
経理の派遣を探していると「どの派遣会社が自分に合うのかわからない」と悩んでしまいませんか?
「私も経験あります。派遣会社ってたくさんありすぎて、どこに登録すべきか判断しづらいですよね。」
派遣会社によって時給はもちろん、求人の種類や仕事のサポートの仕方は様々。だからこそ、自分に合う派遣会社を納得して利用したいですよね。
そこでこの記事では、派遣歴10年以上の私の経験を元に次のような内容を紹介します。
- 派遣の経理で働くのにおすすめの派遣会社
- 失敗しない派遣会社の選び方・見分け方
結論から言ってしまうと、派遣会社は無理に1社に絞る必要はありません。複数の派遣会社を見比べることで、理想の派遣会社を見つけることができます。
日常で例えると、美容院を探すときと同じです。いくつかの美容院へ順番に行き、値段やサービス内容、技術力を確かめた上で最終的にどこに継続して通うか決めますよね。
派遣会社を選ぶときも、数多くある派遣会社で次のような内容を比較してはじめて、自分に合う派遣会社が見つかります。
- 経理の求人数の違い
- 募集している業界の違い
- 派遣会社のサポートの違い
派遣会社は美容院と違って、同時に登録して試せるのが嬉しいところです。
ぜひこの記事を参考にして、自分に合う派遣会社をみつけてくださいね。
経理の派遣会社でおすすめできる3社

経理の仕事を探していると派遣会社の多さに気付きますよね。
実は、日本には約4.5万件以上(セブンイレブンより多い)の派遣会社があります。自分に合う派遣会社を選ぶのが大事とはいえ、1つひとつを丁寧にみていては時間がかかりすぎてしまいます。
そこで私の経験をもとに、経理の仕事を探す上で、登録して損しないおすすめの派遣会社3社を紹介します。
ここで紹介する3社は、他の派遣会社に比べて経理の求人が多い派遣会社です。
ここで紹介する派遣会社3社に登録すれば、幅広く経理の求人をカバーすることができますよ。
テンプスタッフ
経理の求人数:約2,000件
派遣実績:中央大学、小林製薬、SoftBank、HITACHI、パナソニック、三井物産、P&G
スタッフサービス
経理の求人数:約1,500件
派遣実績:DHC、サイバーエージェント、ぐるなび、ドコモ、JR東海、ユニクロ、エイベックスグループ
アデコ
経理の求人数:約500件
派遣実績:ジョンソン・エンド・ジョンソン、NTTドコモ、バンダイナムコ、日立、KIRIN、KDDI、ファイザー
もっと他の派遣会社をみたい!という人は、次の経理でおすすめの派遣会社ランキングを参考にしてください。
未経験OK!経理でおすすめの派遣会社ランキング

