ミイダスの評判口コミ!特徴から利用時の注意点・登録の流れを紹介

この記事ではミイダスの特徴や評判口コミ、利用時の注意点・上手に活用するポイントなどをまとめています。

利用すべきか迷っている人は参考にしてください。

ミイダスを使うべき人

まずミイダスの評判や特徴を調べた結果をお伝えすると、「自分の市場価値や自己分析による適職が知りたい人」「転職に労力をかけたくない人」が使うべきサービスだとわかりました。

その理由は、経歴から算出した年収と、パーソナリティを分析する独自の診断をもとにマッチングするミイダスでは、スキルや経験と、性格・特性がどちらも合う企業を見つけられるからです。

また企業から受け取るオファーはすべて書類選考が要らない「面接確約スカウト」のため、忙しい人でも自分に合う企業を検索したり書類作成をしたりする労力を抑えられます。

【ミイダス基本情報】

求人数 非公開
掲載企業数 327,000社
利用料 無料
対応エリア 日本全国・海外
運営会社 ミイダス株式会社(パーソルグループ傘下)
公式サイト https://miidas.jp/

(2023年2月時点)

使うべき人① 自分の市場価値を知りたい人

自分はどのような企業から需要があるのか、客観的な市場価値を知りたい人はミイダスを使うべきと言えます。

漠然と「年収を上げたいな」と考えるよりも、具体的な金額と自分への需要を知ったほうが転職先の目安となるうえに、モチベーションアップにもつながるからです。

ミイダスでは登録前に、22個の質問に答えるだけで「自分と経歴が似たユーザーに来たオファーの平均年収」と「自分に興味のある企業数」を教えてくれます。

転職するか迷っている人でも、自分のスキル・経験にどのような市場価値があるのかを知るために一度使ってみるべきです。

使うべき人② 転職に労力をかけたくない人

ミイダスは企業からのオファーを待つ「スカウト型」のサービスで、転職活動に労力を割きたくない人、スムーズに転職先を見つけたい人にもおすすめです。

一度ミイダスに経歴と各種診断の結果を登録しておけば、あとはスキルや経験、特性が自分と合う企業からスカウトされるのを待つだけ。

現職が忙しくて時間を取れない人や、自分に合った求人を探すのが手間な人にとって、相性の良い企業からのオファーを確認するだけでよいのはとても効率的です。

ミイダスのオファーは「面接確約」で書類選考が要らないので、1社1社に合わせた書類作成に時間を取られる心配もありません。

使うべき人③ 自己分析をじっくり行いたい人

転職活動を始める前に自己分析をじっくり行いたい人も、ミイダスを使うべきです。

ミイダス独自の「コンピテンシー診断」「バイアス診断ゲーム」をすることで、適性の高い職種や思考のタイプなどが分かります。

「可能性診断(各種診断の総称)」は、情報学・心理学・認知神経科学のスペシャリストが集う研究所とミイダスが共同開発した本格的な分析テストです。

企業で実際に働く社員にも同じ診断を行っており、特性が似ていればその企業で活躍できる可能性(=活躍可能性と呼ぶ)が高く表示されます。

のちほど紹介するミイダスの口コミでも「試しに受けてみた診断がよく当たっている」と評判なので、自己分析ツールとしてもミイダスを使うべきです。

使うべき人④ 併用する転職サービスを探している人

すでにほかの求人サイトを使っており、併用するためのサブ的な転職サービスを探している人にもミイダスはおすすめです。

内定を獲得した人の口コミでも、併用していた転職サイトのひとつにミイダスを挙げている人が多く見られました。

ミイダスはオファーを待つ「スカウト型」のため、自分で企業に応募したり、転職エージェントと密にやり取りしたりする必要がありません。

一度登録しておくだけで企業からオファーをもらえるため、応募型・エージェント型の転職サービスとミイダスをあわせて使うことで、各サービスの“良いところ取り”ができるでしょう。

ミイダスの診断で自己分析をしておけば、自分で企業に応募したりエージェントからの紹介を受けるか決めたりする際の指針にもなります。

ミイダスの良い評判

イダスの良い評判
それでは実際に、ミイダスの良い口コミにはどのようなものがあるのか、リアルな評判を見てみましょう。

ミイダスの良い評判には、診断が当たって役立った、オファーを送ってくれた企業に気になるものがあったなどの口コミがありました。

良い評判① 「可能性診断」が当たっている

ミイダスの良い口コミで多かったのは、適職判定や自己分析ができる「可能性診断」(コンピテンシー診断+バイアス診断)が当たっているという声です。

診断に対する良い口コミが多いのは、ストレス要因を知ることで前職・現職への不満が分かり、自分のパーソナリティを「見える化」することで適職にも納得できるからでしょう。

