
編集部の石崎です!
今回は、派遣社員について詳しく解説していきます。
派遣社員とは
派遣社員とは、所属する派遣会社から紹介された企業に「派遣」され、派遣先企業で一定期間働きます。
派遣社員は、派遣元会社(派遣会社)と雇用契約を結び、勤務地である派遣先企業で業務を行います。
具体的には次のような特徴があります。
- 働く期間や時間を選べるなど自由度が高い
- 雇用先は派遣会社、業務は派遣先企業で行う
- 一般的に時給はパート・アルバイトより高め
派遣社員のなり方

派遣社員になる方法について解説します。
派遣社員になるには、まず派遣元・派遣会社に登録します。
派遣会社に登録する時に、スキルや経験の他、希望や条件などについてもヒアリングがあります。その後派遣会社から、条件に合った派遣先の紹介があります。
派遣先の条件がマッチすれば契約をし、派遣社員として派遣先企業で働きます。
派遣社員の特徴
派遣社員の勤務時間・雇用期間
働く時間の長さは法律で制限されています。労働基準法では、労働時間を1日8時間以内、1週間で40時間以内と定めています(法定労働時間、労働基準法第32条)。
法定労働時間を超えて労働者を働かせる場合には、あらかじめ過半数労働組合、過半数組合がない場合は従業員の過半数代表者との間に、「時間外労働・休日労働に関する協定」を締結し、労働基準監督署に届け出なければいけません(労働基準法第36条)。
出典:働くときのルール/厚生労働省
上記の規定は、派遣社員も同様です。ただし時間外労働などは業務内容によっては例外もあります。
ただ、派遣社員は派遣先企業ではなく、派遣元(派遣会社)に雇用されている点で混同しがちです。つまり、派遣社員の勤務時間について管理をするのは、派遣会社であり、派遣先の企業ではありません。
働き方については、派遣会社の就業規則を確認する必要があります。
派遣社員の雇用期間についてですが、派遣先企業が決まると派遣社員と雇用関係を結びます。多くは3ヶ月程度で、契約期間が終了すれば派遣会社との雇用も終了します。契約を更新することもあります。
派遣先がない間、つまり待機期間中はどことも雇用の関係はないので、給料は支払われません。これを有期雇用と呼びます。
さらに派遣社員には無期雇用もあります。次で有期雇用と無期雇用について詳しく解説します。
派遣社員の雇用は2種類ある
派遣社員の雇用期間については、次の2種類に分けられます。
- 有期雇用
- 無期雇用
私たちが一般的に思う「派遣」は有期雇用です。
有期雇用は、派遣会社と雇用契約を結び、派遣先企業で働きます。この時、企業へ派遣される期間が決まっているのが有期雇用です。
たとえば3ヶ月の契約であれば、3ヶ月後に派遣先企業の業務は終わり、派遣会社との雇用契約も解消します。
それに対して無期雇用は、派遣会社と無期限の雇用関係を結ぶことです。わかりやすく言うと、派遣会社の社員になり、たとえ派遣される企業がなかったとしても、その間も派遣会社とは雇用関係にあり、給与が支払われます。
無期雇用は派遣先が決まらない間も収入があるので安定していますが、その代わり、待機期間を自分で決めることはできません。
働く期間をなるべく自分の希望に合わせたいなら有期雇用、安定した収入を得たいのであれば無期雇用が向いています。
どちらも一長一短がありますから、派遣会社の説明をよく聞いて、希望に合った働き方を選びたいですね。
派遣社員の給与・ボーナス
派遣社員というと、ボーナスはない、同じ業務をしても正社員より給与は低いといったイメージがあるかもしれません。
2020年4月に労働者派遣法が改められ、同一労働同一賃金が導入されました。
派遣社員がもし、正社員と同様のスキルや能力があり、同じだけの業務を行っている場合には、正社員同様の賃金が支払われるべきというガイドラインです。
したがって、条件と業務が同じであれば、派遣社員の場合は時給ですが、正社員と同等程度となります。
正社員と同等程度、というのも曖昧な表現ですが、実際には各派遣会社によって時給の設定などに差があります。支給額については必ず最初によく確認し、納得した上で契約を結びましょう。
複数登録することでわかる「時給の差」
派遣先企業が同じで業務内容もまったく変わらない、つまり同じ求人なのに、支払われる時給が違うことは時々あります。これは間に入る派遣会社のマージン等による違いです。
ひとつの派遣会社にだけ登録していると、こうした「差」がわかりにくい面があります。派遣会社はできれば複数登録をしましょう。
マージンについては、必ずしもマージンが高い=時給が少し低くなるから、この派遣会社はダメとは限らないので注意が必要です。
