カナダ・オーストラリアでのワーキングホリデー経験を持つヒカリが詳しく解説していきます!
ワーキングホリデーとは、海外で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために就労をすることを認めるられているビザのことを指します。
滞在資金を稼ぎながら海外に滞在できる、といっても最低70万~100万ほどの貯金をしてから渡航することを推奨します。
理由としては、職探しをしている間の生活費が必要となるためです。
渡航先の語学が堪能でない人ほど仕事が見つけずらいことは事実で、語学力に自信が無い人ほど多めの貯金をしておくと良いでしょう。
とはいっても、仕事さえ見つかれば生活費だけでなく貯金も可能なので、ワーキングホリデー終了後には出費額と稼いだ額がとんとん、もしくは、使用した額以上に稼ぐことができる場合もあります。
本記事では、ワーキングホリデー人気国のオーストラリア・ニュージーランド・カナダ・韓国・イギリス・フランスへワーキングホリデーに行った経験者の体験談を元に「実際に生活費や渡航費、学校費用が合計でいくらかかったのか?」「どんな職に就き、どのくらいの収入があったのか?」について解説するだけでなく、留学ローンやワーキングホリデー成功方法の秘訣についても解説していきます。
ワーキングホリデーについてやメリット・デメリットについて知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
⇒ワーキングホリデーとは?簡単で分かりやすい完全ガイド。年齢・期間・国別制度の違いなど
【国別!経験者が語る】ワーキングホリデーで実際にかかった費用
それでは、早速ワーキングホリデーにかかった費用についてからご説明していきます。
「一年でだいたいどのぐらいの費用がかかるの?」「国によって、かかる費用ってどのぐらい違うの?」「どのぐらいのお金を準備しておけば良いの?」
このような質問に対し、実際のワーキングホリデー経験者の実例を元に解説していきます!
ワーキングホリデー体験者の実例から分かったことは以下の3点です。
- 出費額とアルバイトで稼いだ額がほぼ同じなので、ワーキングホリデー前の出費額はプラマイゼロになる
- 現地語が日常会話が話せるとレベルだと、職を選ばなければすぐに仕事が見つかる
- すぐに仕事が見つかるわけではないのである程度の貯金をしてからの渡航がベスト
本記事では、ワーキングホリデーの中でも特に人気なオーストラリア・ニュージーランド・カナダ・イギリス・韓国・フランスの6カ国をピックアップして説明しています。
オーストラリアで一年にかかった費用
女性Cさんの場合 渡航年:2019~2020年 渡航時:24歳 | |
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留学エージェント費用 | 使用していない |
渡航費用(航空券代金・海外留学生保険) | 30万円 |
学校関係費用(入学金・教材費・授業料) | 学校に行っていない |
家賃(ホームステイ後にシェアハウス) | 120万円 |
アルバイト収入 | 215万円 |
食費 | 12万円 |
娯楽費・その他の費用(交通費・飲みやバー代・カフェ代・服代・遊園地や展覧会・お土産など) | 60万円 |
合計 |
出費費用:約222万円 |
Cさん
日本食レストランと現地レストランで働いていました!
当時の私の英語力(日常会話やオーダー取りは問題なくできるレベル(ビジネスは難しい)で、日本食レストランはオーストラリアに到着して1ヶ月くらいしてから見つけることができ、現地レストランは3ヶ月くらいしてから就くことができました。
ニュージーランドで一年にかかった費用
女性Yさんの場合 渡航年:2018~2019年 渡航時:29歳 | |
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留学エージェント費用 | 15万円 |
渡航費用(航空券代金・海外留学生保険) | 20万円 |
学校関係費用(入学金・教材費・授業料) | 学校に行っていない |
家賃(ホームステイ後にシェアハウス) | 73万円 |
アルバイト収入 | 240万円 |
食費 | 60万円 |
娯楽費・その他の費用(交通費・飲みやバー代・カフェ代・服代・遊園地や展覧会・お土産など) | 12万円 |
合計 |
出費費用:約180万円 |
Yさん
仕事は、都心から離れた郊外のホテルでレストランのウェイトレスをしていました。
日本でも英語を使う仕事をしていたため、英語力は、upper intermediate(日常会話は問題なくできるレベル)ぐらいだったと思います!
