派遣社員で働いた期間の「履歴書(職歴)」「職務経歴書」の書き方!サンプルと注意点あり

派遣以外の仕事に転職を考えた時に、真っ先に直面する問題が履歴書や職務経歴書の書き方です。派遣元が複数だったり、派遣先が複数だったりすると、どう書けば良いのか分かりづらいですよね。

この記事では転職希望先の採用担当者から一目を置かれる履歴書と職務経歴書の書き方を、例文サンプルを用いて徹底的にお伝えします。

派遣社員として働いた期間の「職歴」の書き方サンプル 

ひとえに派遣社員の経歴といっても細かい経歴の違いによって書き方が微妙に異なります。

ここからは以下6つのパターン別に履歴書の職歴欄の書き方サンプルをご紹介します。

それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。

>>職務経歴書の書き方サンプル

履歴書の書き方の例①正社員としての職歴がある場合

正社員としての職歴がある場合の履歴書の書き方例

基本的に正社員で採用された職歴がある方は、配属先や仕事内容で1行ずつ使いアピールします。

派遣や契約社員での職歴よりも目立たせることで、採用担当の心象に正社員での採用の経歴を印象付けられます。

履歴書の書き方例②派遣元が1社の場合

派遣元が1社の場合の履歴書の書き方例

派遣会社に登録した行の下に、文頭に1、2文字分の余白を開けて、派遣された会社と職種を記入します。

いつまで派遣されているのかを明記すると分かりやすい履歴書になります。 

履歴書の書き方例③派遣元が複数の場合

派遣元が複数の場合の履歴書の書き方例

まず時系列で先に登録した派遣会社の情報を記入し、派遣先や派遣期間を記述します。

同様に時系列で後に登録した派遣会社と派遣先の情報を順に記入していきます。 

履歴書の書き方例④派遣先が複数の場合

派遣先が複数の場合の履歴書の書き方例

派遣先が複数の場合は、画像のように1、2文字分の余白を開けた状態で派遣先ごとに1行で業種や派遣期間を記入します。

履歴書の書き方例⑤2社以上、派遣期間が被る場合

2社以上で派遣期間が被る場合の履歴書の書き方例

派遣期間が2社以上で被ってしまう場合は、派遣された月ごとに時系列で順番に記入します。そして派遣先の情報の後に期日を補記しておけばOKです。

履歴書の書き方例⑥派遣会社に在職中の場合

派遣会社に在職中の場合の履歴書の書き方例

派遣会社に在職中の場合は、履歴書の最後の欄に「現在に至る」と書きます。 

派遣社員の「職歴」は、ココに注意して書こう!

派遣社員の履歴書の書き方における注意点

ここからは、派遣社員の職歴の書き方における注意点をさらに詳しくご紹介していきます。

ポイントは以下の4点です。

それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。

1.採用担当者が重要視するのは「正社員」としての職歴

正社員と派遣社員

もしご自身に正社員としての職歴がある場合は最優先でPRします。 

採用担当者は職歴の中でも正社員としての職歴を重視しますので、他の職歴よりも優先順位を高めてアピールするのが賢明です。

具体的な方法としては、派遣についての派遣元・派遣先・業務内容を1行にまとめる方法です。結果的に履歴書における正社員の職歴欄の割合が多くなるので目に留まりやすくなり印象に残りやすくなります。

この時に派遣先が多い方はつい派遣先をいくつか省略してしまいがちですが、これはNGです。また派遣社員の経歴自体を省略してしまうと経歴詐称となる可能性もあります。

全て省略せずに記入しましょう。スペース的に書けない場合は別途、職務経歴書を用いて詳細を記入しましょう。

それから職務経歴書含め職歴にブランク期間があると、「この間に何があったのだろう」という疑問を抱かせることになります。場合によっては採用担当者に不信感を与えてマイナス印象になることもあります。職歴に空白の期間がないか注意を払ってください。

以上の注意点を踏まえ、全体的に「正社員」としての職歴が目立つように履歴書を構成すると良いでしょう。

>>社員の職歴がある場合の履歴書の書き方例

2.派遣元と派遣先の会社名を分けて書く

次に注意したいのが、派遣元と派遣先の会社名の書き方です。どの会社からどこの会社に派遣されたのか具体的な名称をしっかりと書きます。併せて業務内容や派遣期間も一目で分かるように書き添えますしょう。