多少マージンが高くても、その分サポートや、キャリアアップ支援など福利厚生がしっかりしているところには、他のメリットがあります。
派遣会社によって、いろいろと条件も違うので、少なくともいくつかの派遣会社を比較し、2〜3社に登録をしましょう。
ボーナスについて
ボーナスについては、2つの方法があります。
- 派遣先均等・均衡方式
- 労使協定方式
① 派遣先均等・均衡方式
派遣先均等・均衡方式は、派遣先の企業と同じという意味ですから、ボーナスも同様に支払われます。
ただしガイドラインでも「違いがあれば違いに応じた支給」となっていますから、必ずしも同じ金額とは限りません。
また派遣先企業によっては賞与がないところもありますから、この場合には派遣社員も賞与はありません。派遣先企業がもっともな理由があって「派遣社員には賞与は支払わない」としているケースもあります。
② 労使協定方式
労使協定方式は、時給のなかに「賞与分」を含みます。
ボーナスは毎月の時給にプラスされて支払われているのですが、賞与月にまとまったボーナスが貰えるわけではないので、賞与が実際に支払われていると気づかないケースも少なくありません。
多くの派遣会社が労使協定方式を採用しています。
派遣社員の福利厚生
派遣社員も、もちろん福利厚生を利用できます。ひとつの例として、スタッフサービスの福利厚生を見てみましょう。
- 条件を満たせば社会保険の加入
- 有給休暇
- 定期健康診断
- キャリアカウンセリング
- メンタルヘルスライン
福利厚生では、他にも交通費の支給などがあります。福利厚生はいろいろありますが、派遣会社によって違いますから、こちらも登録時などに確認するようにしましょう。
アルバイトとの違い
派遣社員とアルバイトの一番大きな違いは、雇用主です。
派遣社員は派遣会社に雇用され、派遣先企業で業務をします。派遣社員の給与は、派遣会社から支払われます。いっぽうアルバイトは、事業主・企業等に直接雇用され、勤務先から時給による給与が支払われます。
もうひとつの違いは働ける期間です。派遣社員は同じ派遣先企業で働ける期間が決まっています。アルバイトには「いつまで」という決まりはありません。
契約社員との違い
契約社員は一定の期間を契約し、社員として働きます。派遣社員も期間が決められていますが、雇い主が「派遣会社(派遣社員)」「勤務先(契約社員)」の違いがあります。
派遣社員の給料は派遣元会社から、契約社員の給料は勤務先の会社から、となります。
正社員との違い
正社員と派遣社員の場合も、アルバイトや契約社員と同様に、正社員の雇用主は勤務先の企業、派遣社員は派遣先ではなく、派遣会社の雇用という違いがあります。
正社員は就業規則にある定年まで原則として働けますが、派遣社員は期限が定められています。
また、正社員は退職金が出るケースが多く、会社にもよりますが昇進や昇給があります。
派遣社員の種類

ここでは、いろいろな働き方をする派遣社員を種類に分けて、説明します。
派遣社員とひとくくりにしがちですが、派遣社員にもさまざまな種類があります。
一般派遣
私たちが普段「派遣社員」と言うのは、いわゆる一般派遣をさします。派遣会社に登録をし、紹介された企業で一定期間、業務を行い、契約が終了したら雇用関係も終了します。
紹介予定派遣
紹介予定派遣とは、最大6ヶ月の派遣期間の後に、派遣先企業と派遣社員の双方が同意すれば正社員になれるシステムです。
最長6ヶ月の間は派遣社員として働き、職場の内情や業務を知った上で、入社するかどうかを見極められます。また企業側も、試用期間として派遣で働いてもらいながら能力を判断でき、就職のミスマッチを防げます。
常用型派遣と登録型派遣
登録型派遣とは
登録型派遣は、派遣社員が派遣先企業と契約している期間だけ、派遣会社と雇用関係が結ばれます。派遣の業務が終了すれば、派遣会社との雇用も終了します。
常用型派遣とは
常用型派遣は、派遣社員が派遣会社の社員になります。派遣会社の社員として派遣先で業務を行います。そのため、もし派遣先の企業が見つからなくても、派遣会社に雇用されているので給与は支払われます。
派遣社員といえば短期の契約で、更新があるものの、派遣先での業務が終われば派遣会社との雇用契約も終了するため、収入が安定しない面があります。
いっぽう常用型派遣は派遣会社の社員ですから、派遣先があるなしに関わらず、給与は支払われるので収入は安定します。
登録型派がよいか常用型派遣がよいかは、希望する働き方によります。たとえば、自分で働く期間を決めたい、ある程度収入を得たら長期休暇をとりたい、短期間のみ働きたい場合には、登録型派遣が向いています。
