英語を使う仕事をレベル別に紹介!空港、高収入、在宅など希望条件ごとのおすすめ職種も解説

海外勤務中!実際に英語を使った仕事をしているヒカリが解説していきます。

グローバル化が進んでいく近年、留学や独学などにより英語が話せる人は増加している中で「自身の英語力を活かしたい」「留学で得た英語スキルを仕事に活かしたい」など、自身の英語力を仕事に繋げたい人は多くいると思います。

しかし、いざ英語を使う仕事を探そうとしても「自分の英語力だとどの仕事に就けるの?」「自分の希望条件に合った働き方ができる英語を使う職は?」と、自分に合った職が何かわからない人もいるのではないでしょうか。

まず、英語力、年収、希望条件別に就ける英語を使う仕事の一部が以下です。

▼英語のレベル、年収、希望条件別に就ける仕事の早見表

項目 英語力別 年収 希望条件
入国審査官 【TOEIC500点】基礎知識はあり、会話もある程度できる 470~600万 空港
グランドスタッフ 【TOEIC550点】基礎知識はあり、会話もある程度できる 420~480万 空港
通関士 【TOEIC600点】日常会話は問題ない 420~480万 在宅
英語翻訳 【TOEIC800点】外資企業を英語を使って問題なく働ける 400~600万 在宅
国際弁護士 【TOEIC800点】外資企業を英語を使って問題なく働ける 1,000~1,200万 高収入
外資系金融 【TOEIC800~900点】ニュースや報道も問題なく理解できる 1,100~1,400万 高収入
留学カウンセラー 【TOEIC600点】日常会話は問題ない 300~500万 高卒
通訳者 【TOEIC900点】ネイティブレベル 400~800万 高卒

本件では、実際に英語を使う仕事に就いた人80人にアンケートを取り”どの程度の英語力が必要だったか””英語を使う職に就くために何が必要か””高卒でも就ける英語を使う仕事”などについて、私の経験談も含めて詳しくご紹介していきます。

英語力別におすすめな仕事をご紹介

経験者にアンケート、英語力別おすすめ職種
早速、英語力別にすすめの職についてご紹介していきます。

以下の英語力レベルに分けて解説をしていきます。

また、「どの求人サイトを使って英語を使う仕事を見つけましたか」というアンケート結果は以下の通りでした。

英語を使う職種を探す時にぜひ参考にしてみてください。

「その他」では以下のサイトが主に挙げられていました。

    • スタッフサービス
    • ジョブチェキ(パーソルテンプスタッフ)
    • アメリア
    • マイケルページ
    • リクナビ
    • type
    • エン転職
    • TUTOROO
    • ハローワーク
    • クラウドワークス
    • italki

【TOEIC500点】基礎知識はあり、会話もある程度できる

項目 年収 特徴
テーマパークスタッフ 260~300万 USJやディズニーランドなどのスタッフ。外国人旅客が多く来客するため英語接客が求められため、TOEICなどの資格を取得していると採用時にアピールポイントとなる
ツアーコンダクター 370390 ツアーに同行し、予定通りの旅行と参加者が快適な旅を楽しめるようにする仕事。海外ツアーや外国人観光客向けの日本ツアーでは語学力が必須となる
グランドスタッフ 420~480万 チェックイン業務や出発案内などの接客業。外国人旅客に応対することも多く、外国語に関する資格を持っていると就職時に有利
ITエンジニア 440~500 システムを構築やプログラムを作成するIT技術職。Webサイトの多言語化や英語対応のシステム開発などのグローバル化により基礎的な日常会話や文書読解力があると有利

テーマパークスタッフ

USJやディズニーランドでのスタッフとして接客業をする仕事。

近年では外国人観光客の来客が増加しており、英語はもちろんのこと、他の語学も堪能・資格があると就職にとても有利です。

また、テーマパークでは高い接客スキルが求められるので、人当たりの良さがや子ども好きであることが重視されます。

ツアーコンダクター

ツアーに同行し、予定通りの旅行と参加者が快適な旅を楽しめるようにする仕事です。

主に事務職と添乗業務に分かれ、添乗業務の海外ツアーや外国人観光客向けの日本ツアーで英語が語学力が必要となってきます。また、合わせて出入国や関税に関する知識や歴史に関する知識も重視されます。

特に学歴や資格は必要ないですが、旅行・観光関係の専門学校等を卒業して旅行会社に入るか、ツアーコンダクター派遣会社に所属するのが一般的です。

外国人観光客専門のツアーコンダクターとして勤務している友人がいるのですが、彼女の場合は全て英語で日本観光地を案内しているのでかなりの英語力が必要そうでした。ツアーコンダクターの種類によって必要とされる英語力も変わりそうです。

