世の中には、さまざまな仕事があふれています。その中でも、できるだけ人と関わる仕事がしたいと思う人も多いかと思います。では、人と関わる仕事にはどのような仕事があるのでしょう。
ここでは、人と関わる仕事について解説します。また、人と関わる仕事に就くためにあった方がよいスキルや経験、そしてどんな人に向いている仕事なのかを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください♪
接客業や塾講師など、人と関わる仕事を7年以上やってきた私の体験談も交えて、説明していきます!
人と関わる仕事4選
人と関わる仕事は多くありますが、その中でも今回は以下の4つの業種をピックアップして詳しく紹介いたします。
人と関わる仕事は幅が広いですが、その特徴や仕事内容は異なり、求められるスキルも業種によって変わってきます。以下の表で、業種別に見た求められるスキルの一覧表を用意したので、ぜひ参考にしてみてください。
コミュニケーション能力とは、相手と言語的・非言語的コミュニケーションを利用して意思疎通ができ、関係性を築いていくスキルのことで、会話術は、相手の心を掴み、興味を持ってもらえるような会話ができるスキルのことを指します。また専門知識は、担当分野における専門的な知識があること。論理的思考は、物事を論理的に考えられる能力のことです。
以下で、それぞれのスキルについても詳しく説明し、各業種に向いている人の特徴もまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
人と関わる仕事:①営業職
▼営業職に関する基本情報
特徴 | |
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仕事内容 | 自社のサービスや商品を一般消費者や企業に売る |
仕事で関わる相手 | 企業(B to B)や一般消費者(B to C) ※勤め先の企業によって、営業先(仕事で関わる相手)が変わる |
営業手法 | 新規開拓営業・ルート営業・訪問/テレアポ営業・飛び込み営業 |
求められるスキル | コミュニケーション力・会話術 |
給与 | 年収:391万円 ※参照:求人ボックス |
営業職は、自社のサービスや商品を一般消費者や企業等に売るのが仕事です。勤め先によって、営業先が企業なのか、一般消費者なのかが変わってきます。また営業手法によって、働き方も大きく変わります。営業職がどんな職業なのかイメージできるよう、具体例を出して説明していきますね。
例えば、あなたがエアコンを売っている会社に勤めているとします。
①新規開拓営業の場合
取引のない顧客や企業に対して自社の商品を売る新規開拓営業の場合、購入の見込みがあるお客さん(企業・顧客)を見つけるために、電話や飛び込み訪問といった方法でひたすら営業をかけていきます。信頼関係が何もない状態での営業なので、相手に興味を持ってもらえるような会話をしながら営業をするスキルが必要です。また、全く取引のない状態から顧客を見つけることは大変で、断られ続けれも諦めずに営業を続ける忍耐力も必要になります。
②ルート営業の場合
ルート営業で商品を売る場合は、すでに取引のある企業や顧客に対しての営業なので、新規開拓営業と比べるとハードルは低いでしょう。この場合、電話やメールといった方法のほかに、自社の商品(エアコン)の点検などで顧客の元を訪れた際に、新しい商品に関する営業をかけます。この場合、取引先との会話の中で相手が何を求めているのかを見極め、商品を提案するスキルが必要です。
営業職に向いている人
上記でも説明したように、営業職では相手が求めているものを的確に抑え、サービスや商品を提案し、商品を買ってもらう仕事です。そのため、聞き上手であることはもちろん、自社製品を相手に勧める提案力や話術などが求められます。また、営業成績のノルマを設定している企業もあり、目標に向かって一生懸命仕事できる人が求めれらます。
上記の点から、以下に当てはまる人は営業職に向いているでしょう。
・よく相談され、回答すると喜んでもらったことがある
・人に物をおすすめするのが好き
・目標に向かって努力することができる
求められるスキルも多く、ノルマがある場合もあるため、営業職は大変という印象が多いですが、大きな契約をまとめられたときには達成感がありますし、顧客からダイレクトに感謝されやすいことも営業職の魅力です。
営業職として働く方法
営業職は新卒や未経験からでもチャレンジできる求人が多く、営業職で働けるチャンスはたくさんあります。求人から自分が興味のある商品やサービスを提供している企業を選び、応募するのが良いでしょう。
会社で営業スキル等の教育を行ってくれる所が多いので、未経験者で不安な方は、教育をしっかりしてもらえる会社かどうか調べ、応募することをオススメします。
