派遣社員として、派遣先会社での立ち位置
「派遣社員として派遣先会社で自分の立ち位置がわからない」悩みの主旨が「どこまで仕事をしたらいいのか」といった辺りにあるのなら「雇用計画で示された通りの業務を完遂」すればいいと思います。
悩みの主旨が「派遣社員って、いったい企業にとってどういう立ち位置なの?」というものなら、企業によって考え方が違います。
会社によっては派遣社員でも正社員同様に業務に対する意見を聞き提案を求めるし、発言権や責任を持ってもらう場合もあるでしょう。
また逆に「派遣社員には指示された業務さえきちんとやってもらえればいい」と考えている会社もあるでしょう。
派遣社員の派遣先会社での立ち位置についてはいろいろな意見もあるでしょう。派遣先企業によって千差万別、すべての会社によってそれぞれ派遣社員に対する考え、意識は違うといっても過言ではありません。
しかし、ひとつ言えるのは「企業における非正規職員(つまり正社員以外の立場)の割合は40%近い」という現実です。企業は正社員だけの稼働では成り立っていません。
ひと昔前のように「派遣だから」と違った目線で見るようでは、その企業の方が立ち行かなくなっていくでしょう。
共通して言える「派遣社員」と「正社員」の待遇の違い
派遣社員は正社員とほぼ同等の立場であるけれど、その立ち位置は若干違う、と思います。
社員は基本的に会社の利益を上げるために努力すべきですが、正社員は会社に保証を貰い守ってもらえます。派遣社員は業務に対して評価(あるいは報酬)は貰えますが、保証は貰えません。派遣社員を守ってくれるのは派遣元の会社です。
自分の派遣先での立ち位置を明確にしておきたいのならば、派遣会社の担当者に相談するのが一番です。
「派遣先でどんな風に働きたいか」は相談しましょう
「私は派遣社員でも責任を持って成果の出る仕事に就きたい」のならば、そういった職場を紹介してもらうのがベストです。
「責任を負うのは嫌だし、自分の時間を大切にしたいからボーナスなどがなくなってもいいから派遣社員になった」という人なら、それに見合った立ち位置―与えられた仕事をこなす職場―を紹介してもらうようにすればいいわけです。
優秀な派遣会社の担当営業者やコーディネーターは、ひとりひとりの派遣社員の立場や希望を理解してマッチした仕事場を探してくれます。今現在、派遣先会社での自分の立場に不満がある場合にはすぐに担当者に連絡をして相談してみて下さい。
もし担当者があなたの悩みに理解を示さなかったり、適切なアドバイスや企業との交渉を行ってくれなかったら、もっと別の派遣会社に登録しましょう。
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