グランドスタッフ

空港での旅客の搭乗手続(カウンター業務)と、飛行機への搭乗の案内・誘導(ゲート業務)を行う接客業。

特に国際線では外国人旅客の応対に英語が必要とされ、ある程度の会話力が求められます。

外国語に関する資格を持っていると就職時に有利で、同時に飛行機を定時に出発させるための責任感、顧客の様々な要望に臨機応変に応対を行う判断力と実行力も求められます。

また、接客業としてのコミュニケーション能力、親しみやすさも欠かせない条件となっています。

グラウンドスタッフ 女性 30歳

「インターンシップ先で就職することができました。TOEICは500点代を保持しているのですが、資格が採用の決め手になったかな、と思います。職場では頻繁ではありませんが英語を使う機会はあります。」

ITエンジニア

システムを構築やプログラムを作成するIT技術職。

Rubyのように日本で開発された言語もありますが、主流とされているプログラミング言語の開発元のほとんどがアメリカなので仕様書・技術書は英語で書かれています。

基礎的な英語力があれば、こうした技術書を読解も可能となり、世界の最新の知識・スキルをリアルタイムで身に付けることができ、エンジニアとして重宝されます。

IT関連職 男性 49歳

「自営業です。英語力としては日常会話は問題ないレベルだと思います。英語力がある程度あると、プログラミングを習得するのも早く、業務スムーズに進む思います。」

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【TOEIC600点】日常会話は問題ない

項目 年収 特徴
英語講師 200~300万 英会話を中心に実際に役に立つ英語を指導。基本的な文法力、単語力、そして会話力が重視される
ランドオペレーター 300~400万 旅行サービス手配業。海外ホテルや交通機関などの手配を適切に行うために、TOEIC650点以上が目安とされることが多い
貿易関連事務 360~440万 貿易(輸出・輸入)に関わる企業で働く事務職。貿易書類の多くは英語で書かれているため、英文書類を理解・作成できる英語力が必要
海外営業スタッフ 400~700万 海外企業や個人にPRし、販売する仕事。日常会話レベルの英語力は必須で、交渉力やコミュニケーション能力も求められる。

英語講師

英会話を中心に実際に役に立つ英語を教える仕事です。

基礎的な英語力はもちろんのこと、旅行先や仕事で使える”英会話ができる”ことが重視され、留学経験がある人などが就きやすい職と言えます。

どうしても分からない時は日本語で説明してもらえる日本語英語教師の需要は高く、近年ではオンライン英語教師も人気となっています。

英語講師 女性 31歳

「知人の紹介で現職に就き、英語講師ですので英語は仕事上頻繁に使用しております。現職に就いたときの英語力は”日常会話は問題ない”レベルで、英語力がない頃より未経験でも働かせてもらえる仕事を沢山していたので、経験豊富だったことが採用の決め手だったと考えます。」

ランドオペレーター

旅行サービス手配業として、ホテルや交通機関、現地での旅行客の出迎え、観光に同行してくれるスタッフやツアーガイドなどの手配を行います。

海外の旅行代理店やエージェントとやりとりをする機会が多いため、取引先と交渉できる程度の語学力が求められます。

必須ではありませんが、専門学校などで観光学や国際文化学を学んだうえでランドオペレーター会社に就職する形が一般的とされています。

旅行会社/ランドオペレーター 女性 45歳

「知人からの紹介によって見つけました。以前より海外勤務働経験があり、実践力のある英語スキルがあったため採用してもらえました。職場は基本的に日本語ですが、海外に問い合わせする際に英語を使用しています。」

貿易関連事務

貿易(輸出・輸入)に関わる企業で働く事務職。

書類の多くが英文のため、英語でのメールを読み書きができる程度の英語力は最低限必要です。場合によっては電話で英語でのやり取りとすることもあります。

仕事で英語を多用するので、働きながら英語力につけることが可能なところもポイント。

英語力以外には、書類手続きの上でPCスキルや作業の正確性、また取引先と連絡を取る際のコミュニケーション力も求められます。

貿易事務 男性 35歳

「大学の就職支援課から就職しました。採用時の英語力がTOEIC800点以上だったことが採用の時に有利に働きました。ある程度の高い英語力があるため、職場では顧客とのやりとりを任されており、常に英語を使用しています。」

海外営業スタッフ

自社の製品やサービスを海外の企業や個人にPRして販売する仕事です。国内での仕事であっても、現地スタッフが日本人でない場合もあり、英語での書類作成やチェックなど基礎的な語学力は必須となります。

語学力の指標としてTOEICやTOEFLでの一定以上の得点を求められることも多く、交渉力やコミュニケーション能力、現地に馴染める柔軟性などが合わせて求められます。