中には、派遣登録したことのある会社が複数存在する場合、派遣先の会社が複数存在する場合があります。その場合、書き方に困ることがあるかもしれません。

以下、よくある4パターンの履歴書の書き方のサンプルをまとめてご紹介しますので参考にして下さい。

さて、派遣元・派遣先の書き方については特に留意するべき点が2つあります。

入社・退職ではないため、言い回しに注意

派遣会社には入社するわけではないので「入社」という表現を使わずに、「登録」または「就業開始」という表現を使います。

また同様に派遣会社を辞めるときにも「退職」という表現を使わずに、「契約期間満了のため退社(退職)」もしくは「派遣期間満了のため退社(退職)」という表現を使うようにしましょう。

秘密保持誓約などの契約がある場合は注意 

派遣先の会社によっては、秘密保持誓約書の提出を求めることがあります。この場合、業務内容などを口外することを固く禁じられます。中には派遣先企業名の公表がNGのケースもあります

このような場合は、派遣先として企業名を記入することは辞めましょう。しっかりと契約を守ることで採用担当者からの信頼アップにも繋がります。

なお派遣先企業名の公表NGの場合、履歴書の職歴欄には具体的な表記は避けつつも、「某大手製造会社」や「○○関連の技術を取り扱う商品を製造」などイメージの膨らむ表現を使って記入するのがポイントです。

3.分かりやすく、できるだけ詳細に書く

派遣社員が職歴を書く時、派遣先企業が多いとどうしても煩雑になりがちです。かといって、内容を省略しすぎると「どこで何をしてきたのか」がイマイチ伝わり切りません。

ですので出来るだけ分かりやすく、かつ詳細に書く必要があります。重要なのは、採用担当者が一目見て職歴が理解出来ることです。

具体的には、視覚的に文字が詰まっていると読む気が失せますので、余白を上手に使いながら文字による圧迫感を軽減します。なおかつ、伝えきるべき情報はしっかりと網羅します。

できれば、人事経験のある知人や仲の良い友人など他人に見てもらい、履歴書全体の見やすさや分かりやすさをチェックしてもらいましょう。

4.ブランク期間を作らず、やむを得ない空白期間は理由を書く 

履歴書を書き慣れていないと、気付かないうちに職歴に空白期間が出来ていることがあります。基本的に1ヶ月以上のブランクが生まれないように注意して職歴欄に記入していきます。

もし育児や介護などで職場から離れていた期間がある場合は、履歴書に「育児につき休業」「●●の介護に専念」などのように記入し、なぜ就業していなかったのかが分かるようにしましょう。

また留学や資格取得、その他の長期離職(働いてない期間)も同様です。その時に何の目的で職から離れていたのか、具体的に明記することで採用担当者への印象は良くなります。

>>手書き用(PDF)履歴書フォーマット

>>パソコン用(Excel)履歴書フォーマット

派遣社員の職務経歴書の書き方サンプル

派遣社員の職務経歴書の書き方

ここからは派遣社員の職務経歴書の書き方サンプルを、3パターンに分けてご紹介します。

職務経歴書の書き方例①就業した職務が少ない場合

就業した職務が少ない場合の職務経歴書の書き方サンプル例文

派遣社員として就業した職務が少ない場合は、編年体式と逆編年体式2つのどちらかがおススメです。

基本的にどちらで書いても問題ありませんが、選び方のポイントを表でまとめたので参考にしてください。 

メリット デメリット
編年体式   時系列で馴染みがあり見やすい 一番アピールしたい職種が最後の方になる可能性がある
逆編年体式 アピールしたいのが直近の職種の場合、一番最初に目に付く 下手するとゴチャゴチャして見づらい