情報学や心理学などのプロと共同で作った診断が無料でできるミイダスは、自分の性格・思考などを客観的に見つめ直し、転職に活かしたい人におすすめです。

良い評判② 魅力を感じる企業が見つかった

ミイダスの良い口コミには、オファーをくれた企業が自分に合っていると感じた、良いと思う仕事が見つかったなどの投稿もありました。

ミイダスでは、300万人の転職実績データをもとにした推定年収と、可能性診断の結果を見たうえで企業からスカウトが送られるため、オファー内容が自分に合っていると感じられるようです。

たとえ求人が何十万件と掲載されていても、自分に合うたった1社の転職先を見つけるのはなかなか骨が折れるもの。マッチングする企業を効率よく見つけたい人は、ミイダスを使うことをおすすめします。

良い評判③ スカウトが自信になる

ミイダスの良い評判には、「たくさんスカウトがもらえてよい」「自分に需要があると分かって嬉しかった」との声も多いです。

診断をいくつか受ける際に少し時間はかかりますが、応募するしないは関係なしに、推定年収とオファーをくれる企業が目に見えると自信にもつながります。

自分の希望条件だけでなく、その企業で活躍できる可能性(活躍可能性)が高い企業のなかには、自分が思いもしなかった新たな選択肢もあるでしょう。

自分の市場価値を知って、転職活動をするうえでのモチベーションにしたい人はぜひミイダスを使ってみてください。

ミイダスの悪い評判

ミイダスの悪い評判</p >

ミイダスの登録者は2023年2月時点で46万人を超えているため、ユーザーが多い分悪い評判もあります。

この記事では、ミイダスの悪い口コミも隠さずに紹介するので、自分が許容できることかどうかを判断してみてください。

悪い評判① ミスマッチなオファーがくる

ミイダスの評判には、「自分の経歴や希望と合わないオファーが来た」という悪い口コミが見られました。

ミスマッチなオファーが来る理由として考えられるのは、企業側がスカウトを送る条件を細かく登録しておらず、自分がスカウト対象となってしまうケースです。

企業側では、ミイダスの新規登録者のうち条件を満たす人に自動でスカウトメールを送る設定にできるため、利用者からすると合わない企業からオファーを受けることもあります。