海外営業 女性 31歳

「会社に直接問い合わせて採用していただきました。仕事上で英語は時々使用しているレベルですが、TOEIC600点以上保持が採用の際に必要でした。」

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【TOEIC700点】外資企業を英語を使って問題なく働ける

項目 年収 特徴
英文経理スタッフ 390~400万 経理業務や問い合わ対応などの仕事。基礎的な英語読解力と経理の専門用語が理解できる必要あり
バイヤー 400~500万 売れる商品を探し買い付ける仕事。価格や納期などの交渉も含めた高い会話力(=コミュニケーション能力)が必要
英語教材の編集 400~600万 英語教材を作成する仕事。ミスや言い回しの違いを指摘する必要があり、最低ラインがTOEIC700点
外資系企業 400~800万 営業や企画・マーケティングなど様々あり。TOEICだと700点以上が目安のひとつ

英文経理スタッフ

日本会社が海外進出、また海外会社が日本に拠点を持つときの決算を英文にて報告書にするなどの仕事です。

会話力よりも読解力が重視され、経理未経験者の場合はTOEIC700~730点と取っていると良いとされています。

もちろん読解力だけでなく、英語の問合せを受けたときに答えられる程度の英語力があると更に仕事の幅は広がります。

英語以外ですと、USCPA(=米国の公認会計士の資格)を取っていると就職時のときにかなり有利になるといえるでしょう。

バイヤー

売れ筋商品を最適な価格で買い付ける仕事です。

特に海外で買い付けをする場合は、基礎的な英語力だけでなく価格交渉を含めた英語での高い会話力が必須として求められ、TOEICだと750点以上がひとつの目安とされています。

逆に語学力が堪能であれば未経験からでも始められる求人は多くあるので、スピーキング力がある方にはおすすめの職業です。

英語教材の編集

英語教材を作成する上で執筆、文章確認、内容確認など様々な仕事があります。

正確にミスを指摘したり、教材に合った言葉の言い回しなど、求められる英語知識は最低でTOEIC700点代のところが多いです。

執筆や確認作業などによって求められる英語力やその他スキルは変わってきますが、英語指導者としての経験があると重視される傾向にあります。

「校閲」という記述ミスチェックをする作業になると、TOEIC800~900点代の英語力が求められるようになります。

外資系企業

外資企業でも、日本支社で社員のほとんどが日本人という場合もありますが、逆に社員のほとんどが外国人という場合もあります。

どちらにせよ、英語力があればあるほど有利といっても過言ではないでしょう。

英語が公用語の外資企業ではミーティングやプレゼン、顧客とのやり取りができる高い英語力が必要となります。また、英語を使う機会が多いため、自身の英語力のスキルアップにも十分繋がります。

コンサルティングの外資系に転職した知り合いは、始めこそ英語力は基礎的な英語ぐらいでしたが、公用語が英語のため、今ではミーティングやプレゼンなどを英語で問題なくこなせるほどまで上達しています。

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【TOEIC800点】ニュースや報道も問題なく理解できる

項目 年収 特徴
英語翻訳 400~600万 英語を日本語に直す仕事。TOEIC800点レベルが最低ラインと言われており、日本語力も求められる
外資系企業秘書 500~700万 上司の雑多な仕事を引き受ける仕事。会議資料やメールなどの通訳や翻訳が含まれる場合もあり
公認会計士 700~1000万 監査および会計コンサルティング。昇格を狙うならばTOEIC800点以上からがハイスコアとして有利となる
国際弁護士 1000万~1200万 国際的問題を取り扱う弁護士。会話の細部まで聞き取りアドバイスができる英語力が必須

英語翻訳

英語を的確な日本語へ訳すお仕事です。

TOEIC800点レベルが翻訳のスタートラインとされており、同時に的確な日本語に表現できる日本語力も必要となってきます。

翻訳の専門学校に通う人も多く、TOEICやプロの翻訳家の証明として「JTA公認翻訳専門職資格試験」の資格を取ると就職に有利に働くでしょう。

英語翻訳 女性 52歳

「アメリア(翻訳の求人)で翻訳の仕事を見つけました。英語力はネイティブレベルです。翻訳の仕事に就くにあたって、特定の業界やジャンルに関する専門知識や業務経験(自分の場合は金融)が必要だと思います。」

外資系企業秘書

秘書の仕事として、上司のスケジュール管理や電話応対、メール確認、書類の作成など様々なものがあります。

外資系企業の秘書は、上司が外国人で日本語が堪能でないこともあり、書類作成や電話対応以外に翻訳や通訳のような仕事が入ってくる場合もあります。

また、秘書としてのスケジュール管理力や気配りやコミュニケーション力も当然として求められるだけでなく、外資系企業の秘書は上司の「ビジネスパートナー」としての立ち位置になるため、上司が考えることを察知し、上司にとってメリットになる物事を常に提案できることも求められます。

