dodaの「プレミアムオファー」とは、あなたの職務経歴やスキルを見た企業側から、「興味があるのでぜひ話してみたい」と直接送られてくるスカウトのことです。
通常のオファーとは違って面接が確約されており、内定に繋がりやすいのがメリット。
ここでは、dodaのプレミアムオファーとは何か、そして多く受け取る方法や内定に繋げるコツはあるのかを解説していきます。
dodaプレミアムオファーとは
dodaのプレミアムオファーとは、あなたの職務経歴やスキルを見て企業側が「ぜひ話してみたい」と思った場合にだけ送られる、特別なスカウトのことです。
dodaの会員登録をしていれば、「スカウトサービスを利用する」に申し込むだけでオファーを受け取れるようになります。
ここではプレミアムオファーの特徴と、通常オファーにはないメリットを詳しく説明します。
面接が確約されている
企業側があらかじめ「Web履歴書」や「職務経歴書」を見て魅力を感じた人に送られるため、dodaのプレミアムオファーは書類選考が免除=面接が確約されています。
条件さえ当てはまれば自動的に送られる通常オファーとは違い、プレミアムオファーは企業の採用担当が吟味した上で直接送っている分、マッチ度も高いです。
すでに企業側があなたに興味を持っている状態から選考がスタートするため、内定率も高い傾向にあります。
現職が忙しくても企業ごとの書類作成をせずに済み、1~2回程度の面接を経て内定が出るので効率的に転職活動することが可能です。
ただしプレミアムオファーは内定を保証するものではないため、企業研究や立ち振る舞いの面接対策など、しっかり準備する必要はあります。
通常のオファーよりも真剣度が高い
無制限に送れる通常オファーに比べ、プレミアムオファーは企業側の真剣度が高いスカウトです。
企業側がプレミアムオファーを送れる数は決まっており、1通に1,650~2,000円の費用がかかっています。
つまり「費用をかけてでも本気で会いたい、魅力的な人物」だと思った相手にのみ送られるプレミアムオファーを受け取れれば、内定に繋がりやすいと言えるでしょう。
一般では公開されていない非公開求人もある
dodaのプレミアムオファーには、一般公開しない「非公開求人」を出している企業から届くスカウトもあります。
以下は非公開求人に関してdoda公式サイトが明記していることです。
経営幹部クラスの募集、新規事業・新商品開発に携わるプロジェクトマネジャー・メンバーの募集など、そのポジションが戦略的に重要な場合はトップシークレットで採用活動を行います。
(引用:doda)
非公開求人は公開求人に比べて年収や待遇が良い傾向にあるため、年収やキャリアをアップさせたい人にはとくにプレミアムオファーの活用がおすすめです。
dodaでプレミアムオファーを多く受け取る方法・コツ
ただdodaに登録しただけでは、送られてくるプレミアムオファーの数が少ないこともあります。ここでは、dodaのプレミアムオファーを多く受け取る方法を解説するので、ぜひ実践してください。
1.レジュメ(Web履歴書・職務経歴書)を充実させる
dodaとスカウトサービスに登録したら、まずはレジュメ(Web履歴書・職務経歴書)を作りこむことが大事です。
企業側があなたにスカウトを送るかどうか判断する材料なので、プレミアムオファーが送られるかどうかは、レジュメの完成度にかかっていると言えます。
最初は作成に時間がかかるかもしれませんが、一度作り込んでおけば企業ごとの応募書類を作成しなくて済むので結果的に楽ですよ。
転職意欲があるのだと伝わるよう、空欄などなくしっかり書いて、下記のように完成度100%を目指しましょう。
▼dodaではWeb履歴書の完成度が分かる
(引用:doda)
Web履歴書・職務経歴書は数字を用いて具体的に
あなたの職務経歴を分かりやすく伝えるには、経験や実績を数字で分かりやすく書くことが重要です。
今までどんな経験やスキルを積んで、それがどう企業のプラスになったのか、具体的な数字を用いて実績を書きましょう。
また将来のキャリア像がある人は、どういう人材になりたくて、そのために今のスキルがその会社でどう活かせるのかなども織り交ぜられると良いですね。
dodaには職務経歴書のサンプルも職種ごとに用意されているので、書き方に悩んでいる人は参考にしてみてください。
2.具体的な会社名、役職名、希望年収を明記する
dodaのプレミアムオファーをもらうには、レジュメに会社名、役職名、年収もしっかり記入することをおすすめします。
具体的な企業名や担当役職が分かったほうがスカウト側もあなたをイメージしやすく、プレミアムオファーを受け取れる確率も上がるでしょう。
ただ役職を書くだけでなく、以下のように具体的な業務内容も一緒に書くと伝わりやすいです。
