
同社は、日本発の世界的なテクノロジー企業をつくりたいという想いのもと、2010年4月に設立された会社です。
ウェブサイトやスマートフォンアプリ上に1人ひとりの閲覧者に合った広告を瞬時に選択し表示させる「アドテクノロジー」分野の最大手として独自プロダクトを開発・運用しており、主力プロダクトである「GENIEE SSP」(※1)や「GENIEE DSP」(※2)などの広告プラットフォーム事業を行っています。
(※1)SSP=サプライサイドプラットフォームの略。メディアの広告枠販売や広告収益最大化を支援するツール
(※2)DSP=デマンドサイドプラットフォームの略。広告枠の買い付けや配信・分析を自動で行い最適化するシステム
2017年には東証マザーズ(現グロース市場)に上場を果たしたほか、2023年には100%子会社としてAIプラットフォームサービスを主事業とするJAPAN AI株式会社を設立。最先端のソリューションを提案することで、顧客にさらなる価値を提供し続けています。
今回は、そんな株式会社ジーニーの事業の特徴や成長環境、カルチャーなどについて、デマンドサイド事業統括本部の磯部さん・黒崎さん、人事部の金井さんにお話を伺いました。
本日お話を伺った方

磯部 勇太 さん
株式会社ジーニーのデマンドサイド事業統括本部 常務執行役員/CEO。2016年4月に入社後、提携先のソフトバンク株式会社への出向を経てサプライサイド事業本部の最年少セールスマネージャーになるなど実績を残す。2025年4月から現職。

黒崎 祐太朗 さん
株式会社ジーニーのデマンドサイド事業統括本部 デマンドサイド事業部 セールス部でマネージャーを務める。外資系企業で活躍した後、2023年に入社。

株式会社ジーニーの人事部 採用グループでマネージャー代理を務める。教育系のスタートアップで幅広い業務を担当した後、2023年に入社。
ジーニーの事業:自社開発のSSPで国内最大規模のシェア