常用型派遣は雇用が安定しており、収入に対する不安がないのがメリットです。
日払い派遣と長期派遣
日払い派遣は、働いた翌日にその分の給与が支払われます。
日払いアルバイトと似ていますが、派遣会社に登録することで、キャリアアップのサポートや条件を満たせば社会保険など福利厚生も試用できる点が違います。
日払い派遣は、すぐに収入が必要な人やごく短期で働きたい人に向いています。
長期派遣は、派遣会社によって多少の違いはありますが、おおむね6ヶ月以上、同じ派遣先で働くことを言います。長期プロジェクトに携わったり、同じ部署で半年以上にわたり業務に就きます。
【結論】派遣社員が向いている人

では、どんな人が派遣社員に向いているのかを見ていきましょう!
派遣社員が向いているのは
- 自分に合ったフレキシブルな働き方がしたい
- 大手企業で働きたい
- 正社員を視野に入れて働きたい
- 副業として働きたい
派遣社員の働き方もいくつかあることがわかりました。
一般派遣であれば、たとえば子育て中であれば子どもの長期休みには仕事を入れないとか、あるいは趣味や夢があって、それらに時間を割きたいといった希望にも、自分でスケジュールを組みながら働くことができます。
他の仕事をしながら、収入を増やすために副業として派遣で働くといったこともできます。派遣はフレキシブルに働けるために、兼業や副業をしたい人にも向いています。
また、なかなか新卒入社が難しい大手企業も、派遣社員の募集は多くあるので、上場企業などで働けるチャンスも多くあります。
紹介予定派遣を利用し、正社員をめざしたり、派遣で働く間にスキルアップをして正社員へのステップを踏むことも可能です。
これから自分がどんな働き方をしたいのか、キャリアプランを前提に、派遣が向いているかどうか判断すると良いですね。
派遣社員のメリット

派遣社員として働くメリットについて解説します。
時短勤務や週4勤務など自分に合った働き方ができる
派遣社員は自分の都合にあわせた働き方がしやすいのが特徴です。ここでは実際に派遣社員として働く3人のタイムスケジュールを見ていきましょう。
3人それぞれに事情や理由があり、自分たちに会った働き方をしています。派遣社員のメリットを最大限に活かした働き方と言えますね。
子育て中でも派遣なら働きやすい
K・Nさん(39歳/子ども・5歳)経理事務職
9:30 | 出社 上司と簡単な打ち合わせ |
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9:45 | 経理事務・ファイリングや伝票処理など |
13:30 | 退社 |
14:00 | 幼稚園お迎え |
私は基本的に昼抜きで4時間、週4日間(水曜日は幼稚園が午前中で終わるので)働いています。こんな短時間でバイトではなく派遣があるのかと心配していたのですが、けっこう短時間の派遣求人があるようです。
また、事前に派遣会社にはおおまかな年間スケジュールを伝え、子どもの夏休み期間や冬休み期間には仕事が入らないようにしてもらっています。
パートでもいいのですが、経理の経験があるので派遣だと時給がパートよりもかなり良いので、しばらくは子育て優先で派遣として働くつもりです。
いつか自分の店を!派遣で収入を得ながら自分の時間を大切にする
O・Yさん(27歳/独身)営業アシスタント・英文事務
9:00 | 出社 ミーティング |
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9:15 | 見積書の作成や請求書の処理など 担当営業から指示があれば資料を集めたり、顧客に見せる資料やプレゼン資料の作成も行う |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 午前中と同様 |
18:00 | 退社 |
日本企業ですが主に海外の企業を対象としたメーカーで今は働いています。その前も、英語力を活かせる外資系企業での短期派遣でした。
私は自身でバッグや小物を作っており、将来はお店を持ちたいと思っています。
そのため、英語力をもとになるべく時給の高い仕事を探してもらい、生地や皮などまとめて買い付けに行くときには1ヶ月程度、次の仕事まであけてもらっています。
効率良く稼ぐことができ、展示会などの前には仕事をいれないといったスケジュール管理ができるのがいいと思います。
ただ、時給が良いところは実際にやはり仕事はハードなことが多いです。それでも夢のためならとしっかり働いています!
