創業からフルリモートがデフォルトのSecureNavi。福利厚生や育児支援で独自の施策

働き方や組織作りで先進性を発揮し、ビジョンやバリュー、そして福利厚生などでメンバーを引き付けている注目企業をインタビューする本企画。今回は、企業の情報セキュリティレベルの向上を支援するクラウドサービスを手がけるSecureNavi株式会社に、事業の内容やフルリモート&フルフレックスの働き方、独自のVISIONやVALUE、そして福利厚生や育児支援の状況などを伺いました。

SecureNavi株式会社とは

SecureNavi株式会社のVISION「悲報をなくす」
▲SecureNaviさんのVISION「悲報をなくす」(公式ページから引用)

2020年1月に設立されたSecureNavi株式会社は、「悲報をなくす」をVISIONに掲げ、情報セキュリティ領域のクラウドサービスを開発しています。設立当初からフルリモート&フルフレックスを導入し、「リモートコミュニケーションが苦ではないこと」が採用条件の一つになっています。また社員の自主性を尊重した福利厚生や、積極的な子育て支援でも注目されています。

会社名 SecureNavi株式会社
住所 東京都中央区日本橋二丁目1番17号 丹生ビル2階
事業内容 企業の情報セキュリティ対策を支援するソフトウェアの開発
設立 2020年1月
公式ページ https://secure-navi.jp/
働き方 フルリモート、フルフレックス

SecureNavi株式会社は、わずか1年で社員数が7倍以上に急拡大しており、その勢いはさらに加速しています。その根底に流れているVISIONやVALUE、そして効率的なフルリモート&フルフレックスによる働き方などを伺うとともに、福利厚生や子育て支援の状況をお聞きしました。さらに採用で重視しているポイントもお伺いしています。

本日お話を伺った方
SecureNavi株式会社 代表取締役CEO 井崎友博

SecureNavi株式会社
代表取締役CEO

井崎友博さん

SecureNavi株式会社 コーポレート本部長 間瀬翔也

SecureNavi株式会社
コーポレート本部長

間瀬翔也さん

文系の情報セキュリティを支援するクラウドサービス

SecureNavi株式会社が提供しているサービス「SecureNavi」のイメージ画像
▲SecureNaviさんが提供するサービス「SecureNavi」

編集部

まずはSecureNaviさんの事業について、ご説明をお願いします。

井崎さん

一言でいいますと、弊社は情報セキュリティ領域のクラウドサービスを開発している会社です。情報セキュリティサービスというと、例えばウイルス対策ソフトやログ分析、システム開発など、どちらかというと技術寄りのものをイメージされますよね。

ところが弊社の事業領域はそういった技術系のセキュリティではなく、文系のセキュリティなんです。企業が情報セキュリティを向上するための、技術的な部分ではなく組織的な部分に関するセキュリティを支援するソフトウェアを開発しています。

編集部

それが社名にもなっているクラウドサービス「SecureNavi」ですね。

井崎さん

そうです。今は文系のセキュリティの中でも「ISMS認証」と「Pマーク」の二つに特化して、これを効率的に取得・運用するための支援をしています。どちらも、情報セキュリティの管理が正しくなされている企業であることを認証するための制度です。

両者の違いの一つは保護対象で、Pマークが個人情報だけを保護対象とするのに対して、ISMSは企業全体の情報資産が保護対象になっています。

いずれにしても中立的な審査機関による客観的な認証ですから、企業にとって取得する意義が大きいことは確かです。ただし、この認証取得と維持が本当に面倒なんです。申請書類は膨大ですし、記録台帳を表計算ソフトやワープロソフトで作成しなければいけない。

この作業を効率よく、スムーズにできるようにしたのが弊社のクラウドサービス「SecureNavi」です。

SaaSの普及で急激に加速する企業の内製化の流れ

SecureNavi株式会社が提供しているサービス「SecureNavi」の機能
▲ISMSオートメーション、Pマークオートメーションの2つの機能を持つ(公式サイトより引用)

編集部

「SecureNavi」は、これまでコンサルタントに委託していた認証取得・維持業務を、自社で行えるように支援するクラウドサービスですね。

井崎さん

おっしゃる通りです。ここ10年ぐらいを振り返ると、世の中が「表計算ソフト+コンサルタント」の世界から、「SaaS」の利用にシフトしてきたという流れがあると思います。