カナダで一年にかかった費用
女性Tさんの場合 渡航年:2022年4月〜12月 渡航時:19歳 | |
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留学エージェント費用 | 留学エージェントを使用していない |
渡航費用(航空券代金・海外留学生保険) | 40万円 |
学校関係費用(入学金・教材費・授業料) | 20万円 |
家賃(シェアハウス) | 78万円 |
アルバイト収入 | 204万円 |
食費 | 60万円 |
娯楽費・その他の費用(交通費・飲みやバー代・カフェ代・服代・遊園地や展覧会・お土産など) | 60万円 |
合計 |
出費費用:約258万円 |
Tさん
カナダで簡単に仕事が見つかると思い語学学校に通わないことに決めました。しかし、実際の面接のでは英語力が足りないからと断られたり、自分の希望の職種に最初から就くことはできなかった為、途中から2ヶ月ほど語学学校に通いました。
通う前はラーメン屋さんでのキッチンスタッフとして働いていまいしたが、語学学校に通った後は、イタリア料理レストランでサーバースタッフとして働くことができました!
イギリスで一年にかかった費用
女性Aさんの場合 渡航年:2016年〜2018年 渡航時:27歳 | |
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留学エージェント費用 | 留学エージェントを使用していない |
渡航費用(航空券代金・海外留学生保険) | 30万円 |
学校関係費用(入学金・教材費・授業料) | 学校に行っていない |
家賃(シェアハウス) | 360万円 |
アルバイト収入 | 720万円 |
食費 | 120万円 |
娯楽費・その他の費用(交通費・飲みやバー代・カフェ代・服代・遊園地や展覧会・お土産など) | 240万円 |
合計 |
出費費用:約750万円 |
Aさん
私は、日本食レストランのウエイトレスと地元バーレストランのキッチン補助/人手が足りない時はバーマンやウエイトレスをして働いていました!
日常生活や、カフェ・レストレランで働くくらいなら問題ないが、オフィスワークなどは難しいレベルの英語力でした。
韓国で一年にかかった費用
女性Yさんの場合 渡航年:2022年〜2023年 渡航時:28歳 | |
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留学エージェント費用 | 留学エージェントを使用していない |
渡航費用(航空券代金・海外留学生保険) | 10万円 |
学校関係費用(入学金・教材費・授業料) | 学校に行っていない |
家賃(※1オフィステルでシェアハウス) | 36万円 |
アルバイト収入 | 現在職探し中 |
食費 | 60万円 |
娯楽費・その他の費用(交通費・飲みやバー代・カフェ代・服代・遊園地や展覧会・お土産など) | 60万円 |
合計 |
出費費用:約166万円 |
※1オフィステルとは、オフィス+ホテルの造語で、高層ビルの低層階にコンビニ・クリーニング屋等商業施設が入店していることが多く、上層階が住居になっている建物のことを言います。
Yさん
現地での就労は未だ実現しいません。語学力をアピールできないと、仕事を探しづらい場合があります。
私は、現在オフィステルに友人と一緒にシェアハウスしていますが、韓国のオフィステルの相場金額はだいたい6万~10万ほどです。
フランスで一年にかかった費用
女性Yさんの場合 渡航年:2022年〜2023年 渡航時:28歳 | |
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留学エージェント費用 | 30万 |
渡航費用(航空券代金・海外留学生保険) | 20万円 |
学校関係費用(入学金・教材費・授業料) | 150万 |
家賃(ホームステイ1カ月、学校寮3カ月、シェアハウス8カ月) | 120万円 |
アルバイト収入 | 80万 |
食費 | 60万円 |
娯楽費・その他の費用(交通費・飲みやバー代・カフェ代・服代・遊園地や展覧会・お土産など) | 60万円 |
合計 |
出費費用:約440万円 |
Mさん
私はフランス到着後4ヶ月目頃に職を見つけ、現地旅行会社で日本からくる観光客の空港〜ホテル間の送迎アシスタントとして働いていました!
語学学校に3カ月通いましたが、フランス語は必要最低限話せるレベルでした。
上記のMさんの体験談で少しだけ補足です。
Mさんが通っていてた語学学校の値段を見て”3か月で150万...?”と驚かれた方もいるのではないでしょうか。
Mさんが通っていてた語学学校は留学で有名なEF語学学校で、私もカナダへ初めて留学したときにEF語学学校に5カ月通っていました。
後に他の語学学校と比べてから気付いたことですがとにかく値段が高い...!