派遣会社名 | 求人数 | 経理の求人数 |
---|---|---|
テンプスタッフ | 38,336 | 1,892 |
スタッフサービス | 122,009 | 1,344 |
アデコ | 9,171 | 508 |
リクルートスタッフィング | 10,661 | 457 |
パソナ | 9,900 | 445 |
マンパワー | 14,495 | 318 |
ウィルオブ | 18,140 | 113 |
ヒューマンリソシア | 6,676 | 259 |
1位 テンプスタッフ
テンプスタッフは1973年に創業した人材派遣会社です。全国展開しており派遣の求人数は約4万件。常に3万件以上の求人が掲載されているため、様々な条件から自分のライフスタイルにあった職場を探すことができます。
特に経理の求人では英文を扱う求人もあり、経理の仕事で英語力を生かしたい方は登録しておくと良い派遣会社です。
また、仕事探し中だけでなく就業後もフォロー体制が整っているため、派遣社員が安心して働けるのも特徴。職場やキャリアの悩みは常に対面かメールで相談することができます。
さらにスキルアップのための無料講座も充実しています。経理の場合、最低限のパソコンのスキルが必要ですが、未経験でもOAスキルアップ研修があるため安心です。
働きやすさ、サポートの充実を重視したい方にとっては心強い派遣会社です。
2位 スタッフサービス
スタッフサービスは1981年創業で業界最大手の派遣会社です。0210-022-022の電話番号を利用した「オー人事・オー人事」のフレーズが印象のCMが有名。一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
全国展開しており、求人数は業界ダントツの10万件。扱っている職種が、IT、製造、設計、介護など幅広いため、ライフスタイルに合った仕事を見つけやすいのが特徴です。
経理の仕事も業界トップレベルの求人数を誇っており、経理で働きたいと思っているなら登録しておきたい派遣会社の1つです。
未経験OKの職場が多いのも魅力です。サポートが充実しているため、経理が初めての方でも気軽に応募することができますし、仕事中も気軽に相談ができますよ。
3位 アデコ
アデコはスイスに本部を置く総合人材サービス企業です。60を超える国と地域で事業展開しており、外資系企業の求人が豊富なのが特徴です。
経理の仕事でも、外資系のメーカーや物流会社など様々な業界の求人があります。英語に不安がある方でも語学講座でビジネス英語を学べるため、安心して応募できますよ。
また、キャリアサポートも充実しており、専任のキャリアコーチによるコンサルティング、キャリアデザインセミナーを受けられます。経理の実務に役立つOAや語学講座など、キャリアアップをしたい方にも最適な環境が揃っています。
もちろん有給取得をはじめとした、福利厚生のサポート体制も万全です。子育て支援やスタッフ専用相談窓口の利用など、女性の派遣社員が安心して働ける制度も魅力です。
4位 リクルートスタッフィング
リクルートスタッフィングは1987年創業の大手派遣会社です。言わずと知れた総合人材サービスのリクルートグループの中の1つ。知名度が高く大手企業とのネットワークに強みを持っています。
全国展開しており、求人数は1万件超。求人のバリュエーションが豊富で、「マイクロソフト」「楽天」「三菱商事」など大手人気企業の企業で働くことも夢ではありません。
経理の求人でも、外資系の自動車会社や大手銀行グループ、アパレルメーカーなど様々な種類の求人が揃っています。
また、スキルアップ講座も充実。もちろん無料で受講でき、専門のインストラクターの方にいつでも相談ができます。講座は自分のペースで進められるため安心してスキルを伸ばせます。
さらに、福利厚生も充実しています。有給・育休を取ることができる他、健康診断やベビーシッターサービスなど働く女性にとって安心の体制が整っているのも魅力の1つです。
5位 パソナ
パソナは1976年に創業した人材派遣会社です。創業40年以上の実績と、テレビCMや電車のつり革広告が相まって高い知名度を誇ります。
経理の仕事には、商社、自動車、出版業界など幅広い業界の求人が掲載されています。それだけ、働く人のライフスタイルに合わせて仕事を選ぶことができるということです。
また、スキルアップ研修も充実。ビジネススキル研修はもちろん、日頃時間のない女性でもEラーニングを利用してスキルアップすることができます。
さらに、パソナは女性にとって安心のサポート体制にも特徴的があります。働くママの役立ち情報の提供や、煩雑な届出・手続きのサポートをしており、女性が働きやすい派遣会社です。
6位 マンパワー
マンパワーは1966年に創業された派遣会社です。日本初の人材派遣会社としてこれまで多くの実績と信頼を積み上げています。
マンパワーは大手人気企業の求人が掲載されているため、高時給の職場で働きたい方に合う派遣会社です。経理の仕事でも時給が高い職場に就ける可能性があります。
また、マンパワーは利用者満足度が高いのも特徴。日本初の人材派遣会社だけあってノウハウが蓄積されているため、どんな人材がどんな会社との相性が良いかを把握しています。そのため、派遣社員一人ひとりに働きやすい会社を紹介することができるんです。
働きやすさは折り紙つき。1986年創刊の人材派遣業界専門誌『月刊人材ビジネス』が行う調査で「仕事紹介までのスピード」他8項目で、満足度1位を獲得しています。
研修も充実していて、普段時間がない方でもEラーニングでOAスキルを学べます。経理の仕事に必要なスキルをいつでも習得できるのは安心ですよね。
7位 ウィルオブ(旧セントメディア)
ウィルオブ(旧セントメディア)は1997年に創業された派遣会社です。コールセンターの派遣として有名ですが、経理の求人も約300件あります。
ウィルオブ最大の特徴は業界に特化した研修を受けられることです。業界に必要な知識を得られることで、派遣先の業務に生かすことができます。そのため、業界未経験の方でも業界特化の研修を受けることで、仕事の選択肢を広げることも可能です。
また、ウィルオブは働きやすい求人が多いのも特徴です。ウィルオブを利用する派遣社員のうち約80%が仕事を半年以上継続しているというデータがあり、継続して仕事ができるのはウィルオブに働きやすい求人が多いからこそです。
さらに、就業後のサポートも充実。派遣会社の担当者が派遣先に常駐しているため、業務の悩みはもちろん、人間関係の悩みまで相談できます。就業後も気軽に相談できる人がいるのは派遣社員にとって安心ですよね。
8位 ヒューマンリソシア
ヒューマンリソシアは1988年に創業された人材派遣会社です。グループ会社の教育事業をベースに「育成」に強いという特徴があります。
そのため、質の高いスキルアップ講座を受けれるのがポイント。しかも無料講座を受けられるため、キャリアアップをしたい方にとって成長しやすい派遣会社だといえます。
求人数は約7,000と少ない印象ですが、大手企業からベンチャー企業まで様々な求人を掲載しているという特徴があります。経理の求人でも大手通販企業から外資系企業まで、幅広い業界の求人を掲載しています。
そのため、一人ひとりのライフスタイルにあった仕事を見つけることができるんです。
また、一貫したサポート体制も魅力。就業中の相談はもちろん、キャリアプランを作ってもらえるなど、的確なアドバイスをもらうことができます。
派遣の経理とは?仕事内容と給料について

