ビズリーチで転職活動をしていると、「プラチナスカウト」というものが届くときがあります。プラチナスカウトとは、通常のスカウトとは違い面談/面接が確約された特別なオファーのこと。
企業側の「会ってみたい」という気持ちが強く、書類選考を免除できる分、上手く活用すればスムーズに内定を得られます。
この記事では、ビズリーチのプラチナスカウトとは何か、多く受け取るためにはどうすれば良いのかを詳しく解説します。
プラチナスカウトとは？通常スカウトとの違い
| 企業からのプラチナスカウト |
|
|---|---|
| ヘッドハンターからのプラチナスカウト |
|
| ヘッドハンターからの通常スカウト |
|
ビズリーチのプラチナスカウトとは、無料・有料会員に関わらず受け取れるスカウトメールのことです。
企業やヘッドハンター（※）から利用者に送られますが、通常スカウトと違い、プラチナスカウトは送信側に数の制限があります。
(※)ヘッドハンター：利用者と企業の間に立って、利用者側にあった求人を紹介してくれるプロのこと
ビズリーチの仕組み上、企業側は通常スカウトを使えないため、「コストをかけてでも会いたい」と思った本気度の高い相手にしかプラチナスカウトを送りません。
またヘッドハンターの場合も、無制限の通常スカウトとは違い送れる数が決まっているプラチナスカウトは、企業とマッチ度が高い利用者だけに送ります。
つまり企業やヘッドハンターからプラチナスカウトをもらえれば、自分に合っている可能性の高い求人に一歩リードした状態で応募できるのです。
企業からのプラチナスカウトの場合は、応募の意思を伝えた時点で面談/面接が確約となり、内定率も自然と上がります。
書類選考は無いが、面接で不採用になることもある
繰り返しになりますが、ビズリーチのプラチナスカウトは企業からのものであれば書類選考なしで面談/面接まで進むことが可能です。
面談は利用者と企業側で互いを知る顔合わせのようなものなので、情報交換をするつもりで行っても大丈夫でしょう。
しかしいくら書類提出がいらない特別待遇であっても、面接の場合は「選考」なため、企業と会わなければ不採用になるケースもあります。
プラチナスカウト＝内定確約なわけではないので注意しましょう。
以下のように、「ビズリーチのプラチナスカウトをもらってもその後の選考で落ちた」という実際の声もあります。
ビズリーチのプラチナスカウト経由で受験して適性検査で落ちました。
プラチナスカウトがどれだけ来るかで魅力的な職務経歴書になってるか判断できそう。あとプラチナスカウトでも普通に落ちる。
fugafugafuga
面接が確約されている分、通常のスカウトよりは内定をもらえる確率が高いかもしれませんが、きちんと対策をしていかなければ当然落ちることもあります。
プラチナスカウトが来たからといって油断せずに、企業研究をしっかりする、志望理由を練るなどきちんと準備をしてから面接に臨むことが大事です。
プラチナスカウトを多く受け取る方法
プラチナスカウトを多く受け取れば、自分に合った求人から転職先をスムーズに選ぶことが可能です。
ここではビズリーチに登録したあと、より多くのプラチナスカウトを受け取る方法を3つのステップに分けて解説します。
レジュメ（職務経歴書）を充実させる
ビズリーチに登録したら、まずは職務経歴書を作りこむことが重要です。
企業やヘッドハンターがスカウトを送るかどうか決める判断材料は職務経歴書なので、書類の完成度に転職の成功が掛かっているとも言えます。
職務経歴書を書く際は、自分にはどのような経験・スキルがあるか、どう実績につながったかを、数字を用いて分かりやすくまとめるのがおすすめです。
「売上を何％アップさせた」「部署何人分の生産性を上げた」など、自分がその業務に携わったことで何が・どのくらいプラスになったのかを具体的に伝えましょう。
また将来のキャリア像がある人は、入社して今後どのような人材になりたいのか、そのために今のスキルはどう活かせるのかなども織り交ぜられるとよいです。
ビズリーチには職種ごとに職務経歴書のサンプルが用意されているので、書き方に迷った際はぜひ参考にしてください。
具体的な会社名、役職名、希望年収を明記する
ビズリーチに登録する情報は、なるべく会社名や役職名、年収も具体的に書いておきましょう。
前職や現職についての詳細記入は任意ですが、具体的な企業名や担当役職・業務が分かるほうが、スカウト側もあなたについて理解できます。