体調を考慮しつつ無理なく働く
H・Wさん(33歳・独身)軽作業
13:00 | 出社 すぐに倉庫へ |
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13:15 | 倉庫でタグの確認、仕分け等 |
18:00 | 退社 |
前職で体を壊し、しばらく療養していました。その後、通常の生活に戻れましたが、めまいなどの体調不良が時々あり、フルタイム勤務は厳しいと感じていました。
特に朝の起床時から体がしっかり動くまでに時間がかかり、できれば遅めの時間帯で働きたいと思っていましたが、特にスキルもなく、かといって飲食店のパートも時給が希望と合わず……。わがままな相談かと想いましたが、ダメもとで派遣会社に登録しました。
派遣会社の担当者が、いろいろな働き方ができるのが派遣です、と、私の体調を踏まえた上で仕事を紹介してくれています。今の仕事も倉庫での軽作業ですが、動き回ったり重い荷物を持つというのではなく、簡単な仕分け作業です。
最初に登録した時は、1日4時間、週3日で働きました。少しずつ体も慣れてきたところで時間をのばし、今は週5日、毎日5時間働いています。様子見をしていますが、比較的ペースもできてきたので、次には午前中遅めの時間からスタートする仕事に就きたいと思っています。
最終的には、以前のようにフルタイム勤務、正社員に戻りたいので、これからはスキルアップ講座も利用し、仕事に活かせる資格を取得することも考えているところです。
誰もが知るような大手企業で働ける可能性がある
上記は大手派遣会社リクルートスタッフィングのサイトに掲載されている「大手・人気企業特集」に掲載されている企業の一部です。誰もが知っている有名企業ばかりですね。
引用:アデコ公式サイト
また、こちらも大手派遣会社アデコに掲載されている注目の有料企業の一部です。
こうした大企業は、そもそも中途採用の求人募集もなかなか見つかりません。しかし派遣社員の募集は積極的なところが多く、大企業で働ける可能性も大いにあります。
大手企業は本社を東京や大阪などに置いていることが多いので、都心部に出て働きたい希望があるのなら、派遣社員に登録するのもひとつの方法です。
もちろん、アットホームな中小企業や、近くで働ける地元企業にも、それぞれの良さがあります。自分はどんな会社で働きたいのかによって、会社の規模にかかわらず希望にあわせて仕事が見つけられるのが派遣の良さですね。
正社員になれる可能性もある
派遣社員から大手企業の役員になった人の本が話題にのぼったことがあります。
実際に派遣として働きながら、スキルアップをした結果、転職活動を通じて大企業の正社員になったという例は少なくありません。
また、紹介予定派遣を利用すれば、6ヶ月の派遣期間を経て、双方が同意すれば正社員や契約社員として直接、企業に雇用されます。
以前より政府は「派遣社員が希望すれば正社員として雇用すること」を企業や派遣会社に推進してきました。
その一端として派遣会社に対し、正社員登用されるように派遣社員の計画的な教育訓練や希望者へのキャリアコンサルティングを義務づけています。また、企業が派遣期間終了後に派遣社員を正社員として採用すれば助成金(一定の条件がある)が出るなど、企業に向けての推進活動も行われています。
派遣社員として比較的自由に働くこともできますし、希望すれば正社員への道もかなり拓けてきているといえるでしょう。
参考:正社員転換・待遇改善実現プラン平成31年改訂/厚生労働省
派遣社員のデメリット

ここでは派遣社員のデメリットについて解説します。
メリットも当然あればデメリットもあります。派遣社員のデメリットは何でしょうか。デメリットを知っておくことも大切です。
雇用期間は最長3年、同じ企業で働き続けることが難しい
派遣では、一般的な派遣社員の場合、同じ企業の同じ部署で働くのは最長で3年です。このため、同じ会社、同じ部署で長く働きたい人にとっては、派遣の働き方がデメリットとなるでしょう。
3年の期限を迎えると派遣会社は派遣先企業に「この人を正社員として採用してくれませんか」と依頼しなくてはなりません。
働きやすいと感じて続いている派遣先の企業に、正社員として雇用される可能性は高いので、一概にデメリットとも言えません。
しかし、3年を待たずに更新がされない、3ヶ月程度で更新が終了し、短期の契約であちこちの企業で働くことはよくあります。