ここまで、経理におすすめの派遣会社を紹介してきましたが、派遣の経理で働くことが初めての人もいると思います。
そこで、ここからは経理がどんな仕事をするのか簡単に紹介します。
派遣の経理の仕事内容
経理とは、簡単にいうと会社のお金の流れを管理する仕事です。
家庭で例えると、家計簿をつける役割が会社でいう経理にあたります。
家計簿は月にどれくらいの収入・支出があるかを確認するためにつけますよね。お金の出入りを確認することで、今月はいくら貯金できるか、いくら足りないかなどが把握できます。
そして家計が厳しければ節約し、家計に余裕があれば貯金するか旅行に使ったりしますよね。
この流れは会社でも同じです。

まず、経理が日々の「売上」や「経費」などを計算し管理することで、会社の経済状況が把握できます。
そして会社の経営陣が、経理が管理している会社の経済状況を元に、会社としてお金をどう使っていくのかを決断します。
例えば、「売上が好調なため、新しい事業を始めるために投資をする」「業績が良くないため、経費削減をする」などです。
つまり経理は、会社の経済状況を管理するとともに、会社の重要な意思決定をサポートする重要な仕事ということです。
具体的な業務内容は
- 現金出納管理
- 経費精算
- 伝票記帳・整理
- 売掛金や買掛金の管理
- 社員の給与・保険管理
- 住民税・源泉所得税の納付
- 賞与計算・振込
- 税務申告
- 年末調整
- 収支の分析
など、お金にまつわる業務になります。ただ、大手企業や中小企業など会社の規模や体制によっても業務範囲は異なります。
「具体的にどのような仕事をするのか気になる方は事前に求人内容を確認したり、派遣会社に質問しておくと安心ですよ。」
ちなみに最低限のパソコン操作スキルがあれば、経理に特別な資格は必要ありません。ただ、お金を扱う仕事になるため、業務の正確さが必要な仕事です。
また、会社のお金の出入りを計算し管理した後、資料を作成して経営陣に詳細を説明をすることもあります。なので、コミュニケーション能力も必要といえます。
派遣の経理の時給・給料
会社の「売上」や「経費」などお金の流れを管理する経理ですが、時給・給料はいくらなのでしょうか?
働く地域によっても時給額は異なりますが、リクナビ(関東)によると派遣の経理の平均時給は1,648円となっています。
ちなみに、仮に8時間勤務で月20日勤務をしたとすると、
このようになります。
経理は企業にとって重要な情報を扱う仕事ですので、それだけやりがいを感じる仕事です。
「その仕事のやりがいに加えて、月収や年収を計算した上でお金のことも踏まえて仕事に取り組めば、より日々のモチベーションに繋がりますよ。」
ただ、派遣会社によっても時給は異なりますので、事前に時給のチェックはしておきましょう。
失敗しない派遣会社の選び方・見分け方(ここから先はライターさんは書かなくて結構です)