役職名やポジションは企業によってバラつきがあるので、役職を説明する具体的な業務内容も一緒に書くことが大事です。
年収含め、スカウト後のやり取りをしてからミスマッチが分かると、あなたと企業側双方にとって時間の無駄です。
自分の経歴と年収に合ったプラチナスカウトが来るように、記載情報は具体的に書くことを意識してみてください。
こまめにログインして、レジュメを更新する
ビズリーチのプラチナスカウトを多くもらうには、ログインとレジュメの更新を頻繁に行うのも効果的です。
スカウト側の画面では「ログイン日」「レジュメ更新日」順に求職者の表示を並び替えられるため、こまめにログインと更新をしておくだけで目に留まりやすくなります。
レジュメの内容を毎回変更する必要はないので、頻繁にログインし、ついでにレジュメの更新ボタンも押しておくのがおすすめです。
最初はスカウト対象外でも、まめに更新していれば「この人前にも見たことあるな。転職活動に意欲的なのだな」と企業やヘッドハンターに気づいてもらえるかもしれませんよ。
ログインとレジュメ更新は通勤中などのスキマ時間にもできるので、注目度を上げてプラチナスカウトを受け取りましょう。
プラチナスカウトが来たあと、転職成功のために必要なこと
ここまで、ビズリーチのプラチナスカウトを多くもらうためのコツを話しました。次はスカウトメールが来たあと、転職を成功させるために何をすれば良いのかを解説します。
スカウトの本気度を確かめる
ビズリーチのプラチナスカウトには回数制限がありますが、複数の利用者にまとめてメールを送る企業やヘッドハンターもなかにはいます。
ノルマのためにメールを一斉送信をしている可能性もあるので、プラチナスカウトが届いたら相手の本気度を確かめるために、以下の点を確認してみてください。
- あなたの経験やスキルを把握しているか、ミスマッチな仕事内容ではないか
- なぜあなたをスカウトしたのか理由が書かれているか
- 採用後の勤務条件が明確に書かれているか
またノルマのためにプラチナスカウトを送っている場合は、返信しても反応が遅かったり、まったくレスポンスがなかったりします。
プラチナスカウトは無視しても問題ないものなので、印象が良くないオファーを受けた場合はスルーし、気持ちを切り替えて次のスカウトを待ちましょう。
気になるスカウトには早めに返信する
気になるプラチナスカウトのメールには、早めに返信すべきです。プラチナスカウトはあなただけでなく複数の利用者に送られているため、ライバルはたくさんいます。
せっかくプラチナスカウトをもらっても、返信が遅れたことで採用枠がほかの応募者で埋まってしまい、返信しても音沙汰なし…というケースもあるので注意が必要です。
ただしやみくもに返信するとミスマッチの可能性があるので、求人内容が自分の希望と合っているかは確認してから、気になるものにはすぐ応募しましょう。
複数届いた場合は、複数受けてみる
プラチナスカウトが複数届いた場合は、内定が出るまで同時進行しても問題ありません。
1社ずつ丁寧に面接を受けるよりも、場数を踏んだほうが練習になり、なにより企業を比較検討しながら転職活動を進められます。
ただ面接をあまりに多く入れすぎると、企業理解ができないまま面接当日を迎えてしまうかもしれません。
将来やりたいことや達成したい目標がその企業で叶えられるかを重視しながら、詰めすぎない程度に予定を組みましょう。
内定が出ると早めに返事を求められることが多いですが、まだ気になる会社があれば、その企業の選考が終わるまで内定承諾を保留にしてもらえるケースもあります。
希望の企業がまだあるのに、断りづらいからと最初に内定が出た企業に承諾の返事をしてしまうと後悔が残るので、相談してみてください。
ビズリーチのプラチナスカウトは無視しても大丈夫
ビズリーチのプラチナスカウトは、無視しても問題ありません。とくに現在の年収が高くスキルの高い“ハイキャリア”の人は、プラチナスカウトが1日10件以上届くこともあります。
企業側が条件を甘く設定している場合など、自分が目指しているキャリアにまったく関係ない求人が届くこともあるので、興味のないオファーは思い切って無視しましょう。
プラチナスカウトすべてに返信すると時間がかかりますし、無視してもあなたの動向をスカウト側が逐一追っているわけでもありません。
プラチナスカウトに返信しなかった場合でも、「うちの企業/この求人には興味がなかったのだな」と相手に思われるだけなので、気にしなくて大丈夫ですよ。