しかし、学校のカリキュラム自体はしっかりとしており、様々なアクティビティや細かいレベルでクラス分け、有名な語学学校なため、他国から毎週新しい生徒が入学するので友達が作りやすい、などの利点は多くあります。
語学学校を決める際は、様々な語学学校を比べてから決めることをお勧めします。
(※安すぎる学校はカリキュラムがずさんなところもあるので注意が必要です)
ワーキングホリデーに行きたいけどお金がない場合は借りられる?
ワーキングホリデは働きながら海外に住めるビザではありますが、新しい国に到着した日からすぐに仕事が見つかるということはなかなか難しいです。
やはり、仕事を探している間の生活費として、ある程度の貯金はどうしても必要になってきてしまいます。
しかし!「貯金も無いし、貯金に時間もかかるし、ワーキングホリデーは諦めるしかないか...」と諦めるにはまだ早いです!
実は、国や銀行などがワーキングホリデーを支援してくれる「留学ローン」というものがあります。
代表的なもので、「国の教育ローン」「銀行の教育ローン」「銀行のカードローン」「銀行のフリーローン」の4つがあります。
それぞれのメリット・デメリットなどを簡単にご説明していきます。
簡単にまとめたものが以下です。
- 【国の教育ローン】融資額は他のローンに比べると少ないが、金利が安く、収入が低い人でも申請できる
- 【銀行ローン】国の教育ローンに比べて融資が早く受けられるが金利は低くない
- 【銀行のカードローン】融資枠内であれば何度でも借り入れ返済が可能だが、返済が長期化する可能性もある
- 【銀行のフリーローン】上限金額が高いが追加借り入れができない
圧倒的におすすめ、国の教育ローン
国の教育ローン | |
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メリット・デメリット | 【メリット】 圧倒的に安い金利 返済期限が長い 収入が低い人でも申請可能 【デメリット】 利息の支払いが借りた翌月か翌々月から始まる 他のローンに比べると融資額低め |
借入限度額 | 上限450万円 |
金利 | 固定金利1.95% |
返済期間 |
18年以内 |
利用条件 |
【対象学校】修業年限が3ヵ月以上で、中学校卒業以上の方を対象とする教育施設 |
国の教育ローンに落ちた人でも大丈夫!銀行の教育ローン
※1銀行の教育ローン | |
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特徴 | 【メリット】 最短で即日融資が可能な銀行が多い 資金使途の範囲が幅広い 【デメリット】 教育ローンとしては金利は低い方ではない 在学中から利息を支払わなければならないことが多い |
借入限度額 | 300~500万円 |
金利 |
変動金利4%前後 |
返済期間 |
最長10年 |
利用条件 |
【年齢】18歳以上~70歳※2 |
※12023年6月時点での、三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行の教育ローン条件を参照
※2年金収入のみは対象外
※3平均対象年齢です。銀行によって20歳以上からだったり、65歳以下までだったりと違いがありますので、詳しくはご利用の銀行へお問い合わせください
※4銀行によって利用条件に含まれていない場合もあありますので、詳しくはご利用の銀行へお問い合わせください
融資枠内であれば何度でも借り入れ可能!銀行のカードローン
※1銀行のカードローン | |
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特徴 |
【メリット】 |
借入限度額 | 10~800万円※2 |
金利 |
金利年2%~14%前後 |
返済期間 |
完済日まで |
利用条件 |
【年齢】20歳以上~65歳未満※3 |
※12023年6月時点での、三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行の教育ローン条件を参照
※2平均利用限度額です。銀行によって利用限度額に違いがありますので、詳しくはご利用の銀行へお問い合わせください
※3平均対象年齢です。銀行によって69歳以下までだったりと違いがありますので、詳しくはご利用の銀行へお問い合わせください
融資金額が多く必要な人向け!銀行のフリーローン
※1銀行のフリーローン | |
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特徴 |
【メリット】 |
借入限度額 | 10~1000万円 |
金利 |
金利年1.9%~14.6%前後 |
返済期間 |
1年以上10年以内 |
利用条件 |
【年齢】満20歳以上69歳以下 |
※12023年7月時点での、横浜銀行を参照
⇒ワーキングホリデーとは?簡単で分かりやすい完全ガイド。年齢・期間・国別制度の違いなど