弁護士秘書へ未経験からの転職!求人の探し方や必要なスキル・資格を解説

弁護士秘書といえば、法律と秘書、両方の知識を必要とする専門職という印象があります。はたして、未経験から弁護士秘書として転職するのは可能なのでしょうか?

前回は、弁護士秘書の仕事内容ややりがい、お給料、向いている人物像などについて詳しくお伺いしました。

今回は、

  • 弁護士秘書になるための実践的な方法
  • 弁護士秘書に必要な知識やスキル
  • 弁護士秘書の仕事の探し方

などを解説していきます!

今回も弁護士秘書として豊富な経験を持つ田中さんと一緒に、いろいろ解説していきますよ!

よろしくお願いします。

ミライのお仕事のインタビュイー
田中さん

弁護士秘書は未経験でもOKの求人が多い!

弁護士秘書は未経験でもOKの求人が多い!

最初に聞いておきたいんですが…弁護士秘書って未経験からでもなることはできますか?

はい、なれます。

ミライのお仕事のインタビュイー
田中さん

そうなんですね!法律の知識とか秘書のスキルとか、専門知識が必要なのかと思っていました。

まあ、専門知識を持っているに越したことはないんですが、未経験OKの求人は多いです。

ミライのお仕事のインタビュイー
田中さん

法律の知識が必要な専門業務は、弁護士が行います。弁護士秘書が行うのは、それ以外の業務です。弁護士秘書に対して、採用側もあえて専門知識を求めないケースが多いんです。

大手法律事務所のパラリーガル(弁護士補佐)募集になると、大卒でも法学部出身というように条件が付きます。でも、中小の法律事務所はあまり知識は問いません。逆に、中途半端に知識を持っている方が、思い込みで業務を進めてミスをする恐れがあります。

実務をこなしてみないと覚えられない業務も多いので、どちらかといえば、誠実に仕事に取り組む姿勢やコミュニケーション能力などが重視されやすいですね。

正社員や紹介予定派遣が多い弁護士秘書の求人

正社員や紹介予定派遣が多い弁護士秘書の求人

弁護士秘書として働くには、どんな雇用形態があるのでしょうか?

多くの職種と一緒で、正社員、派遣社員、アルバイトなどですね。

ミライのお仕事のインタビュイー
田中さん

正社員

未経験から転職を目指すなら、やっぱり正社員が良いですよね。弁護士秘書は、未経験OKの正社員募集が結構多いんですよ。

ただ、給与は事務所によってマチマチで、月収20万~28万円くらいが相場です。個人事務所になると、福利厚生は充実していないケースもあります。さまざまな求人情報を見て、希望の条件にあう事務所を見つけましょう。

派遣

弁護士秘書の求人で意外に多いのが、派遣や紹介予定派遣です。未経験OK、専門知識はなくても可の求人が多いとはいえ、経験を積む中でスキルアップしていってほしいのは、どの事務所も同じです。

弁護士秘書としての技術を高めてもらって、なるべく長く勤めてもらいたいものです。一方、一度社員として採用すると、ちょっと使えないなと思ってもなかなか首は切れません。

そこで、派遣社員や紹介予定派遣という形で働いてもらい、お互いの相性が良ければ正社員採用するというケースが多いんです。転職を成功させるために、最初はあえて紹介予定派遣にするのも一つの方法ですね。

紹介予定派遣の給与は、時給制が多いです。1,100~2,000円と地域によって時給には幅があります。

アルバイト・パート

弁護士秘書はアルバイトやパートでも募集があります。週2~週5日、3時間~フルタイムと、勤務時間や日数は事務所によってさまざまなです。時給は1,000~1,300円くらいが多いですね。

ネットや弁護士会など…弁護士秘書の求人を探すには?

ネットや弁護士会など…弁護士秘書の求人を探すには?

いよいよ求人を探していきましょう!どういう方法で探すのが効率的なのでしょうか?

弁護士秘書の求人は、インターネットの他に、弁護士会のWebサイトやハローワークなどがありますね。

ミライのお仕事のインタビュイー
田中さん

インターネット

インターネットを利用する場合は、転職サイト、求人サイト、法律事務所のWebサイトなどがあります。

転職サイト

転職サイトのメリットは、未経験でも採用されやすいように、その人のアピールポイントをアドバイスしてもらえる点ですよね。法律関連の仕事が初めてで不安に思っている人には、おすすめです。

求人サイト

リクナビNEXTインディードマイナビ転職などの求人サイトでは、全国の求人情報が検索できます。応募が簡単なので、より多くの求人に応募したい人に向いています。

法律事務所のWebサイト

もし、気になる法律事務所があるなら、事務所のWebサイトに求人情報がないか見てみると良いです。大手になると、先輩弁護士秘書の声や業務内容を細かく掲載しています。その事務所に応募しなくても業務の様子がわかるので、一度覗いてみると良いですよ。

弁護士会

弁護士会とは、弁護士や弁護士法人が会員として所属している団体のことです。弁護士会のWebサイトでは、法律事務職員の求人が検索できるようになっています。

無料で掲載できるため、求人サイトや転職サイトには載っていない法律事務所もヒットしますよ。「弁護士会 求人情報」で検索してみてください。

ハローワーク

ハローワークも弁護士秘書の求人が多い媒体の一つです。やはり、掲載費用が無料であることが決め手のようです。求人情報を掲載していない弁護士会は、ハローワークを使用しているケースも多いですね。

弁護士秘書に資格は必要ない?でも勉強しておきたい分野はある!