株式会社doda(転職サイトを運営する独立系人材企業)オペレーション部配属
【役職】統括責任者
【部下数】10名
【担当業務】業務管理・CRM・カスタマーサポートなど
【実績】
20XX年度 サービス導入率○○%アップ、クレーム件数○○%減少
20XX年度 社内賞受賞
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【希望年収】○○万円
経験と求人内容がたとえマッチしていても、希望年収が大幅に違うと双方にとって時間の無駄なので、年収についても明記しておくと良いですよ。
3.とにかくこまめにログインして、レジュメを更新する
dodaでプレミアムオファーをもらうには、こまめにログインとレジュメの更新をしておくことも大切です。
スカウト側の画面では、求職者の「最終ログイン日」「最終レジュメ更新日」を閲覧できます。
こまめにログインしておけば、「この人はまだ転職活動をしていそうだから、返事をくれるかも」と思われ、企業からプレミアムオファーを受け取れる確率が上がりますよ。
毎日がベストですが、どんなに忙しくても週1回はログイン日とレジュメを更新しておきましょう。
プレミアムオファーが来た後、転職成功のために必要なこと
dodaのプレミアムオファーは、受け取って終わりではありません。ここではプレミアムオファーを内定に繋げ、転職を成功させるためにやるべきことを解説します。
1.スカウトの本気度を確かめる
プレミアムオファーを受け取ったら、まずは企業側の本気度を確かめましょう。
オファーメールの文面を読み、以下の点が言及されているかを確認してください。
- あなたの経験やスキルを把握し、マッチした仕事内容を提示しているか
- オファーした理由が書かれているか
- 就業した場合の条件・待遇が明確に書かれているか
プレミアムオファーを送る数に制限があるとはいえ、ノルマを満たすために複数のスカウトを同時送信している企業も一部あります。
いい加減にスカウトを送っている企業は、オファーに応募しても反応がなかったり遅かったりするため、切り替えてほかのオファーを待ちましょう。
2.早めに返信する
プレミアムオファーの内容が気になったら、早めにメールの返信をすることも大切です。
通常dodaでは企業との間にキャリアアドバイザーが入りますが、プレミアムオファーを受け取った場合は直接応募しなければならず、企業とは自分でやり取りをします。
プレミアムオファーはあなた以外のライバルにも送られている可能性があるので、返信が遅れると採用枠が埋まって応募できなくなるかもしれません。
気になることがある場合は応募前に企業に連絡もできるので、希望とマッチしているかを確認し、応募するかどうかの判断は早めに行いましょう。受けたい求人でなければ、返信せずに無視しても大丈夫です。
3.複数届いた場合は、複数受けてみる
プレミアムオファーが何件も届いた場合は、ぜひ複数応募してみてください。複数の企業を受けたほうが面接の練習になり、条件なども比較できるので、同時進行しても問題はありません。
ただし、企業理解ができないまま選考当日を迎えてしまわないよう、面接の詰め過ぎにだけは注意が必要です。
内定が出ると早めに返事を求められることもありますが、将来やりたいことや達成したい目標がその企業で本当に叶えられるかをよく考え、納得いくまで転職活動しましょう。
dodaのプレミアムオファーによくある質問【Q&A】
最後にdodaのプレミアムオファーに関してよくある質問をまとめたので、チェックしてみてください。
dodaの利用に料金はかかる?いくら?
オファーの閲覧・応募含め、dodaで仕事を探している人は、登録から内定までの転職サポートすべてを無料で利用できます。
お金を払っているのは企業側であり、プレミアムオファーは本気度の高い限られた相手だけに送られる仕組みです。
プレミアムオファーは無視しても大丈夫?
プレミアムオファーを無視しても、その後のオファーに影響したりはしないので安心してください。dodaの公式ページでも、以下のように辞退の連絡は必要ないことが記載されています。
会員専用ページに届く「企業からのオファー」や、オファーが届いたことをご連絡する「お知らせメール」への辞退連絡は不要です。
(引用:doda)
経歴やスキルによってはプレミアムオファーを多数もらう人もいるので、律儀に返さなくても問題ありません。断った企業から何度もプレミアムオファーが届く場合は、ブロック機能でメールを拒否できます。
プレミアムオファーが来ても落ちることはある?
プレミアムオファーは書類選考がない「面接確約オファー」ですが、面接はあくまで選考なので、対策不足だと当然落ちることもあります。
企業側があなたひとりだけにプレミアムオファーを送っていると思わずに、気を引き締めて選考に臨むことが重要です。