以下の派遣会社・転職エージェントでは、営業職に関する求人が多数あり、勤務地や年収を指定して求人を検索できるので、ぜひ利用してみてください。
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人と関わる仕事:②塾講師
▼塾講師に関する基本情報
特徴 | |
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仕事内容 | 受験合格や成績アップに向け、小学生〜高校生までの子供たちに授業を行う。保護者と面談を行うのも業務の1つ。 |
仕事で関わる相手 | 学生・保護者 |
授業形態 | 1対1、または集団授業が基本 |
求められるスキル | コミュニケーション力・人の心を掴む話術・専門知識・指導力・論理的思考 |
給与 | 年収:351万円 ※参照:求人ボックス |
受験合格や成績アップを目指す子どもたち(小学生〜高校生)に授業を行い、目標達成のサポートをする仕事です。定期的に保護者の方と面談をするため、子ども以外の保護者など、大人の方と接する機会も多くあります。
また放課後の子どもたちに対して授業を行うため、勤務時間は14:00〜23:00と遅めの時間帯になり、生活リズムは夜型になるでしょう。
私が塾講師として働いていた頃のスケジュールや業務内容をお伝えします。
・15:00〜 保護者の方と面談
・17:00〜 授業①
・18:30〜 授業②
・20:00〜 授業③
・21:30〜 生徒たちの成績を確認し、授業スケジュールを立てる
・23:00 勤務終了
講師に向いている人
人と密に関わる仕事のため、コミュニケーションスキルは必須ですが、そのほかにも指導力や専門知識が必須スキルとなります。スキルや業務内容から、講師に向いている人の特徴をまとめてみました。
・人に何かを教えることが好きな人
・何か1つでも、人に指導できるほどの専門的な知識を持っている人
・子どもが好きな人
塾講師は生徒一人一人に合った授業の進め方をしなければならないため、臨機応変に対応できる力が必要だと、実際に働いていて実感しました。
講師になる方法
「塾講師で、学生の力になりたい!」と思ったら、実際に転職サイトや求人サイトで求人を検索してみましょう!未経験者でもしっかりとサポートしてくれる所が多いので、安心して始められます。
私が塾講師の求人を探していたとき「塾の種類が多すぎて、どこの塾が自分に合っているかわからない」と悩んだので、専任のアドバイザーがいる転職エージェントに登録をし、その人に相談しながら就職先の塾を探しました。なので、塾講師で転職活動をする方は、以下の転職エージェントに登録して探してみることをオススメします!
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人と関わる仕事:③販売員
▼販売員に関する基本情報
特徴 | |
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仕事内容 | 商品を顧客に売る |
仕事で関わる相手 | 一般消費者 |
業種 | アパレル/化粧品/雑貨/家電製品など |
求められるスキル | コミュニケーション力・人の心を掴む話術・専門知識・ヒアリング能力 |
給与 | 年収:348万円 ※参照:求人ボックス |
販売員は、自社の商品を顧客に売ることが仕事です。アパレル業や、百貨店の化粧品売り場で見る販売員などがこれに当たります。
販売員は目の前のお客さんに自社の商品を買ってもらうために、お客さんからニーズを聞き出し、そのニーズを満たす商品を提案することが求められます。また商品を魅力を伝え、お客さんに「欲しい!」と思わせるために、商品について熟知し、専門的な知識を身につけておく必要があります。例えば、家電製品の販売員の方って家電にすごく詳しくて、迷っているお客さんの買い物のサポートをしてくれますよね。販売業ではそういった専門的な知識が売上のために必要となります。
私もアパレルで3年ほど働いていたのですがコミュニケーションスキルはもちろんのこと、「この骨格には、この形のスカートが合う」などの専門的な知識が必要とされていました。
販売員に向いている人
業務内容やスキルからわかった、販売員に向いている人の特徴はこちら。
・自分の好きな分野の知識を活かしたい人
・コミュニケーションスキルが高い人
販売員になる方法
販売員はアルバイトも含め、求人が多いです。私がアパレルで働いた時は、大手アルバイト求人サイトから応募し、後日面接を受けました。面接では「どんなファッションの系統が好きか」や「このニットをどうやって、お客様にオススメするか」など、ファッションに関することについて多く質問されたので、その分野に関する知識を付けておくことが、内定につながるポイントです!