例えば会計業務にしても、少し前までは税理士や会計士の方に、複雑な計算や帳票の作成などを委託することが当たり前でした。これは「表計算ソフト+税理士」という組み合わせですよね。

ところが今ではこの分野にさまざまなクラウドサービスが登場しており、あるレベルまでは専門家に委託することなく内製化が可能になってきています。

同じようにいろいろな分野で、表計算ソフトやワープロソフトを使っていた作業や専門家に頼っていた業務が、クラウドサービスの出現で内製化の方向に急速に向かいつつあります。

これによりコストも下がりますし、自社のことを自社で行うのですから、より本質的な取り組みも可能になると思います。

情報セキュリティの分野でも、この波は加速するだろうと思っています。従来のようにコンサルタントに依頼して何十種類、何百種類の書類を作成してもらうのではなく、「社内で内製化し、ソフトウェアを使って管理しましょう」という流れが、主流になるだろうと予測しています。

わずか1年で従業員数は7倍以上に急拡大

SecureNavi株式会社の社員15名による集合写真

編集部

2020年1月に設立されたSecureNaviさんは当初、井崎さんお一人でスタートしたそうですね。

井崎さん

そうです。SecureNaviは私がサラリーマン時代に副業として立ち上げ、当初は夜間や週末に限って活動していました。この期間がだいたい1年半ほど続きました。弊社のこれまでの歴史の半分ぐらいは、私一人だったんです。

従業員を採用して規模が大きくなってきたのは、本当にここ最近の話です。1年前の2022年春は、社員数が私を含めて3人でした。それから1年で21名になり、今春の内定者を含めると、23名の会社に成長しました。1年でざっと7倍ですね。そんなペースで、一気に中規模の組織まで大きくなってきたんです。

お客様に関しても、もうすでに数百ものお客さまに有償でご利用いただいています。お客様にはロゴの利用許可もいただいていますので、SecureNaviのホームページ等でご確認いただけます。IT系やスタートアップ企業を中心に導入いただいている状況です。

メンバーの多くが入社の決め手にあげる「VISION&VALUE」

SecureNavi株式会社の3つの「VALUE」
▲SecureNaviさんの3つの「VALUE」(公式ページから引用)

編集部

売り上げや企業規模が急速に成長している要因は何でしょうか。

井崎さん

やはりお客様の課題を本質的に解決するプロダクトであるということや、世の中にSaaSやクラウドサービスが普及し始めたというタイミングがよかったということはあると思います。プロダクトとしては未熟な点も多いですが、サービスの将来性にも期待してくれているお客様にも支えられています。

市場を自分たちで作り上げていく必要があるプロダクトの開発・展開を進めてくれているメンバーの一体感と推進力により、創業時の想像を上回る成長が実現できています。

入社した方に、なぜ弊社を選んだのかを聞くと、「SecureNaviのカルチャーがよかった」といっていただくことが多いです。弊社はVISIONとVALUEをメンバー全員で策定したのですが、「それに共感して入社を決めた」という話をよく聞きます。

また、私以外のSecureNaviのメンバーと話をして、「いい人が多そうだから入社しました」という声も多いですね。

VISION・VALUE軸と、メンバーの人柄軸という二つが、求職者をひきつけるポイントになっていると思います。ですから内定承諾率がかなり高いんですよ。70~80%はあります。

編集部

VISIONとVALUEをメンバーの皆さんで策定したという企業文化が、求職者の琴線に触れるのでしょうね。

井崎さん

そうかもしれません。VISIONとVALUEを決めたときは、従業員数がまだ8人ぐらいのフェーズでした。全員でオフィスに集まり、ブレスト形式で意見を出しながら集約するという決め方でした。それまでのSecureNaviには、言語化された採用の軸がなかったんですよ。

今でこそVALUEが明確になっているので「VALUEに共感できる人を採用しよう」というカルチャーフィットの判断軸があるのですけれども、当時はまだありませんでした。「明確な根拠はないけれど、この人となら一緒にやっていけそうだ」という私の直感が大きかったんです。

しかし、当時から言語化はできなかったものの、「一緒に働く人を大切にしたい」という思いが心の奥底にありました。直感で集めたメンバーで話し合った結果が、人にフォーカスをしたVALUEになったということで、私の当初の思いと合致しました。私の直感は間違っていなかったと改めて感じています。

