今回は現役のフリーWEBライターの本橋さんに「WEBライターのお仕事」についてたくさんお話を聞いてきました!
この記事ではWEBライターを目指している!という方に向けて、
- 具体的なお仕事内容
- WEBライターのやりがいや魅力
- 給料やボーナスなど
などなど、他では聞けないリアルなお話を教えます。
なお、未経験からの目指し方や求人の探し方は後編で解説しています。
WEBライターのお仕事はズバリ文章を書くお仕事!


本橋さんはいつも自宅で仕事をしているんですね。
そうなんです。ずっと在宅で仕事をしたかったのでうれしいです。

そうなんですね。では早速ですが、WEBライターの仕事について教えてもらえますか?
はい!お安い御用です!
WEBライターは、ズバリWEB上に載せる記事や文章をかく職業です。
一番わかりやすいのは今、あなたが読んでいるこの記事ですね。
と言ってもWEBライターには様々な種類があります。
いろいろある!WEBライターの種類
雇用形態は大きく分けて正社員やアルバイトなどの直接契約と、業務委託になるフリーランスの2つです。
- 直接雇用 オフィス内で働く社内WEBライター(インハウスなどとも言います)
- フリーランス 在宅で働くフリーWEBライター
WEBライターはフリーランスの割合がとても多く、私もフリーで活動するWEBライターの1人です。
そして、仕事内容もさまざまです。
- WEBメディアやWEBマガジンの記事
- 企業HPなどに載せる文章
- 広報やWEB広告などの文章
今、一番求人やお仕事が多いのは、WEBメディアのためのライティングのお仕事です。私もWEBメディア向きの記事を書くお仕事が一番多いです。
また、WEBライターに近い職業で、コピーライターというのもあります。コピーライターは簡単に言えば物を売ったりするための文章を書く職業です。WEBライターよりもマーケティングの知識が必要です。
私の仕事の進め方:自宅でチャットを使って仕事をします。
では、具体的に私の場合のお仕事について説明しますね。
基本的にはクライアント様からどういう記事を書いてほしいのかプランをもらって、要望通りの記事を作成していきます。場合によっては記事の企画から担当することもあります。
仕事のやり取りは、主にチャットです。情報共有や意見交換、ファイルのやり取りなど、すべてチャット上で済むので便利ですよね。もちろん、必要があれば電話をしたり、クライアント様のオフィスまで伺ったりもします。
WEBライターとして大切なのは、正しい情報を正しい日本語でわかりやすく文字にしていくこと。特に、情報の正確性には気を使います。記事の内容が間違っていると、ライター自身はもちろん、クライアント様の信用も落としてしまいます。何より、読者に誤った情報を伝えてしまうので、WEBライターの責任は重大です!
WEBライターになって良かったこと


WEBライターは責任重大なお仕事なのですね。……(メモメモ)。本橋さんは、WEBライターになって良かったこととか、大変だと思うことはありますか?
結構ありますね。自宅で仕事をするから通勤するよりラクかなぁと思っていたんですけど、正社員だった頃とは違った喜びや苦労があります。

お~!それはぜひ聞かせてもらいたいです!
はい!もちろんです!
自宅で仕事ができること
やっぱり、自宅で仕事ができるのは、WEBライターになって一番良かったなぁと思うところです。正社員だったころは、前日の疲れを引きずったまま朝早く起きて、身支度を整えて、満員電車でもみくちゃにされながら通勤していました。
通勤に片道2時間かかっていたので、毎日クタクタでしたね。帰宅したらご飯を食べて、お風呂に入って明日のお弁当を作って就寝、という生活の繰り返しです。平日の疲れが抜けなくて土日は遅くまで眠っていましたし、どこかへ遊びに行く元気もありません。
今は、朝夕の通勤ラッシュとは無縁の生活です。仕事がないときはゆっくり起きますし、締切りが迫っているときは朝起きてすぐにパソコンに向かいます。疲れたら家の近所を散歩したり、愛犬と遊んだりよ気ままに過ごせるのが本当にうれしいです。会社員時代のように、業務中に外出しても怒られることはありません(笑)

……業務中に外出して怒られたことはあるんですか?
いや、ないんですけどね……(笑)
文章を書くスキルが資産になること
WEBライターになってから、記事だけではなく、チャットやメールなどでも、相手に伝わる文章を心がける癖がつきました。ほかの人が書いた文章や、相手の話す内容を以前より理解できるようにもなって、WEBライターになって本当に良かったなぁと思っています。記事作成スキルが上がれば、その分仕事の幅も広がりますし、文章スキルは資産になると実感しています。
私は文章を書く経験がほとんどないまま、WEBライターになりました。右も左もわからない状態で、仕事を始めています。WEBライターというと、副業やお小遣い稼ぎが目的の人もいますが、私は専業で生活できるようになりたいと思っていました。
最初はなかなか文章が浮かばなくて、1000文字の記事を書くのに2日くらいパソコンの前で悩んでしまったことも……。あまりに自分のスキルが未熟で、WEBライターとしてやっていくのは無理かもしれないと思ったこともあります。
WEBライターにとって大切なのは、とにかく継続すること。たくさんの文章を書くこと。量より質が大事、という人もいるかもしれませんが、量も質も同時に重要視すべきだと思います。量を書かなければ文章を書く行為自体に慣れません。質が良くなければ、仕事が取れません。
WEBライターを始めた頃は、いただいた仕事はすべて引き受けていました。おかげさまで、今ではWEBライターとして生計を立てられるようになりました。
WEBライターになって大変だなと思ったこと


