
編集部の石崎です!
派遣として働きながら転職活動をして、社員を目指したいと思っていませんか?
実は私も派遣をしながら転職活動をしたことがありますが、派遣をしながらの転職活動は簡単なことではありませんでした。
しかし、あるコツを知っておけば効率的かつ確実に転職活動を進めることができるとわかったので、ここでは派遣をしながら転職活動をする際の成功のコツを紹介します。
なお、派遣をしながら転職活動をする場合下記の2パターンが考えられます。それぞれ大まかな注意点や成功のコツは以下の通りです。
<注意点> | <転職活動のコツ> |
---|---|
・派遣の仕事に支障をきたさないようにする ・スケジュール管理を徹底する |
・契約満了3ヶ月前に転職活動を始める |
この記事では、それぞれの状況ごとに注意点や転職活動成功のコツを書き分けています。ぜひ自分の状況に合わせて記事を読み進めていってくださいね。
派遣しながらの転職活動で注意すべき点

派遣として仕事をしながら転職活動をする際は、いくつか注意すべきことがあります。
注意点を知らずにいると、派遣会社や派遣先と思わぬトラブルを起こしてしまうかもしれません。
そこでここでは、
- 今は派遣として就業中で転職活動をしたい人
- 今は職でこれから派遣の仕事に就いて転職活動をしたい人
上記の2パターンごとに派遣しながらの転職活動で注意すべき点を紹介します。
今派遣として就業中で転職活動をしたい人の場合

次の3点に気をつけましょう!
- 契約期間が終わる前に派遣先の仕事は辞められるが推奨しない
- 面接のために急に休んだり勤務時間中に面接の予定を入れたりしない
- 転職活動によって派遣の仕事に支障をきたさないようにする
今派遣として就業中で転職活動をしたい人は、上記の3点に注意が必要です。それぞれくわしく説明します。
契約期間が終わる前に派遣先の仕事は辞められるが推奨しない
派遣社員は原則契約期間が終了するまで派遣先で働くのが決まりです。
実際は契約途中でも派遣先の仕事を辞められますが、マナーとして良くないのは事実です。派遣先の企業もいきなり辞められては困ることもあります。
そのため、派遣社員として転職活動をするなら、契約期間を見越して転職活動をしましょう。詳しくは記事の後半で紹介しますね。
スケジュール管理を徹底する
転職活動における面接は平日に行われることが多く、派遣の仕事と重なってしまうことが多々あります。
そのため、派遣として働きながら転職活動をする際は、スケジュール管理を徹底するのが基本です。
また、転職活動のために休んだり半休をもらったりする際も、直前に申請するのではなく余裕を持って申請し、派遣先に迷惑をかけないよう心がけましょう。
転職活動によって派遣の仕事に支障をきたさないようにする
今の派遣の仕事をしつつ転職活動をする場合には、派遣の仕事に支障をきたさないよう注意することも必要です。
というのも転職活動は、仕事探しはもちろん業界研究や面接などやるべきことがたくさんあり、体力的にハードだからです。
転職活動しんどい…
— つん。 (@TsulalaTsun) February 13, 2020
本腰を入れて取り組むほど、基本的な転職活動の流れや、業界・職種についての情報収集不足を痛感する。
それからお金。お金が尽きるならまた派遣やバイトをしなければならない。
だけども焦ってよく知らない企業に入って、続かないのは後のデメリットが大きい。
悩む。眠れない。
私もそうでしたが、派遣先でリーダーを務めている方や、ノルマがあるような業務に従事している方は特に注意が必要だと思います。
転職活動が原因で派遣の仕事に穴をあけたり、パフォーマンスが落ちてしまったりすると派遣先に迷惑がかかります。
かといって自分の身も守らなければならないので、結果的に転職活動を縮小しなければならないなんてことになると、負の連鎖です。
以上から、派遣の仕事と転職活動のバランスをうまく保てるよう自己管理をしておくのも成功のコツといえます。
今無職でこれから派遣の仕事に就いて転職活動をしたい人の場合

次の2点に気をつけましょう!