編集部

VALUEはどういった感じで、社内に浸透しているのでしょうか。

井崎さん

採用では最終面接のときに、「どのVALUEに共感できますか」とお聞きしています。その方の原体験から、SecureNaviのVALUEに共感いただける部分を知りたいからです。

また、毎週の全社ミーティングの場では、「このチャットの投稿はVALUEにフィットしていて非常にいい」というものをSlackのスタンプと連動させて2~3件ピックアップして発表しており、新しく入ってきたメンバーにも、単なるVALUEの暗記ではなく、具体例からインプットしてもらうようにしています。

この取り組みには、日常業務の中で自然とVALUEを目にする機会を増やし、また、VALUEを体現するメンバーの称賛にも繋がっています。

働き方のデフォルトは「フルリモート&フルフレックス」

SecureNavi株式会社の社員5名によるミーティング風景

編集部

続いて働き方についてお伺いします。SecureNaviさんは創業以来、フルリモートワーク、フルフレックスを採用しておられますね。

井崎さん

フルリモート、フルフレックスは創業から、ずっと貫き通しています。採用もすべてリモートで解決しています。そして3カ月に1回だけ、全社で集まるミーティングを開催しています。これを「年間で365分の4だけ出社があります」と表現しています。

この出社日に初めて対面したメンバー同士が挨拶を交わすという光景は、SecureNaviではよく見られますね。最近は人が急増してオフィスには入らなくなってしまったので、近くのコワーキングスペースなどを借りて開催しています。

編集部

そこまでリモートワークに徹していると、時にはコミュニケーションに支障をきたすケースもあるのではないですか。

井崎さん

まず大前提として、SecureNaviは「リモートワークでのコミュニケーションを苦にしない人」を採用しています。「リモートワークはちょっとつらい」という人にとっては、どれだけ綺麗に制度を整えてもやはり苦痛だと思うからです。面接の段階で、その点を明確にお話させていただいています。

ですから弊社は「リモートワークが得意」とか「テキストコミュニケーションに慣れています」という方が集まっているチームだと思います。これがもし「以前はリアルが主体で途中からリモートワークにシフトしました」という会社でしたら、リモートワークが苦手という方も当然いらっしゃると思います。

しかし弊社はリモートワークがデフォルトで、しかも採用時に得意かどうかを伺っています。苦手意識を持っていたり、コミュニケーションが難しいと考える方は、まずいないといっていいと思います。

リモートワークにおけるコミュニケーション円滑化の工夫

編集部

デフォルトをリモートワークとしたうえで、さまざまな工夫をされているのですね。

井崎さん

そうです。例えば「ウェルカムランチ」ですね。これは新規に入社したメンバーを囲むオンラインのランチ会です。希望するメンバーが出席し、ランチの費用は会社が負担します。

このオンラインランチは誰でも開催できるんです。この人と雑談したいなと思ったら、申請すれば開くことができます。もちろん費用は会社が支給します。ですので「たまには3人でランチをしましょう、会社のお金で」というケースもけっこうありますよ(笑)。

編集部

他にはどんな工夫をされていますか。

井崎さん

SecureNaviはタイムズ文化を採用している会社なんです。例えば私の場合、苗字が井崎なので「times_izaki」というチャンネルを作って、これをSNSのような形で活用しています。「今日はこういう業務をしました」とか「あれはよくわからん」とか「最近はこれにはまっています」とか。

ガンガン投稿している人もいれば、控えめな人もいます。それはメンバーに任せています。タイムズを活用することで、「この人は普段何を考えているのか」や「どういったことに興味を持っているのか」といった基本的な情報をみんなで共有しています。

文字だけでは伝えられない情報は動画をフル活用

編集部

コミュニケーションを活性化するために、動画情報の活用にも積極的だと伺いました。

井崎さん

おっしゃる通りです。メンバーの自己紹介動画の投稿を始めました。これはSecureNaviのコーポレート部のメンバーがインタビュアーとなって、人となりなどを取材するもので、10分から15分程度の動画になっています。メンバー全員の分を撮りたいと思っており、急ピッチで撮影を進めています。

リモートワークの場合、多いのが自己紹介シートや自己紹介記事などを作るケースです。社内のドキュメント管理ツールに「自己紹介-井崎」といった記事をアップする形式ですね。