公認会計士

※監査および会計コンサルティングの仕事です。
※業務の執行や会計、経営などを監督し、決算書の内容が正しいかを確認する

外資系やグローバル展開をしている会社では特に英語力が必要となってきます。

特に外資系の会社でなくてもTOEIC800点ほどの英語力がある公認会計士は少ないため、TOEIC800点相当の英語力があると転職や昇格に有利な条件となります。

公認会計士 女性 43歳

「Indeedにて就職。採用時の英語力はTOEIC700点代で、外資系企業なので現場では常に英語を使用しています。どの職にも当てはまりますが、求人内容にマッチした職務経験を持っていることが一番採用時に重視されると思います。

国際弁護士

国際弁護士には以下の2パターンがあります。

  • 日本国と外国の弁護士資格の双方を取得し、国内の案件に加えて国際的な案件も扱う⇒※外国法律に関しては扱える
  • 国内の資格のみ取得し、海外の案件も対応⇒※外国法律に関しては扱えない

双方共にクライアントの意図をくみ取り、的確なアドバイスができる英語力が必要とされ、目安としてTOEIC800点~です。

また、前者の外国の弁護士資格も取得をする場合は、その国のロースクール(法律学校)に行くのが一般的で、その際は授業内容を理解できる高い英語力が必要となってくるでしょう。

壁が少し高く感じるかもしれんませんが、国際弁護士になれた後は一般弁護士よりも高い年収を見込むことができます。

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【TOEIC900点】ネイティブレベル

項目 年収 特徴
英語講師(資格取得クラス) 300~600万 英語資格テストの指導。TOEIC900点以上の英語力(ネイティブレベル)や日本語力も必要
英文通訳者 400~600万 会議やインタビュー中の英会話を文章で記録する仕事。通訳同様に会話の内容を瞬時に理解し記録できるほどの英語力が必須
通訳者 400~800万 相手方の英語を訳し、相手に伝える仕事。同時通訳できる英語力だけでなく各国の歴史背景や一般常識も求められる

英語講師(資格取得クラス)

TOEICや英検などの資格取得クラスの英語講師の仕事では、TOEIC900点以上を保持、英検準一級以上など資格の提示が求められる場合もあります。

適切な文法解説ができる日本語力や英語教師としての経験があると就職に有利となります。

既にTOEICや英検などの資格を保持している方にはおすすめの職種です。

英文速記者

外資系企業や大使館などの国家会議で活躍することが多く、会話内容を聞き取り記録する仕事です。

一言一句聞き漏らさず、瞬時に内容を理解して文字に起こせる高い英語力だけでなく、国家や外資で使用されるであろうビジネス専門用語の理解や、会議やインタビューなどで長い間集中して聞き取りをする高い集中力、忍耐力も求められます。

通訳者

通訳には大きく以下の3つに分けられています。

  • 同時通訳:「聞く」「訳す」をほぼ同時に行う
  • 逐次通訳:発言の区切りごとに訳す
  • ウィスパリング通訳:通訳が必要な相手へささやくように通訳をする

全て話者の発言を正確に理解した上で正確に通訳をするスピードや発言内容を漏らさず聞き取る集中力、相手の意図を正確に組みとれる知識や理解力、そしてそれを正確に表現する表現力など高度な英語力だけでなく、高度な日本語力も求められます。

資格を持っているよりも場数が多いほど重視してもらえるケースが多いので、通訳者学校で模擬レッスンを受けたり、ボランティアに参加したりするのも良いでしょう。

カナダで通訳学校に少しだけ通ったことがあるのですが、同時通訳の大変さを味わいました!路上インタビューで、イヤホンから日本語で質問内容を聞き取り、その場で即訳して外国人に質問し、適切な内容で質問できているか、回答をしっかり理解できたかを諮るものでとても苦労しました。

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目的別で探そう!英語を使う職種

自分の環境や目標別で探そう!英語を使う職種

次に、「空港で働きたい」「在宅で働きたい」などの人気希望条件別におすすめの仕事をご紹介していきます。

特にネット上で多く調べられていたキーワードは以下の4つでした。

空港で働きたい

項目 英語力 年収 特徴
飲食/お土産店スタッフ 【TOEIC500点】基礎知識はあり、会話もある程度できる 300~400万 空港内の飲食店やお土産店でのスタッフ。外国人とコミュニケーションが取れる英語力があると有利
入国審査官 【TOEIC500点】基礎知識はあり、会話もある程度できる 470~600万 入出国の際にパスポートを確認する。外国人とコミュニケーションが取れる英語力が求められる
グランドスタッフ 【TOEIC550点】基礎知識はあり、会話もある程度できる 420~480万 チェックイン業務や出発案内などの接客業。外国人旅客に応対も多く、外国語に関する資格を持っていると就職時に有利
キャビアアテンダント 【TOEIC700点】外資企業を英語を使って問題なく働ける 400~600万 機内で乗客の応対をする仕事。特に国際線ではスピーキング力が重視される