就業した職務が少ない場合、採用担当者は有益なスキルが身につけているかを見ます。

ご自身のPRポイントを前面に押し出して、志望動機と絡めながら具体的にどんなスキルで貢献できるのかを伝えると良いでしょう。

職務経歴書の書き方例②就業した職務が多い場合

就業した職務が多い場合の職務経歴書の書き方サンプル例文

就業した職務が多い場合、全てを同等に記述していくとゴチャゴチャして、どこが重要なポイントなのか分かりづらくなります。

要点に絞って伝えたいメッセージが伝わるようにデザインから考えるとメリハリのある良い職務経歴書が完成します。

書き方は「キャリア式」と呼ばれる書き方がお勧めです。

これまでどのような職種の派遣先で仕事してきたのかを職種別でまとめることで、採用担当者も一目でどんな職種の経験を踏んだのか理解しやすくなります。

職務経歴書の書き方例③転職先に近い就業歴がある場合

転職希望先に近い職種がある場合の履歴書の書き方サンプル例文

転職希望先に近い就業歴がある場合は、全面に押し出してPRします。

そのまま即戦力として採用される可能性も高くなりますので、職務経歴書全体の構成のバランスも転職先に近い就業歴についての経歴を中心にすると良いです。

派遣社員の「職務経歴書」は、ココに注意して書こう!

派遣社員の職務経歴書の書き方における注意点

派遣社員の職務経歴書の書き方の注意点をまとめておきますので参考にして下さい。

職務経歴書とは?

そもそも履歴書と職務経歴書の違いを知らないと、採用担当者にしっかりと意図が伝わらない恐れがあります。

履歴書とは自身のプロフィールや職歴など大まかな「人となり」を伝えるのが目的です。

一方で職務経歴書とは具体的な職務経験を軸に、自分に一体どんなスキルがあって、どういった活動で貢献が出来るのかを伝えるのが目的です。

ですので、今までの職歴からどういったスキルを身に付けたのか、得られた成果を明記する必要があります。

また転職希望先の会社にどういったお役立ちが出来るのかを中心に書くと採用担当者に伝わりやすくなります。

自分のPRポイントを意識して、記入項目を作成しよう

職務経歴書のフォーマットはあってないようなものです。型にはめ込むというよりも、あなただけのPRポイントが十分伝わるような項目に自由に作り変えてOKです。

転職希望先の会社に対して、他の人には出来ないけれど、あなたには出来ることで貢献できそうなことを中心に職務経歴書を構成することで、採用担当者に与える印象は格段に良くなります。

自分の経歴・スキルを分かりやすくまとめる

当然ですが職務経歴書の作り方や書き方1つで、あなたのスキルが見られています。

それを踏まえつつ、自分に出来ることや転職先に活かせそうなスキル、そして職務を全うする責任感があることを分かりやすく書きます。

シンプルで分かりやすい内容にする

職務経歴書のフォーマットは自由に作り変えてOKなのですが、項目を増やしすぎるとどの項目が重要なのか分かりづらくなり、採用担当者に重要なことが伝わりづらくなります。

構成を出来るだけシンプルにし、自身のPRポイントを軸にした「あなただけの売り」を伝えきることができる職務経歴書を目指します。

自己PR欄を設け、意欲を伝える

履歴書にも自己PR欄はありますが、職務経歴書でも自己PR欄を設けましょう。あなたが転職希望先の企業で成し遂げたいこと、そしてその想いをしっかりと伝えましょう。

特に採用担当者としては、あなたの意欲や協調性、リーダーシップ、さらには人間性などを知りたがっています。

出来るだけ主観的な自己評価ではなく、他人からお褒めをいただいた経験など、客観的な評価として書けるとベターです。

履歴書の書き方に関する質問・回答

派遣の履歴書に関するよくある質問

派遣会社に提出する履歴書は、通常の履歴書とは異なるポイントがあります。ここでは派遣の履歴書の書き方に関するよくある質問をまとめました。

派遣会社に提出する履歴書を作成する際の参考にしてくださいね。

単発の派遣についても書くべきか

単発での派遣の仕事に関しては、書けるならなるべく書いた方が良いです。

単発の派遣でも履歴書に書いていた方が、自分の経験やスキルをアピールすることが可能です。また履歴書に何をやっていたか分からない曖昧な期間があると、契約するときに不安視される可能性もあります。

ただし、あまりにも単発の仕事が多くて履歴書に書ききれない人もいるでしょう。その場合は履歴書では省略して書いておいて、職務経歴書で詳しく触れるのがおすすめです。

パート・バイトの職歴は書くべきか

パートやアルバイトの職歴は、履歴書に記入する必要はありません。パートやアルバイトのスキルは、基本的に評価の対象とならないことがほとんどです。

しかし履歴書にパートやバイトの職歴を書いた方が良いのは、次のような場合です。

  • バイト期間が長い
  • 他に職歴がない
  • パートの経験が次のやりたい仕事に活かせる

たとえば希望職種が営業なら、接客業アルバイトの経験は評価されるポイントとなります。

パートやバイト歴を履歴書に書く場合は、そこから得たスキルや今後への伸びしろのアピールも一緒に行いましょう。

派遣先は部署名まで書いた方がいいのか

過去に派遣社員として企業で働いた経験がある場合、派遣先の企業の部署名は記入した方が良いです。過去に経験した部署からあなたがどんなスキルを持っているか、派遣会社に伝わりやすくなります。