また販売員では、アルバイトや契約社員から正社員へ昇格できるケースも珍しくありません。なので、最初はアルバイトや派遣社員として働いてみるのも一つの方法です。以下の派遣・転職サイトを利用すると、専任アドバイザーの方がキャリアについての相談に乗ってくれるので、今後のキャリアを意識しながら転職活動をしたい方は、ぜひ以下のエージェントを利用してみてください。
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人と関わる仕事:④介護士・介護スタッフ
▼介護士・介護スタッフに関する基本情報
特徴 | |
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仕事内容 | 高齢者や障害者の食事やお風呂などのサポートをする仕事 |
仕事で関わる相手 | 高齢者・障害者 |
求められるスキル | コミュニケーション力・観察能力・判断能力 |
給与 | 年収:324万円 ※参照:求人ボックス |
介護士や介護スタッフは、高齢者や障害者をサポートする仕事です。
一人で生活することのできない高齢者や障害者の生活をサポートするので、観察や判断能力、そして相手の立場になって考える力が必要になります。そして、相手と信頼関係を築くことが重要なので、誰からも好かれるコミュニケーションスキルも求められます。
介護士・介護スタッフに向いている人
そんな介護士に向いている人はこんな人です。
・誰かの役に立ちたい人
・誰とでも仲良くなれる人
介護士・介護スタッフになるには
介護スタッフなら資格は必要ありませんが、介護士は資格が必要です。そのため、介護士を目指す方は介護福祉士の資格を取得する必要があります。
介護福祉士の資格を取得していれば、就職しやすくなるというメリットもあり、また資格手当がつく場合もあるので、取得したほうがよいかもしれません。
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人と関わる仕事で役立つ経験・スキル3選
- 接客業のアルバイトを経験する
- ボランティアを経験する
- リーダーシップ経験を積む
人と関わる仕事に就く際には、上記のような経験があったほうがよいでしょう。仕事で役に立つ可能性があるからです。
それぞれの資格や経験について、詳しく解説します。
接客業のアルバイトを経験する
人と関わる仕事に就きたいのなら、接客業のアルバイトはしておいた方がよいでしょう。
接客業のアルバイトでは、本当にいろんな人と関わるので、コミュニケーションスキルや臨機応変に対応できる力が付きます!実際に、飲食店での接客経験がアパレル販売員での接客で生かされました。
またアルバイトで経験しておくことで、本当に人と関わる仕事が向いているのかがわかり、自己分析に役立ちます。実際に学生時代、接客業を経験し、そのまま接客業へ就職をした友達も周りにいました。
さらに、人と関わる仕事への就職や転職の面接時には有力なアピールポイントとして、アルバイトでの経験を活用することができるので、接客業の経験はしておきましょう。
ボランティアを経験する
ボランティアもさまざまな人たちと関わるため、人との接し方が学べます。そのため、人と関わる仕事をする際に、ボランティアでの経験が非常に役に立ちます。
接客業のアルバイトでは、本当にいろんな人と関わるので、コミュニケーションスキルや臨機応変に対応できる力が付きます!
リーダーシップ経験を積む
リーダーシップ経験も、人と関わる仕事に就くために役に立ちます。
リーダーは組織の中で多くの人と関わり、指揮を取るので、必然的に「人との関わり方・対応の仕方」が培われます。また、講師などに必要な「指導力」も培われるので、リーダーシップ経験を積むことも非常に重要です。
バイトリーダーとしての経験が、塾講師として働いていた際に「指導力」として生かされました。また、リーダーはいろんな人と関わる必要があるので、人との関わり方もここで学びました。
人と関わる仕事に向いている人の特徴4選
- 誰とでもすぐに打ち解けられる
- 聞き上手(相手の要望に気づく)
- 協調性が高く協力しあえる
- 気配り上手で相手の気持ちを考えられる
人と関わる仕事に向いている人の特徴として、上記の5つがあげられます。それぞれの特徴について、さらに掘り下げて解説するので参考にしてください。
誰とでもすぐに打ち解けられる
誰とでもすぐに打ち解けられる人は、人と関わる仕事に向いているといえます。
