派遣社員から正社員を目指す場合、一般的な方法は『紹介予定派遣』です。あなたも「紹介予定派遣なら正社員になれるのでオススメですよ」と派遣会社から紹介されたことがあるかも知れません。
確かに『正社員になれる可能性がある』というのは嘘ではありません。でも実際のところ紹介予定派遣から正社員になれる確率は24.7%(*)。そのうち、正社員としての雇用は57.8%(*)です。
つまり紹介予定派遣から正社員になれる確率は、14.3%しかないのです。
*厚生労働省「令和元年 労働派遣事業報告書の集計結果」より
では、派遣社員が正社員になることはできないのかというと答えはNo
派遣社員でも正社員になれます。ただし闇雲に転職活動をしても正社員になることは難しく派遣社員から正社員になるためには、転職活動において抑えておくべきコツがあるのです。
この記事では誰でも使える「3ヶ月以内に派遣社員から正社員になるコツ」について紹介します。
次のような方は、こちらの記事を参考にしてください。
派遣社員から正社員になる方法は、全部で6つ
まず最初に、「派遣社員から正社員になる方法」を知っておきましょう。
①紹介予定派遣を利用する
②今の派遣先企業に正社員雇用してもらう
③「正社員登用あり」の派遣で正社員になる
④転職サイトを使って転職
⑤転職エージェントを使って転職
⑥ハローワークを使って転職
それぞれの方法について、メリット・デメリットをまとめました。
派遣から正社員になる6つの方法のメリット・デメリット
おすすめ度 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
紹介予定派遣 | ○ | ・企業も直接雇用の意思がある ・実力や人柄をアピールできる ・どんな企業か事前に知れる |
・正社員の採用率が低い |
派遣先で正社員 | ✕ | ・実力や人柄をアピールできる ・どんな企業か事前に知れる |
・企業に直接雇用の意思がない ・待遇などが悪い可能性高い |
正社員登用あり | ✕ | ・実力や人柄をアピールできる ・どんな企業か事前に知れる |
・登用されるか不確実 |
転職サイト | △ | ・希望に合う企業を自由に選べる ・気軽に使える |
・自分をアピールしづらい ・書類選考に通りにくい |
転職エージェント | ◎ | ・実力や人柄をアピールできる ・どんな企業か事前に知れる ・代わりに給料交渉してもらえる ・人気の大手企業求人もある ・面接などのサポートあり |
・採用まで時間がかかりやすい |
ハローワーク | ✕ | ・公的機関という安心感 | ・中小企業の求人ばかり ・求人検索に出向く必要がある ・混雑で時間がかかる |
この6つのうち「紹介予定派遣」「転職エージェント」以外の転職方法は、正直なところあまりオススメしません。なぜなら20代後半以降の場合、派遣から正社員への転職が難しいからです。
なぜ派遣から正社員への転職が難しいのか、その理由を現役の人事担当者に聞いてみた!
企業の採用担当者は、派遣社員から届いた履歴書に対しどのように判断しているのでしょうか。現役の人事担当者に、話を聞いてみました。
★履歴書の判断基準
- 派遣の職歴は、基本的に経験として見ない
- 一貫した職種で3年以上の就業が必須
- 派遣としての職歴が長いほど、評価は低い
派遣社員としては、ショッキングな内容ですよね。
さらに現役の人事担当者は次のように語っています。
派遣社員はあくまで正社員のサポートとして、上司や社員からの指示ベースで業務を遂行することが前提で一部の業務しかやらない場合が多い。
そのため職種がバラバラの場合はスキルとして身につくものが少ない。また自らの判断・決断で動くことができない人が多く、任せられる範囲も狭いという認識を持っている。
中途採用の大きな目的は、経験・実績のある人を即戦力として採用すること。派遣社員の場合、この要望に叶う人が少ないのではないかと懸念がある。
履歴書や職務経歴書だけでは、実力まで判断することが難しいため、リスクある元派遣社員の採用という判断は避けることが多い。
つまり履歴書や職務経歴書だけでは、あなたの実力や人柄を正しく理解することができないため採用ができないということなのです。
裏を返せば、あなたの実力や人柄をしっかり企業に伝えることができれば、正社員としての採用の道が開けるとも言えるでしょう。
紹介予定派遣や転職エージェントは、あなたの強みをしっかりアピールできる
紹介予定派遣や転職エージェントは、それぞれの担当スタッフがあなたの強みをしっかり把握し、応募する企業へしっかりアピールしてくれます。だから他の転職方法よりも採用されやすいのです。
それでも、紹介予定派遣からの正社員登用はかなり厳しい道です。それはなぜなのでしょうか?