お話を聞いていると、なんだか私もWEBライターの仕事をやりたくなってきました!ところで、WEBライターって大変なこともありますか?
残念ながらありますよ

今後のために、WEBライターになって大変だったことを聞かせてもらえますか?
はい!
思った以上に自己管理が重要だった!
自宅で仕事をするWEBライターは、自己管理が重要です。仕事内容、スケジュール、健康など、管理しなければならないことがたくさんあります。会社員だと通勤時間や勤務時間が決まっているので、時間どおりに行動していれば規則正しい生活になりますよね。
でも、在宅のWEBライターはいつどこで何をするのも自由です。一日、一週間、ひと月単位でスケジュールを立てていかないと「あれ、今日終わらせなきゃいけない仕事が明日まで食い込みそう……」という事態が平気で起きます。
自分では想定外だったのですが、WEBライターになって体調が悪くなっていったのも大変でした。とにかく自宅でたくさんの文章を書いていたので、運動不足になっていたのでしょうね。肩こりや腰痛がひどいし、締切りが迫ると徹夜続きになって動悸はするし(苦笑)。このままではいけないと思い、今は適度に休憩を取っています。筋トレもするようにしました。体重が3キロ増えてしまったので……。

女性にとって体重は重大な問題ですよね……(じー……)
そんなに見ないでください(笑)
気になる収入!WEBライターはいくら稼げる?


ただ、いくらWEBライターになりたくても、収入が安定しないと生活できませんよね?WEBライターって、正直なところ、どのくらい稼げるのでしょうか?
そうですね、私の場合を例にとって説明してみましょうか。
WEBライターの収入はピンからキリまで
WEBライターの収入に関しては、確かな統計がありません。WEBライター仲間の話やインターネットの検索結果などから察するに、人によってピンからキリという印象です。WEBライターを本業とするなら、最低でもひと月20万円以上は稼ぎたいところですよね。
私の場合、WEBライターを始めたばかりの頃は、5万~10万円稼ぐのがやっとでした。20万円を超えたのは、WEBライターになって1年が過ぎた頃です。月収20万円はWEBライターとしての目標だったので、達成できたときは心からホッとしたのを覚えています。それからはコンスタントに稼げるようになって、今では気負いなくWEBライターと名乗れるようになりました。
WEBライターの収入は安定しない?
毎月決まった額の給与がもらえる正社員とは違って、業務委託契約で仕事を受けるWEBライターの収入は安定しません。クライアント様の都合で、定期的にもらえていた仕事がいきなり途切れるケースもあります。
収入が多い月はとてもうれしいですし、少ない月はがっかりします。とはいえ、毎月の収入で一喜一憂していると身が持ちません。収入は年収ベースで考えるようになりました。日々の生活では、収入が多い月は貯金をして、少ない月は節約をするといった工夫もしています。
具体的にどれくらいの金額なの?
以下のサイトを参考に、大体これくらい稼げているというのを具体的に解説。
もっと詳しいことは次の実践編へつなげていきます。
WEBライターを目指す人に一言!


WEBライターは大変なこともあるけど、良いこともたくさんあるっていうことがわかりました!最後に、WEBライターを目指す人に一言お願いできますか?
はい!
WEBライターは歴史の浅い職業です。WEBライターといえば、お小遣い稼ぎ、副業などのイメージが強いですが、本業としてやっていくのも不可能ではありません。クラウドソーシングサービスができたばかりの頃は、1文字0.1円という恐るべき低単価の仕事もたくさんありました。
多くの人がWEBライターとして活動するようになってからは、スキル面でも収入面でも二極化が進んでいます。目指すは質の高い仕事ができるWEBライター!ぜひ、がんばっていきましょう!

いろいろ教えてくださりありがとうございました!また何かあったらよろしくお願いします!
こちらこそ、ありがとうございました!
次の記事では、未経験からWEBライターを目指すために具体的な求人の探し方などを紹介します。
プチ情報:WEBライターとはいつから存在するの?

WEBライターとは、WEBサイトに載せる文章を書く人のことです。ライターといえば、新聞や雑誌、書籍など紙媒体のライターが主流でした。一般的なライターと比べて、WEBライターはかなり歴史の浅い存在です。
インターネットの登場は1960年代にまでさかのぼります。当時は、海外の研究所で学術的なやり取りをするツールとして使用されており、一般的にはまだまだ知られていない状態でした。
インターネットが身近な存在になったのは、2010年代にスマートフォンが登場してからのことです。ニュースサイトを運営する大手メディア以外でも、オウンドメディアやアフィリエイトサイトなどが増加しました。
2012年にはGoogleでパンダアップデートが導入され、品質の低いコンテンツは検索上位に上がれなくなります。時を同じくして、海外ではすでに主流だったクラウドソーシングサービスが日本でも次々に立ち上がります。
スマートフォンで情報を得る人が増加したこと、高品質な記事が大量に必要になったこと、クラウドソーシングによってライター業への参入が簡単になったこと。こういったできごとが重なって、WEBライターという職業が生まれました。