飲食/お土産店スタッフ

空港内の飲食店やお土産店で働くスタッフの仕事です。

沢山の外国人観光客を対応するので、コミュニケーションを取れる会話力があると採用の際にプラスになります。

また、ブランドの販売店などだと「英語で接客業をしたことがあるか」が応募条件として入ることも多々あります。

ワーキングホリデーや留学先で、英語を使って仕事をしたことがある且つ空港で働きたい人にはおすすめの職種です。

販売員 女性 40歳

「Indeedで現職を見つけました。外国人客が来店したときのみ英語を使っているので、英語の使用頻度としては”時々”だと思います。応募した時にはTOEIC700点代を保持していたので、即採用でした。」

入国審査官

外国人が日本へ入出国をする際に違法がないかなどを審査をする国家公務員のお仕事です。

語学力が採用時に必ず必須のわけではありませんが、外国人の不法滞在や違法入国を防ぐためにもコミュニケーションが取れる英語力を持っていると採用時にポイントが高くなります。

また、「まだそこまで英語に自信がない...」という人でも、外国人とコミュニケーションを取るうちに語学力が上がっていく環境が整っています。

注意が必要なのは、入国審査官は国家公務員の仕事の為、国家公務員試験(一般試験)に合格することが働く条件となっていることです。

グランドスタッフ

空港での旅客の搭乗手続(カウンター業務)と、飛行機への搭乗の案内・誘導(ゲート業務)を行う仕事です。

TOEIC550点代から応募できることが多いですが、飛行機の遅延や欠航、荷物の破損や未着などのトラブル対応を臨機応変に英語で応対する場合も多々あり、その際はTOEIC550点以上の高い英語力が求められます。

その為、応募条件以上の外国語に関する資格や点数を保持していると就職時に有利に働きます。

グラウンドスタッフ 男性 31歳

「新卒の就職の際に企業サイトより応募しました。当時の英語力はTOEICだと500点代でした。採用時には、TOEICの一定点数の保持、高卒以上の学歴、留学などで培った実践力のある会話力が必要とされていました。」

キャビアアテンダント

フライト中に乗客が機内で快適に過ごせるように接客をするお仕事です。

応募条件ではTOEIC600~700点を目安としている企業が多くありますが、急病人や天候の悪化や急な事態に向けて臨機応変に対応できる高いスピーキング力が求められる仕事です。

もちろん、英語力のみで採用を判断されるわけではないので英語力がTOEICC600~700点なくても総合評価で採用されるチャンスは大いにあります。

しかし、国際線では特に業務上常に英語を使用する必要があるので高い英語力はあればあるほど就職に有利になることは間違いありません。

専門学校・短大・大学卒業以上の学歴は必要されることが一般的で、学部や学科の制限はとくにありません。

キャビアアテンダント 女性 34歳

「リクルートエージェントにて現在の客室乗務員の仕事を見つけました。短期留学でのスピーキング力を鍛えた上にTOEICにて700点以上保持していたのが採用の決めてだったと思います。

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在宅で働きたい

項目 英語力 年収 特徴
通関士 【TOEIC600点】日常会話は問題ない 420~480万 税関を通るために必要な業務の代行。貿易系で働く場合は取引先とコミュニケーションが取れる程度の英語力があると有利
英語翻訳 【TOEIC800点】外資企業を英語を使って問題なく働ける 400~600万 英語を日本語に直す仕事。TOEIC800点レベルが最低ラインと言われており、適切な訳として高い日本語力も求められる
WEBライター 【TOEIC800点】外資企業を英語を使って問題なく働ける 400~700万 webに掲載される記事を書く仕事。専門用語や正しい表現方法などの語彙力が必要
オンライン英会話教師 【TOEIC900点】ネイティブレベル 200300 オンラインを通して英語を教える仕事。ネイティブレベルの英語力だけでなく、日本語アクセントが強すぎないことも重要

通関士

税関を通るために必要な業務の代行するお仕事です。在宅業が多いわけではありませんが、在宅可能の企業もいくつかあります。

書類を読んで理解するための読解力や豊富な語彙力が必須というわけではなく、書類の形式も決まっているため仕事をしながら必要な語彙力を習得していく、という認識で良いでしょう。