まず派遣として働くために、絶対に必要なことは派遣会社への登録です。ただ、日本には4万以上の派遣会社があるため、優良な派遣会社を見つけるのも大変です。
そこで派遣会社選びで失敗しないための3つのポイントを紹介します。決して難しいことではないので、ぜひ参考にしてください。
それぞれの項目がなぜ大切なのかを詳しく説明していきます。
ポイント①優良派遣事業者に認定されているか
まず派遣会社を選ぶときに見るべきポイントは、厚生労働省から委託を受けた審査機関から「優良派遣事業者認定制度」に認定されているかどうかです。
最近よく月数百時間の違法残業や、有給や産休の取得拒否、残業代なしなどの、ブラック企業について話題がでますよね。
派遣会社にも同じように、禁止している場所に派遣したり、実際とは違う内容で募集したりする悪質な派遣会社が存在します。
そんな悪質でブラックな派遣会社に登録しないために、運営がホワイトかどうかを審査するのが「優良派遣事業者認定制度」です。
法令を遵守しているだけでなく、派遣社員のキャリア形成支援やより良い労働環境の確保、派遣先でのトラブル予防など、派遣社員と派遣先の双方に安心できるサービスを提供できているかどうかについて、一定の基準を満たした派遣事業者を「優良派遣事業者」として認定します。
厚生労働省のデータ(2019年10月時点)によると労働派遣事業者数は約4.5万件です。
しかし、そのうち優良派遣事業者として認定されている派遣事業者は174社です。なんと約0.4%ほどしかありません。
そのため、登録しても安全な派遣会社かどうかを見分けるポイントとして覚えておくといいです。ちなみに、派遣会社のHPにこのマークがあれば大丈夫です。

それか少し手間がかかりますが、認定事業者の一覧ページで検索すると確実です。
ちなみに今回紹介する派遣会社はすべて認定されているので安心してください。
ポイント②取り扱っている求人件数が豊富で選べるか
派遣会社を選ぶときに見るべき2つ目のポイントは、希望する職種の求人数が豊富(5000件以上)かです。
派遣会社は全国に約4.5万件(全国のセブンイレブンより多い)ありますが、それぞれ取り扱っている求人数が違います。
- 事務職だけで2万件!
- 製造とITを主に扱っています。
- 看護師や保育関係に力を入れています。
もし経理を希望しているのに製造系に強い派遣会社に登録してしまったら、3ヶ月経っても仕事は見つかりません。
そのため働きたい職種を扱っているのかと、選べるほど豊富な求人数があるかをみることが大切です。
豊富な求人数ってどのくらい?という人は、全国に展開している大手派遣会社をみるといいですよ。年中1万〜10万件の求人が募集されています。
- スタッフサービス
- リクルートスタッフィング
- テンプスタッフ
事務職〜専門的な研究職まで取り扱っているので、きっと自分の理想の職場を見つけることができますよ。
ポイント③大手企業(一部上場)への派遣実績があるか
登録しようとしている派遣会社が信頼できるかどうかを判断する基準として、派遣先にどんな企業があるのかを見るといいです。

例えば、リクルートスタッフィングの派遣先企業には
- 三菱商事
- 早稲田大学
- Microsoft
- LINE
- 楽天
- yahoo!
といった、誰もが知っているような有名企業がズラッと並んでいます。
これらの上場している超有名企業へ人材を派遣するには、相応しい実績と信頼がなければできません。そのため、上場企業への派遣実績がある派遣会社なら、登録しても大丈夫という判断をしてもいいと思います。
なかなか有名な大学を卒業しても入社することが難しい企業ばかりです。しかし派遣なら、そんな自慢したくなるような企業で働くチャンスがありますよ。