▲ジーニーのオフィスエントランス
編集部
最初に、ジーニーの事業内容について教えてください。
磯部さん
弊社は広告とマーケティングツール領域でサービスを多数扱っています。主力事業はSSP(サプライサイドプラットフォーム)と言われる分野で、国内最大規模のアドプラットフォーム「GENIEE SSP」の開発・運営をしています。わかりやすく言うと、パソコンやスマホで表示されるバナー広告でシェアを持っている会社です。
また、DSP(デマンドサイドプラットフォーム)と言われる、広告主に対して提供する広告効果最適化プラットフォームも展開しています。こちらも最近、業界の中ではかなり大手と言われるようになってきました。
編集部
メディアと広告主の双方に向けた広告プラットフォームを提供しているのですね。プロダクトは自社で開発されているのですか?
磯部さん
はい。広告配信プラットフォームは自社開発しています。このほかマーケティングSaaS事業では、営業管理システムやチャット型の接客プラットフォームなど複数のプロダクトを開発・提供しています。全プロダクトが自社開発であることは、ジーニーの強みの1つです。
編集部
広告とマーケティング領域で、自社プロダクトを強みに多角的な事業展開をされていることがわかりました。ジーニーさんがプロダクトやサービスを通して実現したい世界とはどのようなものでしょうか?
磯部さん
われわれは2つのパーパスを掲げています。ジーニーのビジネスパーパスとして「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」、それを実現する組織としてのコーポレートパーパスは「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」です。
広告プラットフォーム事業が高成長を継続、新プロダクトもリリース
▲成長を続けるジーニーのオフィス(執務フロア)の様子
編集部
続いて、ジーニーの事業成長について伺います。ジーニーさんは創業まもないころから、継続的な高成長を続けており、外部からも評価されていると伺いました。
金井さん
はい。ありがたいことに、監査法人トーマツが発表しているテクノロジー企業成長率ランキング「日本テクノロジーFast50」において、2018年まで6年連続6回受賞をしています。これは、売上の成長や継続的な高成長が評価されたものです。
また、近年もLINEヤフー株式会社の「LINEヤフー Partner Program」で2025年度の「Technology Partnerに認定されたり、アイティクラウド株式会社の「ITreview Grid Award 2025 Spring」において8期連続・2部門で最高位である「Leader」に認定されたりと、多くのご支持をいただいています。
編集部
創業当初から現在に至るまで、信頼と実績を積み重ねてこられたのですね。広告プラットフォーム事業について、最近のトピックはあるでしょうか。
磯部さん
オンラインとオフラインを横断した統合マーケティングソリューション「Lumora(ルモラ)」を、2025年3月にリリースしました。
このLumoraはブランド広告主に向けたアドプラットフォームで、DOOH(※1)とWeb、コネクテッドTV(※2)への一括広告配信と統合分析が可能というのが大きな特徴です。すでに証券会社への導入が進むなど、成果が出始めています。
(※1)Digital Out of Homeの略で、屋外のデジタル広告を指す
(※2)インターネット回線に接続されたテレビ端末。接続機能が内蔵されたスマートTVほか、外部機器を利用するものも含まれる
実は、このプロダクトは私が立ち上げをリードしたものです。現在の私の役割はデマンドサイド事業統括本部の責任者で、広告主や広告会社向けに広告配信が可能なアドプラットフォームの提供を担っています。戦略立案、事業管理、組織マネジメント、新規事業開発など、幅広い領域に携わっていますね。
また、事業の定点観測として、年に1度の中期経営計画や四半期ごとのQBRを通じて、幹部陣とともに方針の策定や事業の見直しを行いながら、採用活動やチームビルディングも進めています。
私たちジーニーの組織は営業・運用・開発・BD・PdMなど多職種で構成されており、日々連携しながらスピーディーに事業を推進しています。今後も新規プロダクトの開発に取り組み、事業成長を続けていきます。
■「Lumora」の詳細はこちらから!(サービスページ)
https://geniee.co.jp/products/lumora/
ジーニーの成長環境:チャレンジを歓迎する風土が最大の魅力
▲インタビューの様子。左から磯部さん・黒崎さん・金井さん
編集部
ここからは、若手リーダーのお1人である黒崎さんに、経歴や入社後の率直な想いをお聞かせいただきたいです。
黒崎さん
私は、外資系企業で経験を積んだのち、2023年にジーニーへ入社しました。現在はデマンドサイド事業本部にてGENIEE DSP/GENIEE DOOHを取り扱うPartner Sales Groupのマネージャーとして4チームを統括しています。
業務においては、チーム全体の戦略構築や相対する広告主様・代理店様との提案戦略検討、各プロダクトの事業推進などに関わる組織開発、採用など多岐に渡る領域に携わっています。事業部全体の売上目標の大半を担当しているので、様々な課題と日々向き合いながらチームの健全化を図り、数値の牽引に努めています。
編集部
中途入社後、早い段階で責任あるポジションに就かれているのですね。他社を経験されているからこそわかる、ジーニーの魅力は何だと思われますか?
黒崎さん
ジーニーの最大の魅力は、チャレンジがしやすい環境があることです。事業部/全社の合意が得られれば、新しい取り組みに対する一定のリスクを考慮した上でチャレンジが可能なので、成長意欲の高い人にとっては有意義なキャリアを形成できる会社だと思います。
なお、ジーニーは9つのValueを設けていて、その中には「Challenge」という項目があります。Valueに対する貢献が認められれば、経験や年齢に関係なく昇進および昇給が認められるのも若い年代の方にとって魅力的だと思います。
■「Value」の詳細はこちらから!(ジーニー公式サイト)
https://geniee.co.jp/company/philosophy/
また、一定のキャリアを経験された方の場合も、それまでの経験を活かし新たな「Challenge」を実践できるので、会社やチームに貢献しやすいというのも特徴的です。
裁量が大きく、入社して早期にプロジェクトを任されるケースも
編集部
いま伺った御社の魅力について、さらに詳しく伺います。チャレンジしやすい環境ということで、例えば20代の若手が提案して結果を残すようなケースもあるのでしょうか。
黒崎さん
もちろんです。年齢や年次に関係なく、意欲と実力があれば若手にも大きな裁量が与えられますし、実際に新卒1年目でプロジェクトを任されるケースも珍しくありません。
また、事業が拡大していくスピードが非常に早く、社内では常に新しいプロジェクトやサービスが立ち上がっているため、変化に富み、刺激にあふれた毎日を過ごせますね。そのため、自ら手を挙げ、責任を持ってチャレンジする人にはどこまでも成長の機会がある会社です。
「挑戦できる環境」と「スピーディーに成長できること」、これがジーニーの強みだと考えています。
編集部
金井さんは、人事部の視点からどのように自社の魅力を捉えていらっしゃるでしょうか。
金井さん
黒崎が話したことが、私たちの魅力を端的に伝えていると思いますね。ジーニーには、実績や意欲のある人にチャンスを託す文化が根付いており、年次や経験に関係なく挑戦を後押ししてくれます。
もちろん「やる気」があることと「成果」を出すことは前提ですが、新卒2〜3年目でも新規事業の立ち上げや、難易度の高い事業開発に携わることができます。
また、スピード感も弊社ならではのカルチャーです。新しい市場やプロダクトの立ち上がりも速いため、「挑戦したい」と思ったときにすでにその土壌が整っているんです。成長ややりがいを求める人にとって、これほど理想的な環境はなかなかないと感じています。
ジーニーのカルチャー:メンバー同士の交流が活発!
▲オフィスにあるラウンジ。社員自らがオフィスデザインをイメージしているそう
編集部
転職を考えている方は、メンバー同士の交流機会なども気になると思います。社内の雰囲気や取り組みについてお教えいただけますか。
金井さん
「仕事はきちんと、遊ぶときは遊ぶ」というON/OFFが明確な企業文化のもと、部署を超えた活発な交流が行われているのがジーニーの特徴です。
交流の機会はたくさんありますよ。大きなものだと、半期に一度の「キックオフイベント」では全社方針の共有と社員表彰を行い、一体感を醸成しています。
社内での部活動もあって、アウトドア部、バスケ部、研修旅行部、競技プログラミング部などが多様な活動を展開しています。活動に際しては、「部活動支援制度」で月5,000円まで補助しているんです。
その他にも、3ヶ月に1回利用可能な「シャッフルランチ・ディナー制度」で他部署との食事交流を支援したり、月次で部署ごとに「全体会」を行うなど定期的な社内イベントも開催しています。また、社員同士が感謝の気持ちを気軽に伝え合う「ジニドル制度」で交流が活性化しているほか、半期表彰制度も設けています。
ジーニーの採用:スキルに加えてValueの体現度も重視