- 就業ハードルが高い仕事は選ばない
- 給与をはじめ条件を絞りすぎない
ここでは、今無職でこれから派遣の仕事に就いて転職活動をしたい人が注意すべき点を詳しく紹介します。
就業ハードルが高い仕事は選ばない
今無職でこれから派遣の仕事と転職活動を両立させる場合には、収入を確保するためになるべく早く派遣の仕事に就くことが重要です。
そのため、「経験者優遇」「実務経験2年以上」のように就業ハードルが高い仕事を選ばないように注意しましょう。
具体的には「未経験OK」「大量募集」といった求人に応募するといいですよ。
給与をはじめ条件を絞りすぎない
なるべく早く派遣の仕事に就くことが重要という意味で、派遣の仕事内容にこだわりすぎるのも控えるのがいいと思います。
条件を絞りすぎると、自ずと検討できる求人数が少なくなり、就業難易度が上がってしまうからです。
今から派遣の仕事を探す方は、「これからする派遣の仕事は転職するまでの収入源」と割り切った考え方をしておくとスムーズに仕事が決まり、転職活動に集中できますよ。
派遣をしながら転職活動を成功させる3つのコツ
先述したように、派遣をしながら転職活動をするには注意点が必要です。
ここでは、注意点を踏まえてどうすれば派遣をしながらも内定をもらうことができるのかを紹介していきます。
- 現在派遣として就業中で転職活動をしたい人
- 今無職で、派遣をしながら転職活動をしたい人
上記の2パターンごとに詳しくみていきましょう。
今派遣として就業中で転職活動をしたい人の場合
- 契約期間の3ヶ月前から転職活動をはじめる
- 一次面接は勤務時間外に設定し、二次面接以降は有給を使う
- 転職エージェントを使う
今まさに派遣働きながらも転職活動をしたいという場合は、上記の3つのコツを使うことで、転職活動をスムーズかつ確実に進めることができます。詳しく説明していきますね。
契約更新の3ヶ月前から転職活動をはじめる
派遣社員は基本的に契約期間中は契約解除をするのが難しいと説明しました。そのため、契約満了時期から逆算して転職活動を始めることが重要となります。
具体的には契約が切れる3ヶ月前から転職活動をはじめるのがポイントです。というのも、転職にかかる平均期間は約2ヶ月と言われているからです。
出典:doda「転職活動にかける期間の平均は? 」
私も転職活動経験がありますが、実際2ヶ月半で転職活動を終えました。
なお、スケジュールとしては以下のようになります。
- 更新3ヶ月前:転職活動をはじめる
- 更新2〜1ヶ月前:内定をもらう
- 更新1ヶ月前:派遣会社に契約解除を申し出る
ちなみに派遣社員が契約を解除するためには一般的に更新の1ヶ月前に申し出る必要があります。
その点でも契約更新3ヶ月前から転職活動をはじめれば、内定辞退のリスクも派遣会社とのトラブルのリスクも限りなく0に近づけつつ、転職活動を進めることが可能です。
一次面接は勤務時間外に設定し、二次面接以降は有給や半休を使う
派遣として働きつつ転職活動をする場合、一次面接は勤務時間外に設定するのがおすすめです。
というのも、一次面接は人事や現場の担当者が面接官をするケースが多く19時以降の面接に対応してもらいやすいためです。
一方で二次面接以降は、社長や事業部長・役員との面接が増えるため、平日の昼間に面接が組まれることが多く、有給や半休を使い対応するのがおすすめです。
また、有給や半休を取るにしても回数が限られると思うので、有給が取れた際は一度に複数社の面接を受けられるよう調整するのも転職成功のコツですよ。
なお、最近では新型コロナウイルスの影響でWeb面接を積極的に活用する企業が増えています。
自宅にいながら効率よく面接を受ける方法としておすすめなので、Web面接ができるかどうかもチェックしてみるといいですよ!