弁護士秘書に資格は必要ない?でも勉強しておきたい分野はある!

弁護士秘書になるのに専門知識がいらないことはわかりました。でも、あると採用されやすいスキルとか、勉強しておきたいこととかはないのでしょうか?

弁護士秘書が担当する業務の特性を考えて、必要だと思うものをピックアップしてみましょう。

ミライのお仕事のインタビュイー
田中さん

ビジネスマナー

弁護士秘書は、人と接する機会が多い仕事です。依頼者、裁判所、検察官、警察官、弁護士など、さまざまな職業の人と接します。年代も、20代~60代以上と幅広いですよ。

年代や育った環境で、何を失礼だと思うかも変わってきます。だからこそ、基本のビジネスマナーはぜひ身に付けておきたいですね。電話応対、来客応対、敬語の使い方などは、しっかり勉強しておきましょう。

ビジネス実務マナー検定は、文部科学省後援の検定資格です。ビジネスマンとしての話し方や行動など、基本ルールを勉強できるので、おすすめですよ。
https://jitsumu-kentei.jp/BZ/index

パソコンスキル

書類作成や弁護士のスケジュール管理などは、パソコンで行います。弁護士秘書の募集要項では、ワード・エクセルが使える人、タッチタイピングができる人、という条件が付いている場合もあります。

接客や販売など、これまでパソコンを使用しない仕事をしていた人は、パソコンスキルを磨いておきましょう。

タッチタイピングの練習におすすめのサイトです。
https://www.e-typing.ne.jp/roma/check/

ワードとエクセルの本です。
https://www.amazon.co.jp/

秘書業務に関する知識

弁護士秘書の業務の一つは、弁護士のスケジュール管理でsy。1人で数人の弁護士を担当するケースが多いため、秘書業務に関する知識は、あっても損はありません。

秘書検定では、マナーや接遇に関する知識をしっかり勉強できます。
https://jitsumu-kentei.jp/HS/index

経理に関する知識

中小の法律事務所では、経理事務を任されることもあります。採用の確率を上げるために、経理の知識があると有利に働きます。

経理の資格としては、日商簿記検定が有名です。弁護士秘書になるためにあえて資格を取る必要はありませんが、簿記初級を勉強しておくと採用の確率が上がります。
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping

収入UPを狙いたい!弁護士秘書のキャリアアップ

収入UPを狙いたい!弁護士秘書のキャリアアップ

ところで、弁護士秘書はずっと続けられる職業なのでしょうか?

割と長く続けやすい仕事だと思います。結婚や出産でブランクがある女性でも、アルバイトとして続けることもできますよ。

ミライのお仕事のインタビュイー
田中さん

いいですね。じゃあ、弁護士秘書がキャリアアップするにはどんな方法があるかを教えてください。

パラリーガルになるとか、外資系法律事務所に転職するとかですね。

ミライのお仕事のインタビュイー
田中さん

パラリーガル

パラリーガルも弁護士秘書も、同じ意味合いで使われるケースは多いんですが、厳密には違います。パラリーガルは法律事務が専門の人、弁護士秘書は弁護士のスケジュール管理や雑務などを行う人です。

パラリーガルの求人は、大手の法律事務所に多いんです。一般的に、弁護士秘書より大手事務所のパラリーガルの方が、給与が高い傾向にあります。

とはいっても、事務所によって給与はいろいろです。年収300万~550万円までと幅があります。

弁護士秘書と業務が変わらない場合は年収も低くなりやすいです。一方、不動産やM&A、ファイナンスなどの分野を専門とする企業法務の場合は、年収が500万円以上になるケースもあります。

パラリーガルになるために、法律の知識や高収入を見込める専門分野を勉強しておくと良いでしょう。

外資系法律事務所に転職する

外資系法律事務所とは、外国の法律事務所と提携関係、もしくは傘下の法律事務所のことです。一般的に、外資系法律事務所は給与が高い傾向にあります。

弁護士秘書なら年収400万円~500万円、アルバイトでも時給2,000円近くと高めです。

弁護士秘書なら、必ずしも英語は必須ではありません。弁護士なら必須ですが、100%英語で業務を行うことはないです。ただ、英語がわかると携われる業務は多くなります。給与UPも見込めるので、英語力に自信がある人はチャレンジしてみましょう。

弁護士秘書への転職は経験から培ったスキルをアピールして!

弁護士秘書への転職は経験から培ったスキルをアピールして!

法律の知識がいらないって聞いて、ちょっと安心しました。

『弁護士秘書』って名前を聞くと少し難しそうで、腰が引けちゃいますかね?実際は、採用されてから覚えることの方が多いんです。

ミライのお仕事のインタビュイー
田中さん

未経験でも、これまでの経歴から採用面接や履歴書でいかに自分をアピールできるかが大切ですね。例えば、弁護士秘書は秘書業務や事務作業もさることながら、コミュニケーションスキルも重要です。

営業や販売、接客などの職種を経験しているなら、仕事を通して培ったコミュニケーションスキルが役に立つはずです。一般企業で秘書をやっていたならそこが強みになりますし、工場で製造業務に携わっていたなら集中力や黙々と仕事をこなす姿勢がアピールできます。

未経験でも臆さないで、応募してみることが大切ですね!

そうですね。インターネットがあれば簡単に求人情報が検索できるので、ぜひチェックしてみてください。

ミライのお仕事のインタビュイー
田中さん