また、部署まで記入した方が履歴書の余白が埋まるので、履歴書自体の印象も良くなりますよ。

でも、もし職歴が多くて履歴書に書ききれない場合は、詳細は職務経歴書への記載がおすすめです。

紹介予定派遣、正社員登用ありの求人で提出する場合の履歴書の書き方とは?

紹介予定派遣は、将来的に派遣先の企業から直接雇用されることが前提の契約のため、派遣先の企業も履歴書をチェックします。

したがって契約条件が「紹介予定派遣」や「正社員登用あり」の場合は、履歴書も正社員への転職と同様のものを作る必要があります。

その場合は、職歴だけでなく志望動機の記入も必須です。そのためには、自身のスキルレベルの確認や企業研究を入念にすることが重要となります。

手書きがいいのか、PCで作成したほうがいいのか

派遣会社に提出する履歴書は、手書きでもPCで作成しても、どちらでも問題ありません。ただし、どちらにしてもキレイで読みやすいのが前提です。

なので自分の字に自信がない人はパソコンで履歴書を作るのが無難ですね。もし派遣先の企業でする仕事がIT系やPCを使用する仕事の場合は、PC作成の方がスキルをアピールしやすくなります。

履歴書をデータで送る方法

派遣会社へ登録をしようとすると、「履歴書をデータで送って欲しい」と言われることもあるでしょう。その場合、自分の作った履歴書が手書きかPCで作成かで手順が異なります。

手書きの履歴書を送るには

手書きの履歴書をデータで送るには、書類をスキャンしてPCに取り込む必要があります。

家にスキャン機能のついたプリンターがあれば、それを利用して証明写真を貼り付けた履歴書をデータ化してください。

もしなければ、最近はコンビニのプリンターにスキャン機能がついているものがほとんどなので、履歴書を持って行って利用するのがおすすめです。

PCで作成した履歴書を送るには

自分の持っているパソコンで作成した履歴書のデータは、手書きよりは比較的簡単に派遣会社へ送ることが可能です。しかし履歴書ごとデータで送るとなると、証明写真もデータで読み込まなければなりません。

PCで作った履歴書に載せる証明写真は、

  • 写真館で証明写真を撮影して、データをもらう
  • 家の近くの証明写真機で撮った写真をパソコンにスキャンする
  • スマホで写真を撮影する

という方法での用意が必要です。

パソコンの中に証明写真をデータとして準備ができたら、それを履歴書を記述したwordやexcelのフォーマットに挿入します。

写真館やフォトスタジオで用意した写真だと問題ないとは思いますが、自分で準備した写真は画像データが大きすぎる場合もあるので注意しないとなりません。写真が大きかったり、データが重かったりすると、添付した履歴書の送受信が上手くいかなくなります。

もし写真を挿入してみて画像のサイズがしっくりきていなかったら、パソコンに最初から入っているアプリ「ペイントソフト」などを利用して写真の大きさを調整してくださいね。

履歴書、職務経歴書のフォーマットダウンロード

以下に、手書き用、PC編集用の履歴書と職務経歴書のフォーマットを用意しました。これから派遣会社に履歴書と職務経歴書を提出する方は、ぜひダウンロードしてご活用ください。

手書き用(PDF)履歴書フォーマット

パソコン用(Excel)履歴書フォーマット

履歴書がいらない大手派遣会社一覧

履歴書が不要の派遣会社を紹介

ここまで派遣会社に提出する履歴書についてお伝えしてきました。

しかし、派遣会社によっては履歴書の用意が必要ないところも多くあります。

以下に、大手の派遣会社で履歴書がいらない企業を一覧にしました。

大手の派遣会社の大部分では、履歴書や職務経歴書の提出が求められないと分かりますよね。

でも、派遣会社にあなたの職歴を言わなくても良いわけではありません。大手の派遣会社の多くでは登録者に履歴書などの提出を求めない代わりに、WEBページや登録会で経歴の入力が必要です。

自分で作成した履歴書や職務経歴書が不要であっても、それに近い内容をPCから入力したり、派遣会社のカウンセリングで確認されたりします。

そのため派遣会社へ自作の履歴書を提出する必要がない場合でも、自分の職歴やスキルについては前もって確認し、情報を整理して把握しておきましょう。

そうすることで、自分のアピールポイントを再認識することができますよ。

採用担当者に『採用基準』についてアンケート

 派遣の採用担当者に採用基準についてアンケート!