職種にもよりますが、会った瞬間からすぐに相手の心を開かせることが求められることもあります。じっくり関係性を築いていくタイプよりも、できるだけ短時間で距離を縮められる人の方が向いていることが多いです。
まさにアパレル業で、このスキルを求められました!当時の店長は明るく、誰とでも仲良くなれるタイプだったので、いつもお客さんと打ち解けるのがすごく早く、うらやましかったです…
聞き上手(相手の要望に気づく)
人に関わる仕事では、聞き上手の人も向いています。
人と関わる仕事では、相手の話を聞くことが大切とされているからです。
多くの場合、相手の要望に応えることが仕事といえます。要望に応えるためには、その人が何を求めているのか知らなければいけません。
聞き上手なら、その人の要望を正しく知ることが可能です。要望を的確に引き出すことが可能なので、人と関わる仕事に向いているといえます。
本当にこのスキル大事!!お客さんとかって意外と自分の求めている物が明確になってなかったりするので、そこを引き出せるのも重要なスキルの一つになります。
協調性が高く協力しあえる
協調性が高い人も、人と関わる仕事に向いているでしょう。
協調性とは、自分とは異なる意見も取り入れ、協力し合いながら目標を達成する能力のことです。
人と関わる仕事は、必ず自分以外の相手が存在します。協調性が低い場合、互いに反発し合って仕事が進まないかもしれません。
人と関わる仕事では他者と協力し合ってスムーズに物事を進める力が求められます。がそのため、協調性が高い人は向いているといえるでしょう。
気配り上手で相手の気持ちを考えられる
気配り上手な特徴も、人と関わる仕事では重要視されるポイントです。
気配り上手な人とは、相手の気持ちや考えを素早く見抜き、相手の立場に立った行動ができる人のことです。
人と関わる仕事は、自分一人では成立しません。相手に気持ちよく協力してもらうためには、相手の気持ちに立った考え方や行動が必要です。
気配り上手な人は、これらを自然にできる能力を有しています。そのため、人と関わる仕事でも注目されるポイントなのです。
人と関わる仕事のメリット3選
- 反応や効果がダイレクトに分かる
- 社会人としてのマナーが身につく
人と関わる仕事に就くことで、得られるメリットがあります。そのメリットは、仕事へのやる気やモチベーションにつながるでしょう。
ここでは3つに絞って開設します。
人と関わる仕事のメリット①反応や効果がダイレクトに分かる
人と関わる仕事は、反応や効果がダイレクトに分かるというメリットがあります。
直接お客様と関わるため、喜びや感謝を間近で見ることは人と関わる仕事の醍醐味といえます。やる気やモチベーションアップにもなるので、メリットといえるでしょう。
アパレルで接客をしていた時に、お客さんが「すごく良い買い物ができました!」とルンルンで帰っていく姿を見るたび「もっと頑張ろう!」って思えました…!
人と関わる仕事のメリット②社会人としてのマナーが身につく
人と関わる仕事に就くと、幅広い年齢の人たちと関わることになるでしょう。多くの人たちと関わることで、話し方や立ち居振る舞いなどが身につきます。
人と関わる仕事のデメリット3選
- ストレスが溜まりやすい
- マイペースに仕事ができない
- 肉体的に疲れる
人と関わる仕事は、メリットばかりではありません。どんな仕事にもいえることですが、人と関わる仕事にもデメリットがあります。
ここでは3つのデメリットについて解説します。
人と関わる仕事のデメリット①ストレスが溜まりやすい
人と関わる仕事に就くと、ストレスが溜まりやすいというデメリットがあります。
関わる人は、気持ちの良い人ばかりではありません。中には合わないと感じる人もいるでしょう。しかし、仕事なので避けて通ることはできません。そのため我慢して付き合うことも多くなり、ストレスが溜まりやすくなるのです。
接客業をしていると、中にはすごく冷たい人も…確かにそういう時はすごくストレスを感じました。
人と関わる仕事のデメリット②マイペースに仕事ができない
人と関わる仕事は、マイペースに仕事ができません。
相手がいる仕事なので、合わせる必要があります。スケジュール通りに、仕事が進まないこともあるでしょう。
自分のペースで仕事がしたくても、相手に合わせなければならないのです。デメリットだと思う人もいるでしょう。
人と関わる仕事のデメリット③肉体的に疲れる
人と関わる仕事は、肉体的に疲れます。
仕事柄、立ち仕事や移動が多くなるからです。体調管理に注意しないと、倒れてしまうということもあるでしょう。
また、顧客対応のために休日も仕事をするということもあるかもしれません。身体を休める時間が少なくなるので、肉体的に疲れます。