転職エージェントを使う
- 代わりに仕事探しをしてくれるから効率的になる
- 面接や書類選考のコツを教えてもらえるからより確実に内定をもらえる
- 派遣の仕事により集中できる
転職エージェントを使うと、自分自身の経験やスキル・転職希望条件にマッチする求人を紹介してもらうことができます。
また面接や書類選考対策を受けられたり、エージェントによっては一次面接を免除してもらえたりと、転職活動をより効率的に進めるなら利用必須のサービスです。
ただし転職エージェントにもさまざまな種類があるので、自分に合うエージェントを選ぶ必要があります。
今無職でこれから派遣の仕事に就いて転職活動をしたい人
- 就業ハードルが高い仕事は選ばない
- 給与をはじめ条件を絞りすぎない
- 紹介予定派遣として働き正社員を目指す
現在無職で、これから派遣の仕事と転職活動を両立させたい方は、上記の3つのコツを試してみてください。
契約期間が短い"短期派遣"をしながら転職活動する
今から派遣の仕事を探そうとしているなら、契約期間が3ヶ月以上の派遣を選ぶのは控えましょう。
仮に今から契約期間が半年以上の仕事に就き2〜3ヶ月で内定をもらえたとしても、契約期間が残っているので派遣を辞められず内定を辞退せざるを得なくなります。
そこで、今の時点で仕事に就いていない方におすすめなのが「短期派遣の仕事」です。
短期派遣とは文字通り、契約期間が短い派遣のことです。契約期間1〜3ヶ月と設定されていることが多く、工場勤務や事務・コールセンターの仕事に多くみられます。
中でももっともおすすめなのが、契約期間3ヶ月の派遣の仕事です。仕事に就いてから約2ヶ月で内定を獲得できれば、1ヶ月前に派遣を辞めることを派遣会社に伝えることができます。
また、内定を獲得した企業からも、入社日まで1ヶ月程度であれば待ってもらうことができるので、内定辞退のリスクを減らすことも可能です。
以上から、現在無職で、これから派遣の仕事と転職活動を両立させたい方は短期派遣(契約期間3ヶ月)の仕事を中心に探してみてください。
シフト制OKの派遣をしながら転職活動する
これから派遣の仕事を探す方は、シフト制OKの仕事を探すのもおすすめです。というのも、転職活動の選考が進むと平日の日中の面接が増えていくからです。
シフト制の仕事であれば、面接日を休みにすることができ、派遣会社に迷惑をかけることなく転職活動を進めることができます。
私の経験上、派遣をしながらの転職活動は「派遣先へ迷惑をかけていないか気になる」ことが多く心労につながることが多々ありました。そのため、シフト制の派遣を選ぶのはとてもおすすめです。
また、転職活動は意外にハードなので「適度に休みをいれられる」というメリットもあります。派遣としてフルタイムで働くと忙しくなり、転職活動に時間を割くことが難しくなるからです。
週5日のフル勤務ではなく週3〜4日などして、最低週1〜2日は転職活動の時間に充てるなど柔軟に働ける環境を用意しましょう。
紹介予定派遣として働き正社員を目指す
- 働きながら自分との相性を確かめることができる
- 職務経験を重ねることで職場での立場を確立でき、仕事がしやすくなる
- ハードな転職活動をしなくても済む
今無職で今後正規雇用に興味がある方は、紹介予定派遣を検討するのもおすすめです。紹介予定派遣とは、一定期間が過ぎた後に派遣先の社員または契約社員として働ける働き方のひとつ。
まずは派遣として働き、職場の雰囲気や会社・仕事との相性を確かめられるので、社員になった時にミスマッチを防げるのが魅力です。
私も紹介予定派遣から契約社員になった経験があります。
雰囲気や相性を確かめられたのはもちろん、仕事を通して周囲と良い関係を築けたので、社員になったあとも派遣の頃と同じ感覚でストレスフリーで働けたのを覚えています。
何より、紹介予定派遣であれば派遣の仕事と転職活動を両立する必要がないため、より少ない労力で社員を狙えるのが最大のメリットです。
紹介予定派遣として働きたい方におすすめの派遣会社3選

次の3社に登録してあればひとまず安心です!