派遣会社に登録して仕事をしようと考えるとき、「自分の希望条件に合った企業へ派遣されたい…」と思いますよね。とはいえ、派遣会社が登録者のどんな点を重視しているのかはなかなか分からない部分だと思います。

そこで、派遣会社の採用担当者に「採用基準」についてアンケートを行いました。派遣社員として働きたいと考える人が気になるポイントを質問したので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. 採用において、学歴は判断基準にしますか?

採用において、学歴は判断基準にしますか

7割近くの採用担当者が、採用において学歴を基準にすると回答しました。履歴書で人を判断するには、学歴はあった方が有利なのかもしれませんね。

しかし、確かなスキルがあれば、学歴だけで採用が左右するわけではありません。採用担当へ自分の学歴以外のポイントをアピールすることがおすすめです。

2. 職歴は判断基準にしますか?

職歴は判断基準にしますか

このアンケートから派遣会社の採用担当者は、派遣に登録する人の職歴を判断基準にする人は大多数だと分かります。なので派遣会社に伝える職歴をどう書くかは重要なんですね。

職種によっては職歴を判断基準にする担当者も3割以上いるので、履歴書の職歴は相手に正確に伝わるように記入する必要があります。

3. 応募者の保有資格は判断基準にしますか?

応募者の保有資格は判断基準にしますか

派遣会社に応募した人の資格を採用の判断基準にする人は38.5%です。また、所有している資格によっては判断基準にする担当者も38.5%います。

そのため、仕事に役立つ資格を持っていた方が良いと言えますよね。仕事に活きる資格を持っているなら、履歴書でしっかりとアピールすることをおすすめします。

4. 応募者の転職回数が多い場合、どのような印象を持ちますか?

応募者の転職回数が多い場合、どのような印象を持ちますか

派遣会社へ登録する人の転職回数が多いと、68.4%もの採用担当者は「継続して働けるのか不安」と回答しています。

転職回数が多いのは、「様々な職場での経験が豊富」だとポジティブに捉える担当者もいますが、全体的にネガティブな印象の方が強いです。

もしあなたの転職回数が多いなら、次のような点を明確に説明できるように過去の経歴を整理してみてくださいね。

  • なぜ転職をしたのか
  • 転職をして得たスキルは何か
  • これからどうしていきたいのか

5. 今までに印象の良かった履歴書の内容

会社の採用担当者は、過去に何人もの履歴書を見てきています。その中でも印象の良かった履歴書はどんなものなのかアンケートを取りました。

採用担当者の中にイメージが良く残っている履歴書は、

  • ぱっと見て、過去に携わってきた仕事が分かる
  • 字がキレイでバランスが良く、見やすい
  • 将来の仕事に対するビジョンが明確で前向き
  • 得意分野とその根拠がしっかりしている
  • 自分に足りない部分も述べていて人柄が分かる

などという点が特徴だったと言う人が多かったです。

職歴や自分に関してを見やすく、伝わりやすいように配慮できた履歴書の評価が高くなっています。あなたも履歴書を書くときは、読む相手の存在を意識するのが良いかもしれませんね。

6. 今までに印象が悪かった履歴書の内容

逆に採用担当から見て印象の悪い履歴書は、どういう内容なのでしょうか?

企業の採用担当者からのイメージが良くない履歴書の特徴は、以下のような点です。

  • 書いた内容が多すぎて、逆に読みたくなくなる
  • 字が汚い上、雑に書いている
  • 転職回数が多く、3年以上仕事が続いた経験がない
  • アピール内容がない
  • 定型文のような使い回しの文章が目立つ

なぜ働きたいのかという熱意や目標が不明瞭だと、採用したいとは思ってもらいにくくなります。自分の色が採用担当に伝わるように、工夫して履歴書を作成することが大切です。