紹介予定派遣から正社員になれない理由は、その制度に問題がある
多くの人に誤解されていますが、紹介予定派遣は正社員への移行を前提とする派遣契約ではありません。
あくまでも前提としているのは『直接雇用』であり、その中には契約社員やパート・アルバイトも含まれます。(次のグラフの通り、直接雇用の約半数は契約社員・パートなどになっています)
★紹介予定派遣から直接雇用へ移行する際の雇用形態
参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「派遣先での直接雇用転換」
つまり直接雇用への移行が可能であったとしても、必ずしも正社員ではないということです。
また紹介予定派遣から直接雇用へと移行するためには、双方(派遣先企業と派遣社員)の合意が必要とされています。
これはお互いのミスマッチを防ぐためのルールで、ある意味では双方にとって有益なルールと言えるでしょう。「実際に働いてみたら違っていた」というのはよくある話ですから、派遣社員にとってもメリットのあるルールです。
しかしこの『双方の合意が必要』というルールが、正社員への移行を阻む大きな要因となっているのです。
派遣先企業にとって紹介予定派遣は、良い人材を確保するための手段
企業が紹介予定派遣を利用する本当の目的は、派遣社員として良い人材を確保することです。
比較的、一般派遣よりも紹介予定派遣のほうが、効率的に良い人材を得ることができます。紹介予定派遣なら、正社員を意識して頑張って働くわけですから当然ですよね。
派遣先企業にとって紹介予定派遣は、「もし良い人材がいれば、契約社員として雇用。微妙ならば終了すれば良い。」程度の認識。残念ですがこれが、紹介予定派遣を利用する企業の本音なのです。
本当に正社員(など直接雇用)として採用したいという意欲が高ければ、登用率が30%以下という低い確率に留まるはずがありません。
3ヶ月以内に派遣社員から正社員になるコツ
派遣社員から正社員になるためのコツはただ1つ。
「転職エージェント」を利用して転職活動を行うこと。
これだけです。
ではなぜ、転職エージェントを利用すると正社員になれるのか。その大きな理由は次の2つです。
詳しくはこれから解説しましょう。
その前に、そもそも「転職エージェントって何?」という人も多いでしょう。そんな人は次の「転職エージェントとは?」をチェックしてください。
転職について多くの知識とノウハウを持つ専任のキャリアアドバイザーが、あなたの転職を全面サポートしてくれるサービス。
履歴書の書き方や面接のサポートから、給料などの待遇面の交渉まで幅広く対応してくれる。
「リクルートエージェント」や「doda転職エージェント」「ビズリーチ」などが代表的で、どのサービスも利用料は無料となっている。
転職エージェントはあなたの転職を、”全力”でサポートしてくれる
これだけ見ると「そんなのウソでしょ!」と思うかも知れません。でもこれは本当です。なぜなら、そうしなくてはいけない理由が2つあるからです。
①転職エージェントは、あなたが転職しないと1円も報酬が入らない
転職エージェントの収益は、人材を斡旋した企業から得る手数料です。
<転職エージェントが人材斡旋に成功したパターン>
あなたが転職した場合、その年収の3〜3.5割が転職エージェントへ報酬として入ります。
転職エージェントを利用するユーザーは利用料が無料ですから、もしあなたが転職できなければ完全にタダ働きです。
<転職エージェントが人材斡旋に失敗したパターン>
そうならないよう、何としてでもあなたを転職させようと全力で頑張ってくれるというわけです。
②転職を成功させることで、キャリアアドバイザーの営業成績が上がる
多くの転職エージェントでは、キャリアアドバイザーに対しノルマを課しています。あなたが転職することで、アドバイザー自身の営業成績が上がり、それがアドバイザーの賞与や昇進に大きく影響します。
つまりキャリアアドバイザーは実はあなたのためだけでなく、自分自身のためにも「あなたの転職を成功させる必要がある」わけです。そりゃ、力が入って当然ですよね。
だからあなたはアドバイザーに遠慮などせず、堂々と全力で転職をサポートしてもらってください。
転職サイトでは入手できない人気企業の求人に出会える
転職エージェントを使うもう1つの理由は、転職サイトには出ていない人気企業の求人に出会えることです。