また、希望条件とは合わなくても「活躍可能性」が高い場合にスカウトが来たり、求人の部署や役職が違うために同じ会社から複数のメールが来たりすることもあるようです。

「受け取ったオファーのうち良さそうな企業だけ返事をして、あとはスルーする」くらいに考えておくとよいでしょう。

悪い評判② 推定年収やオファー数を信じがたい

ミイダスの悪い評判には、「推定年収が実際より高く出すぎる」「本当に自分にこんな市場価値があるのか」といった疑問の声もありました。

ミイダスの推定年収はあくまで、自分と似た経歴の持ち主が受けたオファーの平均年収です。

推定年収は中央値ではなく平均額のため、実際の年収より50~200万円ほど高く出て不安に思う口コミも見受けられますが、届いているオファー数は間違いありません。

推定年収はあくまで目安程度に考えておき、肝心の求人内容が自分に合うかどうかをじっくり検討してください。

悪い評判③ 企業から電話がくる

ミイダスの悪い口コミには、「企業から電話が来て嫌だ」というものもありました。

ミイダスはそもそも、オファーをくれた企業に「面接応募」「面談希望」などのアクションをすると、名前や電話番号が公開される仕組みです。

書類選考をパスできる分、スムーズに面接日程の調整をしようと電話をしてくる企業があるのは事実。電話をいっさい取りたくない人には、ミイダスは合わないかもしれません。

知らずに登録するユーザーが多いためにこのような悪い口コミがありますが、電話があることは事前に知っておくべき情報です。

電話が困る場合はメールでのやり取りにしてほしいと企業に伝えるか、聞いてくれない場合は着信拒否に設定しておきましょう。

ミイダスを利用するときの注意点


ミイダス
出典:ミイダス株式会社

ミイダスの良い評判・悪い評判を紹介しましたが、登録してから不満をもたないためには、あらかじめ機能やサービス、利用する際の注意点を知っておくことが大切です。

ここでは、ミイダスを利用する際に知っておいてほしい注意点を3つ紹介します。

注意点① 企業への応募機能はない

ミイダスは企業からのオファーに応える「スカウト型」の転職サービスであり、自分から企業の求人に応募する機能はありません。

しかし気になる企業・求人がある場合は、「フォロー機能」を使ってその企業に興味を持っていることをアピールできます

フォローしても企業がオファーを送ってくれない限りは応募できませんが、アピールも上手く使いつつミイダスを利用するとよいでしょう。

自分で求人にどんどん応募したい場合は、「doda」「リクナビNEXT」などの応募型転職サイトとの併用をおすすめします。

注意点② キャリアアドバイザーは就かない

ミイダスでは、オファーをくれた企業とは面接日程の調整など、やり取りを自分自身で行います

エージェント型の転職サービスのように、「キャリアアドバイザー」と呼ばれる担当者が企業との間に入って交渉をすべてしてくれるわけではありません。

ミイダスは担当者に振り回されずに自分のペースで転職活動ができる分、キャリアアドバイザーが行うような職務経歴書の添削・面接対策はないので注意してください。

転職活動に手厚いサポートを求める人は、「マイナビエージェント」「ハタラクティブ」などエージェント型のサービスも併用しましょう。

注意点③ 推定年収は参考程度にする

ミイダスを利用する際は、算出された推定年収を鵜呑みにしすぎないことも大切です。

推定年収はあくまで自分と経歴が似た人のオファー実績の平均。実際に来るオファーには、推定年収より高い求人もあれば、低い金額を提示している求人もあります。

市場価値診断は必ず推定年収以上になれる保証ではないので、指標程度と思っておくとよいでしょう。

どうしても自分のレベルを知りたい人は、「ビズリーチ」「リクルートダイレクトスカウト」など複数のスカウト型サービスを利用して、推定年収のデータをいくつか取ってみるのがおすすめです。

ミイダスを上手に活用するポイント

ここでは、転職成功のためにミイダスを上手に活用するポイントを3つ紹介します。せっかくミイダスに登録するのであれば、より効果的に使えるようにしましょう。

ポイント① 診断はすべて活用する

ミイダスに登録する際は、受けられる診断はすべて活用するのがおすすめです。診断はすべて無料で受けられますが、受けられるのは1回限りなのでじっくり回答できる環境で受けてください。

診断結果を開示することで、企業からのオファーも増える可能性が高くなります。

市場価値診断(年収の推定)

登録前にまず行うのが、これまでの経歴や実務経験をもとに算出される「市場価値診断」です。5~10分程度、22個の質問に回答するだけで「自分と類似したユーザーに届いたスカウトの年収」が分かります

ミイダス市場価値診断結果
▲市場価値診断の結果例

自分の経歴と選考条件がマッチした企業の数も同時に分かり、このなかから面接確約オファーが届く仕組みです。

コンピテンシー診断(行動特性分析)

「コンピテンシー診断」を受けると、自分について以下の5項目が分かります。

  • マネジメント資質
  • パーソナリティの特徴:「人あたり」「問題解決力」など9項目
  • 職務適性:17職種とそれを細分化した147職種において、適性が高い・低い職種
  • 上下関係適性:上司としての自分のタイプ、部下としての自分のタイプ
  • ストレス要因:「評価されない」「ルーチンワーク」など21項目

ミイダスコンピテンシー診断結果
▲コンピテンシー診断の結果例

上記のように、自分の適性を10段階評価で客観的に見ることが可能です。また、コンピテンシー診断では「感情コントロール」「他者配慮」など共感スキルについても分析してくれます。

バイアス診断ゲーム(意思決定のクセを分析)

「バイアス診断ゲーム」では、感情や思い込みによる意思決定のクセ=「バイアス認知」をゲーム感覚で診断します。用意されているゲームは2つあり、各20分程度で受けることが可能です。

バイアス診断ゲームでは、自分は共感性や感情制御の力がどのくらい強いのか、何を重視して意思決定をしているのかなどを10段階表示で示してくれます。

ミイダスバイアス診断ゲーム結果
▲バイアス診断ゲームの結果例

診断項目にそれぞれについて、数値が高い人、低い人が仕事において何に気をつければよいのかアドバイスも見れますよ。

ポイント② ほかの転職サービスと併用する

口コミを見ると、ミイダスをほかのサービスと併用することで内定を獲得した人は多いです。

ミイダスを「市場価値判断ツール」兼「スカウト型転職サービス」として利用し、自分で求人検索できる応募型、手厚いサポートがあるエージェント型とあわせて計3つ使えばバランスがよいですよ。