あれはあれでいいと思うんですけれども、やはり人となりが伝わりにくい。テキスト情報だけだと、「この人はどんな表情の人なのか」や「日々どんなことを考えているのか」、あるいは「話のテンポはどんな感じなのか」といったことが伝わらないと思うんです。

やはりコミュニケーションを円滑化するには、文字だけでは伝わらない情報を、別の手法できちんと流通させることも大事だと思うんです。そのために自己紹介動画を撮っています。

間瀬さん

こんな感じでさまざまな工夫をしていますが、オンラインにおけるコミュニケーションの柱になっているのは、やはり週に1回開催している「全社ミーティング」ですね。

この全社ミーティングでは、全メンバーがオンラインで出席して、各部の業務内容についての理解を深めたり、ビジネス部門責任者から事業数値などをシェアしたりします。会社の情報をキャッチアップしたり、みんなの表情を見るとてもよい機会になっています。

全体で1時間ほど実施していますが、後半30分は井崎から事業戦略や資金調達の計画など多くのことをオープンに語ってもらう時間に充てることが多く、何か会社の方向性に疑問や不明点があったとしても解消できるような対話の機会も大切にしています。

編集部

SecureNaviさんがフルリモートをスムーズに運用するために、いろいろな工夫をされているということが非常によくわかりました。

選択肢を増やし、メンバーの意思を尊重した福利厚生制度

SecureNavi株式会社の社員4名によるミーティング風景

編集部

SecureNaviさんの福利厚生を拝見すると、メンバーの働きやすさやキャリア開発を支援する制度が充実しているように感じます。例えば8,000講座が学び放題の「Udemy Business」の導入は、前向きなキャリア形成を考える方にとっては非常に有益な制度のように思います。

井崎さん

キャリア開発についてはできるだけ、従業員の選択肢を増やす制度設計にしたいと考えています。基本的には皆さん大人なので、ご自身が集中できるシチュエーションや、一番のパフォーマンスを発揮できる環境については、ご自身がよくご存じのはずです。

会社が指定するよりもご自身で決めてくださいという考え方のもと、いろいろな制度設計をしています。Udemy Businessは、アカウントの付与は行いますが、受講を強制することはしません。キャリア開発の選択肢を増やすという意味で、弊社の考え方にフィットしているのは間違いないですね。

編集部

リモートワーク補助策として導入している「リモートHQ」も、選択肢の多い制度ですよね。

井崎さん

リモートHQについては、会社が決めた物品を支給するという考え方ではなく、従業員の皆さんが「好きなものをレンタルできる権利を有する」という考え方になります。借りてもいいし、借りなくてもいい。借りるにしても、どれを借りるかは皆さんに選んでいただく。

会社から押し付けるように「この制度を使え」ではありません。そもそも制度を使う・使わないという権利があって、その権利を行使する・しないは、従業員の方の自由に任せている。そういう福利厚生の設計をしていきたいと考えています。

トップ二人が仕事と子育ての二刀流を実践中

編集部

出産や育児、子育てに関する会社としてのサポートは、どんな状況でしょうか。

井崎さん

子育てでいいますと、まず私自身が、もうすぐ2歳になる子供を育てています。そしてもう一人、弊社COOの久高(COO兼ビジネス本部 本部長の久高拓海さん)も育児の真っ最中です。

トップ二人が現在進行形で子育て中ということもあって、子育て支援にはものすごく寛容というか、理解がある会社だと思いますよ。

何しろ私自身が、突発的に子供を病院に連れて行くとか、保育園からのお迎えなどで、業務をよく抜けたりします。オンラインのランチ会や1on1には子供を抱きながら出席することもあります。子育ての大変さは誰よりも身に染みてわかっているつもりです。

間瀬さん

井崎が申しあげたように、子育てへの支援にはかなり寛容な会社だと思います。ただし、その分、ミーティングの時間をどう設定すればいいかなど、工夫が必要な部分もありますね。これについては議事録などをドキュメントにまとめ、それを読んで情報共有したり、動画に撮っておくなどすれば、全員が常に同じ時間に集まる必要はないと思います。

そして、どうしてもアイディアを膨らませたいとか、相談したいという場合にミーティングを設定してコミュニケーションを取るというスタイルが、SecureNaviの文化として根付いています。ですから夕方に子供をお迎えに行ったら情報が入ってこないというようなマイナスはありません。これは子育て中のメンバーにとって、とても大きなメリットだと思います。欠席したミーティングも、ほとんどが議事録もしくは動画が残っています。