編集部
採用に関連してお伺いします。ジーニーが中途採用をする際に、重視している要素は何でしょうか。
金井さん
一般的に、企業の採用活動においては「スキル」を重視する傾向があると思いますが、ジーニーではさらに「9つのValueの体現度」も重要視しています。
先ほども少し触れたValueは「ジーニーが創業時から何を大事にしてきたか」「どういった価値観を持っているか」を明文化したものであり、事業に取り組む姿勢を示しています。
スキルチェックと異なり、Valueの見極めは難しいところがあるので、面接ガイドラインの作成等を通じて、全員の目線を合わせて共通認識を持った上で採用活動を実施できるようにしていきたいと思っています。
編集部
中途採用の応募後のフローをお教えください。
金井さん
書類選考を実施した後、2〜3回の面接を経たうえで内定をお出しするというフローです。加えて、最終面接までにSPIの受験とリファレンスチェックにもご対応いただきます。
株式会社ジーニーから転職検討者へのメッセージ
最後に、ジーニーに興味を持った方に向けてメッセージをお願いいたします。
磯部さん
マーケティングの最前線で成長したい方、生成AIなどの新しいテクノロジーに興味がある方にとって、ジーニーは最高の舞台です。自ら動く意志があれば、年齢や社歴に関係なく大きなチャンスを掴めます。
その一方で、変化のスピードが速いため、常にアップデートし続ける柔軟性や、追いつく努力も求められます。ですが、その環境を楽しめる方には、日々の成長と手応えを実感できるはずです。少しでも気になった方は、ぜひ一度お話ししましょう!
黒崎さん
「自らの手で何かを成し遂げたい」と思う方は、ぜひ一度お話をさせていただきたいです。
ジーニーは多種多様なプロダクトを抱えているので、AIなど最先端の分野のほか様々なプロダクト開発を手掛けており、常に成長し続ける企業です。求められるものが多いものの、個人としても成長し続けたい方には最高の環境が整っています。
一緒に「誰もがマーケティングで成功できる世界」を創りたいという方々に来ていただけると、とても嬉しいです!
金井さん
ジーニーの最大の魅力は成長環境です。おそらく、読者の皆さまは、ジーニーのプロダクトに個人の消費者として直接触れる機会はあまり多くないと思います。でも、だからこそ伝えたいのは、プロダクトの知名度だけでは見えない「成長のワクワク」がジーニーには確かにある、ということです。
私が入社した2023年時点ではグループ全体でも500名規模でしたが、今では約900名規模へと急成長しました。このスピード感の中で、事業も組織も次々に進化していくフェーズにあります。これからさらに拡大していく中で、会社の未来を一緒につくっていける、そんな面白さがあります。
「次の会社では、自分のキャリアにとって大きな挑戦がしたい」と思っている方がいらっしゃったら、ぜひ一度カジュアルにお話しできたら嬉しいです。
磯部さん、黒崎さん、金井さん、本日はありがとうございました!
株式会社ジーニーの働き方のまとめ
事業の特徴 |
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成長環境 |
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社風 |
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福利厚生 |
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求める人物像 |
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株式会社ジーニーの基本情報
企業名 | 株式会社ジーニー |
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住所 | 東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー 6階 |
事業内容 | ・広告プラットフォーム事業 ・マーケティングSaaS事業 ・デジタルPR事業 |
設立 | 2010年4月 |
公式ページ | https://geniee.co.jp/ |
採用ページ | https://hrmos.co/pages/geniee |
募集職種 | ビジネス/エンジニア/コーポレート職を幅広く募集中 ※詳細は採用ページ参照 |