。

そこで、以下のパターンの表を作ってみました!

  • 産休・育休のどちらも取得できる
  • 産休は取得できて、育休を取得できない
  • 産休・育休のどちらも取得できない

自分がどの状況にあてはまるか確かめてみてください。ただし、企業ごとに就業規則で決まりがあるところがあるので、最終的にはしっかり派遣会社に聞きましょう。

パターン(1):産休・育休どちらも取得できる

パターン(1):産休・育休どちらも取得できる

派遣社員で産休・育休のどちらも取得できるパターンです。主に以下の2つの条件を満たす必要があります。

  • 産休:産休に入る時点で「契約期間中」である
  • 育休:同一事業主(派遣元)に引き続き1年以上雇用されている。

同じ派遣会社で1年以上雇用されていて、産休にはいるときも契約期間中であれば、原則どちらも取得できます。

パターン(2):産休は取得できて、育休を取得できない

産休の取得条件を満たしていて育休の条件を満たしていないことがわかる図

産休はとれて、育休がとれないパターンです。主に、派遣社員として働き始めたばかりの人が該当することが多いです。

  • 産休:産休に入る時点で契約期間中である
  • 育休:×同一事業主(派遣元)に引き続き1年以上雇用されている。

産休にはいるときに契約期間中であるものの、まだ働いて半年や3か月で1年未満の場合は育休対象外となります。

パターン(3):産休・育休のどちらも取得できない

産休育休のどちらの取得条件を満たしていないことがわかる図

産休と育休のどちらも取れないパターンです。働き始めてすぐにやめてしまったり契約終了した場合です。

  • 産休:×産休に入る時点で契約期間中である
  • 育休:×同一事業主(派遣元)に引き続き1年以上雇用されている。

派遣として働き始めて1年未満で、かつ産休にはいる日より前に契約期間が終わってしまった場合じゃどちらも取得することができません。

【妊娠前と妊娠中】状況別で確認するべきこと

【妊娠前と妊娠中】状況別で確認するべきこと

この記事を読んでいる方は、「すでに妊娠している人」と「これから妊活する人」のどちらかに当てはまるのではないでしょうか。

それぞれ状況が違うため、産休・育休をとれるかどうか確認するべきことも違います。自身の状況に当てはまる方を確認しましょう。

妊娠したけど、まだ派遣会社に伝えてない人

すでに派遣社員として働いていて「妊娠が発覚した人」は、派遣会社に伝える前にまず、「産休に入るまで契約期間があるか」を確認しましょう。

もし、出産予定日の6週間前(双子以上なら14週前)よりも前に契約期間が終わってしまう場合、産休をとることができません。そういった場合は、できるなら契約更新後に妊娠を派遣会社に伝えましょう。

ちなみに育休は、同一事業主(派遣元)に引き続き1年以上雇用されている必要があります。あわせて確認しておきましょう。

これから妊活をする人

これから「妊活する人」は、計画的に妊活することで、産休・育休のどちらも取得できる可能性が高まります。

産休は、出産予定日の6週間前(双子以上の場合は14週間前)に契約期間があることが条件。育休は以下の条件を満たせば取得可能です。

  • 同一事業主に引き続き1年以上雇用されている。
  • 子どもの1歳の誕生日以降も引き続き雇用されることが見込まれる。
  • 子どもの2歳の誕生日の前々日までに労働契約の期間が満了し、かつ、当該労働契約の更新がないことが明らかである人は除く。

これらの条件を満たすことができれば、派遣社員であっても産休・育休をとることができます。ただし、派遣会社によっては渋るところもあるので、産休・育休の前例がある大手で働くのが安心。

派遣社員は産休・育休の取得後、同じ職場への復帰は難しい

正社員よりも派遣社員は、言い方は悪いですが「替えがきく存在」です。つまり、産休・育休に入ると人員補充されるため同じ企業に復帰することは難しいです。

派遣社員で産休・育休をとれるのはメリットですが、新しい職場を探し直す必要があることを認識しておきましょう。

産休・育休後の復帰は、違う派遣会社でもOK

産休・育休をとって仕事に復帰するとき、「産休・育休をとった派遣会社で復帰する」と考えてしまいがちですが、どの派遣会社を使っても大丈夫です。

  • 保育園のお迎えに間に合う16時までの時短勤務
  • 育児と家庭の両立のため、週4以内
  • 急なお休み、残業できないことにも理解がある会社

子育てをしながらだと、以前のようにフルタイムで働くことは難しいです。希望条件が多くて、なかなかマッチする企業がみつからないこともあります。

早く働き始めるには元の派遣会社だけでなく、複数の派遣会社を使って探すのが手っ取り早いです。1社では希望条件にあうのが5社、3社登録することで20社になることもあるからです。

産休・育休に理解があり、小さいお子さんがいるママが働きやすい、「時短勤務・残業なし」といった企業を多く紹介してくれるのは大手です。

どの派遣会社がいいかわからなければ、派遣社員100人へのアンケートで評判が良かった派遣会社を調べたのでそちらの記事を参考にどうぞ。

【派遣以外の働き方】自分のペースで働ける在宅ワーク

複数の派遣会社で探せば希望条件にあう会社をみつけやすくなりますが、絶対ではありません。なかなか仕事がみつからないと焦ってしまいますよね。

「早く働きたいのに働けない・・・」

そういった状況であれば、自分のペースで働ける「在宅ワーク」という働き方もありです。

ライター

さまざまなジャンルの企業からの記事を執筆。未経験OKな案件もあり、新しいことにチャレンジしたい人は、自分の経験を活かすジャンルを選ぶこともできる。

モニター

アンケートサイトに登録して、企業やメディアが行うさまざまなアンケート調査に回答する。簡単 ですが報酬も少ないため、スキマ時間でやるお小遣い稼ぎ。

データ入力

企業からの依頼内容に合わせて、データ入力をする仕事。リストの作成やECサイトの商品情報の入力など「Word」や「Excel」が使えればOK。単純な入力作業が多い。

プログラマー

企業が求めるシステムをプログラムで組むお仕事。専門知識とスキルが必要になるため、ある程度の経験が必要ですが、在宅でできる仕事としては報酬高め。

デザイナー

ホームページのヘッダーやアイキャッチ画像の作成。PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトを使いこなすスキルが必要。

在宅ワークの仲介サービス

在宅ワークは、働く場所や時間に縛られることがないため、わざわざ都心部へ1~2時間かけて通う必要もなく、都心部と同水準の報酬を受け取ることも可能です。

在宅ワークを扱っているサービスはいくつもありますが、代表的なものを紹介します。

クラウドワークス

システム・アプリ開発やデザイン、ライティング、翻訳、動画編集など幅広いお仕事があります。知識を必要としないアンケート案件もあったり。登録無料。

インディード

ライティング・データ入力・事務など、未経験OKの案件数が多いです。雇用形態も、アルバイトから業務委託まで幅広い。

ポイントカム

クレジットカード申込、楽天でのお買い物、じゃらんで旅行予約、アンケート回答など、利用することでポイントを貯める。貯まったポイントを換金可能。

マイナビバイト

ライターやアンケートモニター、データ入力、テレアポなど、幅広い業種がある。通常のバイト応募の流れで在宅ワークを探せる。

それぞれ扱っている案件が違うので、在宅ワークでどんな仕事があるか見てみてください。