実は応募者が殺到するくらい人気の高い企業ほど、転職エージェントを利用しています。なぜなら、転職サイトでは不特定多数の応募があり、その中から条件に合う人を探し採用することが非効率だからです。
一方転職エージェントなら、採用したい人の条件を伝えておくだけで、それに見合った応募者を紹介してくれます。このような理由から、あえて転職サイトを使わず転職エージェントのみで正社員採用を行う人気企業が多いのです。
実際に転職エージェントにおける、人気・大手企業への就職率は約60%。一般企業への就職率よりも高い確率となっています。これは、人気企業の求人が転職エージェントに集中しているためと言えるでしょう。
あなたがもし人気企業への就職を希望するならば、転職エージェントに登録しない手はありません。
でもこれから転職エージェントを利用したいと思っても、「どの転職エージェントに登録すればいいか分からない」という方も多いでしょう。
そんなあなたの代わりに、数多くの転職エージェントの中から評判の良い大手企業運営の転職エージェントを5社厳選しました。どこに登録するか迷ったら、この中から選んでみてください。
評判の良い転職エージェント5選
エージェント | 特長 | リンク |
---|---|---|
![]() リクルート エージェント |
・業界No1の求人数 ・人気企業・大手企業の求人多数 ・転職者の8割が利用 |
|
![]() デューダ |
・転職者の満足度No1 ・独占求人も数多く保有 |
|
![]() マイナビ エージェント |
・20代・第二新卒向けの求人多数 ・若年層の転職に強い |
|
![]() ハタラクティブ |
・未経験OKの優良な求人が多数 ・転職内定率80.4%の実績 |
|
![]() ビズリーチ |
・年収600〜1500万の優良求人が多数 ・大手にないような優良求人が見つかる |
まずはこれら大手の転職エージェントへ登録をしましょう。
登録・利用ともに無料で、スマホからでも10分程度で登録が完了します。予め、以下の点を調べておくと登録がスムーズです。
- 最終学歴の卒業年月
- 勤務した会社の入社・退社年月
ちなみに最終学歴の卒業年月は、以下のようなサイトを使うと簡単に分かりますよ!
満足いく条件で転職できる確率を3倍にする方法
より希望条件に合った企業へ転職できる確率を3倍にする方法は、複数(最低3社)の転職エージェントへ登録することです。
その理由は、単純に入手できる求人数を増やすことだけではありません。
実は、転職を成功させるカギは『自分に合うキャリアアドバイザーに出会うこと』なんです。
なぜなら、あなたの転職における希望やあなたの良さを誰よりも理解し、あなたに合う企業へあなたの強みやアピールポイントをしっかりと紹介してくれる。これこそが、あなたの転職を成功させることに繋がるからです。
『あなたに合うか、合わないか』は、意外と数社同時に比較することで見えてきます。そのため最初から最低3社の登録を行い、キャリアアドバイザーの比較を行ってみてください。
さらに「他の転職エージェントを使っている」ことも、各社のアドバイザーに伝えましょう。そうすることであなたを自社から転職させようと、競い合うようにより良い求人情報の提供やサポートを行ってくれますよ。
3社だけ登録するなら、この転職エージェントがおすすめ
おすすめ | 理由 | |
---|---|---|
20代・若年層 | ①リクルートエージェント ②マイナビエージェント ③ハタラクティブ |
・求人数多い大手 ・20代向け・未経験者向けの2社 |
30代〜未経験者 | ①リクルートエージェント ②doda ③ハタラクティブ |
・求人数多い大手 ・未経験者歓迎の求人が多いハタラクティブ |
高年収を狙いたい | ①リクルートエージェント ②doda ③ビズリーチ |
・求人数多い大手 ・高年収な求人が多いビズリーチ |
おすすめ | 理由 | |
---|---|---|
20代・若年層 | ①リクルートエージェント ②マイナビエージェント ③ハタラクティブ |
・求人数多い大手 ・20代向け・未経験者向けの2社 |
30代〜未経験者 | ①リクルートエージェント ②doda ③ハタラクティブ |
・求人数多い大手 ・未経験者歓迎の求人が多いハタラクティブ |
高年収を狙いたい | ①リクルートエージェント ②doda ③ビズリーチ |