- スタッフサービス
- テンプスタッフ
- リクルートスタッフィング
派遣として働いた後に、社員として契約できる紹介予定派遣ですが、安全な派遣会社を選ばないと、ブラックな職場に派遣されてしまう可能性もあります。
そこでここでは、紹介予定派遣の仕事を探す際におすすめの派遣会社3選を紹介します!
スタッフサービス
- 紹介予定派遣だけでも約7,000件と業界トップレベル
- 約40年の実績と人材派遣ノウハウがある
- 業界での信頼が厚く優良企業を多数掲載している
- 国から「優良派遣事業者」と認定されている
スタッフサービスは創業40年を迎える派遣会社です。業界トップレベルの12万件の求人を掲載しており、紹介予定派遣だけでも約7,000件の求人が掲載されています。
また、その実績から業界での信頼が厚く優良企業を多数掲載しているので、ブラックな求人を避けられるのもポイントです。
さらに、安全に利用できる「優良派遣事業者」認定されているのもおすすめできる理由です。
法律にのっとった情報開示・管理をしているのはもちろん、派遣社員のキャリアアップ・スキルサポート体制が充実しています。
以上から「紹介予定派遣の仕事選びに失敗したくない」「実績や人材育成ノウハウが蓄積されている会社を利用したい」方は、スタッフサービスをチェックしてみてください。
テンプスタッフ
- 1973年創業の老舗
- サポートの質が高い
- 福利厚生・スキルアップ支援が充実
- 優良派遣事業者に認定されている
- 普通に転職するのでは難しい紹介予定派遣も用意している
テンプスタッフもスタッフサービスと同様に歴史のある派遣会社です。優良派遣事業者に認定されているので安心して利用することができます。
また、テンプスタッフはサポートの質に定評がある派遣会社でもあります。
登録時に、これまでの経験やスキルなどを丁寧に深掘りしてもらえるので、自分でも気づけなかった適職を紹介してもらうこともできます。
さらに、普通に転職するのでは難しい紹介予定派遣が用意されているのも大きな特徴です。
そのため、「自分に合う仕事に就いて社員として働けるか確かめたい」「大企業や優良企業で社員を目指したい」という方はテンプスタッフをチェックしてみてください!
リクルートスタッフィング
- 安心のリクルートグループ
- 紹介予定派遣専門の担当者からサポートを受けられる
- スキルアップ研修の種類が豊富
- 大手企業の求人が多い
- 優良派遣事業者に認定されている
リクルートスタッフィングは、大手人材総合サービスを提供しているリクルートグループが運営しています。
最大の特徴は、紹介予定派遣専門の担当者からサポートを受けられることです。
紹介予定派遣として働くためには、派遣先での面接を突破しなければなりません。
リクルートスタッフィングなら、履歴書・職務経歴書作成のサポートや面接の手配を行なってくれるので、スムーズかつより確実に意中の仕事に就くことができます。
また、eラーニングや来社型の面接対策講座や電話での模擬面接などのサポートも受けられるので、選考に自信がない方にも最適です!
もちろん、リクルートグループならではの大手企業の求人や優良求人も数多く掲載されているため、「大手企業の社員を目指したい!」という場合にもぴったりです。
派遣しながら転職活動するコツを知ってスムーズに内定をもらおう!
<現在派遣として働いている場合> | <現在無職の場合> |
---|---|
|
|
派遣をしながら転職活動を成功させるには上記のようなコツを駆使するのがおすすめです。
現在派遣として働いているのか、無職なのかによってコツは異なるので、自分の状況に合う最適なコツを取り入れてみてください。
ちなみに現在就業中の方でより確実に転職を決めたいなら、転職エージェントの利用が最もおすすめです!詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
一方、現在無職でこれから派遣の仕事を探し転職活動も始めるなら、紹介予定派遣を検討するのもおすすめです。
以下の派遣会社を利用すれば、普通に転職活動するのでは出会えないような大手企業の求人を見つけることもできます!
実績十分で安心して利用できるため、ぜひチェックしてみてくださいね。