違うタイプの転職サイトを使うことで各サービスの“良いところ取り”ができ、それぞれの非公開求人も見られます。ただし複数の転職サービスから同じ企業に応募することはマナー違反なので、避けてくださいね。

ポイント③ オファーをくれた企業はきちんと調べる

気になるオファーをもらったら二つ返事するのではなく、きちんとその企業を調べることも大事です。

ミイダスは企業側が定額料金で使えるサービスのため、なかには手当たり次第にオファーを出してくる人事もいます。

ミイダスの利用時に限りませんが、「転職会議」「OpenWork」など社員による口コミサイトを見たり、「みん就」の掲示板で志望者への対応を確認したりしてから企業に応募しましょう。

公式サイトなどで先輩社員のインタビューから雰囲気を感じ取る、IR情報を見て業績を知るなどもおすすめです。

ミイダスを利用する流れ

最後に、ミイダスを利用する流れを解説します。ミイダスの市場価値診断は登録前にでき、会員登録をするとオファーをくれた企業を見られる仕組みです。

手順① 自分の市場価値を調べる

ミイダス市場価値診断の画面
▲市場価値診断の入力画面

市場価値診断で質問されるのは以下の22項目です(※下記例は食品メーカー/販売/正社員の経験が7年ある場合)。

①プロフィール
  • 性別
  • 生年月日
  • 住んでいる都道府県
  • 第一言語(もっとも得意な言語)
  • 最終学歴(学校名・学部・卒業年)
  • 6か月以上にわたる離職経験の有無
  • これまでの経験社数
②職務経歴・実務経験
  • 現在の在職状況(現職中or離職中・入社年月・退職年月)
  • 現在または直近の就業企業名(自動的にブロックされる)
  • 現職(前職)の業種・従業員数
  • 現職(前職)での雇用条件・年収・役職
  • 現職(前職)でメインに経験した職種
  • 担当顧客の属性(富裕層・一般層、性別、年代)
  • 営業目標達成率
  • 営業成績の組織内順位
  • 取り扱い経験のある商材
  • 経験のある店舗の顧客単価
  • 新店の立ち上げ経験
  • ビジネススキル(マネジメント経験年数・マネジメント経験人数)
③語学・保有資格
  • 英語力
  • 保有しているExcelスキル
  • 普通自動車免許の有無

質問への回答を進めていくと、選考条件に合致した企業や推定年収などが算出され始めます。5~10分ほどで回答は完了です。

手順② 無料会員登録をする

市場価値診断後、オファーを閲覧したりほかの診断を受けたりするにはミイダスへの無料会員登録が必要です。登録には、メールアドレス(PC用)かFacebookアカウントのどちらかを使用します。

添付ファイルが開けないことがあるため、スマホのメールアドレスよりもPCアドレスがおすすめです(フリーアドレスで登録できます)。

認証コードを通知するために電話番号を登録し、会員登録に必要な以下の項目を入力して完了です。

  • 自分のプロフィールを非公開にする(ブロックする)企業の指定
  • 希望する勤務地・年収・職種
  • とくに自信のある職種・スキル
  • これまで経験のある最長の離職期間とその理由
  • 現在の転職活動状況

この時点で電話番号が企業に公開されることはありません。

手順③ 詳しいプロフィールを登録する

ミイダスに登録後は、「プロフィールを更新する」の一覧から自分の詳細情報を更新出来ます。

ミイダスプロフィール更新画面
▲プロフィール更新画面

プロフィールを充実させればスカウト受信率がアップしたり、より良いオファーを受け取れたりするので、必ず情報を埋めておきましょう。

手順④ 可能性診断を受ける

プロフィール更新とどちらが先でもよいので、可能性診断も受けてみてください。

所用時間はコンピテンシー診断35分程度、バイアス診断は40分程度(20分×2種類)となっていますが、サクサク答えていけばコンピテンシー診断は15分程度で終わります。

画像はミイダス登録直後の状態です。すでにオファーが4件来ていますが、コンピテンシー診断を受けていないので「活躍可能性」が不明のままですね。

ミイダススカウト画面
▲登録直後のスカウト画面

診断を終えると、同じオファーが以下のように変わり、その企業で活躍できる可能性がどのくらいあるかが5段階で分かるようになります

ミイダススカウト画面
▲コンピテンシー診断を受けたあとのスカウト画面

希望条件と一致するかどうかだけではなく、入社して活躍できる可能性が高いかどうかも合わせてオファーを検討してみてください。