編集部

非同期でも仕事を進められる環境が整っているからこそ、育児をしながらでも問題なく働ける体制になっているんですね。

間瀬さん

そうですね。また、求職者の方でもパパさんやママさんがいらっしゃいます。そういう方にとっては面接時間も、子どもが落ち着く午後9時ぐらいがいいというケースもあります。実はそういうタイミングで、井崎や久高のスケジュールが空いていることも多々あるんですよ。それが入社の決め手になることも増えているのかなと思います。

入社初月から6カ月の育児休暇を取得

編集部

育児休暇についてはいかがでしょう。男性の取得実績もあるのでしょうか。

間瀬さん

今現在、男性のエンジニアが育児休暇を取得中です。この方の場合、入社初月から育児休暇に入り、6カ月に渡って取得される予定です。

井崎さん

SecureNaviの場合、育休が取りやすいか取りにくいかという次元ではなく、入社した初月から育休が取得できる雰囲気がある会社という部分で、非常に面白いかなと思っています。当たり前ですが、所定の範囲内で、取得期間の縛りもありません。

会社として、このように制度を活用いただけるのはウェルカムです。従業員に認められる当然の権利ですし、会社としては当たり前のことだと思っています。けれども当たり前のことにきちんと取り組んでいることが、弊社のアピールポイントといえるのかもしれませんね。

編集部

男性の育児休暇取得については、政府もようやくその奨励に本腰を入れ始めてきた状況ですが、SecureNaviさんはすでに、そのはるか先を突っ走っている感じですね。

採用で最も重視しているのは「カルチャーフィット」

編集部

最後に採用について伺いたいと思います。SecureNaviさんには、どのような方がフィットするとお考えでしょうか。

井崎さん

弊社はスキルフィットよりも、とにかくカルチャーフィットを重視しています。このことを対外的にも、求職者の方にも積極的にお伝えしています。スタートアップやベンチャー企業の採用には、いろいろな判断軸があると思います。特定のスキルを持っている方を採用したいとか、大企業や有名ベンチャーで働いていた経験豊富な方を採用したいとか。

弊社にもいろいろな軸があるのですが、やはり第1の軸はカルチャーフィットしているかどうかです。どれぐらい優れたスキルをお持ちの方でも、大企業でどんなに素晴らしい実績を残してきた方であっても、カルチャーがマッチしなければお断りをさせていただく。そういうスタンスで採用しています。

裏を返せば、SecureNaviのVALUEに共感いただける方であれば、カルチャーフィットする可能性が非常に高いと思います。弊社のメンバーは、カルチャーやVALUEに共感して入社してきているので、入社後のギャップがすごく少ないんです。しかも同じ考え方に共感しているメンバー同士なので、人間関係のストレスも少ないと思います。

弊社のカルチャーやVALUEに共感いただける方は、ぜひともご連絡をいただければと思います。

VALUEへの理解を最優先しているカジュアル面談

編集部

採用のポイントはVALUEへの共感ですね。非常に明確でわかりやすいと思います。

間瀬さん

さらに補足をさせていただくと、SecureNaviのVALUEを知っていただく機会として、カジュアル面談にぜひともお気軽に参加いただければと思います。

世の中にはカジュアル面談といいながらも選考の要素が強く、会社のことをあまり聞けなかったというケースも多いと聞きます。その点でいえば、弊社はかなりクリーンなカジュアル面談を実践しています。

弊社のカジュアル面談は、選考とは別であることを明確化しています。VISIONや会社の雰囲気を、きちんとお伝えしています。ですから選考ではSecureNaviに共感いただいた方しか残っておらず、それが内定承諾率の高さの要因にもなっています。

井崎さん

入社前に業務委託契約を締結して、短い期間ではありますが、試しに働いていただくこともできます。そんなご要望にも応じていますので、ぜひともご相談ください。

編集部

SecureNaviさんとしては、VISIONやカルチャーを知ってもらうための機会を、さまざまな形で設けておられるわけですね。それは求職者にとって大きなチャンスになりそうです。本日はありがとうございました。

■取材協力
株式会社SecureNavi  https://secure-navi.jp/
採用ページ https://fresh-cephalopod-ece.notion.site/SecureNavi-390219b6938747e4a02cfeff15919e1d