・求人数多い大手 ・高年収な求人が多いビズリーチ |
目的やあなたの状態に合わせて、3社ずつおすすめエージェントをピックアップしました。
もちろん、4・5社登録しても問題ありません。どこを登録しようか迷ったら、この3社から登録してみてください。
転職エージェントなら、派遣を続けながらムリなく転職活動できる
なぜなら転職エージェントのキャリアアドバイザーが、あなたの代わりに希望条件に合う求人を探してくれたり、面接のスケジューリングや給料などの待遇面の交渉もすべて行ってくれるためです。
あなたがやることは、わずか3つだけ。
①キャリアアドバイザーへ希望条件を伝える
②履歴書を書く
③面接を受ける
転職活動で1番多い失敗が、転職活動の時間を確保するために前職を先に辞めてしまうケースです。
ほとんどの場合、かなり妥協して転職しまうパターンに陥ります。転職エージェントなら、こういった失敗リスクさえも回避することができるのです。
履歴書や面接に自信がなくてもOK!アドバイザーが完全サポート
「学生以降、履歴書や面接なんて縁がない」「どうアピールすればいいか分からない」
そんな人も、転職エージェントなら心配いりません。
履歴書の正しい書き方を始め採用担当者の目を引く志望理由の書き方や、面接のマナーおよび採用に繋がりやすい自己アピールの方法など、転職のプロだからこそ知る様々なテクニックを教えてくれます。
だから苦手な面接も、自信を持って挑むことができるでしょう。
「派遣から正社員への転職」に関する、よくある悩み相談
派遣から正社員への転職については、他にも様々な悩みが多いようです。
そこでよくある悩みに対して、解決手段を提案しました。同じ悩みを持つ方は、参考にしてみてください。
派遣社員と正社員、どちらで転職しようか迷う
現在、派遣社員で働いています。将来のことを考えて転職しようと考え、正社員で良い就職先が見つかりました。そんな矢先に以前から希望していた企業への派遣の仕事を頂きました。
正社員になれる企業は中小企業ですが、福利厚生はしっかりとしており結婚後も働けそうな仕事内容です。派遣として紹介してもらった企業は、上場している大手企業で正社員では絶対に入れないような会社です。
給料水準は少し派遣の方が良い程度です。どちらも一長一短で、とても迷っています。
あなたの将来設計に合う働き方を選んでみては?
もし私が同じ立場なら、正社員の方を選ぶと思います。派遣の方は大手企業とはいえ、働けるのは最長でも3年。その後の保証は何もありません。
私は結婚後もずっと働き続けたいですし、結婚後に何があるか分からないと思っています。もしかすると離婚をして自分一人の力で生計を立てる必要性が出てくるかも知れません。
そんな場合に、正社員の仕事を持っていた方が安定した収入を得ることが出来るからです。
でもこれはあくまでも私の将来設計です。もし既に結婚が決まっていたり、結婚後すぐに子供が欲しいという場合は、派遣の方がライフスタイルに合わせて仕事を選びやすいというメリットがあります。
ただ年齢を重ねれば重ねるほど、派遣の仕事も正社員への転職も得ることが難しくなってきます。ずっと何らかの仕事を続けたいと考えるならば、正社員の方が安全ではないかと思います。
派遣から正社員へ転職したいが、給料が減ってしまうため迷う
現在の派遣収入は手取りで25万円(交通費込)。転職しようと考えている正社員の仕事は、手取りで18万円(交通費別)、ボーナスが年2回で合計50万円ほどの予定です。
現在の交通費が1万円ほどなので、それを考えても今の派遣の方が収入が良いです。
収入の不安定さから正社員として転職したいのですが、年収30万円も下がってしまうとどちらが良いのか悩んでしまいます。派遣を続けるべきか、正社員として転職すべきかどちらが良いでしょうか。
毎月絶対に必要な給料を満たすなら、正社員の方が良いのでは?
手取り18万円では生活が難しいでしょうか?もし可能ならば、長い目で見て正社員の方が良いと思います。
今は派遣の方が給料が良いかもしれませんが、それがずっと続く保証がないからです。
もちろん正社員だからといって、絶対に安心とは言い切れません。でも少なくとも派遣よりは安定しているのではないでしょうか。
正社員ならば昇進や昇給が望めるので、今よりももう少し給料が高くなる可能性もあります。
またその会社への採用が決定していないのなら、もう少し長期で転職先を探してみてはどうでしょうか?