もちろん、英語力がある方が業務がスムーズに進む点や海外の担当者とのやり取りができる点などでは有利です。

スピーキング力はないが、文法、語彙力、専門用語には自信があるという方にはおすすめの仕事です。

英語翻訳

英語を的確な日本語へ訳すお仕事で在宅勤務が可な企業が多くあります。

的確な翻訳ができる最低ラインとして、TOEIC800点レベルがスタートラインとされており、同時に的確な日本語に表現できる高い日本語力や表現力も求められます。

翻訳の専門学校に通う人も多く、TOEICやプロの翻訳家の証明として「JTA公認翻訳専門職資格試験」の資格を取ると就職に有利に働くでしょう。

英語翻訳 女性 47歳

ジョブチェキ(パーソルテンプスタッフ)で仕事を見つけました。英語力はネイティブレベルで、TOEICなどの英語の資格が就職のさいに役立ちました。」

WEBライター

webに掲載される記事を書く仕事で、外国人向けの記事や企業用の記事など様々な種類があり在宅勤務が主流なお仕事です。

英文記事を書くWEBライターの場合、正確な表現や専門用語を知った上で記事を書く必要があり、外国人のクライアントとやり取りをする際はスムーズにコミュニケーションが取れる英語力が求められるためTOEIC800点代の英語力が必要となってきます。

また、WEBライターには記事を書く業界の知識や情報に常にアンテナを張ったり、記事サイトに人が多く訪れやすくするためのSEO対策知識についても熟知しておく必要があります。

WEBライター 男性 29歳

「Indeedとdodaで主にライターの仕事を見つけています。自身の記事では英語は時々使う程度なので、TOEICだと500~600点ぐらいだと思います。」

オンライン英会話教師

オンラインを通して英語を教える仕事で、オンライン上な為完全在宅が可能なお仕事です。

「TOEIC850~900点以上保持もしくはそれ同等の英語力」としてネイティブレベルの英語力が求められることがほとんどです。

また、日本語アクセントが強すぎると「本場の英語で勉強したい」という日本人生徒さんも多いなかでなかなか指名してもらえないという問題が発生しやすいでしょう。

また、教師や塾講師など”人に教えた経験”がある人は就職の際に有利となるでしょう。

私のオーストラリア人の知り合い(見た目はアジア人)がオンライン英会話で仕事をしているのですが、”見た目がアジア人”というだけで他の先生より不利だと感じることが多々あったそうです。今では丁寧な授業と生徒さんからの信頼により、会社の中でトップ10に入るほどの大人気先生です。

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高収入の仕事を見つけたい

項目 英語力 年収 特徴
国際弁護士 【TOEIC800点】外資企業を英語を使って問題なく働ける 1000~1200万 国際的問題を取り扱う弁護士。会話の細部まで聞き取りアドバイスができる英語力が必須
外資系金融 【TOEIC800~900点】ニュースや報道も問題なく理解できる 1,100~1,400万 投資銀行、証券会社、保険会社、クレジット会社の4つ。読み書き会話全てがビジネスレベル
外資系コンサルタント 【TOEIC800~900点】ニュースや報道も問題なく理解できる 600~2000 企業の経営上の課題を発見し、その解決をする仕事。採用の判断材料としてTOEIC850点以上を保持していると有利

国際弁護士

国際弁護士には以下の2パターンがあります。

  • 日本国と外国の弁護士資格の双方を取得し、国内の案件に加えて国際的な案件も扱う⇒※外国法律に関しては扱える
  • 国内の資格のみ取得し、海外の案件も対応⇒※外国法律に関しては扱えない

双方共に一般的な弁護士より扱える範囲が多いため、国際弁護士は高い年収が保証されている場合が多いと言えます。

その変わり求められる英語力も高く、クライアントの意図をしっかりと理解した上で適切なアドバイスができるレベルが求められます。

表の前者の「外国の弁護士資格も取得をする」場合は、その国のロースクール(法律学校)に行くのが一般的で、その際も授業内容を理解できる高い英語力が必要となってくるでしょう。

外資系金融

投資銀行、証券会社、保険会社、クレジット会社の4つが外資系金融の種類で、実力主義の外資系金融は、日系企業に比べて高い年収を狙うことが十分に可能です。

求められる英語力としては、以下の3点においてネイティブレベルが求められることが多いです。

    • リーディング(=海外市場の情報を読んだり、資料を読む)
    • 会話力(=プレゼンや取引先との電話でのやり取り)
    • ライティング(=プレゼン資料作成、顧客とのメール)

