テスト/評価の仕事内容

テスト/評価の仕事とは

テスト/評価の仕事とは

ソフトウェアの開発などにおける「テスト・評価」を行うことが主な業務です。マニュアルに沿って操作することでテストを行い、動作に不具合が生じればレポートなどによってスーパーバイザーへ報告をします。

この業務は実際にテストを行うオペレーターと、テスト・評価に必要な時間や予算を算出し計画するスーパーバイザーがあり、主にこの2つに分類されるのです。

スーパーバイザーはオペレーターのフォローに回ることも多く、オペレーターはスキルアップによってスーパーバイザーへの道が開けるといった位置づけになります。

具体的にはコンピュータを始めとし、電子機器、機械、社内システム、携帯電話、デジカメ、デジタル家電といったソフトウェアがテスト・評価の対象となっています。

これらの商品を使う人の立場に立ってありとあらゆる場面や環境下での使用をシュミレーションすることで、実際の利用の場で不具合なく動作するように問題点を洗い出し解決に導きます。

必要な資格やスキル、経験

テスト結果をデーターとして入力しレポートにまとめることから、パソコンの基本的動作ワード・エクセル程度のスキルは必要とされます。またテストマニュアルを自分で製作する時もあります。

その場合は「このような操作をした場合はどうなるのか」「こういう状況下では?」といった日常で起こり得るさまざまなシュチュエーションを想定する想像力が必要となります。

問題発見から問題解決から全てを行う場合もあり、これにはコンピュータの専門知識も必要となります。

ソフトウェアテスト技術者資格認定といった資格がありますが、テスト・評価業務の知識レベルの指標となりますので有効と言えるでしょう。しかし資格の取得以上に、実践における努力をする姿勢が問われるとも言われています。

平均時給

1000円~1900円

求人例

ソフトウェア開発会社

・駅徒歩5分

・時給1900円

・残業月40時かん程度

・週休二日・即日~長期

これからの動向(ニーズなど)

製品が開発され市場に出るまでに、このテスト・評価は各段階でなんども繰り返し行われるものです。開発スケジュールなどは依頼案件の数に影響するようです。

またここ最近では新製品・バージョンアップ製品の開発スパンが大変短くなり、限られた時間の中でテスト・評価を導きださねばならないといった状況が多く見られます。

特に携帯電話やデジカメにはそういった状況が多々あり、それでもテスト・評価の正確性と信憑性に問題があることはが許されません。製品のクオリティがブランドの信頼に直結しているからです。

これからますますニーズが高まる業界であると言えます。

求められる人物像

求められる人物像

ちょっとの可能性でも見逃さないという慎重さが必要です。またふと湧いた疑問点などを放っておかず、再現性を持ってもう一度確かめるといったこだわりも欠かせません。針穴のように小さなものが、大きな穴になる場合もあるのです。

好奇心も「ものの仕組み」を理解する上で、大きな武器となります。毎日の生活の中で説明書を見ながら携帯やデジカメといった電子機器を扱うことや動作させることに喜びを感じる探究心を持つことが、求められる人物像につながるようです。

こんな職種にステップアップ

スキルアップによって、スーパーバイザーへの昇格を果たされる方が多いようです。コンピュータの知識や数々の動作問題に精通することから、CEやユーザーサポートへの転職なども見られます。