正社員での採用は年を取るほどに難しくなってきます。雇用や収入の安定を求めるのならば、早いうちに正社員への転職を決めた方がいいと思いますよ。
やりたい仕事で正社員を目指したい、それにはいつまで派遣で実績を積めばいい?
私はWEBデザイナーとして正社員を目指しています。WEBデザインの学校は卒業しましたが、卒業後に正社員として就職できず派遣社員として3年間WEBデザインの仕事をしてきました。
もう少しで25歳となるため、早めに正社員として転職活動するか、もう少し実績を積んでから挑んだ方がいいのか悩んでいます。どちらの方が良い転職ができるでしょうか?
派遣で実績を積むより、正社員への転職を優先した方がいいのでは
長年派遣だけで実績を積んでも、それを実績として判断してもらえない企業が数多くあります。それよりもデザインやスキルを磨いて実力をつける方が転職には有利です。
さいわいWEBデザインなら、ポートフォリオなどで実力を示すことが容易です。ただし一部パーツのみや、一部画像のみなどのデザインだと、評価しづらく実力が判断できません。
そのため、自分1人でデザインしたWEBサイトを出来るだけたくさん提示できるようにしましょう。それならば、実績はなくても実力をアピールすることができます。
また今はWEBデザインだけ出来ても採用されづらいです。なぜならコーディング知識がないと、机上の空論のように非現実的なデザインが出来てしまうからです。
もしHTMLの知識がないならば、独学でも身につけたほうが良いでしょう。
派遣で働く期間が長いほど、転職では不利になります。できるだけ早く正社員として転職できるよう、転職活動を始めた方がいいと思いますよ。
今働いている派遣先で正社員になりたいが可能?
今働いている派遣先が気に入っていて、できればずっと働き続けたいです。けれどあと半年で3年経ってしまいます。
3年経過のタイミングで正社員にしてもらえればありがたいのですが、難しいのでしょうか?
もし今の派遣先で正社員になれないのなら、派遣を辞めて正社員として働けるところを探したいです。
正社員になりたいのなら、今働いている派遣先にこだわらない方がいい
3年ルールにより派遣先企業への直接雇用化が推進されていますが、直接雇用されたとしても正社員とは限りません。
そのため正社員になれないことも考慮して、今後どうするか考えた方が良いと思います。
まずは事前に3年経過のタイミングで直接雇用の可能性があるのか、またその場合の雇用形態について派遣先の上司に聞いてみましょう。
もし正社員としての雇用もあるのなら、待遇面や仕事範囲などの条件も確認しておいた方が良いです。
もしそこで正社員としての採用の意思がなければ、すぐに他の会社への転職活動を始めましょう。
正社員の転職先が見つかれば、3年経過前であっても契約更新のタイミングで「更新しない」という選択も可能です。
3年経過ギリギリまで結論を延ばしてしまうと、派遣は更新されない・転職先もすぐに見つからないという最悪のパターンに陥ってしまう可能性があります。
早め早めに動いた方が、失敗するリスクが低くなると思いますよ。
どの転職方法が自分にとって最適か、自分で選択しよう
いかがでしたでしょうか。
今回は転職エージェントを使ってのコツを紹介しましたが、最終的にどんな方法で転職活動をするかを決めるのはあなた自身です。
紹介予定派遣でも絶対に正社員になれないわけではありませんので、紹介予定派遣を選ぶことも1つの選択肢です。けれど紹介予定派遣を選ぶ場合は、必ず期限を区切って挑んでみてください。
なぜなら紹介予定派遣の場合、1社あたり最長6ヶ月という期間がかかります。たった3社受けるのに、最長1年半もかかってしまうのです。
転職エージェントなら1ヶ月ほどもあれば3社受けることは可能です。このような期間の違いも踏まえて、自分にとって良い選択をしましょう。
派遣から正社員へ転職するコツまとめ
①最低3社の転職エージェントへ登録する
+オススメのエージェント
②各社のキャリアアドバイザーへ希望を伝える
③条件の合う求人へ応募する
④面接
⑤転職先が決定
⑥現在の派遣の仕事を辞める
⑦転職先へ入社