外資系コンサルタント

クライアントの経営上の課題を発見し、その問題解決の手助けをするお仕事です。

外資系は「実力主義」なところが多く、その分、他コンサルタント職に比べてもずば抜けて高い年収を狙えるところが特徴です。

その分求められる英語力も高く、あまり英語ができない状態で入社してしまうと、任せてもらえる海外案件のプロジェクトに限りができてしまい、実力主義の外資系企業であまり結果が出せないという状態に陥ってしまします。

外資系コンサルタント 男性 32歳

「留学先で就職し、英語力はネイティブレベルです。もちろん、仕事上では同僚、顧客とコミュニケーションを取るときなどは常に英語です。コンサルタントの採用では特に”面接時の英語コミュニケーション能力”が一番重要だと思います。」

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高卒でも働ける職を見つけたい

項目 英語力 年収 特徴
ツアーコンダクター 【TOEIC500点】基礎知識はあり、会話もある程度できる 370390 ツアーに同行し、予定通りの旅行と参加者が快適な旅を楽しめるようにする仕事。海外ツアーや外国人観光客向けの日本ツアーでは語学力が必須となる
ホテルスタッフ 【TOEIC600点】日常会話は問題ない 300~400万 宿泊客をもてなす接客業。会話力や観光英語が重視される
留学カウンセラー 【TOEIC600点】日常会話は問題ない 300~500万 留学に必要な手続きの手助けをする仕事。英語の文章を理解できるレベルだと好ましい
通訳者 【TOEIC900点】ネイティブレベル 400~800万 相手方の英語を訳し、相手に伝える仕事。ネイティブレベルの英語力だけでなく各国の歴史背景や一般常識も求められる

ツアーコンダクター

ツアーに同行し、予定通りの旅行と参加者が快適な旅を楽しめるようにする仕事で、学歴は問われず、高校卒業後からツアーコンダクターして働いている人は沢山います。

仕事内容としては、主に事務職と添乗業務に分かれ、添乗業務の海外ツアーや外国人観光客向けの日本ツアーで英語が語学力が必要となってきます。

また、合わせて出入国や関税に関する知識や歴史に関する知識も重視されます。

ホテルスタッフ

ドアマンやフロント、コンシェルジュ、ルームサービス、ハウスキーピングなどホテルには様々な仕事があり、学歴より人柄や接客業に向いているかどうかが重視されます。

もちろん、外国人宿泊客を会話をする場が多いドアマンやフロント、コンシェルジュ、ルームサービスでは日常会話ができる程度の英語力があると採用の際に有利になります。

また、ホテルスタッフでは語学力の他にホスピタリティと臨機応変に対応できる柔軟性も必要とされます。

フロントアテンダント 女性 31歳

「知人の紹介で今の職に就いています。TOEICは500点以上を取得していました。絶対条件ではないですが、TOEICや英検などの資格があると優遇されました。仕事場では基本的には日本語対応ですが、外国人宿泊客が来たときは英語で対応しています。

留学カウンセラー

留学先国や学校選びの提案や、学校への入学手続き、航空券やビザの手配など留学に関するサポートをするお仕事です。

学歴は特に重視されず、留学経験がると採用の際にさらにプラスになります。

急な対応で入学先の学校へ電話したり、メールができる英語力があると業務がスムーズに進みます。また、ビザ申請は全て英文での記載、申請となっているので、文章が理解できる英語力あると望ましいです。

しかし、基本は日本人の現地スタッフがいたり、クライアントは日本人となる場合が多いので英語に自信がない人でも働きたい理由は明確であれば、十分採用のチャンスはあります。

私も留学後に留学カウンセラーになりたくて何社か面接へ行ったことがあります。その際は主に留学経験について質問されることが多く、英語力よりも経験や知識、人柄を見られている印象でした。

通訳者

通訳は主に以下の3つの仕事があり、実力主義の世界なため学歴は特に関係ありません。

  • 同時通訳:「聞く」「訳す」をほぼ同時に行う
  • 逐次通訳:発言の区切りごとに訳す
  • ウィスパリング通訳:通訳が必要な相手へささやくように通訳をする

話者の発言を正確に理解した上で正確に通訳をするスピードや、内容を漏らさず聞き取る集中力、相手の意図を正確に組みとれる知識や理解力、そしてそれを正確に表現する表現力など高度な英語力だけでなく、高度な日本語力も求められます。