いいなと思っている勤務先でも契約が更新されず、また別の企業で働くことも多くあることは知っておきましょう。
スキルによって時給が決まるため給与に差が出てくることもある
派遣社員は時給制です。時給はスキルがある、実績がある、資格があるなどで上下します。そのため、同じ事務職でも、1,000円の人もいれば、1,800円の人もいて、かなり時給に差があります。
もし特別なスキルやキャリアがないと、派遣社員の特徴ともいえる「時給の高さ」があまり実現せず、メリットがないケースもあります。
派遣切りにあう可能性も少なからずある
派遣会社が、会社の勝手な都合で「もう、あなたはやめて下さい」とか「この仕事は契約期間途中だけど終わりね」と辞めさせることはできません。また派遣先企業のほうが「3ヶ月の契約だったけど、仕事がヒマになったから2ヶ月で終わりにして」と契約を切ることもあるんです。
しかし、違法ではあっても、現実的に派遣切りに合っている人がいるのも事実です。特に一時期問題になったのは3年ルールです。
3年同じ企業の同じ部署で働いていたら、その後は派遣会社は派遣先企業に正社員にするよう依頼しなくてはなりませんし、派遣先企業もそれを受け入れる前提となっています。
正社員に登用したくないために、3年の少し前に、たとえば「仕事のスキルが足りない」「他の社員とのコミュニケーション不足で業務に支障がでている」など理由をつけて解雇しようとするケースもあります。
最近は厚生労働省の指導もあり、昔よりはこうした悪質なケースは減っていますが、それでも突然の「契約終了」という事態が絶対にないとは断言できません。
派遣社員として働く方法

派遣社員として働くには大手の派遣会社に登録することが手っ取り早いです!
派遣社員として働くには、派遣会社に登録をしなくてはなりません。日本人材協会によると、派遣会社は4万社近くあるとのこと、それだけ多くては選ぶのも大変です。
まずは安心して働ける、福利厚生なども手厚い大手派遣会社を検討してみましょう。
満足度 | リンク | |
リクルートスタッフィング | 合計:94.2% 最高:29.2% 満足:43.8% 普通:21.2% |
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スタッフサービス | 合計:92.2% 最高:31.8% 満足:48.0% 普通:12.3% |
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テンプスタッフ | 合計:90.1% 最高:32.3% 満足:34.6% 普通:23.2% |
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アデコ | 合計:90.1% 最高:24.6% 満足:46.8% 普通:19.7% |
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パソナ | 合計:90.1% 最高:18.3% 満足:41.7% 普通:26.9% |
評判の良い派遣会社は以下の記事で詳しくまとめているので、参考にしてください。
大手派遣会社に登録してみよう
上記の中でも、評価が安定しているスタッフサービス、リクルートスタッフィングへの登録、また仕事を途切れさせないためにも、他に1〜2社の登録を考えるといいですね。
登録については、各地域の事業所等での登録会への参加、あるいはオンライン登録の申込みもできます。
登録するか検討中であれば、希望エリアの事業所などにメールや電話をし、最初は相談してみましょう。
まとめ
最近は派遣社員だからといって働きにくいような風潮もかなり改善されており、さらに自分らしく、自分の希望する働き方がしやすいので、ワークライフバランスの観点からも「派遣で働きたい」人もまた増えています。
派遣といっても、働き方もさまざまあります。
派遣で働くことに疑問や不安があるようなら、まず上記で紹介したような大手派遣会社に相談をしてみるのが一番ですね。登録だけすませて、実際に働くのは少し先ということも可能ですし、短時間や短期間の派遣からスタートするこもできます。
派遣ならではのメリットを活かし、自分らしい働き方を探していきましょう!