場数が多いほど重視してもらえるケースが多いので、通訳者学校で模擬レッスンを受けたり、ボランティアに参加したりするのも良いでしょう。

通訳 男性 26歳

「Indeedでこの仕事を見つけました。インターンシップに参加をして経験値があったのと、TOEIC800点以上を保持していたので採用していただけました。」

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英語を使う仕事に就く方法!英語力別に解説

英語のレベル別!英語を使う仕事に就くための方法最後に、英語を使う職に就く方法について解説していきます。

アンケートにて「英語を使う職種に就く際に必要だったこと」という回答を回答者の英語力別にした結果、以下の通りになりました。

それでは、英語力別にアンケート結果について解説していきましょう。

【~TOEIC600】初心者レベル

1位 TOEICやIELTSなど資格を取る

堂々の1位だったのは「英語の資格を取る」でした。

就きたい職種によっては採用時に資格の提示が不要な場合もありますが、資格を取っておいて損をすることはありません。

また、今後英語を沢山使う職に就きたいのであれば尚更、英語の資格を取っておくと採用時に有利となるでしょう。

資格試験の結果は基本的に文法・リスニング・ライティング・スピーキングごとに試験の結果がでます。

資格を取ることで、自身の英語力がどのレベルにあるのか、どの部分を更に磨きをかけていけばよいのかなどが明確になるのでとてもおすすめです。

2位 未経験でもできる英語を使う仕事で実績を積む

資格を持っていなくても、経験があることで採用をしてくれる企業も沢山あります。

例えば、英語を使うWEBライターや通訳、翻訳、ツアーコンダクターなど。経験値が高ければ高いほど採用に大きく関わってくる職も沢山あります。

英語に自信がなくても、未経験でも働ける仕事でまず英語力をつけ、英語スキルが身についてきたら、もっと英語を使える他の職種に転職したり、同じ職でさらなるキャリアップを目指すのも良いでしょう。

3位 短期留学/英会話教室にて英語力をつける

一番即戦力になる「会話力」を手っ取り早く身に付ける方法は短期留学/英会話教室に通うこです。

資格で高い点数を保持していても、実際のスピーキング(=会話力)はほとんどできない、という人は沢山います。

”資格の保持よりも実際に英語が話せる人が欲しい”という企業も沢山あります。

まずは、短期留学や英会話教室で短期集中型で自身の英語スキルを中級レベルまで上げてから英語を使う企業に応募することで、採用される確率も上がります。

4位 高卒以上の肩書を取るために再度、専門学校・短大以上を卒業する

こちらは、「短大・専門学校・大学卒業」限定で応募をしている企業に応募したい際に必要となってきます。

基本的には、英語を使う仕事は”実力主義”でどれだけ実践に活かせる英語力があるかを重視する企業が多いですが、企業によっては学歴を指定する場合もあります。

自身が働きたい職種の応募条件を確認し、高卒以上の肩書が必要な場合は専門学校や短大へ通うという選択も良いでしょう。

【TOEIC700~TOEIC900】中級~上級レベル

1位 TOEICやIELTSなど資格を取る

英語力の有無に関わらず重要視されていたのは「英語の資格を取る」でした。

中級~上級レベルの英語で就ける職種だと、「TOEIC〇〇点以上保持」「英検〇級以上」などが応募条件に記載されていることが多くあります。

特に、TOEICはスコアの”有効期限”というものはありませんが、大体2年を目安に再受講しておくと英語スキルの信憑性も高くなるでしょう。

2位 短期留学/英会話教室にて英語力をつける

英語力中級~上級レベルの英語の資格を持っていたとしても実践力がなくては意味がありません。

短期留学や英会話教室にて「スピーキング力」を磨くことで、資格で高得点保持+実践力有りということで採用される確率はグンと高くなります。

また、スピーキング力が既に中級~上級の方でもビジネス英語や専門用語を学ぶために短期留学や英会話教室へ通う人も沢山います。

英語力はあればあるほど就職先が広がります。

3位 英語を使ったインターンシップやビジネス研修に参加する

英語を使うインターンシップの参加条件として「中級~上級の英語力が必要」とされることがほとんどです。

ある程度の英語力を保持している場合は、インターンシップに参加することで、実践的な英語力を身につけたり、本当に自分がその企業で働きたいか、そのぐらい英語を使う機会があるのかどうかを確かめられるとても良い機会となります。

一定の英語スキルがあり、就きたい企業がインターンシップを行っている場合はぜひ参加してみてください。

4位 未経験でもできる英語を使う仕事で実績を積む

資格の保持よりも、経験があるかどうがを重視して採用をしてくれる企業も沢山あります。

例えば、英語を使うWEBライターや通訳、翻訳、ツアーコンダクターなど。経験値が高ければ高いほど採用に大きく関わってくる職も沢山あります。

英語スキルが中級レベルであったり、自身が就きたい職種にはまだ英語スキルが足りない場合は、場数を踏んで英語スキルとしょの職種の経験値をあげると採用率も高くなります。